舎楽宰
round and round
私はモー○ング愛読者で、ジャイキリも初回から読んでて"監督が主人公か、新しい!"ともうふっつーにサッカー監督漫画として楽しく読んでました。(サッカーを見るのが大好きなので)
うかつだった、、、。
原作では達海のプライベートとかあまり描かれないので"きっとイングランドに嫁が居るんだろうな"とか思ってました。
…馬鹿だな!後藤じゃん!!達海には後藤だよ!!と、自分のアサハカさを呪いました--
自分の事よりこの素晴らしきゴトタツ本の事を。
[Turn Up The Sun]
GMの後藤がイングランドの下部リーグで監督をしている達海を迎えに行く話。このお話だけで再録本の半分を占めています^^あとがきで作者さまも書かれてますが、それだけ、離れていた間の10年を、逢って確かめた変わらぬ気持ちを丁寧に描かれています。
10年ぶりなんて、たまらないよね…!!さすがの後藤も余裕なくなるよね^^
[愛と花と平和の監禁]
無事に達海をイングランドから連れ帰って来て、仮住まいとしてホテルを取ってあるのに、達海は後藤の部屋に居座るという話。
ホテルまで送る車中(何気に左ハンドル)、後藤が自分ちに来させようとしないのを怪しんで「イングランド帰る」ってスネる達海が可愛すぎるよ!
そして結局、後藤の部屋まで来たら我慢出来ないのは後藤^^だからホテルに泊まって欲しかったんだよ後藤は!据え膳食わぬはってやつで女なんか居ないよ!
達海の膝の手術痕にキスするの、原作好きとしては嬉しい。
その後お風呂にも入らず丸1日ベッドの上に居た2人。その夜、後藤がムリヤリ風呂場に連れて行った後も、ご飯はカップ麺、見始めた映画もそこそこにソファーで致す2人。
タイトルの通り、10年分の想いをぶつけるようにやりまくって、後藤がこのまま達海を閉じ込めてしまおう、、、と思いながら部屋に戻ると、起きてチームのDVDを見ている"監督"の顔をした達海が。
そしてクラブハウスに住む(原作通りです)ことになった達海が散らかしていった部屋に帰って来た後藤は、名残惜しそうに片付けもせず、すっかり冷たくなったベッドに横たわる。
余韻を残すラストで好きです。やりまくっていただけに^^;
[working overtime]
GMの後藤は忙しい、な話。
すっかり監督の達海とクラブハウスで交わした「今夜飲みに行こう」の会話が微笑ましい。
仕事でお疲れの後藤の所に、世良からぶんどった書類を渡しに来る達海。(邪魔されたくなかったのかな?可愛いぃ)
「GMってさ 楽しい?」と達海に聞かれて、少し間を置いて言う後藤の台詞が良いんです。
「……当たり前だろ だからこうしてお前を迎えに行けた」そして手を握り「小さなクラブのちっぽけな力でも 俺は今GMだ達海」「堂々とお前を守れる」後藤ーーー!!
そう言われて、後藤のデスクに座っていた達海は「かっこいー」と茶化しながら抱きしめます。そしてキスを交わして、また抱きしめる。でも最後は腹減ったーラーメンーってなる2人が愛おしい^^
長くなってしまった(-_-;)
unoderi(ウノハナ)さんは初読みの作家さまだったのですが、何より画が原作に近くて其れが嬉しかったです。擬音もそうだし。(ボワーンとか)たいそうな厚みなのに楽しく読めました。これから原作読むとき無駄にニヤニヤしてしまいそうです^^
達海がイングランドのアマチュアクラブから引き抜かれ、監督としてETUに戻る。
原作ではごく短いこのエピソードを、こんなにも膨らませ、
自然にリアルにドラマティックに書かれたことが素晴らしいです!
絵も原作に近づけて描かれていて、
ウノハナさんの原作への愛情が伝わってくるようでした。
■【Turn Up The Sun】
選手時代付き合っていた二人が、GMと監督という立場で再会し
会えなかった十年を埋め合うように抱き合い…。
いつも飄々とした態度の達海が、
抱かれているとき見せる切なげな顔が…何とも言えません!
GMと監督として、一線引いた大人の会話をする場面と
ベッドで余裕をなくして激しく抱き合う場面との差が、堪らなくいいです♡
イングランドの街並みや人々の様子も、瀟洒かつ温かみがあって好き。
■【愛と花と平和の監禁】
日本に戻ってきた達海。
クラブが用意したホテルではなく、後藤の部屋に居着いてしまい…。
後藤も我慢できず、タガが外れたように毎日やりまくり…という話。
達海~~「イングランド帰る」ってスネたり
後藤のベッドを「お前とずっといるみたいで気持ちいい」と言ったり…
可愛すぎるんですけど!
後藤は後藤で、達海が自分しか見ていない、今の状況を心地よく思い始める。
もう手放したくない、どこにも行かせたくない――そんな強い執着が見て取れます。
しかしある日帰宅すると、真剣にチームのDVDを見る"監督"の達海がいて…。
これでこそ達海!
ふざけた言動の裏に見えるサッカー愛や、真剣モードの顔にしびれます。
そんな達海を見て、誇らしげ&やや寂しげに笑う後藤。
達海に背を向ける顔とか、
空になった冷たいベッドに寝転がる背中とか…
現実に立ち返る瞬間を切り取ったような、余韻あるラストが印象的です。
■【working overtime】
若きGMとして大忙しの後藤。
それでも、また達海とサッカーがやれて、楽しくないわけがないと。
「俺は今GMだ達海 堂々とお前を守れる」
この台詞、原作の過去編の欝展開を思うと非常にグッとくるものがあり、
原作でも後藤はそういうスタンスであり続けてほしいな~と思います。
そんな後藤の頭を抱きしめ、
「お前のカタキは俺がとってやるよ後藤」と言う監督・達海が最高に男前かわいい!
バックもいいけど、達海に一番似合うのは騎乗位、だと思います…( ̄▽ ̄)
甘い恋人の関係だけではなく、
同じ目標のため、それぞれの仕事をしっかり頑張る二人。
こういう関係っていいな~
「少女漫画要素がぎゅっと詰まった鉄板なおっさんカプ」(byウノハナさん)、存分に堪能致しました☆
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