ともさくらの世界に、二人のアーティストが絶賛!!

潜水士とクラゲ

sensuishi to kurage

潜水员与水母

潜水士とクラゲ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
90
評価数
23
平均
4 / 5
神率
47.8%
著者
ともさくら 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
価格
¥1,000(税抜)  
ISBN
9784863494060

あらすじ

◎中村明日美子(漫画家)
「美しい標本箱のよう。しかし確かに健気にほのあたたかく息づいている。」

◎ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)
「人魚が見上げた伽藍には、星たちのささやきが裏返しになって満ちていました。」


フランスの街に住む陽気なパティシエのジャン、そして無愛想なギャルソンのアンリ、道を隔てた向かいの店で働く二人がひかれ合う理由とはーー…?

緻密な画面と繊細な小物、マイノリティの人々へ向ける優しい目線、コマの行間に流れる空気が雄弁に語りだす。
現代における漫画界の印象派、ともさくらの初単行本。
BLアンソロジーコミック誌『OPERA』掲載時からほぼ全ページに加筆修正した完全版。

収録作品
・潜水士とクラゲ
・蛹(さなぎ)の中
・輝く瞳 ※「prunelle etincelante」より改題
・熊と小熊
・アナトールおじさん ※「Monsieur Anatole」より改題

表題作潜水士とクラゲ

ケーキ屋の接客,パティシエ
ギャルソン

同時収録作品蛹の中

同時収録作品輝く瞳

同時収録作品熊と小熊

同時収録作品アナトールおじさん

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

愛おしき男たち

満を侍してというべきか、待望のともさくらさんの単行本が発売になりました。
OPERA掲載時、最初は少しとっつきにくさを感じてしまったのに読み重ねるうちにグイグイと引き込まれていくその独特の感性と世界。
細密とデザインの多用された絶妙なバランスで表現されるその世界は是非オールカラーで見てみたいと思わせるものでありました。
・・・しかし、残念なことに表紙カバーだけがカラーでちょっぴり落胆がなきにしもあらず。
それでも、自分の頭の中で色が再現されるそれらは、まるで短編のフランス映画を見ているが如くの物語達です。
どのお話にも心を揺さぶられるセリフやモノローグが登場し、彼等の心に自分の心も共鳴して思わず涙があふれてくる。
どれも、少し不器用な男たちが登場し、そしてすごく、すごく素敵なのです。


カフェでギャルソンをするアンリには自分が海底でもがく潜水士のようだと思えている。
潜水服で隔たれたその外の世界では、人々は自由に泳ぎ回る魚。
そんな彼に向かいのケーキ屋の弟子ジャンは光輝きふわふわと漂うとても綺麗なクラゲに見えるのです。
自分の言葉は泡につつみこまれ消えてしまうはかなく届かないものでしかないというあきらめ。
それでも無愛想な自分を変えたいと思い接客の仕事をするアンリと、人当たりがよく店の外で人々の相手をするジャンとの接触から彼等が惹かれあっていく様が描かれるのです。

劇的に何かあるわけではありません。
彼等が求めあうものがまるで正反対のような二人であるのにぴったりとはまりあう、それは互いの観察と二人の会話で成り立っています。
ジャンはアンリを不自由な潜水服から自分と同じ自由な海の中へ解放してあげるのです。

恋とは、愛とは、そんな大仰に考えるものではなくとても感性の部分で自分にふさわしい人として相手の立ち位置がある。
そんな関係が自由で、とても自然に受け入れられるのです。
それはこの表題だけではなく、他に掲載されている2作品についても同じだと思われました。

この表題に連なる2本はその後編的なものを、子供をとおして彼等の幼いまだどうなるかわからない特別な感情の芽生えを上手く”蛹”とかけているのではと思われるプロローグ的描き下ろし【蛹の中】を経て【輝く瞳】へと繋げています。


【熊と小熊】
少年に届いた一通の手紙。
顔も知らない父親かもしれない、その差出人を訪ねて少年が極北の地をおとずれるところから始まります。
少年ミーシャを迎えたのは、生物研究の為冬前までこの地に滞在する学者のニキフォルと、この地で生まれ育った変わった風体のアルテクの二人でした。

氷と雪の表現がとても素晴らしいです!
鋭角を多用した背景とコントラストの陰影で、雪のまぶしさを表現してある様がとても絵画的でもあり、質感と温度を感じさせる。
アルテクの独特な不思議さを醸す雰囲気と、寒さで凍るまつ毛。
物語も秀逸で、この少年の純粋さは第三者であるがゆえにとても聡く、大人の二人がうっすら気が付きながら言葉にできないその感情を感じ取ってしまうというもの。
それぞれの行動は互いをとどめておきたいが為、互いに会うため。この不器用な大人達の展開と結末に、何故だか感動の泪がさそわれてしまうのです。


