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表題作は古典的な泣ける話を題材にしていて泣ける、そしてその続きとなる「逃げ水」がびっくりするほどよかったです。人一人の人生を描ききっている感が半端ないです。こういう話をSHOOWA先生のこのおしゃれでどこか切ない余韻のある絵で描かれたらもうどうしていいかわからない。素晴らしいとしか言いようがありませんでした。
他の短編も狐につままれた気分になりつつも先生にしか描けない不思議な魅力のあるお話ばかりで満足の一冊でした。
切ない系BLです。
ストーリーはまあまあ面白いかな、神というほどでは…と思いました。表題作もオーソドックスな話ですよね。
SHOOWA先生の作品が初めてなら他作品から入った方が先生の良さがわかるかも。
短編集ですが逆が表題作の間に挟まれてたり、全体的にまとまりがない気がします。
受けが最後女中と結婚して子供を産んだエンディングが地雷で評価がこのようになってしまいました、すみません。。まあ時代的に仕方ないのでしょうけど。。
そういうのが地雷な方はご注意ください。
私はレビューをきちんと読み地雷避けしているのですが、良い評価では言及されていなかったのでちゃんと中立レビューを読めばのよかったなと後悔しております…こういうの地雷とする方が少ないんでしょうね。
別にBLだから必ず男とくっつけ!っていうわけでもないんですが。男と結ばれず結婚出産エンドって割とありきたりな様な気がしたのでそれはそれで…BLで違うことしようとしたのか知りませんが新鮮味に欠けてあまり評価できないです。
SHOOWA先生の作品何個か読んでいますがいつも線が雑なのが気になります。下書きみたいな感じで気になってしまいます。
私は絵柄などあまり気にしないタイプですが、線の雑さは絵柄と関係ないので厳し目に見てしまいます。
個人的には買って後悔した作品です。
SHOOWA先生の初めて購入しました。表題の「月影」傑作です。他の方のレビューにあったように涙なくして読めませんが、予想を良い意味で裏切られた最後でした。短い読みきりですがとてもよくまとめられていてテンポが良く絵も美しく話も儚く大満足でした。
「月影」の続き「逃げ水」も本当に良い話でした。2話とも最後がハッピーエンドで心が最後に救われました。清人が女中と結婚し普通の生活が送れたのも現実味が帯びてとても良かったと思いました。
表題作関連は、廓で育った異人の血を引く少年の一生。環境と時代に翻弄され、想い人がいるのに自分の力じゃどうにもできないのが切なくて苦しい。儚い雰囲気が堪らない。やっとやっと今度こそ夢を叶えて、幸せになれる!が、しかし!!戦争に引き裂かれ…
苦労しながらも好いた人にそれでも死ぬなと言われ歯を食いしばり、見受け前に一夜だけ想いが通じて…あああ、この想いだけで一生過ごすのか…あああ、愛!!と、ぐさぐさしてるところにぶっとびギャグ短編挟んで、後編「逃げ水」タイトルが蜃気楼?だからこんな結末も仕方ないのでしょうか…先生への想いも乗せた夢を志す中、学友に恋して想いが通じて、今度こそ良かったね…あぁぁ…からのラスト!!口元に笑みを携えてるので、良い人生だったのね、良かったね(涙)という気持ちと、何で結婚したんやーい!ずっと待ち続ける強い気持ちはなかったんか!
