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hakoniwa
箱庭
□表題作
きぬちゃんがきれいでかわいい。
豪太が名前通りの肝の太さでそうなるかと。
どういう展開になるのかと思ったら、そういうオチか~と笑いました。
□5月の奇跡
こちらがいちばん好きでした。
美形宇宙人の演技がいい。
メリハリがあってコメディを心得ているのが笑ってしまう。
パワー不足になると若返るのがおいしい設定ですね。
頭のアレが充電中に点滅するのもツボでした。
画力と漫画力があってこそのギャグだなと堪能させて頂きました。
他、おじさんと苔の精霊少年とか長髪美形とブサイクとか、先生が楽しまれて描かれているんだろうなとわかって楽しかったです。
漫画達者な国枝先生の短編集です。
特に私はこれがお気に入りでして、スタンダードなテンプレBLではあり得ない、ブサイクBLなどかなりキワモノが収録されているのが素晴らしいです。
リブレにあるあるですが、ブサイクBL(アンソロ)からの収録もありますので重複を気にされる方はよく調べてからご購入下さい。
以前は、こういったアンソロはブサイクに萌えをお持ちの先生方が寄稿されたのかと思って、やっぱり作家さんの萌えを集めた作品はクオリティが素晴らしいよね、商業にのるかどうかわからんのに出版社ご英断!とか思っていたのですが、あとがきを読ませて頂くと、このテーマで描くのにかなり苦労されておられたようで、イメージが変わりました。。
標題作の吸血鬼の話や、ロボット擬人化など、独特なファンタジーBLで面白いです。漫画としてそれぞれちゃんと読み応えあるのが素晴らしい。
全体に明るくギャグよりです。
表紙は、「箱庭」の鬼=吸血鬼さんの絵。
箱とは、吸血鬼が眠る棺桶のこと。この作品はは鬼なりのハッピーエンドでした。
面白い短編がいくつかあって、特に「君よ知るや南の国」が、物凄く気持ち悪くて面白かったー!
この南の島では、美醜の評価価値が逆転している。一般で言う美人が不細工。
綺麗な絵で、こんなコメディを書かれたら、?きっと誰だって笑っちゃうでしょう?
丸秘マークで隠すのも奇妙、毛むくじゃらの不細工ちゃんが面白い。
アハハの大爆笑。
この表紙!
「番人」系?怖い耽美?怨念?因習?
…といういかにもな絵柄なのですが、読んでみると国枝先生の高い画力や構成力に裏打ちされた技巧を凝らした作品が詰まっています。
必ずしも万人受けするかはわかりませんが。
「箱庭」
表紙の、美しく妖しくて儚げな「何か」。
「彼」は人の血によって生きる「人ならざるもの」。
前の優しい主人は亡くなり眠りについていたのに、嵐の夜に空き家だと思って家に入ってきた青年の血の匂いで目を覚ましてしまう…
…と耽美的な始まり。
ですが、この青年が屈託なくて、「彼」が吸血鬼と知っても友達のように接してくるので物語のトーンがやけに明るい。
結局…青年も吸血鬼になり、2人で「食糧ハント」に勤しむ話へ…
耽美イコール哀しみ、を打破するのは良い。
でもさ、耽美の良さは良さでいーんじゃないのぉ〜?
「Doll」
ネタバレになるけど、こちらも裏切り系。
国枝式妖艶セックスドール…かと思いきや⁉︎です。美形が可哀想なお話。
「5月の奇跡」
これはまた…思いっきり斜め上というか。こういう切り口があったか…という感嘆。
冴えない大学生・セイジ。彼が子供の頃自分で創作したロボット「アルキンZ」が今押入れから現れる!というお話。
ロボットと言っても金属製のカクカクではなくて、筋肉モリモリの美丈夫が出てきます。しかもエネルギー切れになってくると、どんどん儚げ美形に変形するという…
まあBLですから?