【アナトールおじさん】
小さい頃、大学の友人の話を聞かせてくれていたアナトール叔父さんが亡くなり、姪は彼の願いにより、友人であったガスパールを訪ねて行く。
ガスパールが学問バカであった為、気が付けなかった特別な感情と、
そんな彼だからこそ、内に思いを秘めたまま去った叔父。
ただ、それだけの短い話なのに、相手への深い愛情がゆえにおきたすれ違いは悲しい結末だが、美しい話として涙をやはり誘われてしまうのです。


表題のアンリのギャルソンスタイルは、まるでウォーリーのようなボーダーのシャツとボンボンの付いた帽子。
登場人物達のしているピアスが目を惹きますが、後書きによると実在のアクセサリーだとか。
眼鏡の人物はみな一様に丸眼鏡。
それもまたアーチスティックで素敵なのです。

とてもシンプルなストーリーと、シンプルな背景、シンプルな登場人物。
無駄をそぎ落として見せるそれぞれが紡ぐストーリーは感性に訴えてやみません。

17

ひくり、と動いた

丁寧
慎重
緻密
繊細
パーフェクト
美術館でじっくりとゆっくりと『ともさくらの世界』を一日中見ていたい。

凄い。たまげた。

特に44ページの丸メガネに映る【蛹】の描写に鳥肌がたった。
どのページを見ても
ただただ美しくて。

読み返すごとに新たな感動がふわりと降ってくるよう。
ケーキの先生の言葉がとても心地いい。

「恋をして初めて」
「恋する瞳の輝きに気付く」
「世界で一番美しいものを知れば 
 嫌でもすべては美しく輝きだす」

少年の瞳の先には恋の予感。
甘い余韻が読み終わった後、ずっとずっと私の中でくすぶっています。

3

じっくりコトコトと煮込んだスープのような一冊

表紙の絵から漂うアーティスティックな印象そのままの、実に味わい深い一冊でした。
帯、表紙、中の書体、絵柄、物語、ページのナンバリングその他全ての部分に“こだわり”が感じられました。

まず帯の推薦文が中村明日美子先生ということで出版社のこの作品に対する力の入れ具合を感じました。
もう一人の推薦者ブブ・ド・ラ・マドレーヌさんは美味しそうなお名前ということだけは分かりました。
存じていない方だったので調べてみたらアーティスト&社会派ドラァグクイーンの方だそうです。

次に表紙・装丁はchutteさん。
著名な方の小説やコミックの装丁もされておられるかたで、これまた装丁にも力が入れてあることが伝わってきます。(全然BLとは関係ない作品ですが、私の好きな小説の装丁もされておられたことをこの機に知りました)

帯や装丁等からだけでも、この作家さんが周りから期待されている「才能のある方」ということが感じられます。

また中のフォントも凝っています。
ト書きの部分に映画の字幕のようなフォント(おそらくしねきゃぷしょん辺り)を使っていたり。
こちらは作者さんの指定なのかよくは分かりませんが、物語の雰囲気を考えて選び抜かれたフォントだと感じます。
また、作中、虫眼鏡のレンズを通した部分のセリフ文字の部分が、拡大されて大きな字になっているところなど、遊び心とセンスの良さを感じました。

ほぼ全ページに加筆修正が施されたというこの凝り様に、作者さんの絵に対する情熱や物語を大切に描いておられる姿勢が伝わってきました。

絵柄に関しては背景の書き込み具合が詳細ですごい!と思うのですが、それだけではなく人物の書き込み具合も丁寧で素晴らしいと思いました。
こんな風に詳細な背景の書き込みをされるかたで、たまに人物の絵がやけにあっさりしていてアニメちっくでガッカリなんてことがあったりするのですが、
ともさくらさんの絵は人物にも書き込みがしっかり入っているところも魅力的でした。

お話は淡々としているようで「あ」と思わされるような内容だったり、実に味わい深かったです。

静かで優しい物語が丁寧な絵で綴られていました。
空にふわふわと浮かぶクラゲ。
水泡となって消えていく言葉。
突き刺さるような白い世界。
子どもの頃何度も聞かされた物語。

どこか遠い世界の、まるでおとぎ話のように感じるのに。
それなのに、人物たちの確かな息遣いを感じます。
そこに温もりを感じました。

じっくりコトコトと煮込んだスープのような、とても丁寧に作り込んだ、味わい深い一冊でした。
4、5回は読み直したと思うのですが、まだまだ読み込んでいけそうな気がしています。

