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tomato no tenohira
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : どっちのCPも好き。
〖紙媒体〗
未読
「トマトのてのひら」
トマト農家の長男に生まれた智裕は家業を継ぐまでは
好きにしていいと言われ東京の大学へ進学した。
時は流れ、智裕は気が付けば27歳の誕生日を迎えようとしていた。
ある日バイトの帰り道、傷だらけの男・勝人に出会い、声をかけたところ、
なぜか逆に脅されて自分の家まで連れ帰ることになる。
しかも、ケガをして動けないはずの勝人は智裕を突然襲ってきて…
初回はもうほんと、智裕のお尻がただただ痛そうで可哀想です。
普通であれば怒り狂ってもいいはずの状況なのだけれど、
その後も訪ねて来ては薬や食べ物をドアの外に置いていく勝人に毒気を抜かれ、
いつしか互いの家を行き来し、身体を重ねる関係になってゆき…
勝人は初登場時こそ智裕を脅迫し、無理やり抱くというクソっぷりでしたが、
その後は智裕の尻を気遣ったり、心を許した後は年相応に甘えてきたり、
意外にも素直でいい子だということがわかってきます。
お人好しで勝人を追い払うことのできない智裕に
つき纏うその姿は野良だったわんこが懐いてゆくようです。
一緒に過ごすうちに絆されて恋人になり、最後は智裕と共に
田舎に着いてゆき家族のような関係にまでなってゆきます。
智裕の家族にもすっかり溶け込んで、おばあちゃんと
まるで本当の孫のように口喧嘩している場面はなんだか微笑ましいです。
同時収録作品「むすんでひらいて」は
過去のトラウマから歪んでしまい、人を信用できなくなってしまい、
ちょっと面倒くさい性格になってしまった阿部と彼とは正反対に
器がでかくて、めちゃくちゃ性格のいい先輩社員・柿沼のお話。
何をしても笑っている柿沼の笑顔を歪ませてやると
自分の悪い部分を見せたり嫌がらせをしたりする阿部は
まるで好きな子に嫌がらせをしてしまう小学生のようで
子どもっぽくて、どこか憎めない。
柿沼もともかくいい人で、さすがにそれは怒ってもいいのでは?
と思うことまで笑って済ましてしまうあたり聖人の域です。
最後は無事恋に落ちる2人ですが、一緒の布団で寝ているのに、
手をつなぐところでストップというところが
物語の始まりの頃の阿部の乱れ具合とのギャップがあり、
2人の可愛らしい恋人関係にニヤニヤしてしまいました。
◆トマトのてのひら(表題作)
ケガをしてぼろぼろの男に半ば強引に部屋に押しかけられてしまった智裕。という非日常的な導入で、コメディに振り切ってもないけれどけっしてリアル感は強くないストーリー。なんですが、この短いページ数の中でも攻め受けの魅力がきちんと伝わって、濡れ場にも萌えて、田舎の情景で締める終わり方も素敵だな、と思える何ともバランスの良い作品でした。田舎から上京してきた結果、今となっては男に掘られるようになってしまった智裕の不憫さは気の毒だけど、勝人の根が誠実なのは分かるしどうにも憎めないキャラなんですよね。一方的な初めてから一転、威圧感のある顔付きはそのままに2回目以降は智裕の快楽に尽くしてくれる、その落差にも萌えました。トラウマとか壁にぶち当たるとかも特にない話なんですが、萌えと満足感は十分得られました。
◆むすんでひらいて
この同時収録作も表題作と同じくらい好きです。本当はゲイだけど、一度酷い目に遭って以来すっかり腐ってしまって、社内では女性と、社外では男性と関係を持ちだらしない生活を送る阿部。はつらつとした性格の柿沼の顔を歪ませたいのだけど、それは叶わない。自分の芯をしっかり持った柿沼は、自分が実際に見たものや聞いたものから感じたことを大切にしているんですよね。写真の阿部と、実際に話した時の阿部なら、彼にとって大切なのは後者。そういう確固たる自分を持った攻めが素敵だなぁと。捻くれがちな性格だったのが、攻めに感化され素直な甘えたになっていく受けの変化も、可愛かったです。
ふたつの話があるけど
ビッチ受けはあまり好きじゃないので2番目よりは
やっぱり1番目のcpが好みでした。
受けも可愛いけど攻めが最も可愛い♡
実は無理やり系大好きなんでww
攻めはあんなに強引で無茶な性格なのに受けに惚れて懐いてワンコみたいで受けも心を開いていくのが可愛くてしようがなかったです。受けの地元でいちゃいちゃするのも超可愛かったし続編で二人の話がもっとみたい!!
