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nightmare catalog
初コミックスとなる雪路凹子さん。
OPERA連載時から、
「単行本化したら絶対買うぞ!」
と思っていたこちら。
発売日を見逃していて、気付いたのが発売日前日で焦って予約しました(笑)
吸血鬼・アシュリーと、それに従事する人形・ノエル。
二人はアシュリーの恋人探しに、色んな情報を得ては世界中を飛び回る。
その各地で出会うのは皆、人間ではなく――と進んでいきます。
まず、帯でのアシュリーの紹介に吹きましたw
『孤独をこじらせて変態化した吸血鬼』(笑) これ考えたのノエルじゃないかと思ってしまう(笑)
そしてノエルの紹介。
『主人をゴミ屑以下にしか思っていない』ww
雪路さんの耽美な絵柄に、ものっすごいギャップを放つストーリーです。
エロはナシ。(言葉でセフレが出来たとかそのくらいしか出て来ません)
雑誌で読んだ時は、苦手な絵柄だなーと思っていたんですが、読んでいく内にツボに入っていくんです。
まずノエルのドS性質が何とも言えず、そしてソレを大いに喜ぶ主人のアシュリーが本当クソ最低で笑えるのです(笑)
基本的に外国を回っているのですが、日本にも一度やってきます。
私的にはその回に出てくる日本の神や妖怪が凄く好きでした♪
特に天狗には何とも言えないセクシーさが漂う漂う!
なんやかんやで亀甲縛りにしてしまうんですが、内心、
「全裸でやってくれれば良かったのに…!!」
と思った私が居ます(※上半身のみ裸でした…残念)
ずっとブラックジョークやシュールな感じでいくかと思いきや、ラストに向けてしっかりシリアス感を漂わせてくれる。
この緩急の差がいい!
雪路さんの絵柄は、ドス黒いストーリーやシリアスな雰囲気に絶妙にマッチングしている方だと思うのです〃
本当のラストはマナティ&レティさまの本心が聞けて爆笑しましたがw
雪路さんご自身、
『おもしろくて へんなものがすき。』
と仰っているので、今後もこんな作品が読めることを期待しています!
やたら気合の入った美麗絵から繰り出される、ブラックでシュールなギャグ。
コミカルな展開に、時折挟まれる哲学的なテーマ。
軽重のバランスが絶妙で実に小気味よく、
連載時からコミックス化を心待ちにしていた作品です♪
とても長生きで、暇を持て余す吸血鬼・アシュリーが
理想の恋人を求め、古今東西あらゆる妖怪・精霊を口説きに出かけ
そのたび玉砕する…という一話完結型のストーリー。
変態クソ野郎なアシュリー、彼の従者で毒舌人形のノエルなど
ある意味人間以上に俗っぽい人外キャラたちが非常に魅力的だけど、
本書の隠れたテーマは、二人のSM漫才ギャグからチラ見えする
主従の絆、肉体関係を伴わない「愛」であると思います。
人間を愛するたび、死に別れる辛さと孤独を味わってきたアシュリー。
彼の寂しさを人形なりに解し、そばに居続けるノエルの
さりげない(本当にごく希にしか見せない)愛情が良い。
「一人にしないでくれ」とアシュリーに縋られたノエルは
「人形といるのは 独りでないと言えるの」と問う。
もしかしたらノエルは、誰とも交わることのできない「人形」としての自分を持て余しているのかもしれない。しかし、伴侶になれずとも自分を必要としてくれるアシュリーがいることで、救われているように思えるのです。
そんなシリアス展開を経て、最後はいつものギャグ路線に着地。
伴侶がいなくても、仲間たちに囲まれ楽しそうなアシュリーの姿にホッとします。
二人の足を映した最後のコマ、ノエルの素直じゃない感じが出ていてとても好きです。
(マナティーをそこで使うのか!みたいな小ネタもあり、伏線回収が上手い☆)
本書が初コミックスとは思えない、
洗練された完成度の高い作品世界に大変引き込まれました。
次回作は一体どんな話になるのか。
個人的には和風ファンタジーが読んでみたいです。
(本書で出てきた、亀甲縛りされた天狗と狐様とのコンビに結構萌えたのでw)
『耽美・ファンタジー・シリアス・グロ・シニカルなギャグ・変態』
この6点セットが大丈夫な方にオススメ作品です。
逆にこれらが苦手なかたはリターンです。
特に、こんな方にオススメです!!
