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konnnakoto dekiru
表題作「こんなことできる?」
高校時代の後輩竹柴(ノンケ)と腐れ縁の在宅デザイナーの沢渡(ゲイ)。
社会人になった竹柴の会社が近いせいで、終電を逃すと泊まりに来る。
出版社に勤める友人から雑誌の記事を書いて欲しいと頼まれ
沢渡が書いたのがエロ妄想劇場「後輩とオレ」
思いきり竹柴とのアレやコレを妄想し書いた記事を竹柴本人に読まれてしまい
書いた内容と「同じことをしたい」と言われてから二人の関係が微妙に変わってきます。
もともとゲイだったこともあり前から竹柴のことが気になっていた沢渡。
ノンケではあっても、女にもあまり興味がない竹柴が
自分をモデルに先輩が妄想して書いてる文章で赤くなり
もとから嫌いじゃなかった先輩を意識してしまうのにたいして時間はかからず・・・
真面目であちら方面にうとい竹柴が、どんどん沢渡にのめりこんでいく姿が
健気で、先輩のために一生懸命になるところなんかすごく可愛く見えてしまいます。
高校時代から、先輩の前ではよく眠れるという竹柴は
毎日仕事が忙しいのもあって、沢渡の所へ来てもすぐに寝てしまい
沢渡としてはちょっと物足りない感じ。
女の子からの電話にやきもち焼いたり、自分に触れてこないことにイライラしたり
そんな沢渡の気持ちの揺れ方が子供みたいで可愛いんだけど
「大人だから」と我慢したりわざと距離を置いたりする時点で
相当竹柴のこと想っちゃってるかが、本人が思うよりずっと態度に出てて。
学生時代無自覚に先輩を目で追っていて、本当に「好き」と気づいたのは最近
という竹柴は、いったん好きになるともうとことん尽くすタイプのように見えます。
最後の最後に下の名前で呼ぶという行為。
それって、友達から恋人に昇格したくらいすごいことで
竹柴がHの最中、何度も何度も名前を呼ぶところが可愛くて
また、沢渡にイク前に自分の名前を呼んで欲しいと頼んじゃうところなんか
ホントにそこに想いがあり、沢渡のイク直前の半開きの瞳がすごく色っぽかったです。
『あなたに似合う場所』
高校の美術の先生と生徒の話。
入学以来ずっと描きたいと思っていたイケメン星野。
星野の家はハウスクリーニングを営んでいて本人も手伝っているが・・
美術教師の河上の家はいつ行っても汚部屋。
その汚部屋が結ぶ恋のお話。
大好きな星野を部屋に呼ぶために頑張って掃除する河上先生はけなげで可愛く
部屋を掃除されてしまうと、行く口実がなくなってしまうと
本気で困る星野と、生徒を本気で好きになった先生のほのぼのラブ。
村上さんは夜シリーズがなんだか好きですが
久しぶりに読ませていただきました(すみません)
“後輩ノンケリーマンのおねだり”って帯、釣られちゃいますよ…。
高校時代陸上部で後輩だった竹柴は
サラリーマンとなった今でも
在宅デザイナーの沢渡の部屋へ泊りに来て爆睡していく。
なかなかのイケメンなのに色恋沙汰には興味が無いようで
付き合っている彼女もいなさそうだけど…。
沢渡が書いた妄想エロ体験記ってのを最初から最後まで
しかも全作読んでみたいッス!!
ノンケがムラつく程の内容って事ですよね!?w
というか、竹柴は高校時代から沢渡が特別だったからこそなので
作品にというか沢渡本人にムラムラしてたってだけなんでしょうけれどもw
「興味だけのくせに」とザックリ斬りつけた沢渡ですが
「それの何が悪いの?」なんて竹柴にあっさり返されて
ちょっと気の毒な気がしました。
ゲイにしてみれば、きっとノンケの興味なんて飽きたら終わりって意味でしょう。
でも、竹柴はそういう意味じゃなくて
「好きだから興味持つってことだよね?」と
後日しっかり伝えてくれてほっとしましたよ…。
確かに、興味を持つってことはどうでも良いんじゃなくて
気になるとか、相手が沢渡だからですものね。
素直に受け止められない沢渡もゲイゆえの世間の目が気になって
すんなり竹柴の部屋に泊まれないとかわかります。
ノンケノンケと線をいちいち引かれる竹柴は
年下ながらも能天気とも思える包容力で(誉めてます)
沢渡をこれからも愛し続けてくれたらいいなぁ。
村上さんの作風ってわりとあっさりテイストな気がするのですが
Part.2の、最中にシャツを脱ぎながら「好き」と言った竹柴の表情が
無性にエロ愛おしいというか…!!
いやもうこんだけ思われてたら心配とか不安とか飛ぶよね?
