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「しがらみのない男と後腐れのないセックスをしたい」
yoru made matenai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「放課後の不純」のスピンオフ。脩ちゃん気になっていたのでうれしいです。
コマや文字が大きくなって見やすくなりましたかね。
表紙のコマ割り好きです。同じ幅のコマが並んで、同じ構図で、動きを見せてくれる。このコマ割り、手法の名前ってあるんですかね。
ストーリーとしては、ワンナイトのつもりがハマってセフレになり、本気になっていく…という王道ですね。
特に意外性なく、予想通りの展開でした。
強いて言うと、途中、桐原が向井に無理矢理してひどいこと言ったのがムカついたくらいですかね。
で、向井は当然怒って桐原との関係を切ろうとするけど、桐原が告白して向井も許してハピエンとなるので、そこまでストレスはなかったです。
少し思ったのは、絵が…もうちょっと…アレだったらなぁ。ということ。
前2作では、そこまで気にならなかったんですが、本作ではコマが大きくなったからか、瞳とか顔の輪郭とかちょっと気になりまして。
あ、口絵、扉絵はシンプルでかっこよくて好きです。
この後「忘れた夏まで会いにいく」を読むので絵の変化があるかも見てみたいです。
主人公の向井君は、
割り切った大人のようで、
それでいて寂しがり。
複雑な感情を抱えつつも、
素知らぬ顔で一夜の関係を重ねていますが、
どこか満たされない。
そんな彼の前に現れた桐原君。
二人の恋の駆け引きが始まり、
お互いに惹かれているはずなのに、
素直になれない!
もどかしさが後押しになって、
ついつい夢中で読破。
どんなふうにまとまるのかと心配しましたが、
最後は気持ちよくEND!
描き下ろしもあって満足満足v
この二人は『放課後の不純』の続編にも出てきますv
そこもまた良しv
主人公向井君の表情がなかなかいいv
ここはこのシリーズ、全部読まないとね!
評価は神よりの『萌×2』で!
水谷のことが好きだった向井ですが、前巻では振られてしまいましたから、こちらで水谷以上にちゃんと本気になれる人と出会ってくれてとても嬉しく思いました。見た目からしても向井はもっと遊べるタイプのキャラかと思っていたけれど、意外とガードが堅いというか、寂しく1人でぽつんといる姿がいじらしくて放っておけないような雰囲気を纏っているんですよね。アメリカ帰りなのに、そういうギャップがたまらないなと。
そんな向井にがんがん攻めていく桐原は、日本男児らしい精悍な顔立ちで、こちらも人を惹き付けて離さない魅力があります。大学生なのに大人っぽいというか、酒屋で働いているところも含め、渋いですよね。捕らわれたらやばそうなのは分かっているのに、逃れられない。そんな向井の気持ちに共感しました。桐原も遊び人のように見えて、決めた人ができればその1人だけに熱心になれる人だったので安心。向井に甘い顔をする桐原の普段とのギャップに痺れました。沢木と水谷に負けないくらい、熱いカップルでいて欲しいです。
『放課後の不純』のスピンオフ。
水谷の幼馴染・修司が主役です。
修司の相手役・桐原の嫉妬と執着がとても良かった!
二人とも遊び人なのかな?
遊び慣れてる感じがしました。
遊びのつもりがいつの間にやら本気に……という、大好きな展開です。
桐原は余裕たっぷりのくせに、水谷との関係を勘違いして修司に嫉妬心丸出し。
それなのに、好きとは伝えない。
このハッキリしない焦ったさが切ないけど良かった。
グルグル悩んで、結局忘れられなくて修司に縋っちゃう感じが最高にキュンキュンした♡
早く言ってよ〜ってなりました!
で、いざ恋人同士になったらイチャイチャラブラブだしね^^
やってらんないよね(笑)
沢木と水谷も好きだけど、この二人はかなり好き。
可愛い系受けより、やっぱり男前受けが好き!
『放課後の不純』のスピンオフで、水谷の幼馴染み修司くんが主役。
前作では水谷に対して攻な感じでしたが、どちらもいけるようで今作は受。
バーで相手を探していて出会ったのが桐原。
よくあるのですが、あの出会い方って良いなぁとしみじみ。運命っぽいのです。
寝てみたら身体の相性も良く、一夜限りのはずが同じ大学で、互いに自分の気持ちを言わないままだったためセフレのようになってしまい、嫉妬と気持ちのすれ違いで衝突。
修司の色気がすごい!ホント綺麗なんです。もう、受としか見えない!
でも、水谷と会っている時は兄っぽい顔で、このギャップがいい!
桐谷はもう少し大人っぽいのかと思ったのですが、結構嫉妬メラメラだし、欲望に真っ直ぐ。でも、本人も言っていたけれど、それは修司だからで。ならありかなぁと思いました。
一冊丸々二人の話で読み応えあります。
できるなら、『放課後の不純』を読んでからの方が楽しめます。
「放課後の不純」のスピンオフです。
当て馬というか、水谷のお兄ちゃん的存在だった向井が主役。
◾︎桐原×向井 大学生
大好きなゲイ×ゲイもの!勝手に向井さん社会人になってからの話かと思ったら、大学生だった。社会人ゲイ×ゲイものが大本命なんだけど、これは良かった!!