3

なんて美しい漫画

中村明日見子さんが帯に「美しい標本箱のよう」ってコメント寄せてたけど、本当にその通り。
画面も美しいけど、登場する人たちのなんと美しいこと。
詩的で絵画的で、漫画ってこういうこともできるんだなって思った。
アルテクとニキフォルの話が一番好きですが、アナトールおじさんの話でぐっときた。
いやはやこれはA5で出してくれたオペラさんナイス。

1

不思議な感じ。

これも独特の世界観ですね。

何十年も昔、自分が漫画を読み始めた頃に
こんな感じで描いてる人がいたような???
(タイトルとか覚えてないや…)
それに昔は外国モノと言ったら、
ヨーロッパ系を舞台にして描かれるのも多かったし
BADエンドも珍しくなかったですし。
懐かしい感じのストーリーにも思えました。
(全てというわけではありませんが)

後は途中途中で描かれる緻密なイラストと言えばいいのか
最近で言えば青井秋さんを思い出すような…

1

とおい国のものがたり

随所にこだわりを感じられる一冊でした。
言葉ひとつ、キャラクタたちが身にまとうものひとつ、すべてを綿密に考えていらっしゃるように感じ取れます。完成度の高さもさることながら、しかしこのテのものが苦手な方もいらっしゃるでしょうから、人を選ぶ一冊であることも確かです。
いわゆるボーイズラブコミックというより、セクシャルマイノリティを描いた作品集なのかな……同義かな? 小難しいこともなければ決して暗い作風でもなく、むしろファンタジックなときめきを感じずにはいられないのですが、童話的な面もあるためBLとカテゴリするには少しためらいを覚えます。文学的と言うのかな?
フランス映画の匂いもありますし、チェコ・ハンガリー・ドイツなどの東欧な雰囲気も。後述しますが[熊と小熊]はチェブ●ーシカやピ●グーを彷彿とさせました。

とにかく、和風とは真逆の世界観です。
ガラス瓶のなかに創られたミニチュアのジオラマをぼんやり見ているような気持ちになりました。スノードームとかね。

[潜水士とクラゲ]
息苦しい、生き苦しい、アンリ。
彼が着ていた潜水服にはきちんと酸素が通っているのだろうかと心配になるくらい、とても生きにくそうにしていた彼にとって、ジャンという酸素が現れてよかったのだと思う。劣等感とはまた違う、他との隔たりをちくちくと感じてただぼんやりと見るだけにしていたかったのではなくて、できうるならばその手でクラゲの頭をつんと突くくらいはしたかったんだろうな。
人間として真反対なジャンは、アンリの心を溶かすことのできる唯一の人。潜水服のヘルメットを取ってあげられるたった一人。うまく絡まるように世はできている。

[蛹の中]
この描き下ろしがいっとう好きです。
ぼくが 君の愛する 虫であれたら
ぼくが 君の視線を独占できる それであれたら
ギヨームのなかで微かに蠢く恋心が聞こえてくる数ページが大変素晴らしい。まさにフランス映画にありそうな世界観なのですよね。まだ幼いからこその思考と発芽です。

[輝く瞳]
本誌掲載順ではこのお話が一番初めなのですね。仕上がっているジャンとアンリ、そしてギヨームとリュカ。
幼い恋の萌芽を垣間見るジャンが、もしかすると誰よりも繊細なのかもしれません。

[熊と小熊]
三編に分かれて収録されたストーリー。こちらも芸術的な仕上がりです。
潜水士とクラゲで描かれたややボタニカルアートにも近い風合いとは異なり、こちらからは絵本の要素を感じました。前述した、チェブ●ーシカやもぐらのク●テルなどの雰囲気です。
果たして本当のところは誰が誰を待っていたか、ですよね。
ニキフォルは人間だったから伝えられなかった、アルテクは人より少し異なっていたから伝えられなかった、むずかしいすれ違いをこすり合わせるように縒って繋げられたのはミーシャのおかげですね。
興味半分で訪れた僻地での生活が、きっとこれからのミーシャを支えるでしょう。ミーシャにとっても、アルテクとニキフォルにとっても、お互いがお互いの必要性を強く感じるひとときになったはずです。ナチュラルにいい話だったな……とため息をもらしました。
ともさくら先生があとがきでも書かれていますが、この作品では特にアンティーク小物や理科的な小物がたくさん描かれています。一抹の憧れを覚える空間。

[アナトールおじさん]
誰しもに触れられないところと触れてはいけないところがあって、そしてそういうところはその当人から語られない限りは一生蓋をされたままになるわけで。
今作でおじさんはルーシーにだけその蓋を開けていたのだと、またそれが瀬戸際でようやくだと思うととても切なくてとても寂しくなったのです。ガスパールへの感情はやっぱりどうして、蓋をしたままに変わりはないのですから。
ルーシーがいくら こうだった と告げても、真実を知るガスパールは嬉しくもありそして悲しくもありますよね。そういう言いようのない切なさが滲んだお話でした。