表紙を見れば農家のお話なのか…と思ったら意外や意外で、東京での危険な(?)恋を描いたお話でした。私にはけっこうデンジャラスな恋に思えまして、きちんとくっつくまでがハラハラでした。しかしカップリングはとてもとても可愛いです。
農家の跡取りで東京の大学に通う智裕が、道で拾ったヤクザのような男に犯され、怖がりながらもいつの間にか彼がいついてしまうというお話。
最初は強姦シーンからで、これが本当に痛そうで本当に怖がっているのでかなり悲惨な感じです。
相手のはしょっちゅう怪我をしてるしどうもカタギじゃなさそうな人間。一体どういう生活をしているのか気になってしまう。
でもこのお話の一番の見所は、この彼が7歳も年下で、しかも智裕に懐いているのは本当で、懐いているときの顔はあどけなく歳相応というところです。
いつの間にか仕方なく「面倒をみてあげないと」という関係になっていく様子が自然です。恋愛ものとして丁寧に描かれているお話だと思いました。
年下攻めが好きな方にオススメです。
ちょっとデンジャラスなんですが、最終的には暖かさに癒されるお話です
田舎っていいですね。
それと、この方の作品は初めて読みましたがかなりえろかったので驚きました。
他の作品も読んでみたいです。
イタイとか、ムリヤリとか、
そういう作品は地雷なのですが、
この作者様の作品レビューの中で、
一番神評価が多かったので、読んでみました。
(初読みの作者様でした。)
ダメですよ!
得体の知れないチンピラまがいを
ホイホイ家にあげては!
危険なフラグが立ちまくりです。
言わんこっちゃない、
田舎育ちの親切な心を持つ受けは、
バイの攻めに、まんまと掘られてしまい、
2日間はまともに動けなくなってしまいます。
その後、見舞いだの何だのと通ってくる攻めに、
犬のような姿だなあと毒気を抜かれていき、
身体を何回も許してしまいます。
これは、もう、ほだされ街道まっしぐらです。
そして、
27歳になった時に実家へ
連れて帰るようにまでなるのです。
受け
「俺にこれだけ優しく触れる事ができるんだから
トマトだって扱えるだろ…?」
実家へお持ち帰りからの、
家業を手伝ってもらうパートナーに
育てるとはなかなかのやり手です。
ばあちゃんっ子の受けは、
ばあちゃんにひ孫を抱かせてあげられませんが、
トマト農家を攻めと共にしっかり継いで、
安心させてあげればいいんじゃないかなと思いました。
同時収録「むすんでひらいて」は、
“攻めがいい人!”の一言に尽きます。
ちょい病みビッチ系の受けは、
あまり好きではないのですが、
攻めの優しさのおかげで可愛らしく
変化していったので読了感はよかったです。
地雷な作品ではありましたが、
どちらの話も受けが幸せそうだったので、
挑んで悔いなしでした。
『トマトのてのひら』が表題作であるというのに
同時収録作品の方が好きでなんだか申し訳ございません…。
最初、勝人が思いやり無さすぎて、智裕が可哀想だったんです!
親切を仇で返すどころか無理矢理の行為…痛そうだし
脅されて怖かっただろうに……。
それでも放っておけない智裕はおかん気質なんでしょうね。
ノンケだったし、初めては痛くて気を失うほどだったのに
勝人に絆されて解されて快感に抗えない姿が可愛かった!!!
人を殴ってばかりだったその手が、
智裕の優しさにふれ、大事な人となり
智裕の実家のトマト農家を手伝うって
出会いのバイオレンスっぷりからは予想も出来なかったです!
人って変われば変わるものですね…。
誠実さに応えたくなるほどだから
本当は勝人も根っからの悪人ってわけじゃなかったのかな。
ちなみに髪を切った勝人の方が好みです☆
カバー裏の勝人の妄想がとても楽しかった!!