余計な要素なしでただ恋愛を描いてる作品です。エロエロでもなければお仕事描写が濃いわけでも、突飛な事件が起こるわけでもなく、それでいてこの面白さ。
梶ヶ谷先生って絵柄がすごくエッチなわけでもないのに、向井の色気がしっかり伝わるのもすごい。
桐原は全然ダメな男なんですけど、向井がメロメロになるのも分かってしまうところが面白いんですよね。「放課後の〜」のシリーズは全部読んでたので、こんな自分勝手な人だったんだと少々驚きました。でも向井、世渡りうまくやってるつもりでこういうのに捕まっちゃいそうな感じ、あるよな〜
萌2〜神
梶ヶ谷先生の描く攻めって、意外と節操ないんですよね。
純朴な絵に惑わされていると(?)ワイルドでヤリまくりの攻めにびっくり。
そんな攻と主体性の無い受がカップルになると、痛々しくて見ていられなくなるのですがこのカップルの対等な感じは良かった。
バーでひと目見て、ビビッと来た二人。
向井くんも攻めなのに、桐原のを受け入れ、満足した一夜を過ごす。
結果的に後腐れない相手と寝ていた二人が運命的に出会ってしまった。
桐原のグイグイいく様子が男っぽくてすごく良いです。
向井も決して弱弱しい感じはないのに、捕まえられ絡めとらて身動きができなくなる様子が、狩られている…!という気がしてゾクゾクします。
段々と受け入れ溺れていく向井が色っぽい。
向井を見ているだけで血が騒いておかしくなる桐原と、その目で見つめられ求められるとゾクゾクする向井。ほんとうにベストなカップルだなと思いました。
今後もずっと仲良く過ごして欲しいです。
「放課後の不純」シリーズ全て読みましたが、私は受けに力強さがある方が好みなので、この作品が一番好きです。
「放課後の不純」当て馬、修ちゃんの救済措置スピンオフ。
ここから読んでも全然OKなカップルの話。桐原が男前で、強引な肉食系で。
宏明に失恋して、メロウな気分になっている修ちゃんとしては。
このくらい強引に奪ってくれなくちゃ、その気も起きない。っていう。
出逢いはワンナイトスタンドのつもりだったけど、どんどんハマって行ってしまう。
けど、始まりがそんなだったから、お互いがお互いの気持ちを探り合っていて、
たった一言、「好きだ。」と言い合えば良かったのに。
桐原が、いつ何時でも修ちゃんにサカっていて。
大柄でガタイも良いので、まるで、沢木をさらにゴリラ化したかの様な。
すごいシンプルな線で描かれているのに、目線ひとつ、手つきひとつ取っても。
男前なんだな、っていうのが分かる。ものすごい自分に自信がある、っていうのも分かる。
『この俺を本気にさせたお前すごい。』とでも言いかねない!ププッ。
でも好きです、こういう男前。嫉妬のあまりレイプまがいに抱くというのは頂けないですが。
このくらい強引じゃないと! 修ちゃんみたいのはきっとダメ。
修ちゃんは、宏明を抱きたかったみたいで、そもそもどっちもなんですが。
いやぁ、宏明と居ても百合ップルにしか見えませぬ。
アレ見て嫉妬するとか、桐原も頭沸いてるとしか思えないんだけどなぁ。
どうでもいい相手とワンナイトスタンドばかりして来た桐原にとって、
きっと、初めての執着と独占欲。自分でも戸惑ったに違いない。
『お前見てると、おかしくなるんだわ、俺。』ハハッ。出たよ、男前しか言ってはいけない台詞‼︎
番外編「4年後の不純」が嬉しいです!
沢木母が、水谷君のことを「しっかりしてそう。」と話していて。
「エプロンとか似合いそう。」と言っている、母イメージと息子イメージ‼︎‼︎
母イメージも、とっても素敵♡ なんですが、息子イメージ‼︎‼︎
なんだよー、それ。プレイ希望なのか⁈ 私は希望します‼︎
沢木の変態度が垣間見れて良し♡
ケータイで、こっそり撮ったと思われる写真を見ながら、卒業式の日を思い出すなんて。
沢木が水谷のことを、それはそれは大好きなんだなぁ、というのが分かって。
やっぱりとっても嬉しいです♡
こちらですよ!
一番最初に「おはようからおやすみまで」を読んでしまって、「放課後の不純」を読んでからこちらに辿り着きました。
この順番で読んでしまったので修ちゃんの立場が最初は「どちらさま?お連れさんもどなた?」→次に「当て馬か!」とあべこべになってしまいました。順番大事ですね。
態度は軽薄だけど、年下の幼馴染を一途に(?)想い続けた修ちゃんというイメージだったのですが、違ったようです。
馴染みのゲイバーあり、マスターとは旧知の仲、21才(推定)だし、アメリカに行ってたはずだし、よく分からなくなってきました。ちょっと整理させてください。
中学生くらいで親の仕事の都合で渡米(「放課後の不純」より推測)→大学2年までアメリカ(本作)
高校は水谷と同じらしい(ギックリ腰の山田先生が恩師、「放課後のー」で水谷に「俺の後輩か」と言っていることから)→水谷高2のときに3年ぶりの一時帰国(「放課後のー」より)
分からない…。
アメリカに行くときに盛大に告白したけど、高校入学を機に帰ってきたの?中学生に見えたけど、渡米するときにもう高校生だった?高2で渡米(17才)→3年後帰国(18、19、20才は在米)→大学編入(3年次・21才)として、マスターは多分高校の同級生?一夜限りのお楽しみは帰国後に改めて水谷にフラれてから?それともアメリカに行く前から?高校生でゲイバー通い?それでマスターとも顔なじみ?
