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あなたの純情が伝染りそう。
fair bianca
大学の写真サークルに所属する矢野の話です。
当時新入生だった矢野がサークルに入るきっかけになった一輪の花の写真。
それを撮ったのは、現在3度目の4回生をやっている阿久津。
才能ゆえに授業に出る暇もなくカメラマンとして国内外を飛び回る彼に「好きだ」と言われた矢野は…。
という始まりで、「好き」と言われて意識する。
意識してみたところで、理由が分からないから戸惑うばかりです。
これ、少女漫画だったらあっさりCP成立ですよね。
在学中から業界でひっぱりだこの天才カメラマン、しかもあらゆるサークルが人寄せパンダとして欲しがるほどのイケメン。
そんなひとから告白されたら、それはもうシンデレラストーリーですよ。
「地味でモテないわたしが…!?」と言いつつも、「実は私も好きだったの…。阿久津先輩は雲の上の人だから叶わないと思ってた…」と俯きがちに返事して、抱擁からのアゴクイ、そしてキスする2人の足元には「the end」の文字が。
そう簡単に終わらないのがBLでございます。
男同士という問題がまずありますね。
さらに男性というのは本能的に競い合ってしまう生き物なんだそうです。
昔読んだ、男性脳と女性脳の会話の違いを心理学的に解説した記事を思い出しました。
「いい店を見つけた」というトピックの場合、女性は「今度連れて行って!」となる共感脳だけど、男性は「俺もこの前すごい店行ってさー」と張り合う競争脳。
SNSの発達のせいか、最近は女性でも「わたしだって!」という方が多いように思うけれど、男性の場合は自己顕示欲による後付けではなくて本能だそうで。
そんなことを踏まえてこの作品を読むと、それはもうきついだろうなあと思うわけです。
同じ分野を志しつつも、かたや天才、自分は凡才。
男性としても、かたやモテモテのイケメン、自分はふつう。
劣等感しかない。
「あのひとは別人種」と線を引いて、自分を慰めるしかない。
そんなひとに「好きだ」と言われたら、どういう反応を起こすかという部分がかなりしっかりと描かれていました。
「モテないけど!写真もパッとしないけど!おれ、あの人に告られた!」という優越感と同時に「もしかしてバカにされてる?」という猜疑心や自虐も感じる。
その折り合いをうまくつけられるようになるには、相手のフォローがあってこそなんだけど、この阿久津という子、からきしだめであります。
天才でイケメンだけど不器用 vs 平凡だけどプライドはあります系の、素直になれないもだもだと、うまく立ち回れないわたわたでした。
女子の先輩の立ち位置が微妙だけど、読み応えはありました。
タイトルが回収されたか分からなくて、どういう意味だろうと思って調べてみたら、白バラのことなんですね。
阿久津が撮った写真の被写体だったのかな?
しっくり来なくて花言葉を調べてみたら、「尊敬」「わたしはあなたにふさわしい」とフラワーエデュケーションジャパンさんのHPに載っていました。
尊敬しているけれど釣り合わない、という気持ちから、ふさわしいと思えるようになるまでの矢野の気持ち!?と気付いて、しみじみ作家さんはこういう知識をどこから拾ってくるんだろうと感服しました。
『フェアブランカ』は、イングリッシュローズのこと。
花言葉は、〝尊敬〟〝私はあなたにふさわしい〟です。
矢野と阿久津、どちらにも当てはまる言葉だと思います。
格好良くて写真の才能もある阿久津に告白された矢野は、
戸惑いながらも阿久津のことが気になってしまい……
というお話です。
矢野がけっこう卑屈で見ていてイライラするのですが、
とても等身大だと思います。
みんなの憧れの人に告白されて感じる優越感だったり、
独占欲だったり……とてもリアルに感じました。
だからこそ、女々しい矢野にイラつくんだと思います^^;
そして、阿久津はなぜ矢野だったのか……?
そこがハッキリしなかったのが残念でした。
ただ、2人でいる時の不思議な雰囲気が好きでした。
結局、矢野が絆されちゃうわけですが、
ただの独占欲じゃないよね……?と少し心配になりました。
一話目の最初で告白という、ちょっと変わった作品!
でも、その後が..早くくっつけといいたくなるほどのスローな展開!
