先生のおとりよせ (2)

食へのこだわりと、創作の厳しさ

「先生のおとりよせ」第2弾！
基本的な設定は「1」と同じです。
仕事柄引きこもり気味の美少女漫画家の中田みるくと官能小説家の榎村遥華が、多種多様な「おとりよせ」品を食べまくる！
「1」にて大成功したコラボ企画「花魁バンパイアKYOKO」が2ndシーズンを迎え、新しい編集長からのダメ出しの嵐。ボツ！ボツ！
2人は心折れつつも、美味なおとりよせ品に救われて新たに「大江戸Dr.バンパイア」を完成させた…！
…という感じで2人のデコボコ・ドタバタなグルメ道は続きます。
本作では、新たに中田のアシスタントのハセガワ嬢(腐女子)が色々絡んできます。
中田と榎村はボツ、二日酔い、締切の修羅場、インフルエンザなどと闘いつつ大人気を博するのですが。
榎村に試練。
作品が丸くなった、鋭さがなくなった、切れ味が鈍った、どうしちゃったのかなぁ。
そんな声が出てきたのです。
創作の孤独を取り戻さねば、と榎村は新たなコラボは断り、部屋も引っ越すと言う。
ラストは中田と榎村の「お別れカレーパーティー」で締めです。
カレーと言っても勿論おとりよせ。
さて、その3日後に引っ越していった榎村ですが、その引っ越し先は……

…どうなのかな？「3」はあり得るのかな？どちらとも取れるエンディングです。
中田と榎村、その他の愛しい登場人物たち、勿論素晴らしく美味しそうなおとりよせ品たち。
とっても面白く読みました。

p.s.「2」で食べたことがあるのは、「モチクリーム」でした。

(あ、あと情報登録では載ってないけど、「1」も「2」もR○nta!さんで購入できます。)