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sensei no otoriyose
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
漫画と小説のリレー形式でおとりよせグルメを紹介する一冊。
登場するメインキャラは漫画家と小説家の男二人で、BLじゃないが出会いからちょっとずつ仲良くなっていく様子にほっこりする。全員があまりにもテンション高く盛り上がっているので、ついて行くのが大変だった(笑)
ラインナップはあらすじに書かれている通りで、甘いのも結構あって嬉しかった。トマトジュースはお取り寄せしてみたいな~500ml/1500円……贅沢。
小説はフォントに注目したい。強調したい一文の書体や文字サイズを細かく変更して雰囲気を出していて(インタビュー記事みたいな感じ)、飽きずに読める。
特に笑ったのがorder.6で、あの単語をポチポチ選択する編集作業楽しそうだな~と思ったりした。最終話は作家の主張が太字になっていて、書き手の指定なのかが気になった。
お手頃なものからお高めのものまで、さまざまなお取り寄せグルメを知れてとても良かった。
中村明日美子先生と、榎田ユウリ先生のコラボ作品。(非BLだからユウリ名義なのかな?)
設定としては。
乳のカリスマ、美少女マンガ漫画家の中田みるく。
ヒロインは女王様、破滅的で耽美的な世界を描く官能小説家・榎村遥華。
この2人にコラボ作品のオファーが。
巨乳たん命の榎村は、勝手に「中田みるく」が巨乳美少女だと思い込んでいたのだけど、実際はヒゲ面の乙メンでフェミおじさんで撃沈。
中田にしてみれば、ファンだった榎村が無神経オヤジでこちらも撃沈。
仕事ですから、この2人結局は反発しつつもコラボをすることに。
だが、実はマンションの隣人で、2人ともお取り寄せ大好きな美食家、という事が判明し…
…と、マンガと小説のリレー形式という体裁で、2人のこだわりにこだわりぬいたお取り寄せ食品の数々が、2人のケンカップル的攻防と共に飯テロ的に投下される、という作品となっております。
お取り寄せ食品の内容としては、スイーツから干物から麺から、とほんとに色々。
それぞれの美味しそうさ、と共に、榎村と中田の丁々発止のやり取りがとっても面白いのです。
榎田ユウリ先生、中村明日美子先生のファンの方、そうでない方もぜひ。
ちなみに、本作で紹介されているお取り寄せ品。私は1つだけ実食したモノがありました!
和久傳の「西湖」。コレ食べたことあります。
こちらを読んだのは数年前ですが、それでも単行本にまとまってからでした。その時も思ったのですが、これは連載時に読みたかったなぁ。…できれば一般の雑誌で。"a○an"とか…要するにBLとかなんとか全く関係ない媒体で、です。
コラボしている2人の作家様の特性からいって、ほんのりBL感が漂うのは仕方ありませんが、その程度はいいスパイスになるんじゃないかなぁ、と。
まとめて読んでも十分に面白かったのですが、一話一話連載で読んでいたとしたら、まな板に上がったお取り寄せグルメを毎回買っちゃったりしてヤバイことになってた可能性もあります(笑)
漫画と小説のリレー形式、実際の商品を紹介しつつ、なんとなくストーリーもある…というスタイル、十分に楽しめました。
この作品、BLではないですね。
と思って表紙をみると、確かにBLに大きくバッテンがついてる…。なるほどね。
とにかくタイトル通り、あくまで主役はお取り寄せグルメ。
お取り寄せされた全国の美味しい食べ物を、小説家の先生と漫画家の先生が熱くコミカルに(たまにほろりとさせつつ)紹介してくれるわけです。
最初の方は、お、この2人の関係はどう変わってくの!?と思って読んでいましたが、思った以上にギャグ満載で基本ハイテンションで、最終的にはラブはあまり見当たらなかった(笑)
よしっ今日はBL読むっ!って気分の時に読んだら拍子抜けしちゃうと思います。
読み物としては面白かったです。
お取り寄せしたいってものに付箋をつけながら読んだら、気づけばほぼ全部についてて自分の食いしん坊ぶりに笑いました。
ほぼBLじゃないけど面白いんだから、いっそ一般書コーナーに置くのがふさわしい気がします。
お名前あげて良いかどうか微妙ですけど、よしながふみ先生の『きのう何食べた?』(エッセイ風ってことでは『愛がなくても喰っていけます。』)が近いんじゃないかな。
いや、作風とかは全然違うんですけどね。食にスポットライトがあたってて、ゲイカップルが出てこようと男達が熱い絆で結ばれようと、一般書にしか見えないところが似てる。
ただ、この作品の方が、より漫画チックでキャラも派手に立ってます。
漫画と小説が交互になってるのも新鮮で楽しかった。
こういう形式の本、また読みたいです♪
榎田尤利&中村明日美子のコラボ本、
しかも美味しいもののお取り寄せがテーマとなれば
これは買わずにはおられまい!……と購入。
BLじゃあありません。
榎田節とあすみんの絵が好きであれば、充分楽しめますが。
美少女マンガ家・中田みるくと官能小説家・榎村遥華。
出版社からコラボ話を持ちかけられた二人は、
その作品からの予想を裏切る実物にお互いガッカリするのだが、
実は意外な共通点が……
そう!引きこもり(職業病?)の強い味方、お取り寄せグルメ。
……という感じで、一話ずつ交互にマンガと小説が綴られ、
毎回実際のおとりよせグルメが登場する。
肝心の(笑)お取り寄せグルメは、16店。
個人的に食べたことがあったのは、そのうち6つでして、
さて感想。
このお二人とはすごく趣味が合う訳ではなさそうです(笑)
ワタクシ、バームクーヘンはクラシックな固い派だし
トマトもソフトクリームも苦手だし……
あ、でも文中にはモンブランのティーコンフェクトなどの
お気にいりもあったけれど。
こういうのって、知らなかった物の情報という意味や
実際に食べてみたいというのもありますけれど、
日本全国色々な美味しい物があるんだなぁ〜と思うと
なんとなく楽しくなる♪というのもありますね!