ザ・混乱!3冊の本をあっち見てこっち見てした結果よく分からなかったけど、こんな細かいことは置いておこう。
幼馴染の水谷への長年の想い破れて傷心の修ちゃんは久しぶりに訪れた馴染みのゲイバーで一夜限りの相手を物色中。マスターおすすめの男の話を聞いて、その男が現れるのを待つが…。
という手練れ同士の恋の話でしたが、手練れと言うには大学生は若過ぎる…。てっきり桐原はリーマンか、大学講師もしくは院生か研究生という設定だと思ってました。
「このひと!」という相手にめぐり逢えずに一夜限りを繰り返して、ついに「このひと!」を見つけるという王道的な展開ですが、ずっと胸がじりじりしてました。
遊びと割り切りたい、ハマりたくないと思いながら、頭の中は相手のことで埋め尽くされていく。相手はどう思っているのか。自分は?という修ちゃんの胸の内が痛くて痛くて、ちょっと泣きました。
登場人物にどのくらい感情移入するかで萌え度が変わりそうな作品です。
一歩引いてしまったら、とことん「よくある設定」になってしまうし、修ちゃんに憑依する勢いで読んだらこの切なさは神レベル。
わたしは細かいところですっきりしなかったので、切なさは神レベルでしたが、全体的には萌2となりました。
「おはようからおやすみまで」がとても気に入ったので、作者様の他の作品も読んでいるところです。
この作品は、「放課後の不純」「おはようからおやすみまで」に出てくる修ちゃんのお話、スピンオフです。「放課後・・・」「おやすみ・・・」の2人もボーナストラック+カバー下漫画で登場しますし、「放課後の不純」番外編も載っています。
個人的には、2人の出会いが相手を捜すバーだったというのが、個人的な萌えツボからはずれてしまう所なのですが、実はその翌日、2人が同じ大学の学生だということが分かって・・というあたりから、(私の中で)俄然面白くなってきました。
攻め様がちょっとひどい・・・と感じる場面もありました。まだまだ若さゆえの暴走というか・・・いわゆるこの攻め様は一見大人で頼りがいのありそうな人に見えるけど、実際には全然子供な人・・・という感じで、正直私からすると素敵な攻め様ではないです。
でも、切ないながらも、お話にぐいぐい引き込まれる、読み甲斐のある一冊でした。
遊びから始まる関係だけどどんどん惹かれる2人が素敵でした。
修のキャラが大好きです。
放課後の不純のスピンオフですが、私は先にこちらを読みました。全然問題なく読めます。放課後の不純の方がここでの評価高いですが私は夜まで待てないの方が好きです。
萌えか中立か迷ったのですが、期待していたよりも普通のお話だったことと、何より後半の攻めの態度が酷くて苦手に感じてしまったため中立にしました。
ゲイバーで知り合い、互いに好みで一晩を共にした2人が、その後大学も同じと知ってから本気のお付き合いをしていくお話です。
遊びから本気になるまでのお話、と言うとみもふたもないのですが、ちょっと盛り上がりに欠けたというか、展開として平淡に感じてしまいました。
攻めである桐原が、硬派っぽいのに意外と嫉妬深いです。
向井が幼なじみと一緒にいるところを見て嫉妬する、という「他の男と一緒のところを目撃し勘違い」という山場も、わりとよくある展開かなぁと
思ってしまいました。
何より桐原が嫉妬して向井を強姦するシーンはちょっとひどい。
ただの幼なじみだって言ってるのに信じてくれず、「セフレがいっぱいいるんだろ」みたいな返し方や「お前のことなんて興味ない」「寝るだけの関係だろ」みたいな態度、何より「お前も感じたから和姦だ」みたいな言い方がよろしくないと感じました。
合意でなくても触られたら反応するのは生理現象だし、傷つくでしょう。
最後には謝ってくれますが、え、それだけなの?とちょっと思ったり^^;
お互い一目みて好みだけど、多少の紆余曲折があった、というストーリーでした。このお話、スピンオフ作品ですが、梶ヶ谷さんの作品の中でそれだけ未読です。
向井はそちらでは攻めキャラのようなので、先にそちらを 読んでいたらまた印象が変わったかもと思いました。
後腐れのない関係でいいと、
一夜限りの関係の付き合いを望む向井。
漁るために向かったバーで桐原と出会った。
一夜だけのの熱を求めるクセに、ずっとずっとほしかったものを
桐原がくれた。言葉も気持ちも、快楽も。
桐原にハマってゆく自分を抑えるために、
いつものスタンスを取り戻そうと、他人と寝るが…
桐原の事を忘れるためにしたのに余計に頭から離れなくて。
遊びだとか言い切るくせに桐原から、お前に興味ないとか言われると
傷ついちゃうってところも、恋する心の現れですね。
なので私は純粋に【夜まで待てない】を読めました。
こうゆうお話大好きです!
元攻めだとゆう事でもっとそうゆう所の攻防戦みたいなのがあるのかと思いきや、向井くんすんなり受けちゃいますが・・・。
でも私的にはよかったです。あまりその事にとらわれすぎて大事なLOVEが長引くのとか嫌なのでこれでOKOKです。思いのほか肌色シーン色っぽかったです。
ワイルド攻めスキーとしては桐原くん少し物足りないかな~と思い萌×2にしました。
放置3週間は長すぎでしょ。嫉妬ももっとしてほしかったよなぁ。
【放課後の不純】も読んでみようと思います。
放課後の不純で主人公水谷の幼馴染として出ていた向井修司が主人公。
修司は遊び人で、適当な人間なのかと思いきや
意外と一途で、真面目なところもあり意外でした。
前作で水谷くんと沢木くんが付き合うようになり
小さいころから好きだった水谷への想いにピリオドを打った修司。
その場限りの体だけの関係・・・
そんな風に、欲求だけを満たして好きでもない相手と一夜限りの関係でいいと思っていたが・・・
行きつけの店で知り合った桐原。
会ったその日に関係を持ったが、次の日大学で会ってしまい
一夜限りと思っていたのに、ずるずると・・・
失恋の痛手?からか、体の相性が良ければ誰でもいい・・
そんな風に考えていた修司だったけど
一緒に居る時間が増えるほど、そう思えなくなる自分がわからない。
二人とも、お互いが自分の中ですごく大きな存在になっていってること
とてつもなく大きくなるまで気づかないでいて
自分以外の男と仲良くしているだけで、イライラしたり
落ち着かないなんて、どこからどう見ても恋してるってわかるのに
自分のこととなると、その感情がなんなのか
