さよなら、先生。

未完成

mikansei

未完成
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神228
  • 萌×264
  • 萌13
  • 中立14
  • しゅみじゃない21

--

レビュー数
44
得点
1449
評価数
340
平均
4.4 / 5
神率
67.1%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784829625675

あらすじ

教師の阿南が男とキスをするのを見た高校生の瀬名は、学校とは違う艶めいた表情を見せる彼に興味を持つ。
素っ気なくあしらわれても阿南の傍は居心地良く、瀬名は彼の部屋に通うようになる。
そして自覚した恋心。
がむしゃらに迫り阿南を抱くことはできたが、その心を手に入れたとは思えなかった。
「俺のこと好き?」懇願するような瀬名の問いに、いつも阿南の答えはなくて……。

文庫未収録の『Young Swallow』と書き下ろし『さなぎ』を加えた待望の新装版!!

表題作未完成

17歳,親の離婚騒動で心が不安定な高校生
27歳,瀬名に興味を持たれる英語教師

同時収録作品young swallow

同時収録作品さなぎ

その他の収録作品

  • young swallow
  • さなぎ

レビュー投稿数44

17歳の揺れる感情が切なく描かれた名作

『美しい彼』シリーズを初め、いくつかの先生の作品を拝読しております。こちらも高評価なので購入しておいた本を読んでみました。

こちらの作品は先生がデビュー2年目の2009年に出版社された作品を、加筆修正して再出版された作品だそうです。どの程度修正されたかはわからないのですが、とにかくすごい完成度だなと感じました。

攻めの瀬名は17歳の高校生、飄々としていて女遊びも激しいヤンチャなキャラですが、実は家庭問題があり、内面はひどく傷ついて苦しんでいます。
受けの阿南は10歳上の高校教師。普段は地味な先生ですが、実は美人で口が悪くて気が強く面倒見がいい、とても魅力的なキャラです。

本編はずっと攻め視点です。
子どもではないけれど大人にもなりきれない、17歳という年齢の瀬名が、家庭環境で苦しんだり、同性の阿南に恋をして戸惑ったり、どうしようもなく恋焦がれたり、嫉妬したり、抱き合って幸せを感じたり、格好つけようとして失敗して拗ねたり…。
そんないろんな感情に振り回されてしまう未完成な若さが、みずみずしく、切なく描かれています。

瀬名は可愛い年下ワンコで、がむしゃらに阿南に向かっていきます。そんな瀬名に、教師としていけないと思いながらも、どうしようもなく惹かれてしまう阿南の気持ちも切ないです。

とにかく引き込まれる内容で、時に涙しつつ、一気に読了しました。これがデビュー2年目の作品とは…。本当にすごいです。

短編2作は、2人が付き合いはじめて、1年後と3年後のお話。あんなに大変だった2人が、こんな幸せになって…としみじみと、心があたたかくなりました。

とても素敵で、また読みやすい作品ですので、ぜひ多くの方に読んでいただきたい名作と思います。

挿絵は味のある絵柄が素敵な草間さかえ先生。後書きによると、凪良先生は草間先生の大ファンとのことで、なんだか嬉しくなりました。

紙本は絶版のようですね。
以前の先生のTwitterによると、絶版の作品も、新装版発売予定のようです。挿絵はそのまま使われるといいなぁ。
電子はまだKindleでは購読できるみたいです。

1

幼い恋と大人の愛に浸る世界がそこにありました

泣けた…泣けました。めっちゃ胸が熱くなった。
最高の物語でした。心の奥底から震える感覚が暫く治らなくて高揚感に満ちています。


教師と生徒の禁断の秘密の恋。
同性愛なんかとバカにしていた高校生の瀬名が、ゲイの英語教師・阿南との恋に溺れていく現代ストーリーです。

今まで恋愛に本気になれなかった瀬名が、阿南に対しては嫉妬と執着にまみれ、激しい独占欲を抱くようになっていきます。
目立つのは、瀬名の激しい愛。高校生で精神的に幼い彼の愛は、まさに暴走馬。若さと勢いと青くさい愛をぶつけるけど、阿南はそれに応えてくれません。

阿南への恋に抑えが効かなくてキスをしたり身体を求めたり、好きの気持ちを求めたり…瀬名の阿南への情熱は留まるところを知りません。阿南は教師という立場から瀬名を突き放していたけど、一線を越えさせてしまう。だから禁断の恋…。

阿南の気持ちははっきりと分かりません。瀬名の燃えるような阿南への劣情のみが綴られています。
瀬名は子どもで、周りが見えてないんですよね。そして両親の不仲もあってか、早く大人になりたい気持ちが強いけど、今のところ彼の口から語られるのは希望的観測だけ。現実を何も理解してなくて、それが阿南との心の距離にも繋がっています。