そんな儚げアルキンZを辛抱堪らん!と抱くセイジ。するとまたムキムキに戻るアルキンZ。
しかし、このアルキンZ。夢じゃなくてしっかり現実です。というオチ。面白いです。
「秘められた花」
山中で遭難した壮年のおじさん。目覚めると自分が誰だかわからず、隣に裸の少年の死体がある。
だが、雨が降った翌日、死体ではなく生きた少年がいた…
これは少々分かりづらいながら、多分擬人化的な物語なのだと思う。
このおじさんは苔の研究者。苔を愛してやまない。だから遭難して死の危険に晒された時、その苔が助けてくれたのかも。
「君よ知るや南の国」
キタ〜!
「番人」内収録の「めぐり逢い…COSMO」の流れを汲むブサイク満載のギャグ系作品。
好き嫌いは分かれます。ここまでやらなくても…という気はするけど、ここまでやるからいいんだよね…私は好きですよこういうの。BLの根本をおちょくってる感もあって非常に面白い。
全体に。
面白いんだけど、面白いがゆえに私個人としては国枝先生の初読み作品としては薦めない。ヘンな話描く人なんて思われたくないもーん。
◆箱庭(表題作)
ホラー風の導入に反して、物語の流れはそこまで悲愴感や闇が漂うわけでもなく、割と爽やかな読後感でした。攻めの豪太のあっけらかんとして快活な性格の影響も大きいかな。表紙を飾る人間ではない美しい生き物・きぬは、生きている限り人の血を吸わなければならない性。誰かと一緒に生きたいけれど、血を吸い尽くして死なせてしまうことを恐れています。一度は自棄になって死も受け入れた人間は精神も相当強いでしょうから、豪太のような人に出会えたことはきぬにとって天からの恵みだったのではないでしょうか。切な過ぎず、後味の良い作品でした。
◆秘められた花
途中までは表題作より好きかもと思っていたんですが、夢オチのような展開に少し残念なような気がしてしまいました。綺麗な容姿なのに人並みの知能がない受けが神秘的で、彼が幻の中の存在だったからこそ儚くて尊くも感じられるのだとは思いますが。もっと読んでみたかったですね。
◆君よ知るや南の国
これはなかなか衝撃的でした。受けのアドニスを徹底して不細工に描ききった思い切りには拍手したいです(笑)。たまにはこういうBLもありですね。こんな受けでも萌えを得られた自分は、やはり男性同士の絡みが心から好きなんだなぁと改めて思いました。
萌は×1ですがお薦め度と楽しめたので萌×2で。
表紙の感じからおどろおどろしくて悲しいお話なのかなと避けてました。
「箱庭」
棺の中に眠る美しい青年。吸血鬼のようで。
悲しい過去ひとりぼっちで眠っていた絹。
主を亡くしもう起きることはないと。
そんなところに現れた豪太。明るくてびっくり!
毬で遊んだり血をあげたり髪をといてあげたり。
弱ってそしてとうとう結ばれてこれで豪太の
命が尽きるのかと思ったらば!
街で二人で人間を物色してて!絹はめっちゃしっかりしててキャラが変わってるし(髪色も)
豪太も吸血鬼になっちゃった!でも二人で帰る場所があるのはいいですね。
「5月の奇跡」
タイトル通りですね。5月に奇跡が起こりました。
まさかの子供の頃の工作が実体化して地球の危機を救いに来た。しかも外人マッチョ裸で。
弱ったときの栄養補給がまさかの!しかもそっちがわ?
地球の危機に呼ぶがいいと押し入れに入って行きましたがすぐ呼んじゃう主人公でした。
確かに彼女はできないかも。
「秘められた花」
こちらも不思議なお話ですね。全裸の青年は苔の精だったのでしょうか?
安易にエッチしないところが良かったです。
会話も成り立たない関係だったけど寄り添って。
しかし助手に似てるのは何故?
また彼に会えるといいですね。
「君よ知るや南の国」
こちらも不思議なお話です!北欧系美青年が不細工村に旅人としてやってきてすっかりアイドルに。
しかも一人だけ釣れない相手をロックオンして。
なのに娘が現れ(結婚して子供いたの?)嫁が離婚したい本気で好きな人ができたからって会いに戻る(嫁の浮気はダメなんかい?)
