条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
bokura no jiyuu na koi no hibi
作者さんの初コミックのようです。
最近こういう素朴でコミカルな、イラストのようになる絵の漫画や絵柄がとっても好き☆
そしてルチルのかわいい路線にちょっぴりはまってます♪
この作品も、その素朴な絵柄が繰り広げる高校生のとても素敵な胸キュンキュンが季節とともに育って行く様子が描かれてギュってしたくなる。
コミックの中身はそれぞれ植物の名を冠して、出会いの六月があじさい、夏になって朝顔昼顔、すいか、秋になってアイビー、いちょう、冬になってなんてん、そして春さくら
と、季節の進行を共に繰り広げられていきます。
高校2年の喜多は、下校時雨に降られ傘がなくて困っている同じクラスの小宮山に傘をかしてあげようとしますが、身長差の為うっかり小宮山の眼鏡を吹き飛ばしてしまいます。
そこへ野球部のボールが当たり、小宮山の眼鏡は壊れてしまう。
日頃、子供の頃から要領が良く自らを偽善者と認めている喜多なので、今回の事もその偽善者の姿で、小宮山の眼鏡を買うのに付き合うのですが(眼鏡好きというのもある)改めてしっかり見た小宮山はとても可愛く、喜多の頭の中で鐘が鳴り響くのです。
小宮山は特待生枠で入学してきて、背も低く運動も駄目だけど勉強だけは、と何か一番になるものを見つけようとしていたのですが、喜多がいつも1番の成績をとる。
しかも身長も高くモテて、人当たりもよく、小宮山はそんな喜多にひがんでいたことを打ち明けます。
だからなのか、喜多の人となりを見抜いてもいたのでした。
しかし、喜多の恋は始まったのです。
帰りがけキスをして、こういう意味で好きだと告白をするのです。
こんな事から始まる物語。
小宮山の小動物のようなかわいさがとても際立つのですが、冒頭で自らを偽善といっていた喜多の真摯な想いの姿は小宮山でなくてもほだされちゃいます♪
自らを雑草の昼顔のようだという小宮山に、昼顔を調べてそのポジティブな面が小宮山のようだという目からうろこのもの言い。
喜多が甘いモノ苦手と聞いて嫌がらせをして、彼の嫌がる顔を見てみたいと思うのに、小宮山の作ったモノならおいしいと、具合が悪くなっても食べる姿。
夏休みには、美術の女子の登場で互いに勘違いをして、
そうやって、着実に確実に、小宮山は喜多を好きになっていくのです。
小宮山がパニくると一人エグザイルになる姿とか思い切り小さくなる姿とか落書きみたいなそのチビイラストが、とってもとってもかわいいのです!
そして忘れてはならない存在に、喜多の幼馴染で親友の花屋敷(ハナ)がいます。
彼は喜多と小宮山を見守る、とてもよい距離感で彼等と対等に友人であるのですが、ほんとうは彼は小宮山を先に好きになっていたという、カラっとしているけれどちょっぴり切ない片想いもあったのです。
喜多も言っていましたが、ハナはとてもいい奴なのできっと先にハナがアクションを起こしていたら小宮山はハナを好きになっていたかもしれないですね。
ハナはモノを隠される苛めを受けていた小宮山の「小さいおじさん」なんです(笑)
もうね、こればっかりは是非読んでキュンを分かち合って欲しいと思う作品です!
登場人物のモノローグも最高v
横書きで語られるその一行づつが、じわりじわりと心に浸みて彼等の様子のイラストがまるで絵本のように伝わってきます。
初エッチの時の喜多の心の声、好きって色んな感情がある。
かわいい守ってあげたいいじわるしたい泣かせたい・・・このシーンの部分のキュン萌えはハンパない破壊力でした!
特徴は、喜多と小宮山の眼鏡。
おされなのか、一歩間違うとダサ眼鏡な黒ぶちのデカいフレームw
太さや形が均一でない、いかにも手描きでまるで顔の一部見たいなそれが、また味があるのです。
そして喜多が髪をお団子にして登頂で結えてるの♪面白い~!