でも瀬名の一直線で素直なところがすごく眩しい。何も恐れない勢いがあるけど、時にそれは凶器にもなる危なっかしさもある。それは阿南を傷付けることになるかも知れないし、自分も傷付けるかも知れない非常に危険な刃です。未成年の若者はその危険性を知らず、ただただ自分の欲望をぶつけるだけ。


阿南は拒絶よりどちらかと言うと受け入れてました。瀬名の勢いに押されてなし崩し的にズルズルと…とは見えなかったんですよね。その答えが、2人の別れのときに分かったのが、とても切なくて悲しくて心臓がちぎれるかと思いました。

阿南は教師としてだけ接していただけではなかったんだな、とその時初めて分かりました。瀬名への恋を阿南もまたしていた……だけど、瀬名の幸せと未来を考えて、瀬名がずっと望んでいたYESの言葉を投げなかったんです。

それが子どもと大人の違いなんですよね。
瀬名は恋をしていた。
阿南は瀬名を愛していた。
愛は相手を思いやること…教師という仕事の狭間で阿南がどれだけ悩んでいたことか。瀬名の視点から分かることは限られています。


阿南と別れて数年後、仕事もし立派な瀬名の姿がそこにありました。かつての自分の未熟さが分かる大人になり、かつての阿南との思い出を振り返ります。

地元に戻って阿南と偶然に出会った。だけどそれが偶然じゃなかったと分かった瀬名の気持ちが……!!!

このクライマックスシーンがめちゃくちゃ良かったです。涙が出ました。最高です!


瀬名の想いが叶った喜びもだけど、阿南もまた想いに蓋をして我慢していたと思ったら、二重に嬉しくなりました。良かった…良かったよぉ…。

その後はもう最高の2人が拝めて、読後感・多幸感ともに素晴らしいものでした。
阿南視点が特に良い!!

電子購入しましたが、単行本でも所持したい一冊でした。
こんなに素晴らしい作品に出会えて幸せです。

1

生徒✕教師。切なくて泣きました。

凪良ゆう先生の攻め視点はどの作品もすごく良いです。泣きました。

家庭に問題を抱えたヤンチャな高校生✕ゲイの高校教師。
多感な高校生が先生を好きになってどんどん歯止めがきかなくなってしまい深みにハマっていく、心理描写が秀逸ですごく良かったです。

10歳年の差を埋めようと背伸びしようとしてヤキモキする姿が見ていて危なっかしくてヒヤヒヤしましたが、そんな姿が健気で可愛いです。

エッチシーンに入るのが結構早いのですが、すごく官能的でドキドキしました。すごく良かったです。

離れ離れになった2人が再開して、先生がやっと「好きだ」と本心を言うシーンはボロ泣きです。

1

圧倒的な読みやすさと完成度


凪良先生といえば攻め視点!
ということで、今回も年下攻めが頑張って年下の教師を落とすまでのお話でした。

攻めは初恋だけれどエッチは手慣れていて、年上をグイグイ攻めるかと思いきや年下っぽいところを見せたりギャップが良かったです。
普段は受け視点で攻めの言動にキュンキュンするんですが、攻め視点でもめちゃくちゃ萌えました。

教師と男同士という二重苦を抱えての恋愛。
若さゆえのもどかしさに、読んでいる私も胸が詰まりました。

そして、このままサラーッと進むのかと思いきや、一度別れる二人。
5年の月日が経ってもすぐに再会できない辺りが本当にリアルさがありました。

最後の「young swallow」は、受け視点で知りたかった心情を知れて二度美味しい!
「さなぎ」では付き合ったその後の二人で、幸せを噛み締めるようなお話で最高でした。

今回のお話もそうですが、凪良先生の作品はとても読みやすいことに改めて気づきました。
難しい言葉だったり、回りくどさというものがない。
それなのに、誰も思いつかないような綺麗な表現がたまにポツリと現れるので度肝を抜かれます。

強いようで弱い二人が悩み、苦しむ中で得た本当の幸せを読めることが出来て本当に良かったです。

2

最初からカッコいい攻めもいいけど、


作家買いしているので読みました。
私は紳士で大人びた攻めに魅力を感じてしまうタイプなので、途中までは瀬名(攻)の高校生だからこその青臭さとか恋に盲目すぎて周りが全然見えてない言動・行動が阿南(受)を困らせていて、うーーーん( ˘·ω·˘ ).。oஇ って感じだったんだけど、大人になってからの再開で今までの私のモヤモヤを巻き返す、大人の良い男になっていて