いっそ清々しいですね。
そしてあの時の!新たな娘の存在と相変わらずやっぱり不細工としっぽりやってるエルリクでした。
まさかこんなキテレツなお話の短編集だとは!
心に爪痕を残されました。もっと早く読んでいれば
国枝さんの作品は『箱庭』と『番人』の2冊しか読んでいないのですが、この作家様の振り幅は衝撃ですよねとりあえず。
最初読んだ時はなんじゃこりゃーと思ってそっと閉じました。
時間を置いて再読したら変わるかしら?と思いましたけど、今読んでもやっぱりなんじゃこりゃーですw
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この本を読もうかどうか迷っているあなたへ
・透明感のある北欧系美青年が、超ゲスな性格だなんて「なにそれ萌える! 」
・結末に度肝を抜かれたい!
・鬼の子、無機物、チビデブハゲ、トンデモBLだってどんと来い!
・枯れた中年の色気、悪くない!
・美形セックスドールと聞いて、テンションがあがる!
・「不細工の方が線が多くて描くのが面倒くさいんですよ! 」と言いながらも全力投球でブサメンを描く作家に好感を覚える!
上記ひとつでもチェックがついたら、Let's Reading!
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一番下以外は全部チェック付くんですけどね・・・凡人の期待と想像の範疇を超えてます。笑
5編の短編が入っていますが、どれも一筋縄ではいかない感じ。
自分の好みには合わなくても「しゅみじゃない」は付けたくないなっていうくらいには、たいへんユニークな1冊でございます。
読んだら読んだで面白い!
ただ・・・読まないなら読まないでも損はしないなっていうのが率直な感想ですσ^_^;
そんな中でこれは好きだなって作品が「秘められた花」。
5編の中では唯一コミカルでもギャグでもないトーンのお話です。
【・枯れた中年の色気、悪くない! 】うん、悪くなかったです!(しかし初老に胸毛・・・いる??)
青年の正体がまさか○○(伏せます)とは流石に想像できませんでした。
鬼の奴と書いてきぬ。
きぬの見た目は美しいけど怖くもある。
旦那さまがきぬを性対象として見てなかったが良かったなと思った。
きぬと関係を持った豪太も鬼に変わってしまったけど、これはこれで良かったのかな。
うぶで可愛いかったきぬちゃんの性格も変わってしまったけど…。
もう一人じゃないから寂しくないか。
でも、棺は二人一緒に入れる物もあった方がいい気がする。
苔の妖精?なのかな?
秘められた花の言葉がしゃべれない子が可愛いかった。
口絵のイラストも綺麗。
最後に見ちゃいけないBLの世界を見てしまった…。
思いっきりギャグだったのと国枝先生の作品だから読める。
普通ならここまでのブサイク受けは無理だよね。
BLかは置いておいてギャグとファンタジーの融合ですね。
これは、ぜったい買うしかなないってくらい素敵な表紙の一番最後がブサイク受けのファンタジーとか笑いがとまらない。
ブサイクというか化け物だけどね。
表紙見て主題作の「箱庭」は「十三夜幻灯」か「番人」のスピンオフか続編かと思いましたが全く別の短編でした。
しかも半分はギャグマンガです。
美しい表紙に騙されました。
5作品、激しい「萌え」はなかったもののどれも良かったです。
大どんでん返しオチの「Doll」「秘められた花」が特に好みでした。国枝先生のどんでん返しオチ作品は以前読んだ作品、シリアスでもギャグでも楽しめた記憶があります。
国枝先生の作品は説明表現や詩的表現がやや多い為、読む所が結構多いので長編よりも短編でスパン!スパン!と読ませてくれるとやっぱり嬉しい。しかも引き出しが多いから飽きないですね。
不細工作品は過去作の「めぐり逢い…COSMO」←(しかもなんとSF!)の不細工っぷりに度肝抜かれましたが、またやってくれましたね…。
BL誌で「ブサイク特集」なんてやってもせいぜい「モブ顔」が限界だと…「めぐり逢い…」みたいな本気は後にも先にもあれきりだろうとタカをくくっておりましたが…が…国枝先生はまた本気で描いてくれました…。orz
「君よ知るや南の国」です。
あのぉ…どこに需要があるのですか…?いや…もう…とにかくスゲェのなんの…。( ̄▽ ̄;)
今回のは何匹…いや、何人も出てきますのでご注意ください。
発売当時国枝さんを読んでいなかったので(正確には「耳たぶ〜」を読んでいたけれど、すっかり忘れてました…笑)表紙のきぬちゃんには惹かれどもあらすじやレビュー読んで躊躇していましたが、実際読んでみたら躊躇した通りの内容でしたー!わーーー!