そりゃムラついちゃうわww
『むすんでひらいて』
雑誌掲載時、前編だけ読んで後編が気になっていたんです!
(もう3年前にもなってしまうのか……早い…)
ところが先日腐友さんと河馬乃さんのお話になり
こちらのコミックスに収録されていると教えてくれて
そっか!表題作とは限らないんだ!!と今更すぎるんですがww
人当たりが良く、いつも笑っているような柿沼に
無性に苛立ってしまう阿部は節操なしのバイ。
おっさんとのハメ撮り画像を携帯に送って
柿沼のいつもの笑顔を歪ませたかったのに
むしろ優しくいなされてしまうなんてそりゃ惚れる!!!!
高校の頃、好きだった先輩の裏切りで傷ついて
純粋だった心がねじれたままで大人になって…。
阿部は何も悪くなかったのに
当時はきっと立ち直れないくらいつらかっただろうから
柿沼みたいな男と出逢えてよかったね…!!!
同衾しても手をつなぐだけとかすっごく可愛い!!
しかもまだ触れるだけのキスって!!ウブ!!!
しっかり結ばれたところも勿論読みたかったけど
未合体で終わってしまうのが斬新でしたww
柿沼の誠意が表れているようで嬉しくもあったんですが…
やっぱり続き読みたいです!!!!!!
どれだけ阿部が感じてしまうのか見たい!!!
きっと今までとは比べものにならないくらいだろうなー…。
じわじわあたたかくなって
人に優しくしたくなるようなコミックスでした!!
初コミックスだとは…すごいです…!!
特徴のある暖かみのある絵が印象的です。
おそらく元某海賊二次のあの方…だと思うのですが
(PNが二次再録のタイトルまんまです)だとしたら嬉しいです!
読んで良かった!楽しかったです。再会出来てありがとう!
飲食店でバイトをしながら、満たされない日々を送る智裕(受け)。
トマト農園を継ぐため、いずれは実家へ帰らなくてはいけない、
そんなあきらめにも似た思いを抱きながら送る日々と、
実家から送られて来る、瑞々しいトマトの対比が良かったです。
ある日、道端で倒れている勝人(攻め)を部屋に上げたところ、
そのまま強姦されてしまい…という最悪の出会いを迎えますが、
そこから少しずつ変化する関係が面白かったです。
Hの場面は頁も長く、特に普段は無愛想な勝人が
快感にゆがむ表情を見せるのはとってもエロかった!
智裕は、性格の良さが伝わってくるような台詞と乱れ方で、
手足が細く、体がペタンと柔らかく開くのが特徴です。
二次の頃から、この作家さんの描くHシーンはとても好きでした。
「俺、来年実家帰るんだよ」という智裕の言葉に
「会えなくなるって事か…?」と泣きそうな表情を見せる勝人。
そこに強姦を仕掛けた強気さは微塵もありません。
恋に落ちた人間の弱々しさ、切なさを感じて、キュンとしました。
そんな勝人を放っておけない智裕の決断。
勝人を連れて、トマト農園の実家に帰っちゃう!
そして一緒にトマトを育ててしまう!
この結末がすっごく痛快で嬉しくて、自分的に逆転のウルトラCでした。
まさか、それまで東京の裏社会を生きて来たような勝人が、
智裕と二人で農業をやっちゃうなんて!
このエンディング、素敵すぎです\(^o^)/
東京でトラブルを引き起こしてばかりいた勝人は、
田舎に移り住み、強気なおばーちゃんと喧嘩しながらも、
髪を短く切り、地元に解けこんで行きます。
実はこちらの方が本来の姿だったんじゃないかな?
それを見守る智裕の幸せそうな雰囲気も良かった~。
あとがきの、シュールな自画像も笑っちゃいました☆
意味分からなかったけど超カワイイ!(笑)
智裕と勝人のその後もぜひ見てみたいです。
次回作も楽しみ。
河馬乃さかだちさん、今後も応援します。
■【トマトのてのひら】表題作
トマト農家の長男に生まれた智裕は、
平凡な暮らしから抜け出したくて東京の大学に進学するが、
何事もなく時は流れて27歳の誕生日を迎えた-。
そんな彼の身に突然降りかかる災難!