そして、なかなかその事実を認められないでいるように見えました。
少し勇気を出して素直になって、相手に気持ちを伝えようとしたとき
心の底から、「好き」て言えて
そして・・・一番欲しかった「好き」て言葉をもらうことができて
体だけなく、心がひとつになった。
時間はかかったけど、気持ちがわかりあえた瞬間。
「4年後の不純」
付き合い始めてまる4年。
一緒に暮らしている沢木と水谷。
相変わらずラブラブな二人の日常。
あの時から変わらない二人の気持ちと
大人になって変わっていく何か・・・
そして、周りの人間との関係。
いろいろ問題はあっても、これからも二人で生きていくということは
変わらない・・・沢木と水谷でした。
「成長痛」が良かったので読み続けている作家さんですが、これはちょっと微妙かもしれません。
あらすじ通りの話なんですけれど、圧倒的に色気が足りないのです。
それは前の二作では逆にその雰囲気が初々しくて良かったのですが、この話の展開でほんわかした絵、色気のないベッドシーンはちょっとネタ選びを間違えたとしか云いようがないです。
話も悪くないですが、何とも攻を作者さんが一生懸命強引な俺様に描こうと努力してるのが分かるだけに惜しいというか。
この作家さんは、爽やかな話の方が似合うのではないかというのが、個人的な意見です。
好きな作家さんだけに、本当に勿体ない。
前作では脇だったので、振られてしまいましたが、今回幸せになってよかったね、と。
神評価でないのは、私にとってはエロがもう少し欲しかったからです。すいません、変態で。
一目ぼれをしてお互いに惹かれあっている二人ですが、欲しい気持ちを隠そうとしない攻めと、おぼれまいとする受けと。
どちらも経験豊富な設定なので身体先行な関係なのですが、そこはやっぱり梶ヶ谷ミチル作品。それだけではなかったです。
大筋としては特に大きな動きがあるわけではない。ただくっつくまでのお話と言ってしまえばそれまでです。
でも、惹かれあっているのにどうして素直にくっつけなかったのか。経験豊富なのに、どうして気持ちがすんなりいかないのか。
それはお互いに本気の恋は初めてだったから。どちらも初めて感じる自分の本気が怖くて、心をつなげることに二の足を踏んでしまう。それが雰囲気でじわりと伝わってきます。
遊んでいるようで純情な向井君が本当にかわいかった!どれだけ経験を重ねても、どれだけ大人になったつもりでも、誰でもどこかにこういう部分って持っているんじゃないのかな?そんな奥底にひた隠しにしている部分を見せられたら、そりゃあ萌えるに決まってます(笑)
気持ちって言葉で表せるようになるのはもう整理がついたときや嵐が過ぎ去ったあとで、本当に渦中にいるときには言葉にならないもやもやしたものを感じているだけですよね。設定やお話としてはBLなのだけれど、そういう気持ちの表現がある意味リアルだなぁと思いました。
それがほかの作品とも通じる梶ヶ谷作品らしさなのかもしれません。
もちろんこれまでと違って青い感じはなくなっているから、そういうのがお好みの方にはいまいちかもしれません。だけど、これも立派な梶ヶ谷節とでもいいたいものが流れていると思います。
私はこれが梶ヶ谷作品の中で一番好きでした。
この作品のスピン元って、高校生の甘酸っぱい恋を描いた少女マンガ風BL「放課後の不純」ってことで、確かに読んだ記憶はある。
なかなかキュン系で好ましかった記憶もある。
が、「放課後~」の中の向井については、どんな役回りだったかの記憶がない。
だけど、とりあえず、この作品はこれで完結しているから、独立した作品として読んでも大丈夫みたい。
ここでの主人公・向井は、ちゃんとゲイの自覚があって、もうデビュー済みの大学生。
というわけで、それなりに経験豊富なゲイの成人男性の、身体から始まる恋のお話なので、最初の方からしっかりエチシーンがある。
後腐れのない行きずりの相手のつもりだったのに、翌日すぐに身近なところで再会して、お互いの気持ちを言葉で確かめないままに、身体の関係だけがズルズルと深みに・・・っていうのは、BL的にはかなり王道展開。
で、ちょっとしたすれ違いで、半レイプになってみたり、別の男を漁ってみたりなのも、ゲイっぽい展開。
最後はちゃんとお互いの気持ちを言葉にして確かめ合って、めでたしめでたし。
BLとしては、よくできているよね。
ただ、そつなく、よく出来すぎていて、逆に萌えないって感じだったな。
身体から始まった関係の2人。
なので相手の気持ちも解らないまま、自分は相手を思ってしまう。
お互い素直じゃないというか自分を出してないのが問題なのですが
言葉では言わないくせに態度には出してみたり、でもそれが空回りしてみたり
もっと単純に素直に「好きっ」て一言が出るだけで2人の関係は変わるのにと
ちょっとイライラもしましたが
そのおかげなのか後半に気持ちをさらけ出すシーンは私の中では盛り上がった(笑)
付き合うようになってからの桐原の独占欲みたいなのが
正直ウザいなと少し思ったのは私の気持ち(笑)
ここまで嫉妬心出すんだから向井を大事にしてよね!!
幼馴染の水谷に彼氏が出来て、なんとなく切ない向井。
しがらみの無い男と後腐れの無いセックスをしたい・・・
と、バーで出会った桐原と一夜限りのつもりで、ホテルで熱い夜を過ごします。
ところが翌日、向井が大学は行くと、そこに桐原が現れて・・・
結局、強引な桐原に絆され関係は続き、少しずつハマっていることを自覚する向井。
なんとなくイイ感じになっていた二人ですが、
向井が水谷と二人で親しげにしている所を目撃した桐原に誤解され、
仲違いしてしまいます。
リンク作の「放課後の不純」よりはずっと面白かったと思います。
だけど、前作同様、どうも攻め様が好きになれません。
所構わず状況も考えず、ただヤルだけなんて、まるで盛りの付いた犬みたいで(笑)
向井も桐原に言ってますが、見境が無くてスマートじゃないです。
最も最悪だったのが、勝手に勘違いして嫉妬して、無理やりヤッた時のセリフ。
「今このベットの上で、お前に決定権は無いんだよ」
傲慢で、思いやりがなくて、一方的なセックスをする攻め様は私はダメです。
もちろん、ただの好みの問題なんですが(笑)
巻末の短編『4年後の不純』は面白かったです!
「放課後の不純」本編より、ずっと良かったです(笑)
だって、水谷がカッコ良くなってる!スーツ似合ってる!!