あまりにカオス過ぎて、いや、もう大満足です(笑)
矢張り、きぬちゃんが美しかったので、オチも含めて表題作が好きです。
あと、じんわりくるようなこないような?のロボ擬人化と人形ネタも好きです。
しかし、本当多才なんですね、国枝さん。
そして、上手い。(脱帽)
国枝先生ご自身があとがきで仰られている「カオスな内容…」まさしくその通りです。
アッチコッチソッチドッチ!? な方向性ながらもお話のどれもが安定の面白さ・美しさをそなえておりますので十分に楽しめる内容です。読後に呆けるレベルの凄みを感じましたのも、最後に組み入れられたる不細工特集のお話が異彩を放っていたからでしょう。純粋にスゴイな、と。強烈なインパクトがあります。
[箱庭]
絹ちゃんがきれい。美しくておそろしくて、そして哀しい。モノを知らない、無垢な人ならざる者。
無邪気に鞠遊びをする姿と対照的に、誰ぞの血がなければ生きられないひとりぼっちの鬼であることが、寂しいのです。
食われるとなったときの絹ちゃんの幸せそうな少し照れくさそうな表情がとてもすてきでした。
ひとりだったけれど、今は分かち合える人ができて、そして末永く幸せに過ごしているのかな、今日もこの街この世界のどこかで…とハッピーエンドでホッとしました。
[Doll]
4Pに詰め込まれるミスリードと萌えとエロス! すごい!
きっとずっとこんな感じのふたりなんでしょう。ちゃんとした人形をはやく作ってあげてほしいです。(笑) がんばれマッドサイエンティスト!
[5月の奇跡]
国枝先生にしか描けないなと感服。ムキムキマッチョで美形ででも人外って何事かと。ほぼほぼ事件ですよ。でもこれが面白い。ブッ飛びすぎているからこそしらけることもない、すごい。
裸エプロンまで披露してくれちゃうアルキンZの旺盛なサービス精神に拍手。そのうえ「その」シーンになると華奢な美男子(ムキムキのときも十分美男子だけれども!)になっちゃうんだもの、アルキンすごい。
萌える萌えないよりもこのお話を生み出す国枝先生ってすごい…と感想がひたすらすごいばかりになる一作。
[秘められた花]
マイナスイオンを感じる作品。
まさかそういうことだったなんて…と驚きが一番。でも安心感のあるストーリー。
本当なら鬼気迫る状況だけれど、"彼"がいたことで教授の心も安らいでいったのですよね。ある種のつり橋効果的に、恋に落ちたのではないでしょうか。
もう一度会えなくてもいいのだろうけれど、でもせめて先生の知っているところ分かるところできれば近いところで、根付いてほしいものです。
[君よ知るや南の国]
やばい、神やばい。男でも身ごもる神やばい。いや全部やばい。
国枝先生全力の不細工がやばい。所狭しと並ぶ不細工、画面に広がる不細工。否応なしの不細工やばい。やばいすごい。
攻めの美形の性的嗜好と絶倫さとやりたい放題感がやばい。美形であることを武器としてあっちにもこっちにも挿しているやばいすごい。ユニコーンですら虜にする、獣もいけるとかすごい。
そして読んでいるうちに不細工に慣れてきている自分がいるやばい。思考を停止させる破壊力がすさまじい。衝撃的なお話。
様々なお話が詰め込まれた一冊でしたが、そのどれもが濃~いお話ばかりなので満腹になりました。
すべてを読み終わったあとに本を閉じ、表紙のきれいな絹ちゃんを見て癒されてホッとする、それをついつい繰り返してしまいます。
表紙や口絵のイメージを、裏切る作品。
その裏切りは、ガッカリというより両方味わえた楽しさか。
シリアスと笑いが、思いがけない振り幅で現れる妙。
色々なテイストの5つの短編が入っているが
どれもほのぼの暖かく、でもなにげにブラックで、
そして小気味よくぶっ飛んでいる。
勿論エロもあり。
個人的には表題作の「箱庭」が、吸血鬼きぬの可愛さや
耽美な表紙、最後のニヤッとするオチを含めてトータル一番好きだけれど、
たった4ページに描かれた「doll」にも激萌えでした。
久しぶりの国枝さんは表紙買い(笑)
白髪で長い髪の着物美少年…!買うしかないでしょ…!