平凡な日常から一転、ある日チンピラ風の男に襲われて犯され…
出会いは最悪ながら、悪意のないチンピラ風情の男に快楽をもたらされてやがてほだされていく受けさん。
最初のくだりは特に可もなく不可もなくなんですが、
受けさんが田舎に帰らなきゃならなくなって、攻めさんがついていくとこがなんか好きです。
トマト農家で働く二人の姿がやたら…すごく好きでした。
お話は二人が受けさんの実家に行きトマト農家で働きました~のところで終わるんですが、
そこから先のトマト農家で働く二人を描いたアレコレが見たかったです。猛烈に。
◆カバー下のトマト農家で働く二人の4コマ。
攻めさんが受けさんが育てているものがトマトで良かったと言っています。
その理由は、読んでお確かめ下さい(*´∀`)
■【むすんでひらいて 前後編】
受けさんが歪んだ性格&ビッチ設定です。
受けさんが陰なら攻めさんは陽。
攻めさんは明るくて、人を悪くとらえない素直な性格で、受けさんにはそれが腹立たしいのです。
本当は気持ち悪いとか、そういうこと思ってんだろ!?と疑っている受けさん。
「俺のことキモイって言えよ」とばかりに、自分が男とHをしているところを写メって攻めさんに送ります。
いやいやそれただの変態ですから!歪んでるっていうかトンチキだと思うよ…
しかし攻めさんの底抜けに人が良い性格が歪んだ受けさんの気持ちをほだして行きます。
そしてそんな攻めさんに受けさんは惚れてしまいます。
最終的には一応お付き合いするようになりましたが、まだHをしていないビッチ受けさん。
どこまで頑張れるかなw
◆カバー下・デートにお誘い4コマ。
攻めさんをデートに誘った受けさん。まだ清い交際は続いています。
色々なところに二人で行くようになったのですが、
サウナに行ったときには「これは誘ってんのか誘ってないのか」と困惑している受けさんでした。
攻めさんの焦らしプレイはいつまで続くのでしょうか…w
なんだか表紙のトマトの赤がとっても元気をくれた一冊でした。
表紙のビビッドな色合いと切れ長の目のキャラクターに惹かれました。作家さんデビュー作、ということで正直すごく躊躇しましたが、帯の言葉を信じて...購入しました!買って正解!絵は線が太めで独特のタッチでした。(私は表紙よりも中身の絵のほうが好みでした。)
はじめの4ページくらいでストーリーのテンポの良さに自然に引き込まれ、最後まで一気に読みました。
犯されてからはじまるお話はすごく好きですが、エロシーンとのバランスや全体の雰囲気が引っかかってしまうことがよくありました。でもこの作品は、エロ度合いは高めだけどキャラクターの気持ちの揺れ動きと違和感のない展開でしたので、すごく良かったです!!!
表題作も楽しく読み終えられて、同時収録も好みでした。はやく次回作が読みたい!
もう何度も読み返している、大好きな作品です。
ほのぼの甘いだけじゃなく
切なさや現実感というスパイスがピリッと効いていて
でも最後はハッピーに終わるのがすごく気持ち良い。
タイトルの「トマトのてのひら」は表題作ですが、
本書全体が、トマトの甘酸っぱさとか、ぐちゅっとした食感を連想させるような独特の生っぽい魅力に溢れていたと思います(…ってこの形容はトマト嫌いな人にはマイナス?w)
あと、三白眼キャラが
Hのときクシャッと柔らかい表情になるギャップも好きでしたv
◆【トマトのてのひら】+描き下ろし
トマト農家の長男で、今は上京し居酒屋で働く智裕(26)。
ある日、道で倒れている男を家に連れ帰ったら
「おまえいいな」といきなりレイプされ…。
男は、勝人という19歳の青年。
キャバクラの用心棒で、いつも喧嘩で生傷の絶えない彼は
智裕を気に入り、半ストーカー化w
コンビニで待ち伏せ、仕事帰りの智裕にアイスを渡したり
本人的には口説いているつもりなのか?