最後の沢木には爆笑しました。全く成長してない・・・(笑)
新刊チェックで、特典ペーパー付きで発売されるというのに、
何故か完全に見逃していました。
全く別のBLコミック購入のために訪れた本屋さんで、
目的のBLコミックの隣の陳列棚に並べられているのを見て、初めて知りました。
「強引男前なオオカミ×元攻キツネ男子」という帯の煽り文句に
とても興味が湧き、帰宅後に作品をチェックして、購入しようかな
と思っていたところに運よく、いつもの書店で新たに特典つきフェアがあり、
フェアの機会に新本で購入しました。
3コマ漫画になっている表紙絵は、とても個性的だと思いました。
このような感じの表紙絵は他に見た記憶が無いので、初めてのような気がします。
それにしても、この表紙絵は、過激で露出度の高い際どい表紙絵とは別の
恥ずかしさがあり、目にする度に照れて恥ずかしくなり、
目を逸らしたくなります。 f(^^;
『夜まで待てない』
キツネ男子が一体どういった特徴を持っているのか、
犬やオオカミ、猫と違って、読むまで想像が出来ませんでした。
狐は化けるので、転じてキツネ男子は相手によって態度を変えたり
変装したりするなどして、相手を自分の意のままに上手く操るのを
キツネ男子というのではと思いながら、キツネ男子な受けは色々な
罠を攻めに仕掛けて、健気な要素がなく冷たい感じを想像していました。
しかし、読んでみると、強引というよりも自分勝手で傲慢な(という印象が強い)
攻めに受けが呑み込まれてしまったような形になったので、
健気さが強く出て、キツネな部分が見当たらないように感じ、
キツネ男子とは言えないのではないかと思いました。
受けも攻めも大学生ですが、仕事も遊びも上手く熟せるサラリーマンのような
大人の男という雰囲気を醸し出しているところに、より萌えました。
これが単なる平凡な大学生同士だったら、そこまで萌えられなかったと思いました。
特に受けに関して、心境の変化などが分かりやすく描かれていて、
繊細に動いていく気持ちなどが伝わってきて、とても読みやすかったです。
『bonus track』、表紙カバー下と裏表紙カバー下の漫画
4ページの描き下ろしで、桐原くんと向井くん、沢木くんと水谷くんの
4人で食事をする一場面で、穏やかな感じが伝わってきました。
また、表紙カバー下と裏表紙カバー下には、171ページの続き
(『bonus track』の続き)が描かれていました。
『放課後の不純 番外編』、『4年後の不純』
コミック『放課後の不純』の番外編ということで、本編を読んでから読もうと思い、
保管しておくつもりでいましたが、『夜まで待てない』の勢いで、
つい読んでしまいました(汗)。
先に番外編を読んだだけでも萌えたので、本編を読んでみたいと思いました。
やはり本編を読んでから番外編を読んだほうが更に萌えられると思ったので、
勢いで読んでしまったことを後悔しました。
今回の評価は、「神」と「萌×2」で迷いました。
物語の内容や展開、舞台設定や人物設定、絵など、不快な点などは一切なく、
全体的にバランスが取れていて、読んでいる時や読後も、あまり迷わず
「萌×2」評価をする予定でした。
しかし、奥付を見てみると、『放課後の不純 番外編』について、
「Animate Selection [jewel 2011](アニメイト)掲載作を収録」
と書かれていました。
この出典が現在も販売されている物なのか、フェアか何かの特典小冊子の
類の入手困難な物なのかは分かりませんが、後者のような限定モノの場合、
非常に貴重で、このように貴重な資料を盛り込んで、一冊のコミック、
一つの作品として作り上げたことに対して迷うことなく「神」評価を
付けたいと思いました。
つい先日、近い最近、今回のように全てのジャンルの中で貴重な資料を収録している
単行本に出合ったばかりだというのに、立て続けに貴重な単行本に出合えたことが
いまだに信じられないくらいです。
出合った他の作品と同じように、ファンだけではなく全ての読者のことを思っている、
とても良心的な作品だと思いました。
まさかスピンオフ作品だとは思わずこれ単体で購入してしまいました…!悔しい!これは是非前作も購入して読んでみようと思います。
しがらみのない相手を探していたところに好みの相手を見つける。その相手は同じ大学だった…そこから二人の関係は進んで行くという感じでしょうか。
面白かったのですが、どうも二人の出会いの場か違和感でしたね…そういう出会いの場でBARに行くのが普通だったとしても、21やそこらであんなにこなれた印象になるものでしょうか…どうもそこだけがもやもやとしてしまいました。
まあフィクションだから、と言ってしまえばそこまでですが笑
セフレからスタートした関係が恋人という関係に落ち着くまでが読んでいて大丈夫かなこの子達…とそわそわしてしまいました。けれど、そんな二人が愛おしいなぁとも思います。
前作を読めばまた少し違った印象になるかな、と思うので今から読むのが楽しみです。
水谷少しあかぬけてみえたw
放課後の不純で登場した
向井さん。
気になっていたので
幸せになれて良かったな。
幸せにしてくれるのは想像通りの
黒髪短髪男性でした。
想像通りとは私の勝手な想像の話です。
同じ大学だったとは気がつかないパターンも好き
放課後の不純の4年後も
読めてお得。
当て馬的な人が出てくると
その人のその後が知りたくなる。
今回もその一人でした。
笑顔で優しいどこか影のある人。
思いが通じることの方が難しくて
大切に思う気持が強すぎると
自分の気持を殺すことも選択しなければならなくて
好きな人の幸せを願う。
これが愛情。
「しがらみのない男と 後腐れのないセックスをしたい」
向井が選んだのは、
狼のように精悍で強引な男・桐原だった。
一晩だけのはずが、翌日大学で隣の席に座ってきたのは昨夜の男。
桐原は、再び向井に関係を迫る。
桐原の強引さに、少しずつ飲み込まれていく向井。
「好き」
という言葉が欲しかった
「信頼」
できる関係が欲しかった
強引ながらも、向井の「欲しかったもの」を与えていく桐原。
きっとこれからも、桐原はいろいろなものを向井に与えていってくれるのだと思う。
あとは、ふたりで幸せになるだけ。
水彩絵の具の淡い色彩が互いを愛おしむ瞳を繊細に彩っていてイイ!