以前発行された「番人」に出てくる少年も白髪で赤い目。
国枝さんご本人も巻末で語られている通り、相当な白髪スキーのよう(笑)
内容のほうは比較的ライトな短編集といったところでした。
「箱庭」
表紙からバッドエンドを予想していたため、
ほっこり笑えるエンディングにホッと胸をなでおろしました。
と同時にちょっと物足りなさが…笑
実はやれやれ系だった絹ちゃんに萌えました。
「Doll」
今回の短編集の中で一番短いお話でなんと4p!
しかし一番萌えさせていただきました。
妄想させる余地があるお話だからなのか
この報われなさがMゴコロにびんびんくるのか…w
続きがとっても読みたい…でも報われてほしくはない(笑)
「5月の奇跡」
ロボットのデザインの下衆さ加減に笑いましたw
あのドリルはなんなんだw
「秘められた花」
少年とオヤジのいちゃいちゃを楽しむお話と思いきや、
オヤジの恋の助走まで楽しめました。
苔への親愛と助手の青年への情愛。
それが合わさったのが苔くん(こう呼んでいいのか?)なのかなと。
助手の反応を見る限り、彼の恋の成就はそう遠くないはず。
「君よ知るや南の国」
「めぐり逢い…COSMO」以来(ですよね?w)のゲテモノBL!
とにかく絵面が汚いwwwそしてなにより主人公のキモさが段違い!
国枝さんの本気を見せて頂きました(笑)
今回の短編は、色物三昧という印象ですね(*´∀`)ノシ
まさに「やっちまったなー」な感想ではありますが、ここまで飛びぬけてくださる作家さんって最近あんまりないので、基調だと思うのです。
さて、表紙のお話は、
眠れる吸血鬼!!ですな。
ヒトの血を吸わなければ活きられない美貌の麗人。
よもや、いとしい主人も亡くし眠りについていたものがついに蘇る~からの
お話。マリのキャッチボールがなんだかかわいかった。
はるかなる時を生きているはずなのに無垢って萌え。
血を吸えば吸血鬼に~がセオリーですが、~すると~なんですなww
■ドール
これだけの短編なのに濃いっ!
とりあえず受が変態なのはわかったww
報われる日は近いのかどーなのか
■5月の奇跡
ヤってるのはあくまでも美少年となのだが
本当はwwwというのがなんともツボです。
途中で戻ってしまえばいいのに(酷
■秘められた花
よもや苔BL!?ですが
おもわずキュンとする作品。
自然の中で伸びっとする少年がすごくかわいい。
ガッツリBLではないのですが、これはこれで好きです。
■君よ知るや~
よもやまさかのイチモツでしたね (o_ _)ノ彡☆
数々の「不細工受BL!」とうたった作品はありますが、これを超えてくる作品って
たぶん、よっぽどのことが無いかぎり・・だと思いました。
色物好きなワタクシですが正直衝撃だったw
美麗な青年でも少年でもオッサンでも描く国枝さんがあえての・・・
や、うん。すさまじかったwwいい意味で。
ある意味、BL=美少年(青年)なイメージありますが、ありだと思います。
プシュプッシュ!
