むぼち
aozora biyori
表紙を見ただけで感激しました。
戸外で、全身を預けるようにして、ひしと七青に抱きついている葵と、嬉しそうに葵を抱きとめながらも、袴の隙間からちゃっかり右手を忍び込ませている七青の絵が、二人の関係や性格をさりげなく表現しています。
中身も、わずか4ページの中に、可笑しいところ、可愛いところ、色っぽいところが上手に収められていて、一本調子ではない短編として完成されています。
ミナヅキ先生の魅力が凝縮されたような、七青と葵にすっかり参っています。
まだまだ読み足りません。
『この世のすべて』番外編シリーズ、3冊目。
(前作未読でもOKな内容です)
まず表紙が素敵です。
木々の細枝がシルエットとなって浮かぶ、
青々とした景色をバックに
ひしと抱き合う二人。
中身は、表紙とうってかわり、とってもコミカル。
エロなしですが、相変わらず仲睦まじい二人でしたv
前回に続き、女主人の屋敷に匿ってもらっている二人。
屋敷の皆は、男も女も、葵にすっかりメロメロに。
七青にはそれが面白くない。
ポーカーフェイスだった葵を、ここまで表情豊かに色っぽく「ひらいた」のは俺だ!みたいな自負心と、嫉妬心に駆られていますw
で、庭の影で、葵にいたずらを♪
葵は、後ろから抱きすくめられ、身体をまさぐられ、
はじめは、可愛らしく恥じらっていたのですが…。
「いやです こんなところで…だめ…」
や だからっ…
外 は 駄 目 で し ょ う が !! 」
みごとな背負い投げが決まりました!! さすが元殺し屋エースw
しかし、七青も負けていなくて、
「じ ゃ あ 中 な ら い い ん だ な !! (ギラッ」
と、倒れたまま殺気を発し…w
葵の手を引き、ドカドカドカと部屋へ向かうのでした☆
できれば、その後のいちゃこらまで読みたかったけど
いつになくコメディテイストな二人は面白かったです♪