もどかしい、じれったい!!そんな気持ちを久々に感じました。
攻めの阿久津先輩は矢野に告白したはいいが、特になにもしようとしないんですよ!
いや、好きならなんかしろよ!と突っ込みたくなっちゃいます。
阿久津先輩、イケメンでカメラの才能もあり、完璧に近いんですけどなんていうんでしょう、、恋愛偏差値ひっくいんですよ!
ちょっとのことで照れたりしちゃって、、、かわいいです。
完璧、美形、ぐいぐいやりたい放題の攻め様を最近まで好んで見てきたので、新鮮で面白かったです。
実は最初読んだときはそこまで面白いとは思いませんでした笑
でも、何度も読み直すうちにじわじわと好きになっていった作品でした。
吹き出しの中じゃなくて、吹き出しの外のちっちゃい会話が面白い。阿久津先輩への矢野のツッコミ。
10円が落ちた先の矢印付きのミゾという案内とか。
落ちた10円で、矢野が体で払ってって冗談で言ったはずなのに、阿久津先輩が本気で照れてるのは可愛かった。
矢野の肩からずり落ちるリュックのヒモと、矢野の心の叫び。
なんか、このシーンが一番好きかも。
カバー裏の事後の二人のイラスト。ちょっと、照れてる阿久津先輩とおパンツをはいてる矢野が可愛い。
大学の写真サークル、矢野と阿久津先輩
カッコよくて誰からも好かれている先輩に突然告白された矢野。
でも、そのあとのアクションがない・・・
突然の告白に自分ばかりが、ぐるぐるして今まで以上に先輩を意識してしまう矢野。
マイペースだけど純粋で優しい先輩に、どんどん惹かれていくのは
自分でも気づいているけど、どうしようもないもどかしさ。
読んでいるこっちも、はらはらどきどき後にイライラ・・・
告白できれば、相手に気持ちが伝われば良かった先輩に対して
心を乱された矢野は、とうとう爆発。
先輩の優しさや気遣いも分かる気がしたけど
やっぱり矢野が気の毒でした。
「好き」の言い逃げみたいな感じで、その後のファオローなしは
青春真っ只中の成人男子にはかなりきついですよね。
結局、矢野が振り回されたというより
勝手に、イラついてぐるぐるしていた感じですが
最終的には、落ち着くとこに落ち着いてほんわかムードになったのは良かったです。
男同士だからか、変に意識してぎくしゃくしちゃうところなんか
先輩と矢野らいいといえばらしくて・・・
最後にちょっとだけHシーンが出てきますが
もっと甘々な激しい先輩、ちょっと見てみたかった気もします。
かつて嶋二さんのコミックスで
ここまでじわじわ進むお話があっただろうか!というほどで
1読目は驚きましたw
告白してきたくせに、
改めてのアプローチも何もないなんて…。
矢野くんがイライラもどかしくなる気持ち、
もし自分が矢野くんの立場だったら
やっぱりそうなるんだろうなぁ。
しかも相手はイケメンの才能あるカメラマンで
純粋だからこそ“気持ちを伝えただけでよかった”と言える阿久津。
自分に無いものを羨み、多少卑屈になりながらも
そんな人が自分に好意を持っているという優越感、
人間としてあらゆる感情に振る舞わされるのも納得です。
飲みの帰りの路ちゅーは「ずいぶん思い切った事しちゃったな!」と思いましたがw
男なら、相手の反応次第で、直接的な返事をもらえなくても押す!って
矢野くんの言いたい事もごもっとも。
好きで、気持ちを伝えて、拒まれていないのなら
ガッツリいっちゃったっていいじゃない!!
でも阿久津はただ単にそういうタイプじゃなかったってだけで、
みんながみんな積極性のある人間じゃないですもんね…。
焦れ焦れな気持ちから意識しまくりで
自らもつられて恋に変化してしまった矢野くん、
自分でいちいちツッコミいれてて可愛らしかったです!
ゆっくり恋人になって、大事にされて、
素直に「これからもお幸せに」と言いたくなるカプでした。
1度しかHシーンが無いのがまた新鮮でしたよw
そしていつも思うのですが
やはり嶋二さんの書き文字はゆるさがクセになる!!