銀髪に赤い着物の見返り美人が実に耽美な表紙で、
「箱庭」なんていう、これまた耽美臭芬々なタイトルで、
帯の惹句も耽美なキーワード満載で、、、
これが、裏を返すと、帯に並ぶのが「この本を読もうかどうか迷っているあなたへ」のチェックリスト。
確かに「息を飲む」珠玉の作品集でした。
超絶耽美から、超不細工まで。
国枝先生の画力あってこその破壊力。
どの作品も、冒頭ページの絵からは全く想像のつかない展開と結末へ飛翔する(ブッ飛ぶ)
ちょっとひねりのきいたストーリーで驚きたい方、
白ロン毛が好物の方には特におすすめ。
■【君よ知るや南の国】←一番オススメな話♪
モブキャラから動物までもれなくブサイクという地獄のような島に
突如として現れた北欧系美青年(ヤリ●ンクソ野郎)と
ツンデレブサイク処女の恋(?)を描きます!!
ブサイクのバリエーションもすごいし、なにより画面のインパクトが強すぎるww
美青年の外道っぷりや、ブサイクの遺伝子の強さなどw、
ブラックユーモア満載で面白かったです☆
そのほかは、表紙のイメージと違いほんわか系?
『春に孵る』などガチで怖い国枝さんを期待すると物足りないかもしれません。
あと国枝さんの趣味なのか、女性的な容姿・体型の受が多いです。
個人的に男らしい体格の受の方が好きなので、その点も物足りなかったかな;
■【箱庭】
人の血を吸って生きる鬼(長髪美人)と、ワケあり青年。
孤独な鬼の子が、青年と出会い人の温もりを知るという切なくもハッピーなお話。
表紙のイメージ(耽美系ホラー)とはだいぶ違いましたが、
ロマンティックなだけでは終わらない捻ったオチは良かったです☆
■【Doll】
長髪美人が、メガネ男に口淫&後ろから激しく貫かれ…。
4ページという短編形式が存分に生かされたお話。
最後のページで明かされるオチにビックリするとともに、
受の可愛さと(ちょっと天然な)健気さに激しく萌えました♪
■【五月の奇跡】
ドラ○もんよろしく押入れから出てきた、長髪ガチムチ男。
聞けば、主人公が幼いころ作ったロボットだとか…。
アルキン(ロボ)のキャラと設定が面白いですw
エネルギー不足だと筋肉がしぼんじゃって細身美人へ(性格もしおらしく変貌w)
エネルギー補給(主人公とH)したら元のガチムチに戻るという…w
笑えるだけでなく、
子供の頃大事にしていたぬいぐるみやオモチャを思い出し
温かい気持ちにもなれるお話でした☆
■【秘められた花】
遭難した主人公が目覚めると、傍らには謎の全裸の少年がいて…。
この話にラブはあるのか?最後の彼とフラグが立っているのか?
色んな読み方ができそうですが、
主人公の学問愛や生命愛がああいう形で現れたのかなと思うと
なかなか哲学的なファンタジーで面白いです。
国枝さんの新刊、しかも表紙からするとどうやらシリアスもの?ということで即予約。
ただ、ネット書店の作品紹介(帯のコピーの引用)↓を見て一抹の不安は感じてました。
「この本を読もうかどうか迷っているあなたへ
□透明感のある北欧系美青年が、超ゲスな性格だなんて「なにそれ萌えるv 」
□鬼の子、無機物、チビデブハゲ、トンデモBLだってどんと来いv
(中略)
上記ひとつでもチェックがついたら、Let's Reading!」
ちなみに1個もチェックつかないんですが私( ;∀;)
でも、表紙を信じて待ちました。この表紙は、どう見たってシリアスものですよね?
