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「どうしても触れたくない」のスピンオフ登場!
soredemo yasashii koi wo suru
即使如此 也要温柔相爱
めちゃくちゃ良かった!何度も読み返してしまいました。地味な恋愛特化作品で、じわじわ心に沁みてくるのがたまんない感じ。大人が全力で恋してる、二人ともが必死ですごく良い。
出口は明るく外交的で要領も良く、上手く生きてる感出しててとても好き。そんな出口がノンケに恋してボロボロになるなんて、ぐわっと心掴まれるし見応えしかないです。打算を自覚しながら動くとこも好き。怖さを知ってる大人の恋だなって。
小野田はとことんイイ奴でした。疑問・違和感を曖昧にしておかない、ちゃんと対話に持ち込む姿勢が素晴らしい。まあHの誤解は笑ったけど。ノンケが男とってなると、できるかできないかは大きな境界線で、だからこそというかこういう作品こそHシーン必須だなあと思いました。
くっついた後の二人も、ケンカの仕方見てると長く続きそうでほっこり。出口が嬉しそうだと何だか泣けちゃうな…。
読後に分かるタイトルの重みに脱帽です。一冊丸ごと「それでも、」抗えない恋のお話。ノンケが男に恋するまでの流れが、ここまでストンと綺麗に心に落ちてくるBLは初めてかもしれません。この先も定期的に読み返すと思います。
評価が高いので読んでみました。「どうしても触れたくない」のスピンオフ作品ですが、私はこちらの方が断然好きです。何回も読み返してます。
私にとってのこの作品の魅力は、キャラクターたちの心の動きがとてもリアルに感じられることです。そして、応援したくなります。
たとえば、自分がどう思われているか気になって遠回しな質問で探りを入れたり、何気ない言葉で一喜一憂したり。わかる…! 勝手に傷ついたり、期待してしまう気持ちが止められなくなっていく出口さんに共感しかありません。
小野田さんが、どこにでもいるような普通の「いい人」なのも、たまらなく良いですね。誠実で優しくてちょっと鈍感でかわいい。平凡なのにキャラが立ってる不思議。ヨネダコウ先生、さすがとしか言いようがありません!
何回も読み返しています。主人公が可愛かったり、かっこよかったり、情けなかったりと、一見クールなようで、とても人間味溢れる魅力的な人で惹かれます。実際にこういうカップルがいるんじゃないかなぁと現実的な感じがする、とてもよく出来てるストーリーで、続編があれば良いのにと思います。
どうしても触れたくないの小野田のお話です。
どちらかと言うと、私はこちらの方が好き。もちろんどうしても〜の読後なので余計にそう思うのですけど。
外川と嶋君を一番そばで見ていた小野田は嶋君の過去も、嶋と外川さんのことも知りつつ、嶋に惹かれてしまいます。でも、自制。けど、それがあったからこそ、出口の気持ちを真摯に受け止めようと出来たんじゃないかな。もし、嶋の件がなければ、いきなり男同士ってのに入れなかったんじゃないかなって思うのです。
出口がこれまたチャラそうに見えて一途。思わず「美しいこと(木原音瀬)」の松岡を思い出してしまった。ノンケ相手に想うことのツラさ、切なさが伝わってきます。
でも、そんな二人もくっつくのですが、初めてイタす時のシリアスなシーンから小野田の「覚悟決めてます!」が笑っちゃいました。他人事だからププッ、小野田かわいい、ってなるけど、本人達は真剣なんでね、でもうまくいって良かった。
この二つの作品は、ドラマCDにもなってますが、これまたおススメです。
この作品は「どうしても触れたくない」のスピンオフになります。どうしても〜に出ていた会社の小野田さんと、別会社に勤める呑み友達の出口さんの2人が主人公です。前作を読んでいなくても話は分かると思いますが、割と前の登場人物も出てくるので読んでおいた方がより楽しめるはずです。
読んでみた感想としては、大人のピュアBLといったところでしょうか。まあよくあるような流れではありましたが間違いない作品です。過激な描写もないので初心者にはもってこいです。
最近(2021年)の多くのBLの作品は、男性同士での恋愛をすることについての葛藤などに触れずに、個として惹かれるところから始まりますが、【それでも、やさしい恋をする】には、男性同士での恋愛をすることについての悩みが描かれています。
その描写が、繊細で、話として面白く、胸を打ちます。
恋愛対象が男性な出口さんが、ノンケの小野田を、自分へ向かせる過程がとても健気でした。