たまに見づらいのも味ですww
帯にもあった『あなたの純情が伝染りそう』ってこれ、攻めキャラ(先輩)のことだったのね!?
……というのが、はじめの感想。
純情で純粋な先輩が可愛くて、見ているこちらのほうが恥ずかしくなっちゃった。
なかなか進展しなかった序盤も、すれ違いはじめてからも、ドキドキしながら読み進めました。
二人とも可愛いなあ。
あんなに純情だった先輩が、終盤で男前になっていたのもいいですね。
全体的に、ガツガツしていないところが好き。くっついた後のお話をもっと読みたくなりました。
妄想で補完できなくもないけれど、二人のその後がとても気になります。
ジタバタしながら悶えて読む漫画といえば、さすが嶋二先生。
胸がくすぐったくて、ほんとに読みながらゴロゴロ転がってしまいました(笑)
メガネの男の子がドキドキ顔真っ赤にしてるところが大好きな方はぜひおすすめです。
何考えているのかわかんない不思議系の攻、阿久津先輩とごく普通の大学生矢野くん。
サラサラ長髪に、黒縁メガネの矢野くんは、本当にそこらへんにいそうだし、多分ちょっと影で異性にモテてるタイプだと思います。本人もそれなりに女性経験もありそうな感じ。
そんな普通の男子大学生に不思議系の阿久津先輩がウブな恋心をチラ見せしてくると、ごく普通の男子大学生としての恋愛を経験してきた矢野くんはそんな阿久津先輩にモヤモヤジリジリしてしまうんですね。この、ちょっと冷めたような普通の子っぽい矢野くんがどんどん阿久津先輩のジリジリに巻き込まれ、自分まで乙女思考になっていく感じがもう!たまんないです!
メガネの奥でジリジリドキドキする矢野くんの顔見るたびににやけちゃいます。
舞台が大学のサークルなのもいいですね。大学のサークル合宿を舞台に二人のドキドキが
加速する展開になるのが素晴らしいです。
ただ、阿久津先輩のキャラ設定や、最初のエピソードが、もしかして某漫画の某先輩…?
と思われるほどイメージがかぶってしまうので、そこがちょい残念でしたね。
ジリジリとモダモダは嶋二さんの真骨頂!
表紙で矢野が抱えているバラ…紅の蕾から真っ白な重ねの花弁をほこらせるフェアビアンカ。
作中で矢野が阿久津を認識した作品もこのバラでしたね。
大学の写真部の阿久津は才能に恵まれ既に写真で仕事をしている。
その上、カッコよくてモテて一途で純粋。
そんな天才から突然、告白された矢野はというと阿久津の才能に嫉妬したり劣等感を感じたり、自分の持つ薄暗い感情や焦りとは縁のなさそうな阿久津に苛立ちを覚える人間らしい子です。
端から見ると全てを手にしているような人ってガツガツしていないことが多いですよね。
矢野が親しみやすい人柄で焦れるからこそ『妖精ちゃん』な阿久津が現実味を帯びて話自体の存在感を感じます。
告白したきり関係を先へ進めようとしない阿久津の態度にモヤモヤする矢野。
挙げ句、焦れた勢いでキスしてキャッチした阿久津の純情は矢野の気持ちをどんどん動かしていきます。
完璧な人なんていない。そこに気がつけば気が楽になるし自分の気持ちがどこに向かっているかもちゃんと見えてくる。
気づいてしまった気持ちが通じない方がそれまでより、ずっと焦れて切なくて才能ではなく女子に嫉妬した矢野の揺らぐ優越感と八つ当たりめいた言動はよくわかります。
打ちひしがれる阿久津にキュンとしました。
ところどころ可愛いんですよね、この人。
まっすぐでピュアな阿久津の気持ちが矢野の気持ちの向きをを少しずつ変えていく様子が丁寧に綴られています。
不器用におっかなびっくり近寄りながら重なるふたりの恋の焦れったさに一緒にもだもだしながら楽しめました!
どっちが受?とワクワクしながら読んでましたが、描き下ろし続編での阿久津の少し積極的な攻めに嬉しくなりました~。
透け感のある帯の下の矢野の美味しそうな腹チラ、阿久津はシャッターを切れたのでしょうか?