・まつ毛バサバサドール系の絵が好きな人
・やたら美人・イケメンが出てくる作品が好きな人
・クラシカルな洋装やゴスロリ・ストライプが好きな人
・顔に包帯を巻いている人を見るとテンションが上がる人
・狐のお面にドキドキする人
・名前やコメントに十字架(✝)を使ったことがある人
・ノシノシ、(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。この顔文字の意味が分かる人
某人種の方にはたまらないですよ。
某人種の方には吸血鬼と包帯は常識ですよね!!
蟹め○まさんにオススメしたい!
め○まさんを知っている方にもオススメです。
絵もギャグも緻密で濃厚!!
シニカルなツッコミを入れる人形・ノエルとそれを喜ぶ変態吸血鬼・アシュリー。
この二人の夫婦漫才(?)が耽美絵で展開されるのでたまらないです☆
なおかつ核心部分は非常にシリアスです。
吸血鬼になってしまった孤独を一生背負って生きていくアシュリーと、
そのなぐさめ役の人形ノエル。
色んな要素がてんこ盛りで味わい深いです。
それにしてもマナティ⊂(´ω`)⊃が可愛いかったです。
人魚のお土産マナティが、あんな風に役に立つとは…!
癒しも得られて一挙両得でした。
『アシュリー @アシュリー
#僕の恋人になってくれる人RT』
こんなツイートを見つけたら、
『@ノエル キモイ無理』
と返してあげるのが正解です^^
アシュリーが光の速さでフォローしに来ると思うのでブロックしてあげるのがお約束☆
とこんな感じのノリについていけると思うかたはレッツ読書です♪
作者のお名前「ゆきみちおうじ」……と読むんですね?!
まず表紙の美しさに魅せられる。
さらには、本を開くとどのページも緻密に書かれた美しい絵。
絵だけ見ていると耽美なヴァンパイア物という感じなのだけれど、
中身はシニカルだけれどポップな笑いが詰まっていて、
そのギャップになんとも嵌ります!
永い時を生き続ける美しき吸血鬼アシュリー。
ドMで変態の彼が、従者である元人形のノエルをお供に、
伴侶(♂)を探してあっちこっちへお出かけ、というのが、話の筋。
主人のアシュリーをゴミ屑としか思っていないノエルも可愛い。
日本の妖怪や天狗を初め、世界各国の人外が次々出て来くる。
亀甲縛りも出て来るw
一話完結が連なる形式で、どの一編をとってもまとまりよく読ませ、
かつギャグだけじゃないシリアスも見え隠れする絶妙のバランスは、
デビュー作とは思えない完成度。
クスクス笑いながら読んでいたのだけれど、
ちょっとシリアスを挟んだ後の、
「◯◯を△△に変えた魔女の呪いを解けないのなら 、
他の魔女に△△が◯◯になる呪いをかけさせれば、いいんじゃないでしょうかねえ……」
というノエルのセリフで、笑いの発作が止まらなくなってしまった……。
ああ!
ということで、好きっ♥
皆様も是非、この世界をお楽しみ下さいませ。
おもしろい!
表紙からは想像もできないほどのギャグ漫画w
そんで恥美でゴシックで美しいイラストがとんでもない化学反応起こしてます。
だからこそ時折のぞくシリアスな部分が際立って
そこも魅力のひとつ。
小物や服なんかもこだわりを感じます。
でもやっぱり一番はギャグ。
メタ要素もおりまぜつつ飛ばしてます。
ツイッターネタww
永井三郎さんとか好きな方はストライクじゃないかなと思います。
次もこの路線で描くのでしょうか。
とても楽しみです。
こんなに細かく丁寧な変態をえがく作者さんが素敵だと思います!!!
キャラクターの一つ一つの発言にそのキャラの性格がじわりと
でているので笑いが止まらないwww
思わず”これアカン”と言ってしまいました
おすすめですとても!!