小野田から見れば "あんなに かっこよくて可愛い人"である出口さんが、小野田を自分へ向かせた後も、小野田が ちゃんと自分のことを好きなんだと信じきれていない所に、2人の関係の繊細さを感じました。
出口さんと小野田の行く先が 早く読みたいとページを捲る手が早くなるほど、とても引き込まれました。
【それでも、】【やさしい恋をする】というタイトル通りの作品だと思います。
再読して大好きな作品だと再確認しました。
「どうしても触れたくない」で外川と嶋の恋の見届け人でもあった、小野田の恋のお話です。
こちらの作品の方が友人から恋人になるまで、長い時間が掛かっている分リアリティを感じます。
出口の立ち回りの狡さとか、小野田の無意識の態度や言葉に傷つく様子とかがとても心に迫る物がありました。
そして出口の告白が真実だと知った時の小野田の戸惑いとか、出口を好きだと確信した時の小野田の感情とかが丁寧に描かれていて堪らなかかったです。
ここまで人間臭いドラマを描けるのはヨネダコウ先生しか居ないと思います。
特に大きな事件も無いのですが、じっくりと深まって行く2人の関係にグッと来る作品でした。
読み返すに当たって、『どうしても触れたくない』が若干色褪せてしまったので、少々身構えてしまいました。
「この感動は一生もの!」と大事に思っていた作品の立ち位置が、自分に中で変わってしまうのは、勝手だけど悲しい。
でもこちらは、4ねんぶりに読んでも変わらず素晴らしかった!!
『どうしても触れたくない』との圧倒的違いは何だろうと考えたときに、思い至ったのが「切なさの種類」でした。
あちらは自分が作った壁をいかに超えるかというテーマで、それを乗り越えれば相手は自分を見てくれているわけだし、「想われない切なさ」や「虚しさ」はない。
それに対して『それでも、やさしい恋をする』は、そもそもが望んでも手に入らないものを欲しがって、なのに相手は自分を見てくれなくて、という「片思いの切なさ」がこれでもかというくらい詰まっています。
この切なさは不変なのだなと、しみじみ感じました。
共通の友人を通して知り合って3年。
家が近くて、気安い飲み友達だった出口と小野田。
その間、小野田には彼女がいたり、フラれてフリーになったりしたものの…。
まさかの「嶋くんが気になる」発言ですよ。
BLを読んでいて一番ショックなのは、ノンケだからずっと胸のうちに想いを秘めていた相手が、同性を好きになるという展開ではないでしょうか。
それも知らない相手じゃない。以前出口と同じ会社にいた嶋が相手となると余計に辛い。
そこからの小野田の気持ちの変化がしっかり描かれているのが、この作品もうひとつの醍醐味で。
出口の気持ちを聞いて、自分の気持ちになかなか向き合えないところとか、嫉妬を覚えたことでやっと自覚するとか、だからと言ってすぐに体の関係に!とはならないところとか、しっかりと時間をかけて、少しずつ「気の置けない友人」から「可愛い人/自分を好きでいてほしい人」に変わっていくのが良いんです。
さらにそこから「ノンケ」と「ゲイ」という意識が拭えなかったり、同じ職場で顔を合わせる嶋の存在が心に澱のように溜まっていく様子だったり、好きになって、想いが通じて、そこで終わりじゃないところまで、すべてが網羅されている気持ち良さ。
痒いところゼロです。
あとがきでヨネダ先生が「トラウマも何もない」と書いていますが、とくべつなことがないから、余計に「分かる」んですよね。
「分かる」という気持ちは、何年経っても「分かる」。
だから久しぶりに読み返しても、感動するんだなあ。
ふつうじゃないけど、ふつうの恋愛を丁寧に描き上げた1冊。
きっと5年経っても、10年経っても、この切なさを味わえると思うと楽しみです。
もう作品について説明いらないくらいの有名作ですね。
「どうしても触れたくない」同様何度も読み返していますが、何度読んでも切なく、じんわり暖かくなる作品です。
相手がノンケならブレーキかけるのがあたりまえと思いつつも、自分もノンケの小野田にハマりつつある出口の葛藤、ほんの少しの可能性にも光を見出したいという切なさがね、沁みます。
いつも格好良くて、余裕のある雰囲気の出口が、必死になる姿が良かった。恋というものは時に人をカッコ悪くさせてしまうものだなぁ、と。
小野田視点でも戸惑いや葛藤が手に取るように感じられて…。
付き合ったあとも、ノンケ相手だと心配が倍だとか言う出口に対して、ノンケだとかゲイだとか壁を出口は作ってるって言うの、すごくリアルだなぁと思いました。
作者さんのストーリーはリアルさがありますが、この作品は特にそうだなという印象です。