近くに親身になってくれる人がいたら心なびくよね。時代が時代だし。恥かかせられないしね!!いろんな愛の形にしみじみする気持ちとBL的にどないやねん!って、2つの気持ちが合わさって複雑~とても深いことは間違いないけども。笑ってるってことは真に好きな人とは添い遂げられなかったけど、一瞬でも想いが通じて、家族の温かさも知れて良かったってことなのかな。結婚生活も先生や友人への想いが見えたら、また違ったかも。最後の笑みも先生の言葉を守ったよという意味に捉えれば…腑に落ちるようで落ちない。正直すっきりしませんでした。
真逆のギャグで完全に1回気持ちが切れたのも、入り込めなかった要因かもしれません。ギャグのテンションに置いてけぼり(ファンの方申し訳ありません)
読んで良かった、すごい作品ですが、「月影」だけ読みたかったなと思ってしましました。
「作家SHOOWA初の麗人コミックス」だそうです。
薄幸/色キチ/すぐ脱ぐ/美尻/元ショタ・・ショタしかいないショタ集
月影(げつえい)(生き別れ/薄幸のショタ)
「当時の公娼は、18才以上の場合は届けが必要。清人は届けを出している設定です」とありました。
耽美作。
雪の降る日に廓の前に置き去りにされていた捨て子の清人。
清人の夢は、学校に通って医者になること。
でも14才から客をとらされてしまう、学校に行けない。
清人は16才で稼ぎ頭となる。
初恋の人・廓の担当医に想いを告げたその後日、雪が降る日に東京の上客に見受けされて廓を去る。
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「ホモ連戦隊 守るんジャー/罪隠し/ジュグリノ・ジュグノ」を挟んで巻末
「逃げ水」(元ショタ/死に別れと新しい出会い)
「逃げ水」は、その後の清人の物語。老いた清人が、病床で回想する。
養父と共に東京に赴く。学校に通う清人。
伊藤は娼館から清人を引き取り、15才と言わせて、学校に通わせてくれた。
戦争がはじまり、養父の伊藤が死亡する。
東京に来て8年。大学の学友;山口との恋。山口の出兵と死。
疎開先で医療活動をして、女中だった女性と結婚、
子供が生まれて 孫に看取られながら息を引き取る。
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清人の一生は、流転の来り返し。
廓で初恋の「先生」に言われた「生きるんや」の言葉が清人の生涯を支えていた。
波乱万丈の波を常に愛に包まれて乗越えてきた。清人の人生は、縁に恵まれ、愛に満ちた美しい生涯だと思う。
淡々とした描写なので、余計に強く情動を感じます。
読後の感動は深かった。夢に見そう。
廓でお世話になった初恋の医者との再会は、無いまま終わっています。
雪のように、溶けて消える恋だったんですね。
著者の心憎い配慮で、一期一会で後悔を残さない別れ方を清人は常に振舞っています。余韻が耽美的。
綺麗にまとめられた作品だとおもいました。
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月影:
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》
2 月の光。月のあかり。月光。
3 月光に照らされて映る人や物の姿。「影」には、「光」「姿」の意味がある。
★ 日本語の古語には「光」という言葉はなく、光を 「かげ」 と表現した。
古語の「月影」とは、「月の光」のこと。
★「I love you」を夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳したのは有名。なので、「月影」と書いて「愛」を意味しているのかも。
逃げ水:(にげみず、英語: inferior mirage、road mirage)
風がなく晴れた暑い日に、道路などで、遠くに水があるように見える現象のこと。 ... 近づいてもその場所に水はなく、さらに遠くに見え、まるで水が逃げていくように見えることからこの名前がつけられた。
★清人が「幸せ」を求めては失う様子のことだと思う。
シリアスで悲恋な表題作が巻頭と巻末で、中身はフリーダムな先生ワールドな短編が挟まれた、ザ・SHOOWA先生?な1冊☺️
巻末の「逃げ水」で清人いい人に引き取られて、また恋ができてよかったね。
切なかったけど。
ラストも悲しかったけど、一生を振り返ることができてよかったね。
先生作品これで10冊読んだけど
最初、短編ごとに温度差どころじゃない世界観の違いに戸惑い、イベリコ豚は好きでハマり、最近読んだ「ニィーニの森」はスッと入るとこと入らないとこあり