個人的に味わってみたいな……と思ったのは
弘前タムラファームの『タムラシードル』!!
誰か携えて一緒に飲もうって来てくれないかな〜♪
えっと。
萌評価はかなり至難ですが、食欲と性欲は極めて近い……
ということで、作家萌え食べ物萌えでこの評価に。
本屋のBLコーナーにいましたが、これは一般図書の本棚で売るべきだと思います。全然BLじゃないし、むしろお取り寄せの内容が充実していて、どれも食べたい!!と誰もが思うはず。
そんなわけで、『江戸たまご』を求めて渋谷のデパ地下へ凸するも、店頭に無く。チキンな私は店員にどうしてなのかを聞くことが出来ずに、帰ってまいりました…。通販限定なのかな。その辺の情報もほしかったです。
あと、遠方の美味しいスイーツ情報は嬉しいです。東京に出店してないけど、美味しいものあるんだよーって感じで、元気になれますね。
願わくば、2巻は酒のつまみになるお取り寄せをしていただきたいです。
amaneさま、こんにちは。
銀座若菜の『江戸たまご』について。
東急東横店のお店では、暫く前までは扱いがあったのですが
今は何故か通常の扱いがなく、取り寄せになると思います。
頼んでおけば入れて貰えますし、銀座の本店や三越銀座店、東京駅大丸では
今も(変わってなければ)いつでもあると思います。
ご参考になりましたら……。
中村明日美子先生と榎田ユウリ先生による、打ち合わせ無しのリレーおとりよせエッセイ小説漫画。
おとりよせ大好きな有閑マダムか両先生のファンぐらいしか喜ばないのではと疑心暗鬼で読み始めましたら、まさかのBL展開を期待させるような美味しいスタートでした。
美少女漫画家の「中田みるく(男)」と官能小説家の「榎村遥華(男)」。お互いに熱烈なファンである2人の間に持ち上がったコラボ話。しかし初顔合わせでお互いのイメージとはかけ離れた姿にショックを受け、喧嘩を始める2人。
「中田みるく」の中身はヒゲ面のおっさん(表紙右上・お姉風)、「榎村遥華」の中身はデリカシーのないガサツな変態男(表紙左下・巨乳好き)だったのです…。
2人の男性がコラボ作品に取り組みながら、素直になれないながらもお互いの趣味である「おとりよせ」を通して交流を深めて行くおとりよせ漫画&小説のリレー。
初回はBL要素も充分、引きこもりゆえ「おとりよせ」にハマるのですと謙遜しながらも、どこかオシャレな「おとりよせ」生活を隠しきれていない素敵な両先生でした、が。
回を追うごとに冷静さと方向性を見失っていく両先生。
ハイテンションギャグエッセイの流れになっていきます。ハイテンションギャグが嫌いではない私でもついていけなくなる事多々。考えるな、感じろ、の域でした。
収拾のつかない展開ながらも「おとりよせ」に関する詳細でマニアックな解説と今すぐ食べたくなるような神々しい描写(昭和生まれは『ミスター味○子』を、平成生まれは『食戟のソ○マ』を連想して下さい)がしっかり織り交ぜられ、仕事観について語り合ったり風邪をひいて看病したりされたりというBL要素も取り入れられ、ほろりと涙ぐむ落とし所もあったりします。
お互いに恋心を抱くまではいきませんでしたが、コラボ作家同士以上の絆は生まれてます。心あたたまる2人鍋シーンなんかもあったりして、「アリ」な2人に萌え×2でした。見た目は中田×榎村ですが、精神的には榎村×中田という、魅力とギャップ溢れる2人です。
読む時は、パソコンモバイルスマホ等の電源は落とし、枝豆やスルメなど低カロリーな食物を準備しておいた方が良いです。判断力が鈍ってくるので大変危険です。