読了後には、最初からカッコいい男もいいけど、好きな人に出会ってその人に見合う男になりたいと思ったからこそ自分を磨いてカッコよくなった男も素晴らしいなと思いました。でも、恋に盲目だった頃の第三者からみたらガキでカッコ悪い瀬名も良かったです。デートの作戦を練ってカッコつけようとしたのに大失敗しちゃったエピソードは読者ながらにみてられないと思いつつも、阿南の家で本音を吐露する姿は思わず抱きしめたくなるような愛しさがありました(><)

阿南は教師として複雑な家庭に置かれた瀬名を見捨てきれないから、身体の関係含め瀬名を拒めずにいるのかなぁって思っていたけど、ちゃんと異性として瀬名の事想っていて、でも立場上想いを告げる事ができないみたいな葛藤とか、それでも自分を全身全霊で好きだと言ってくれる瀬名にハマっている(未成年に恋している)事のこわさとか後半から明かされていった時は、感情移入せずにはいられませんでした。本当にすごい。

あの時、ふつうの恋人のように言葉や態度で想いを伝え合えなかった2人だからこそ瀬名が成人して、また巡り合って結ばれたというキセキが何よりも感動だったなぁと思います。さすがわたしたちの凪良先生でした。

2

未完成なのが良い…

凪良ゆう先生の作品にハマり既刊を読み始めましたが、草間さかえ先生とのタッグ作!とても楽しみに読みました。

読み始めは瀬名の若さゆえの真っ直ぐさはいいのですが、あまりに周りが見えてない状態にハラハラさせられっぱなしでしたし、イラっとする場面もありました。
先生が好き、先生の他には何も要らない、学校やめて先生と暮らす…その情熱が愛おしくもあり、怖くもある。
攻め目線のお話なので、あまり阿南の気持ちは描かれていないのですが瀬名の真っ直ぐさに、それに応えたい気持ちと常識との狭間で激しく揺れていたのだろうと思います。

生徒と教師で、どうにもならない状況で別れなくてはならない展開に切なさが爆発しました。
きっと法に触れるけど、幸せになって欲しい気持ちしかなかったです。

再会時も淡々と近況を語る2人にヤキモキ。
あの時どうにも出来なかった関係をやり直せて本当に良かったと胸熱でした。

書き下ろしではすっかり大人になった瀬名でしたが、時折みせる年下の顔が可愛い…。
昔通りの幼さを残した年下カレシ最高!
未完成だからこそ良いのかな、と思います。

2

双方に共感が止まらない

とり急ぎ言います
生徒×教師ジャンルに少しでも興味ある方
みんな読んでください!!!!!
後悔させませんから!!!この通り!!!!

今まで生徒×教師ジャンルを読んできて
こんなに壁って低いものだっけ?って
感じた経験ありませんか?
男同士は大前提で生徒と教師なんて
リスク以外の何物でもないじゃないですか
この作品はその弊害から背を背けず
重く受け止めた上でとても切なく書いてくれてます

簡単に2人を表すなら、
はじめて恋をしたまだ子供な攻×大人な受

しかし攻はもう全然子供じゃないんですよ
高校生なんか仕事もできて 判断力もついて
社会に片足突っ込んでるようなモンですからね
でも内側がまだまだ出来上がってないんです
この攻に関しては人一倍その成長が遅いんです
寄ってくる女の子をとっかえひっかえして
仲間内では空気を読んで中身のない会話に
意味がないと気づいていながら日々繰り返す
家族は若い女と不倫した父親と
離婚を嫌がりヒステリックを起こす母親
自分で何かを感じることを
ストップさせている状態ですから、
そりゃあ精神面の成長なんてできない訳です

しかし受に出会ってはじめて
自分が成長できてないことに気がつくんですよ
どれだけ気を引きたくても自分第一にしてしまう
そんな自分に嫌気が刺すけど引き方も分からない
最初こんな攻に少しイラつきました
男同士の行為に知識もないのに半ば無理矢理
行為に及んであげく好き勝手暴走して
一方的に迫って言葉を欲しがってあげく
先生さえいれば何もいらないなんぞほざき出す
でもすごく気持ち分かるんですよ
アピールなんて自分からしたことない、
押すことしか知らない 下手に駆け引きしたら
他の男に取られるかもって怖くて仕方ない