私のかたい頭では理解できない不条理な世界というか、そういうものなのね、と流して読むようになってきた(良いのか悪いのか)
また、クスリの話が出てきた。
先生お好きですねw
◾︎月影 げつえい/逃げ水
ウンポポも描き、こんな話も描かれる、それがSHOOWA先生です。
「一度ぐらいちゃんと 好きな人としたいねん」こんなメロメロドラマなセリフですが、描き方がうまくて心揺さぶられずにはいられない。先生に妻子がいるというのもまた…
いくつかの作品を挟んでの「逃げ水」
清人は一度と言わず好きな人とすることができました。ただその全力の一瞬一瞬が彼を生かしたのだと思う。商業BL漫画で良くぞやってくださったという、これだけの話数で人生を描いた稀有な作品。
◾︎ホモ連戦隊守るんジャー
風呂引き広げて突然終わります。色々なんだったんだろう…
◾︎罪隠し
ヤクザものはこうであれというぐらい暗い。こうであれ。
表題作と『罪隠し』はシリアス色強め、『ホモ連戦隊守るんジャー』と『ジュグリノ・ジュグノ』はSHOOWA先生らしいコメディ色強めの作品となっています。萌えが多かったのは『ホモ連戦隊守るんジャー』なのですが、表題作が素晴らしいので、レビューはこちらに絞りました。
◆月影 / 逃げ水(表題作)
赤ん坊の頃遊廓前に捨てられ、遊女達に育てられた清人の物語です。彼は遊女達の診察に来る医者の先生を好きになりますが、年齢が上がると共に客も取らされます。身請けされる直前、清人は先生に客として来るように頼み、初めて好きな人に抱かれることを経験します。そして、先生には泣きながら書いた手紙を残し、清人は東京へ。やがて身請けしてくれた主人を亡くし、勉学に励み続ける彼は、学友の山田に惹かれ彼と想いが通じ合います。しかし、山田が徴兵されてしまい、彼を待ち続ける中でとうとう生きる意味を見失った清人。かつての先生の言葉や、自分を愛してくれた人達のことを思い出して、彼はなんとか生きる道を選ぶのです。
遊廓に拾われる、戦争が始まるという自分にはどうしようもない運命に翻弄されながら、それでも最期まで愛を忘れず必死に生き抜いた清人が本当に美しかったです。この作品の素晴らしい点は、清人が最初に惚れた先生にいつまでも操を立てるわけではなく、時が流れると共に新しい愛も受け入れるところだと思います。もちろん1人の人間だけを生涯愛し続けるのも素敵なことだけど、いろんな縁が増えていく中で、それらに目を向けないことが必ずしも賞賛されるべきことではない。先生の存在は清人の記憶に色濃く残っていますが、彼は新しい縁にもしっかり向き合ったのです。
先生を愛し、身請けしてくれた主人に愛され、山田と愛し合った清人。最終的に彼は、自分を気にかけてくれていた女中と結婚し、子供も持ちます。BLという一言にはとても収まりきらない彼の人生。この時代にはきっと、彼のようにその時々の運命の波に乗りながら生きた人が大勢いたんだろうなぁと思いました。清人が与えた、もしくはもらったどの愛も、一途でかけがえのないもの。清人の心の中で彼らは清人に愛され続けている。人によっては薄情にも感じるかもしれないけど、清人が彼らを忘れないこと、私はそれで十分なんじゃないかと思いました。こういう展開の作品は非常に珍しいと思うので、BLを嗜む多くの方に読んでもらいたいですね。
イベリコシリーズからSHOOWA先生とその作品に出会いました。
「SHOOWA先生といえば"ギャグBL"」という印象であった為、表題作とその続編『逃げ水』のような寂しいお話は、とても新鮮に感じられました。
戦前戦後の昭和を舞台にしている辺りも、この単行本に収録されているアメコミ風が基調の他作品とは一線を画しており、良いと感じました。
「作風を統一してほしい」との意見もありますが、「このギャップこそ表題作を引き立てているのでは??」と思います。
表題作のみの感想ですが、
最後の続編を読んで結局そうなっちゃうのか。
って思いました。あまりBL作品でない結末だったので
きれいな終わり方だったのかもしれませんが。
個人的にはバッドエンドとは言いませんが、
NLになるので気分は良くありません。せつないのが嫌いな分けではないのですが、
最後はちゃんと最初の相手と結ばれて欲しかったです。
最後の最後にNLになっちゃうのか・・・。と
BL漫画を読みたかったのでNLが苦手な私はつらかったです。
話は引き込まれるし良かったけど
読んだ後かなり モヤモヤしました。
この作品は人生の流れが美しく描かれていたので、
好きな人も多いと思いますがあくまで私の地雷で苦手でした。