カラー口絵があればよかったのに…。
【放課後の不純】で主人公CPを振りまわした向井(修ちゃん)の救済作。
今作では芽生えた自身の恋心と自信家の相手に自分が振りまわされています。
幼なじみの宏明にフラれた向井は寂しさを埋めるべく出かけた知り合いのゲイバーで出逢った桐原と一夜限りのつもりで寝ます。
体の相性も良く、なし崩しにセフレになったけど、次第に体だけでは物足りなくなっているのに、なかなか踏み込めない…という展開。
互いに特定の相手を作らない、というのはスタンスではなく今まで特別な相手に出逢えてなかっただけなんですよね。
冷めた素振りの向井が実は臆病で寂しがりで自分の中の変化に戸惑う心情が眉間に寄るシワから読みとれます。
表情、目線で魅せる場面が多かったように思います。
ふたりが初めて出逢う場面でも目線を投げて時間差で逸らしながら誘う駆け引きの雰囲気が手練れっぽい!
向井を振りまわしていると思われた桐原も偶然、街中で見かけた向井が自分の知らない表情で宏明に笑いかける姿を見て嫉妬に駆られ心にもないようなことを口走ってしまう幼い部分があります。
最初から本音をぶつけ合わず少し引いた位置で相手から先に本音を引き出そうとするふたりはよく似ているのかも?
素直になれない性格同士、すれ違いを経て、ようやく零れた桐原の真っ直ぐな告白。
恋愛に器用そうなふたりだったけれど恋に堕ちたら普通の、むしろ不器用な可愛い大学生だった、という流れがじっくり綴られていて好きです、こういう落としどころ。
自分の気持ちにとっくに気づいていても知らんふりしていた向井が実は真っ直ぐな恋愛関係に憧れていた、とやっと認める姿は前作でのお騒がせな役まわりからの卒業でした。
一冊通して濡れ場がかなりありますが梶ヶ谷さんの柔らかい絵で肉食感は削れています。
激情やエロさは感じないけど、ゆっくりな展開に沿う様子が合っていました。
巻末に【放課後の不純】の番外編、続編が収録されていてお得感増量!
前作で巧くミックスされていた高校生特有の硬質な色気とエロさが成長するとどうなるか?と気になりましたが彼らは変わらずそのままで一安心。
沢木の脳天気な喪服プレイが(笑)
カバー下で幸せをつかんだ向井をホッとしたとばかりに見やる宏明の目線が優しくて温かい気持ちになりました。
「放課後の不純」好きだったんで、即買いでした。
前回の主人公宏明の、幼なじみなお兄ちゃん修ちゃんが今回の主役です。
当て馬?という役どころだった人で。
嗚呼、修ちゃんにも春が来た!良かったね~。
ってお話です。
今回の冒頭や途中にも出てきますが。
修ちゃんは、宏明と一緒の時の方が好きかな?
素直で可愛いから♪
桐原や大学の仲間といる時の修ちゃんは妙に大人で、キャラが違うのがちと寂しかったです。
これからは、どんどん桐原の前でも素直で可愛いキャラに変わっていくといいですね。
今回は大人なムードの二人の話ですが。
素直な前回の高校生カップル(宏明たち)を修ちゃんが見習う場面に萌えでした!
きっと桐原の、あれくらい強引で自信過剰な人でないと、宏明を忘れさせてくれないんでしょうね。
個人的に桐原には、身体ばっかしやなくてもっと気持ちの面も大事にしたれや~と思ったり。
修ちゃんも、もっと素直になりいや~と思ったりもしましたが。
今後ラブな二人の笑顔な番外編が読みたいです(^^)v
面白い場面は、桐原の家に行った二人の前に、同級生が転がり込んできてお邪魔虫する場面。
いや~桐原が飲み会断ったなら普通、女家に連れ込んでるとかって思わない?
ってくらい空気読めない友人が、とても可愛かったです!
一人でさみしいだろうって上がり込む、そして居座る。
こういう勘違いくんにこそ、はやく春がくるといいですね。
水谷(宏明)と沢木が脇役で何度も出てきたり、番外編が沢山あったのも楽しかったです。
沢木くんの猪突猛進キャラ、好きですよ~。
二人が社会人になった話も読みたい!
また出ないかな?