とかく緻密な一冊でした。帯の推薦文が明日美子先生だというのも納得。
ところどころに各作品の登場人物が出てきていたりもして、そういう細かい部分を探したり遊び心も楽しめました。もしかすると、今後の作品の登場人物たちも、あの街のどこかに居るのかもしれませんね。

0

鉱物や昆虫や、顕微鏡。オーロラに望遠鏡そして惑星、恋心。

答姐でおすすめされた作品です。
失礼ながら作者様も作品も全く存じ上げませんでしたが、読んでみてびっくり。元々大好きな「澁澤龍彦」的世界が感じられて、グイグイと引き込まれました。

「潜水士とクラゲ」
多分パリの、通りを挟んでお向かいのケーキ屋さんとカフェ。パティシエのジャンは愛想良し、ギャルソンはのアンリは無愛想、お互いが気になって。
アンリの無愛想には哀しい理由があったのです。その日からアンリは言葉が喉に詰まって、景色は海底を歩く潜水士が水面を見るようで。
そんな、失恋で止まってしまった心がまた動き出す。優しくて切なくて、でも嬉しいおはなし。

「蛹の中」
リセの、陽の当たる教室の、昆虫の標本。黄金虫、蜻蛉、蝶、羽化しない蛹。リュカとギョーム。
二人の秘密。

「輝く瞳」
ジャンのケーキ店。ジャンはいつもお客さんと表にいてちっとも仕事をしてないみたい。店員はアンリ。
ギョームが友達用のお誕生日ケーキを買いに来る。多分リュカ用の?
友達以上になりそうな、揺れる心。恋することの何たるかを知っているジャンのケーキは、いつだってみんなの味方なんだ。アンリにとっても。

「熊と小熊」
北極圏?に会ったこともないパパを探しに来たミーシャ。
出会ったのは動物や鳥類を研究するニキフォルと、ずっとその地に住んでいる不思議な男アルテク。
ニキフォルがずっと追っていたシロフクロウ。アルテクはニキフォルが来たら逃げるようにフクロウに頼んでいた。調査が終わってしまったらもうニキフォルが来なくなるから。
そう、ニキフォルとアルテクは不器用な両片想い。
オーロラと雪と動物たち、海、流氷、涙も凍る寒い大気、そんな世界での恋の気持ち。

「アナトールおじさん」
死んでしまってから恋心を告白して何になる?
宇宙に浮かぶ惑星、時を超えるかすかな星の光。万物はみな星のかけらでできていて、会えなくなった15年など宇宙の中では一瞬にもなりはしない。それでも。
なぜアナトールおじさんとガスパールはその一瞬でも共に心を分かち合えなかったのか。涙するアナトールの姪です。

1

すっと美しい世界観に入り込める短編集

 本当に自分もその場に佇んでいるのではないかと思えるくらい、物語にぐっと引き込んでくれる美しい絵のタッチが素晴らしかったです。今このレビューを書いていて、そういえば濡れ場は1つもなかったなと思い出しましたが、読んでいる最中はそのことにまったく気付かないほど自然なストーリー展開でした。

◆潜水士とクラゲ(表題作)
 愛想の良いパティシエのジャンと、無愛想なギャルソンのアンリの話。以前彼氏がいたアンリは、同性愛者を受け入れる空気のない田舎で息が詰まる彼に、何も言ってあげることができませんでした。それ以来ずっと、アンリは海底に沈む潜水士のような心持ちで、足は重く吐き出す言葉は泡となってしまうように感じています。全体が海中になっているページもあり、アンリの心を海に映し出す演出が非常に印象的でした。ジャンに打ち明けることによって、アンリが海底から解放され、新しい恋に目を向けられるようになったことが嬉しかったです。

◆蛹の中
 少年同士の物語で、私はこれが一番好きです。様々な虫を観察したり標本にしたりすることが趣味の変わり者のリュカ。周囲から遠巻きにされている彼に唯一友人のように話しかけるギヨームは、自分がリュカに愛でられる虫に羨望を抱いていることに気付いてしまいます。幼い子供だからこそ純粋な好意の行き着く先が突飛で、でもそれがとても切なくて。もう少し読んでいたいと思わせる作品でした。

◆熊と小熊
 極北の地で繰り広げられる、不器用な大人達の恋愛。とても不思議な世界観でした。最終的には自分のために、アルテクの息子・ミーシャを呼び寄せたニキフォル。彼のおかげで今まで長年築いてきた関係性が変わっていく2人に、やはり物事を真っ直ぐ考えられる子供の力ってすごいなぁと感じたり。ミーシャの「パパが2人できたみたいと思った」という言葉も印象に残っており、この短い期間3人はそれぞれきっと本当の家族のように感じていたんじゃないかと思いました。

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