帯のコピーってはげしく右斜め上なことも多々あるし。
しかし、残念ながらこの本の帯は中身を実に忠実に表現してるということが、本が届いてみて判明。
帯に「BLの王道から最果てまで」とも書かれているとおり、この本で私は「BLの最果て」も見せられた気がします(;・∀・)(ええ、ラストのあの不細工BLのことです。)
ここまで、少々警戒感を煽ってしまったかも?ですが、人外・スキモノからゲテモノまで、ちょっと偏った作品が詰まったコミカルな短編集。5作入ってます。
国枝さんの作品ですから、品質は保証付き。
ほのぼのと温かいストーリー、クスっと笑った後にちょっぴり切なさも味わえて、エロもあり、という通常運転の作品の中に、一部ぶっ飛びな要素も入ってるというだけ。や、それだけです。
個人的には、「DOLL」と「秘められた花」が好きでした。
◆「DOLL」◆
わずか4ページのショート作品。
実力派の作家さんだけに、ショートも光ってます。
この短さでちょっとしたどんでん返しまで仕込まれてるのがまず凄い。
注目はモノローグの主体です。
てっきり○○の言葉だと見せて、4ページ目めで「え?そっちがご主人様?!」となる。
こういう、マンガだからこそ成立する演出、大好きなんですよね。
3ページまでがシリアス調のエロ、そして4ページ目でガラッと転調して、ギャグ落ち。読み終えた後はちょっと切ない気持ちに・・・さりげない作品ですが、読み応えたっぷりです。
◆「秘められた花」◆
これが一番、私のイメージする国枝さんらしい作品でした。
山で遭難した大学教授(初老のオヤジ)が、彼が研究対象としている○○に救われる…というお話です。
これ、「特選スキモノBL」に掲載された作品だそうで、初老オヤジの胸毛萌えものらしいんですけど、オヤジそっちのけで○○の化身の青年のしっとりと濡れた美貌に萌えました。
瑞々しく美しい○○…侘び・さびの世界にも似合う、日本人が大好きな、あ・れ、です。
「秘められた花」というタイトルは、教授の心の裡にある、彼自身さえも気づいてないひそやかな願望を表しているようにも見えますね。
その願望に彼が気づくことも、現実に実ることもないかもしれませんが…
この本の口絵は○○の化身の青年を描いたもの。よく見ると、彼の正体に関するヒントが描き込まれています。
冷静に考えると、やだ、いいお話ばかりじゃないですか(´・ω・`)
ラストの不細工もの「君よ知るや最果てのBL」…じゃなくて「君よ知るや南の国」以外は、なんだかんだ全部好きだったことに、書きながら気づきました。
それにしても「君よ知るや~」・・・何故ここまでの 不 細 工 を・・・
不細工ものをオーダーされたからって渾身の不細工を描いてしまう国枝さん、その妥協知らずのプロ魂には深く敬意を表したいと思いますが…個人的にはまだこの作品を心から楽しめる境地には到達できてませんです、はい。
既成概念にとらわれるって、つまらなく悲しい事。常識の幅をグイグイ広げて幸せに導いてくれる短編集でした。シリアスだけど明るくポジティブで、読んでいてとても癒されます。この先何度も読み返すうちに、神的存在になりそうな予感で一杯です。
◆箱庭
「考えようか。一緒に消えちゃう方法」
山荘で出会った、不老不死の鬼の子「きぬ」と、人間の「豪太」。きぬを化けもの扱いせず、ありきたりな慰めの言葉もかけない豪太に救われます。人を喰ってきた「きぬ」が豪太に喰われるシーンは何だか幸せで、その後の展開がまた笑ってしまうぐらい幸せでした。終わらない悲しみも苦しみも、2人ならきっと。
◆Doll
4pでこんなに萌え笑わされたのは初めてです。ラストを読んでから読み返すと「その顔でこのモノローグやってたんかい!」と笑いが止まらず。マッドサイエンティスト×変態の今後を思うとさらに笑える嵐の4pでした。あっ、4ぴーじゃなくて4ページです。念のため。
◆5月の奇跡
ある日突然セイジの目の前に現れた「アルキン」。シリアス耽美な顔にカッチカチの筋肉(全裸)、頭上のアンテナがチャーミングな「アルキン」。エネルギーが不足すると体の線が細くなり、「お願い…早く…ちょうだい…」とおねだり。ギャグ要素でしかないと思われたアンテナが妙にエロくなります。美しくて可愛くて男前なアルキンですが、ずっと一緒にはいられず。きゅんと切ない、春の思い出。
…と思ったらまだ1ページありました。
◆秘められた花
山で遭難したオッサン(というよりおじいちゃ…)と、瑞々しい純真無垢で天然な青年の命の物語。頑固な人ほど実はロマンチストという。
◆君よ知るや南の国
美しい青年が辿り着いた、不細工の国。変態美人×ツンデレ不細工という、その時の気分で泣いたり笑ったりしながら読めるファンタジー。
◆あとがき
各作品について言い訳したいけど1ページしかなかったというあとがき。ここまできたら10ページかけて言い訳しても同じ気がしますがどうでしょうかと突っ込んでおきます。
美しい表紙だなぁ~
赤いべべ着た、発酵の…あ、違…薄幸だ…の美青年か…♪
こんな感じでページをめくった最新刊は、あながち「発酵」でも間違いじゃない、酸っぱい感じが良いよー♪と思わせてくれる作品ばかりでした!