全部"若さゆえの未熟さ"で片ついちゃうんですよ
でもあるきっかけで気付かされて自分なりに
成長するんです できる子なんです

受のキャラも大変いいです
美人で飄々としてて落ち着きもある
でもたまに優しかったり言葉が明け透けだったりして
人間味も持ち合わせている人

最終的にどっちも大好きになります
それぞれの人間味がたまらなく愛おしくて
どっちも幸せになってほしくて

長くなりましたが、
生徒×教師ジャンルに少しでも興味ある方
興味なくても何かBL小説を読んでみたい方
みんな読んでください
長々とありがとうございました

2

何回読み返したか

内容の濃い先生×生徒作品が読みたくて評価の高いこちらを手に取りました
やーーーーー買ってよかった
瀬名は本当まっすぐストレートにすき!先生!!って感じで、ザ高校生ってのがいい!
高校生といっても大人からすればまだまだ子供
それでも彼なりに色々考えて行動するんですよね
でもわからなくて…
手に入れたいのにどうしたらいいかわからない好きだと伝えるのにあやふやなまま
年齢なんて関係ないのになぜダメなのか
だって好きなのに!って
しょっぱいわ〜と思いながら読んでました

もちろん阿南は最初は戯れくらいにしか思って無かったけれど徐々に惹かれてしまう自分がいて
その気持ちに嘘をつく
怖いよね、本気になった後で自分だけ取り残されるのなんて
そりゃ相手も相手だしすんなり受け入れられないよね!!って共感しまくり

しかし最後にはしっかりハッピーエンドなのですが大人になっても本当に変わらなかったんだから驚きですよね
阿南もそこでようやく瀬名の気持ちに自分の気持ちに応えられるようになれて本当によかった
先生×生徒作品ではこちらが一番好きです

2

めちゃめちゃよかった

凪良先生の作品はハズレがないので今回も期待して読みましたが、期待を裏切らないどころか期待を大幅に超えてめちゃめちゃよかったです。
瀬名は強引で阿南先生はたらしという、どちらも描き方によっては、好ましくない印象を与えてしまったり、心情がわかりづらくなりがちなキャラ設定ですが、すごく感情移入して読めました。
凪良先生はお話がしっかりしている分えろは少なくなりがちですが、この作品はえろも割としっかりあるというのも読み応えがあってよかったです。
あと、凪良先生はくっついたあとを書くのが苦手だとおっしゃられてるので、いつも「くっついたあとを見たかった〜!」と思うのですが、この作品は割とくっついたあとも見られるので、程よくお腹いっぱいになれました。

受け視点の作品が好きなので攻め視点だとどんなにいい作品でも受け視点が良かったってなりがちなんですが、こちらは攻め視点でよかった、むしろ攻め視点がよかったです。

別の方がレビューでおっしゃられてますが、まさに「生徒×先生の決定版」です。迷ったらとりあえず読んでみることをお勧めします。

3

足掻く

高校生ものが得意ではないので、購入していたもののずっと寝かせていた2014年刊の本。受けが想定外で重苦しくなくって、読んで良かった!と思いましたため萌2にしました。高校生~20代の勢いでちゃんと成就するのは気持ちが救われて良いです・・本編250P+ドラマCDについていた後日談SS9P+さらにその続きになる書き下ろし20P+あとがき。

若い女に入れあげた父親と、ヒステリックに喧嘩する母親のいる家庭にうんざりしている17歳の瀬名。中学時代の同級生が、高校中退してバイトしている店に避難したところ、たまたまその日はゲイナイト。しかもその店の中で男を連れている英語教師の阿南を見かけて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
イトチュー(攻めの元同級生)、ユッカ、マイ(攻めの彼女)、真崎など高校の友達、大河内(受けのセフレ)、アコ(奇跡の運び手となる女子高生)ぐらいかな。
特に気になったサブキャラはいなかったですが、手酷い事をしたはずの歴代彼女がなんだかんだ言って攻めとの別れを惜しむシーンが良かったです・・・

++

攻めが年下ワンコで大人になりたくて悶えていてというのは想定範囲内でしたが。
受けの阿南が予想と異なり、きっぱりさっくり男前なのが良かったです!ゲイなのを隠していないというか、どう足掻いても「女は抱けない」ときっぱり言い切るところが吹っ切れていて良い!色々あってメンタル的にはちきれそうになっている攻めを受け入れるところも「優しくしろ」なんて、カッコよすぎる。

大人だよな。27歳で大人なのは当然なのですが、自分が27歳の時にこんなに大人に振舞えてなかったよな・・と思うのです。時間が解決するのかと思っていたら、かすかな取っ掛かりから足掻いてみると。

会えるんですよね。
まず再会できたこと、そして怖がっていたものはもう無いって言えるほど時間が経っていたことに感謝です。足掻いていたから掴めたチャンスだったのかもしれないです。最後の最後まで足掻いていたら、いつかチャンスが掴めるかもと思えてうれしい方は多いのでは。そして攻めだけではなく、大人だったはずの受けも足掻いていたことが、とてもとても嬉しかったです。

諦めなくて良くって、頑張り続けたらいつか引き寄せることも出来るって教えてくれるようなお話で良かったなと思います。これからまだ七転八倒する予定の方に、読んでいただけると嬉しいなと思う一冊でした。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う