※なんだか支離滅裂なレビューですいません(;^_^A
一夜だけのつもりで好みの相手と抱き合ったはずが翌日には同じ大学の同窓と知り
更に当たり前のように声を掛けられ、その時だけ人肌が欲しかっただけのはずが
次第に深みにハマるように相手が気になってしまう。
恋に落ちるパターンなのですが、攻めである桐原の自分だけに注がれる熱を感じながらも
セフレだと割り切ったクールな行動を務めて振る舞う向井の、何がストッパーに
なっているのか今一解りにく気がしたかも。
初めは幼なじみへの何らかの想いとその幼なじみに出来た恋人との様子に
どこかで割り切れない思いを抱いている向井が人肌を求めて一夜の相手と
関係を持った結果が、恋に発展する流れだと思ったのですが、
読んでると微妙に幼なじみとは関係の無いところで恋愛の関係になるのを
どこかでブレーキをかけているような気がしてしまう。
そんな態度が相手に不安を抱かせ、更にちょっとした誤解や嫉妬から
本物の恋になる相手と擦れ違いになってしまう流れ。
結果的には相手からの言葉にした想いが欲しかった、意外に単純な話でちょっとだけ
もう少し別の盛り上がりを期待したからなのか拍子抜けした感じもありました。
でもこの作品の装丁イラストはかなり素敵ですよね。
祥伝社のコミックスは表紙が高級感があってとても素敵です。
放課後の不純スピンオフ~。
あて馬だったおさなじみ修ちゃんの不純後のお話~。
楽しくさらさらと読めました。萌えは少なかったですがHは多かったです。
二人のお話の中にセックスなくしては語れないので当たり前ですかね(笑)
水谷と沢木も邪魔にならない程度にでてくるので不純ファンには嬉しい本ですね。
水谷と沢木がうまくいき身を引くことにした修ちゃんは人肌恋しさのあまり
ワンナイトの相手を探しにバーへと遊びにいき、そこで桐原と出会う。
一夜だけのつもりが想像以上に良くて大学もたまたま同じだったことからそのまま桐原に求められるまま関係を続けることになる。
自分がほしかったものがなにか教えそして桐原が与えてくれた。それは自分だけを求めてくる温かい瞳とぬくもり。
桐原に自分がいけない旅行に行くなと言われ強引な態度に呆れながらもはまってゆく自分を冷静にみる修ちゃんがなんとなく可愛いし桐原のどこか自信家で強引でそれでもどこか修ちゃんに甘えるところがハートをわしずかみです。
桐原を見ていると沢木の純情をすこし汚して自信家になった感じ(笑)
あと桐原の顔が日高ショーコさんの描く絵に似てたなぁと思いました。
この表紙を見たときからとても期待していて、絵が丁寧で静かに綺麗に進んでいく様を魅せる梶ヶ谷作品という個人的認識のため、ちょっと線が粗いというか人物描写が粗いというのがちょっと気になりました。
しかし私、好きなのですよ~!こういう展開。
本編で攻め設定で当て馬として登場した登場人物の救済モノ。
おまけに当て馬の相手役が、それを上回る強い攻めである場合!
設定だけでもう大好物です。
ストーリーは夜の街で知り合った一夜限りの相手…だったはすが、次第に気持ちが傾いていき~でも相手はそうじゃないかも~すれ違いラブ。
というところでしょうか。
重いものを読みたい!とかそういう方には向きません。
癒されたい!子守唄代わりになんていうのに向いてます。
今回、主役カプも素敵だったのですが、修ちゃんの通う大学の先生(1コマしか出てきませんが)に一番目を奪われてしまいました。(笑)
あの七分袖のカーディガンを羽織り、眼鏡をかけた先生の姿が今回一番「おおっ!」となってしまいました。
【放課後の不純 番外編】【4年後の不純】のみ、評価つけました。
表題作【夜まで待てない】は残念ながら私の好みに合わなかったです。
【番外編】強引な彼氏(沢木)から『熱海』のお土産… 押し付けられて困っている迷惑顔な表情の水谷くんがとっても可愛い!
あのダサダサお土産は… ちょっと… 趣味を疑うよね… と、水谷くんと語りたい。
【4年後の不純】俺様彼氏(沢木)はあいかわらず4年経っても強引だ。
水谷くん、何かとおつかれ~。でも所々でお互いが思いやっている生活感が良かったです。
一息ついて首元を揺るめる仕草の喪服姿な水谷くんが超かっこいい!男前になりましたな。
二人の成長、ダイレクトにそれだけで嬉しかった。
沢木×水谷カプ、真っ直ぐで一直線な愛、たいへん満足。ご馳走様でした!
向井も桐原もとてもゲイだったと思います。
宏明に恋人ができたことで、寂しさを紛らす相手が欲しいかなと行ったバーで出会った桐原と寝て、相性がいいかもと思う。
誰でもいいからぬくもりが欲しい向井と、発散したかったという桐原の希望は一致するのですが、がっついていつでもどこでも求めてきて独占欲も魅せる桐原に、惹かれながらも
二人とも求めているものが同じだったのに、その表現が不器用だったために起きるすれ違い。
向井って、宏明達カプを見ていてああいう素直に想いを伝えあい好意を隠さない恋人が本当は欲しかったんだな、と思われます。
最初は身体だけでいいや、と思ったものの強引な桐原に惹かれながらも彼に言葉がなかったから向井は悩んでしまう。
結構、向井って臆病で受け身だったのだということがわかります。
桐原も最初に向井がセフレを求めてなスタンスだったからか、執着を見せてもその理由を言わない。
そういった肝心の主人公達の具体的モノローグがなく、その場のその出来事についての彼等の想いの言葉しかないので、そこに潜む本音を推測して最後で答え合わせしなくてはならない、しかもその答え合わせがちょっと短いので
桐原の強引が目立ってしまい、向井の強がったヘタレツンツンが目立ってしまいわかりづらさを感じたのでした。
これは『放課後の不純』を読んでないとわからない向井の気持ちかもしれないですね。
雰囲気で進めようとするのに、事実と現状だけを突きつけられて感情移入がしづらかった点があるようなきがしました。
その点、放課後カプの話はもう出来あがった二人だけに解りやすくほっとさせられます。
梶ヶ谷ミチルのライティングスタイルがとても好きです。だが、このメインストーリは期待外れ。ほとんどヤリまくり、恋愛進化が感じていない。初まりはワンナイトスタンド、そのままセックスフレンドになった。その後、桐原はやきもちして、修ちゃんに乱暴なエッチをして、三週間お互いに連絡しなかった。修ちゃんが桐原を忘れるために、たった三週間で4人の男性と寝た。やっぱり、桐原のエッチがよかったからよりを戻して、ハッピエンドです。4人の男性と寝たより桐原の気持ちをもっと攻めれば、宏明みたいに簡単に諦めない修ちゃんが出てほしかった。残念です。