根はワンコなのに、愛想がないため、智裕には中々伝わりませんw
怖くて仕方なく…から始まった関係だけど
智裕はいつしか勝人といると安心するように。
田舎から出てきて、誰とも深く付き合ってこなかった智裕は
勝人の素直さや笑顔の可愛さを知るにつれ心を許し、
その温かい手に安心し始めるのです。
最初のHは痛いだけだったのに
その後は勝人がすごく丁寧にほぐすようになったので
智裕もどんどん感じるように…みたいな変化も良かったです♪
ただ一点。
ラストの髪切った勝人と、智裕との描き分けが若干…;
トマト農園の田舎で
幸せに暮らす二人はすごく良かったのですが(^^;
◆【むすんでひらいて】+描き下ろし
男女問わず、誰とでも寝る会社員・阿部。
一緒に仕事することになった柿沼は、
阿部の悪い噂を聞いたり、女との情事を目撃しても
フレンドリーな態度を崩さない。
そんな柿沼の歪みのなさが、阿部には鼻につき…。
阿部(受)は、学生時代に先輩に告白したら
「オカマ野郎」と嘲笑され、
輪姦された過去がありました(このシーンは辛かった…;)。
そのことで歪んでしまったけど、本当は純粋で可愛いところもあります。
柿沼(攻)が気に食わないのも、同じように年上で、一見優しかった(であろう)先輩を思い出すからじゃないかなー。
いつも冷めた顔をしていた阿部が
柿沼の優しさに救われ、
どんどん可愛くなっていく様子に萌えたし
出会えてよかったね~と心底思いました。
(柿沼はいつ阿部に惚れたの?と思わないでもないけどw)
この二人。
柿沼が優しいというか若干ヘタレ?で手を出してこないのを、阿部が焦れったく待っているという大変もどかしい関係ですw
ヤりまくっていた阿部が誰ともHしなくなり、柿沼の肩に頭を乗せてすごく安心した表情をしているのに萌えました♪
カバー下の、サウナデートで困ってる顔が可愛かったv
作家さんの次回作も楽しみです♪
ほのぼのしたトマトの収穫風景の表紙イラストからは想像できないスタート。
トマト農家の長男智裕は東京は怖いところだと聞きながらも平穏に居酒屋で働き
暮らしていたのに、ある日を境に状況が一変してしまう。
怪我をした相手に声をかけた事から始まる災難、助けたはずがいきなり強姦されて
とっても怖い思いをしてしまう。
しかし相手はまるっきりの悪人では無いようで、薬を持ってきたりするのですが、
1度襲われた智裕は怖くてビクビク状態。
それなのに事ある毎にやって来て、その度に怪我をしている様子が気にかかる。
実家から送られてきたトマトを美味しそうに食べる谷本に姿に絆されて、
何もしないと言う言葉を信じつつ、ふらりと現れては食べ物を置いていったりする
谷本に毒気を抜かれるように少しずつ強姦された事が薄らいでいく。
しかし、隙を見せた途端にまたしても抱かれてしまうが、今度は快感でとろける。
そんな風に二人はズルズル関係を続けて行く中で確実に何かが育っているようでした。
そんな二人に転機が訪れる、それは谷本がケンカ相手に刺されてしまう、
智裕は実家に戻りトマト農家を継ぐことになっていたが、谷本を置いて行く事が
心配だと思っていた中での出来事だったりします。
出会いは最悪で強姦から始まり絆され快感で絡められ本当の意味で心を
通じ合わせるまでの話でラストは表紙通りで素敵でした。
河馬乃さかだち先生の初コミックス。
「カラダは心を裏切る!!?」の帯キャッチ通り、突然のきっかけ(襲った/襲われた、ともいうw)でカラダを重ねてしまった不器用な2人のお話です。
何が不器用かって、お互いの気持ちが決定的な言葉では表現されません。でも、ページを読み進めるごとに2人の気持ちが寄り添っていくのがジワジワと伝わってきて、読んでいるこちらの胸がキュっとなります。「快感に変わっていくセックスに抗えなくなっていく」って、きっとあることだと思うし、目新しい設定ではないかもしれませんが、作家さんの絵のタッチと独特の空気感によって凄く陰影が残る印象の作品です。
すごく幸せなのに、なんだか読んだ後に心がヒリヒリとする。・・多分、智裕と勝人の2人だけの夏の思い出を、内緒で見せてもらったような気持ちになるからかもしれませんね。
同時収録の「むすんでひらいて」も一癖ある登場人物のお話で面白いです。
荒削りな感じもしますが(偉そうでスイマセン・・)これからも作品を追ってみたいなと思わせてくれる世界観、大好きです。
作者さんの名前がユニークで注目してしまいました ”カバノサカダチ” にやにやv
絵はとても素朴系な感じですが、この初単行本を読んでみて、自分的カテゴリーとしては、のばらあいこさんとか秀良子さんとか恋煩シビトさんとか、絵の雰囲気も気持ちの描写の仕方もその辺りの仲間に入れたいなと思うような印象を持ちました。(!?)