短編集で、5作品入り。
『箱庭』
主人公は、大雨の山奥で、無垢で儚く美しい「人ではない」ものに出逢う。
先に逝った男を想い泣き続けるだけの吸血鬼に、主人公は…
はは^^(切ないから笑う所じゃないのだけど)
吸血鬼があまりにも美しくて可愛くて可哀想なので、主人公が血をあげちゃうの分るー!
モチロン自分も上げます♪(きっぱり!)
およよ…と忍び泣きながらも、国枝先生のキャラだからいつもの天然さがあって、主人公の飄々とした性格もあって、暗ーくならないのねv
『Doll』4ページ作品
ほう~こう来たか~にんまり、な極短編でした(ハート)
フェラ画が美しい~♪
『5月の奇跡』
最初から最後まで頭上のピョコンとしたものが気になってましたが、マッチョから美少女まで、どれでも良い自分を知らされた作品です^^;
『HUNTER×HUNTER』のキルアの父ちゃんのファンなら何杯でもイケます!
『秘められた花』
今度は、シボシボからピチピチですかー!?
主人公は中高年。
人だけが愛すべき対象ではないのね。
だけど、人だから、愛し方が人のやり方なだけ。
美しくエロい!エクセレ―ンッ!(興奮っ)
『君よ知るや南の国』
BL業界では許されない、超絶不細工のオンパレード!!
そして、そいつらが皆、善良で可愛いのさー!!
あの『めぐりあいコスモ』がお好きな方のお宝になることでしょう(爆)))
↑未読の方には、何?訳分らん!って怒られそうですね?
最新刊で興奮した橘はそれでも抑えて入力しましたー!
国枝先生、やっぱりあなたは素晴らしい~~♪
自分の描くキャラ達で遊ぶ(?)国枝先生の最新刊は、BL初心者から上級者、はたまたBLに少し疲れた方にまで、お薦めできる傑作集でした!!(←ゴリ押し!)
秘められた花は雑誌で読んでいて不思議な世界観の作品だなと思っていたのですが、
こうして1冊で毛色の違う5篇を読むと何とも言えず圧巻な気がします。
表紙イラストなんかシリアスなノスタルジーを感じますがその内容はシリアスだけに
留まらずコミカルにはたまたシュールに奥深くに染み入る切なさまでもが混在してる。
心にグッとくるかと思えばこれはどう見てもイロモノでしょうと思える作品もあり、
なんて引き出しの数が多い作家さんなのだろうとびっくりします。
普通の恋愛ものBLにちょっと飽きたかもなんて方には新たな扉を開ける引掛けになる、
そんなびっくり玉手箱のような1冊だと思うのです。
ラストに収録されている「君よ知るや南の国」なんて不細工とはこうでなきゃ!と
今までに不細工ネタでの作品が普通に可愛く見えるくらいのイラスト。
儚げに美しいイラストからイロモノ不細工まで見ているだけで面白いのに
作品の内容自体も最高に面白い。
短編集なのに満足できる1冊でした。