ラストでは髪を切ってしまっていましたが。
小宮山の頬が真っ赤になる顔も。
読み終えて、このキュンは一時の熱なのかと時間をおいて再読しましたが読むたびに心に馴染んでその度にキュンが訪れます。
とても素敵な作品でした。
ファンシーグッズのキャラみたいな可愛いイラストと、いかにもほのぼのな表紙絵から、こんなに泣ける作品だなんて想像出来ませんでした。
キャラ以外にも、お花やスイカ、花器や指輪のデザインなど、作画のひとつひとつに作家さんの心配りがあふれていて、作品全体が優しい雰囲気に包まれていました。
高校生同士の甘酸っぱい恋のお話ですが、それだけで終わらない、深く暖かい作品だと思います。
喜多(攻め)から向けられる真直ぐな好意に戸惑ってしまう小宮山(受け)。
喜多が甘いものが嫌いという情報を仕入れた小宮山は、山盛りのパフェを作って、嫌がらせをしちゃおうと思い付きます。(その作戦がすでに可愛くて胸キュン)
甘いものは苦手なはずの喜多はそれを隠し、美味しそうに平らげ、
「おいしいよ、上手だね」と笑うのです。
後ろめたくて恥ずかしくて、真っ赤になってしまう小宮山。
喜多を避けていた小宮山が、それをきっかけに少しずつ心を開いて行きます。
が、いきなり二人きりになることはなく、喜多の友人の花屋敷を交え3人で仲良くお弁当を食べる場面などは、とっても可愛くていいなぁ~と思いました。
アイビーやいちょう、なんてんさくら。
季節を追いかけるようにゆっくりと進む二人の恋が微笑ましく、ずっと見守っていたい気持ちになりました。
かわいくて愛おしくて一人占めしたい、などのモノローグひとつひとつが優しくて、喜多の笑顔と、小宮山の真っ赤な表情を見ているだけで、心が満たされるようでした。
特に146頁の、なんてんの実から溢れる、様々なアイテムや思い出のイラストは、いつまででも眺めていたくなるくらい綺麗です。
中盤は、喜多の友人の花屋敷の隠された気持ちにもスポットが当てられ、さらに切なく、涙なくしては読めないような展開になります。
そんな花屋敷の気持ちにも、きちんと答えが出せる小宮山にさらに涙…。
ネタバレになってしまいますが、ラスト付近は物語が大きく動く出来事もあり、それぞれがそれぞれの形で、それを乗り越えることになります。
そういう意味でも、甘酸っぱい恋だけでは終わらない、作品自体の深みがあるお話だと思いました。
喜多と小宮山がお揃いで買った指輪のデザインがすごく可愛くて、こんな指輪を選んじゃう二人がさらに可愛い!
悲しいことも辛いことも二人で乗り越えて、きっとずっと幸せで、ずっと一緒にいられる未来が見えるよう。
手元に置いて、何度も読み返したい大切な1冊です。
迷わず神評価で\(^o^)/!!
ページをめくるごとに夢中に。
あー、可愛らしいお話だなぁと思っていたら、イジメ、貧しさ、人間不信なども軽く描いてはいますが、ずんっと心に響くお話でした。
読み進めて、気付くと涙が溢れて、にっこり笑えて、優しい気持ちに。
3人がとても魅力的なキャラクターでより感情移入してしまって、もう、情緒が…。
良い作品でした。たくさんの人に読んでほしいと思いますし、出会ってほしい。
作者さんの他作品もいつか読むことが出来ればと、楽しみです。
一冊できっちりとまとまっていて読後感が良いです。
ほのぼのしてるけど途中で展開が大きく変わります。
それでもおいてけぼりにならず最後はあったかい気持ちになれる素敵な作品。
いいなと思ったのはハナの存在。
彼は受けの小宮山が好きなんだけど、喜多と小宮山を見守りつつ自分も想いを伝えます。
この関係が切ないけど一番いい関係だと思う。
彼が当て馬として登場しなくてよかったー。
できればスピンオフとかで救済するのはやめてほしいな・・・笑
ひとを好きになるっていいな、とじんわりと思いました。
ただ、どうしても某作家さんに似た画と作風でそれが気になって気になって。
それがなければ文句なしの神評価。
ストーリーは本当に良かったので次回作にも期待してます。
読み始めはほんわかコメディだと思ってましたが、
後半は胸がキュッとなり涙が出そうになりました。
ノッポメガネ・喜多×チビメガネ・小宮山
そこに、イケメン・ハナが加わり三角関係の模様。
それぞれに「好き」かあるけど、
思い合っているのは喜多と小宮山です。
ハナは、いわゆる当て馬…
だけど、私はこの優しいハナが大好きでした。
小宮山は事故にあい、右足が不自由になってしまいます。
喜多に負担をかけたくなくて別れようとする小宮山に、
喜多は逆算して考えようというのです。
幸せな未来から遡って、
今何をすべきか考えようというのです。
こんな考え方ありますか?
とても素敵だと思いました。
ラストも3人で支え合って登校する姿に、
ホロリと来てしまいました。
キャラが魅力的でとても素敵な作品だと思います。
甘酸っぱい青春ものとしては良質なストーリーではあったのですが、荒木先生独特の描き方がちょっと合わないかなと感じました。まるでおもちゃ箱のような、デフォルメ多めのタッチ。こういうタッチ自体は嫌いじゃないんです。ただ、それにプラスして小宮山がかなり小さく、目も真ん丸、頰もぷくぷくした子供みたいな見た目なので、高校生同士の恋愛としてはあまりにも幼い感じがして、キャラクター達の関係性にどっぷりハマることができませんでした。そこを除けば、喜多と小宮山、そしてハナの綺麗な三角関係は魅力的だったのですが。私はやっぱり一番高校生らしいハナが気になってしまったかな。