でも、それはあくまでも個人的印象なので(汗)
ということで、完全に好みのタイプの作品なのです♪
トマト農家の長男に生まれ、大学までは好きにしていいよと言われ、来年にはもう田舎に帰らなくてはならない26歳の主人公・智裕が
偶然見つけた傷だらけの男・勝人。
人がよくて面倒見のいいのが災いして、彼に声をかけたのがコトの始まり。
襲いかかれ掘られてしまい、彼を怖いと思うものの、食べものや薬を持ってきてくれる律儀さに、そして掘られて感じる快感に、戸惑い、だんだん情が移りというもの。
智裕の部屋を訪れる度に怪我をしている姿なのに、それしか取り柄がないからとキャバクラの用心棒の仕事をしているのです。
この勝人の人なつこさ、智裕も優しい人だけど彼もまた律儀で義理固く、そしてきっと寂しがり屋。
この様子が、ぱっと見は怖いのにギャップとでもいいましょうか、年相応の19歳らしさでもあり、とても憎めない愛おしいキャラクターなのです。
甘え方を知らない犬みたい。
智裕の感情は絵で描かれる表情でとてもよく解ります。
いきなり襲われた怖さ、掘られた痛さ、またされるんじゃないかと恐怖におびえる姿ももちろん伝わりますが、
怯えと快感による驚きととまどい、涙を浮かべて見開く目、その他色々なエッチ描写の時の智裕の表情に、それが感じられるのです。
大きくて温かい手の勝人。都会で一人で智裕もさみしかったのだと、その勝人の手が田舎のトマトを思わせるあったかさがあったのだと、その心地よさが更に勝人への情移りを表わしていたのです。
天涯孤独の彼への智裕の提案と、その後の彼等の姿がとてもほほえましくて、胸があったかくなります。
智裕はお嫁さんをもらったのかな(笑)
きっと、カミングアウトしたら最初は反対されてもおばあちゃんがいるうちなら、きっと許してもらえるような気がするな~
このお話は、題名の通りにあったかいお話で胸が掴まれます!
智裕が駅の階段で声をかけるおばあさんがハ○ルの城に出てくる荒れ地の魔女に似ていて笑っちゃったデスよv
【むすんでひらいて】
高校の時、告白した相手に酷い目にあわされてから歪んでしまった主人公・阿部は、男とも寝るが会社の女の子へも手を出しまくりの節操無し。
彼が苦手にしている柿沼と仕事で一緒になることになってしまい、平気で笑って接してくるのにイラっとした阿部が嫌がらせで自分のハメ撮り写真を送るのだが、柿沼はいつもと変わらず阿部に接してくる。
一体どうしてなんだ?気持ち悪くないのか?
いつも笑っている柿沼の表情を変えたいと願うのに。
歪んだ阿部がまっすぐな柿沼に知らない間に矯正されちゃう話でもあるのですが、柿沼って一体どういう人なんでしょうね?
自分も阿部と同じ気持ちで疑心暗鬼になってしまいますよ。
その後の話しなんかを見たところ、ひょっとして柿沼は天然なのかな?いつも心に少年を持っているような潔癖な人なんでしょう。
登場の始め、目付が悪くすさんでいる表情の阿部が、ラストに近くになるにつれてとても可愛らしい顔になるのが印象的です♪
カバー下にもそれぞれカプの4コマ漫画がついてますのでお忘れなく!
もう、何度も読み返しちゃうほどに気に入っています。次回作も愉しみだな~v