沢渡の贅沢さに奥歯を噛みしめましたよw
二人で温泉とかH中の名前呼びとかね、鉄板だけどやっぱり素敵よね。
『あなたに似合う場所』は読切りなのに一番最初って…w
いえ、順番はまぁいいとして。
お部屋の美術教師が生徒の星野に片想いをしていて眺めているだけだったのに
星野と同学年の弟・秋人の計らいで部屋に来てもらい…。
片づけられないのは私も同じようなものなんですが
床が見えないとかはさすがにね…w
綺麗好きな年下の高校生に片づけてもらえるって
すっごく恥ずかしいんじゃないかしら!?
…私の部屋がBLまみれだから思うのかもしれないですがw
それにしたって「どんな部屋だっていいよ。先生がここにいるなら」は
相当な殺し文句でした……。
こんな高校生もいないし、乙女っぽい美術の先生もいないでしょう(泣)
そこはやはりBLだネ。でもそういうのを読みたいとも思っちゃうんだよネ。
わりと淡々としつつも要所要所でツボを押される単純な私でした。
(見えないけど実はエロいっていう沢渡とかイイのよね…)
しばらく続いた色っぽいキャラとは異なるせいか天然の萌え度は低くなります。
ときめきすらない日常に潜む度を越した親密さ。
無意識が薄い膜の様に覆われていて、逆に意識的なのかもと深読みしたくなりますが、高校から続くくされ縁の設定が、仲の良さに期待感を与えてくれます。
ちょっとしたきっかけで好奇心と冒険心がくすぐられて独占欲にまで進展してしまう。
妄想劇場の拙さにびっくりしてしまうものの、先輩後輩のシチュエーションに重ね合わせて反応する竹柴の可愛さに悪戯心が刺激されました。
気づけばラブラブの少ない節度あるカップルになっていましたが、何気ない所でオープンでぐいぐい手を引っ張っていく竹柴に釣られて、それなりにあったこだわりもどうでもよくなってしまう沢渡。
恋愛に興味のなかった竹柴がどんどんいやらしくなって、それに煽られてしまう沢渡のムラムラ感に村上さんらしいいじらしさが見られてきゅんとなりました。
高校生:星野×美術教師:河上です。
短編集です。
この2人は学校では全然接点がないのですが、弟の友人を好きになるという兄。。。って話です。
ぶっちゃけ学校を舞台にする必要があったのかなかったのか・・・。
河上は片付けられないのに一人暮らしをしており、たまに弟が片付けにくるという生活をしていて、星野は実家がハウスクリーニングで、自分もバイトをしているということで・・・
ある日、河上の部屋に星野が掃除をしにきます。あとは短編だったので、展開が早かったので残念です。
個人的に弟が気になってですね・・・弟の話が見たかったりしますね。
【こんなことできる?】
リーマン:竹柴大智×在宅デザイナー:沢渡航基です。
ノンケ×ゲイですね。元々学生時代の先輩(竹柴)と後輩(沢渡)の仲で
社会人になっても竹柴が懐いてきていて今でもつるんでいるって感じだったんですが、ある日、ゲイ仲間にライターが入院してしまってゲイ雑誌のエロ記事を書いてほしいと頼まれます。
一応書いてみるも、自分でもないと思って机の上に置いていたら、
竹柴が読んでいましたw
で、竹柴が勃起してしまって、沢渡が抜くという展開になります。
あとはBLあるある的な展開になっていましたね。
その後はノンケとゲイの価値観の違いで少し揉めることになりますが、
特に波風が立つこともなく終わってしまいました。
村上先生のイラストは大好きなんですけど、最近すごく物足りない感じに
なってきた気がします。←すみません
あと、全然関係ありませんが竹柴が某、少女マンガを描いている男子高校生の後輩くんに見えてしょうがなかったです。
村上さんの描く柔らかなBLは安心感があって、ついつい毎度手を出してしまうのですが、今回はちょっと物足りない感じ。
表題作はノンケ×ゲイで先輩・後輩の関係でもあります。
ノンケを好きになってしまった…ていう設定モノとしては割と王道な内容ではないでしょうか。
ノンケなのにゲイってどうやるのか興味を持った後輩・竹柴に付き合ってあげる主人公・沢渡。沢渡はずっと竹柴に片思いしています。
それでもくっついてしまうのが割と早くて、後半は付き合ってからの些細ないざこざが続きます。なのでもうちょっと前半のドラマを延ばしてもよかったんじゃないかな~という感じ。
後半は普通のゲイカップルの日常、て感じでした。まったりBLがお好きな方にはオススメできるかもしれません。
短編「あなたに似合う場所」
イケメン高校生と片付けられない美術講師のお話。
こちらが短いお話ながら表題作より好みでした。授業でも接点がない2人があっさりくっついてしまうのがちょっと都合がいい気もしましたが…。
部屋も片付けられない、気になった生徒がいても眺めるだけで何もしようとしない…そんなダメダメな先生が異様に可愛いかったです。