4年後の不純が萌え(☆3)です。携帯で何回読んでいた、宏明と沢木のラブラブに 胸がキュンキュン、もう幸せいっぱい。
個人的な印象ですが、梶ヶ谷先生、どんどん良くなっていってるなぁと思います。
少女漫画っぽさが強かった【放課後~】、少し古風なやりとりだった【成長痛】を越え、どんどんBL色が強くなっているというか。
過去2作を踏まえ、作中でベッドシーンがあると分かっても一切期待していなかったのですが、想像していたよりも絡んでいて驚きました。(失礼な物言いですが)こういうシーンも描ける方なんだ! と。また梶ヶ谷先生のペンタッチが柔らかいことや受けである向井の幼い顔つきもあり、一層“いけないもの”を見ているような気持ちになりました。
帯にある、「強引男前なオオカミ×元攻キツネ男子」の意味はあまり分からないのですが(たしかに攻めの桐原は男はオオカミなのよ~でしたね)、向井が桐原にハマらないようハマらないよう一線を引きたがっている、そこがもどかしくまたイイところでした。素直になってもいいのに、きっかけがそもそも 後腐れのない相手を見つけたい だったから、深い仲になるべきではないっていう頭があるのでしょうね。
表紙でふたりが口付けるまでの3カットも素敵です。
桐原が引き寄せているようにも見えるし、向井から近寄っているようにも見える。ふたりそれぞれの目もまたいいです。
一度肉体関係を持ったあとから、隙あらば所構わず向井の体を求めるようになった桐原が言い放つ、「お前見てるとおかしくなるんだわ」なんて、キザですよね~。
このキザっぽさがくすぐるというか、それでイマイチなタイプならNGですが清潔感のあるルックスが伴っているんですもの。納得してしまいます。
また、“見かけるたびに違う男を連れている”と称される桐原なのに、向井にのめり込んじゃっているあたりも憎めません。きっかけは非常に手慣れていましたがね。「呼ばれた気がしたんだけど?」もなかなか、役者です。
ここまで分かりやすいはずなのに、当事者である向井は必死に線引きをしようとしていて、でも合鍵を貰えば喜んでしまうし、求められることもまんざらじゃないわけだし。一目ぼれの力は絶大です。
傷心を癒し紛らわすために足を運んだ小林のバーで、向井と桐原が出会えて(運がキてる向井)良かったなと思いました。途中途中、挟まれる梶ヶ谷先生らしい甘酸っぱいモノローグもこちらの感情を揺さぶるんです。キスは熱いもの、でもそれは桐原とでないと、いけないんですよね。
最後に桐原のスーツも見ることができて大変満足です!
書き下ろしで不純のふたりとの絡みも“らしい”なぁと思いました。このときの向井の顔は確実に攻めなんですがね(笑)
4年後の不純ではしっかり大人のふたりにもなっていましたし、スピンオフながらも独立した世界観があって、それでいて梶ヶ谷先生の色も出ていて、多数のベッドシーンを描かれる新しい面もあり、色々な方向から見られる一冊でした。
「放課後の不純」のスピンオフ作品。
水谷(受け)にちょっかいを出していた幼馴染みのお兄ちゃん、
遊び人の攻めって感じだった “修ちゃん” こと、向井修司がこの本では主人公で、受け☆
沢木とくっついて幸せそうな水谷を見て人肌が恋しくなって、
修ちゃん(この本では “向井” と呼ばれる)は、知り合いが働いているバーへ行く。
しがらみのない男と後腐れのないセックスをしたい…そう思って。
そしてそこで出会ったのは、
長身でイイ体格のタイプの男、いつも違う男を連れているという桐原(攻め)。
桐原は男連れで店にやってきたのに、ふたりはお互いに惹かれ合い…ホテルへ。
一晩限りのつもりで肌を重ねたのに、
実は同じ大学で同じ学年でもあったふたりは、翌日に再会。
攻め・桐原の方が積極的で、途中で友人の邪魔が入っても半ば強引に向井を抱く。
何度も何処でも求められ、
自分が行けない旅行にはお前も行くなと言われ、
向井は、
そんな傍若無人な攻めのペースにのまれて不安になりつつも、心地よさも感じていた…
今の関係ではセフレ、
でもそれ以上の想いが自分にはあると向井は次第に気づいてゆく…
そんな中、
水谷との関係を誤解し嫉妬した攻め・桐原は、向井を無理やりに……
あまり絵的にはエロエロしくはないですが(主観)、
セックスシーンの回数は結構多いですし、ぺージ数も多く割かれています。
そして、他の相手と途中でヤるシーンも(ちょっとだけど)あります、
そういうのが地雷の方はご注意を。
感想☆
う~~ん…
まず、梶ヶ谷さんの絵で傍若無人の俺様攻めはちょっと似合わない感じがしました。
どうしても柔らかい印象が…わたしだけかな?
それから、丁寧にエピソードを重ねて心情を描いていくという梶ヶ谷さんのよさが、
今回はエッチシーンに多くページを割いた分あんまり…な気がして、
ちょっと勿体なく感じてしまいました…すみません…。
でも!!!
「放課後の不純 番外編」(2ページ)・「4年後の不純」(16ページ)は凄くよかった!!
放課後 & この本の2CPでカフェにいく「bonus track」(4ページ)と、
その続きのカバー裏も!
沢木くんと水谷くんの前のままの子供っぽい顔や、じゃれてる感じもいいし、
4年後の大人っぽくなった(色気がかなり増してる♪)姿もとってもいい~~!!
特にふたりの互いを見る時の、視線の表情がたまらなかったです~
相変わらず沢木は水谷が好きで好きで~~で、可愛いったらない♡
以上、合わせてこの本1冊で、萌え×2寄りの萌えです。
攻・受ともに経験豊富で、こなれた印象。
エッチシーンの受け答えからもこなれた臭がプンプンです。
ピュアが好きな訳じゃないけど
こんな大学生(21歳だったかな?)いないだろ~と違和感が・・・
いても生意気すぎて好きになれませんっ。
+10歳設定だったらまだ良かったかなぁ。
大学生に凄く大人な印象を持たれているようですし
「放課後の不純」では、等身大というかリアルな高校生描かれていたので
もしかして、作者様は高校生・・・?いや、まさかね。
内容について
今まで軽い付き合いしかしてこなかった2人が最終的に本気になるというお話。
よくある設定なんですよ。
設定は悪くないけど、すれた私としてはもうひと癖、ひと捻りほしい欲しい。
そこが作者様の味っちゃ味なんですが、物足りない感と違和感だけが残ってしまいました。