まず何と言っても、絵が素晴らしいなぁ。
隅々まで繊細に書き込まれた、本気の耽美。
この絵で繰り広げられる、永遠の時を共に過ごせる恋人を求めて世界を旅するロマンティックなストーリー。
そう、テーマというかストーリーのメインは、至高の恋人探し。
吸血鬼である自分とでは、人間は弱く、その人生は短く、いつまでも共にある事は叶わない。
ならば、自分と同じような人外の者ならば、恋人として長い時を過ごせるのではないかと、吸血鬼アシュレーは唯一の従者である、自分で作った人形のノエルと共に世界を旅します。
絵だけを見ると、どのキャラも、とんでもなく耽美で、ため息が出る程美しいし、上記のようなあらすじだけ聞くと、とてつもなく切ないお話のようなのに、
ノエル君の容赦ないツッコミのおかげで、どんどんお話はシニカルなギャグの地平へと飛翔していきます。
いやー、
ギャグは、やっぱりこの位本気の画力があってこそですなぁ。
こ、これは!
この耽美な絵でギャグという素晴らしい作品でした。
主人の吸血鬼と元は女の子だったのに勝手に性転換(笑)させられたお人形の従者の掛け合い漫才が本当にたまらないです。
あと日本の妖怪のどうしようもなさ。愛おしい!
ラストに少しシリアスがあれど、全体的にのほほんとあほ(褒め言葉)なので、気楽に読めました。
これで終わりなんですかね。
また続きが読んでみたい一作です。
あと他の方もあげてらっしゃる様に、一番印象的なシーンは人形が主人の両鼻の穴に指を突き上げるシーンです。もう容赦ない!(笑)
一生を添い遂げる恋人を探す吸血鬼、アシュレイ・A・マーロウ。
従者で人形のノエル。
ノエルが手を焼くご主人様、アシュレイは著しい変態だった。←本編で言ってる。
人間の恋人ではすぐ死んでしまうとの事で、人外の恋人を探す旅へ。
人魚や、夢魔にドッペルゲンガー、八百万の神まで古今東西を網羅する勢い!
濃厚なエロスをぶっこむストーリではない…
繊細なタッチとキレのあるツッコミが入る、ギャグマンガである!
かつて、こんなに面白いコミカルなマンガがあっただろうか………否!!
絵は綺麗だし、変態は変態だけどいいキャラだし、
辛辣な従者もいい仕事してるし…
エロ要素ではなく、キャラで魅せるマンガです。
「背後にメガネ」もそうですけど、容姿端麗な変態を描かせたら天下一品だと思います。
私は雪路さんが描かれる睫毛一本にまで丁寧にバッサバサに描かれたお耽美で美しい絵から繰り出されるシュールなギャグ、そして一切の恥じらいを捨てて突き抜けている変態さんが大好きです。
こちらは吸血鬼が主役のファンタジーものです。
永遠の命を持つ吸血鬼が、自ら作り上げた人形ノエルを従者に、理想の恋人を求めて、世界中さすらいます。
ノエルは仕える立場といえどもご主人様相手に容赦ないシニカルなツッコミを入れまくるけど、アシュリーはへこたれるどころか、ノエルのどSなツッコミに打ち震えて喜んじゃってて、始末に負えない変態ぶりが全開です。
吸血鬼の恋人候補は、狼男、夢魔、ミイラ、人魚に日本の妖怪…と節操ないことこのうえなく、ありとあらゆるところへ精力的に出かけ口説いては玉砕します。
私は、ネイティブアメリカンの精霊のお話が好き。アシュリーの変態ぶりは変わることないけど、アシュリーの「自分とは何か…」という事を永劫に考え続けているのだろうと伺えるやり取りが好きです。
アシュリーもただの変態なだけじゃなかったんだなと。
その後ラストにかけて、シリアスな展開となりますがそのまま美しくお話を終わらせるのではなく「よーし今日もムラムラするぞー!!」とアシュリーがご復活され、ギャグテイストで終わるところがさすがです。
セリフ(文字数)が多めなので、疲れているから何も考えずにただ笑いたい…という目的で手にされるとちょっと違うな…と感じると思いますが、美しい絵と変態溢れるセリフのギャップを是非楽しんでいただきたい一冊です。