かえっちょ
hawking
『SHAKESPEARE』後に出たこちら。
大地とラビは18,19才設定となり、一気に年齢があがります。
らぶらぶな"やおい本"だと書かれているのですが、、、
ど・こ・が ??(笑)
紫宸殿さんものとしては、らぶらぶ多めなのは認めましょう。
しかし通常言われるラブさではないし、あまりやおいらしさは感じられません(汗)
大地は毎年夏休みになるとラビルーナに遊びに来ているのですが、そのうちの一編となります。
ラビに執着してるワンコぶりが可愛い~ww
意地っ張りラビに優しくしてもらえなくてうずうず、かまって~ぶりが見てて微笑ましいのですが、それは一年に一度しか会えない辛さから来てるのですよね。
ラビは解ってても連れない(笑)
そんなことより身長追い越されたのにショックであるというのに笑えます。
そんな可愛らしさがありつつも、裏はシリアス極まりない。
そういうことを大地もラビも言わないのです。
『HAWKING』の凄さは、少なくとも『SHAKESPEARE』時点でストーリーの最後までかなり出来上がっていたことが伺い知れること。
そもそも同人誌版『C. DARWIN』ですでに15,16才の話が出ていたので、最初から全体図は出来ていたのですね。
個人的に大人になった二人のビジュアルが大好きなので、単純にそういう彼等を見れるのは嬉しい。
ほんとはもっと見たいんですよ~。
大地がヘタレなのが最高!またそれをラビの前では演じてるのがいいんです。
でも地雷ありですね。
実は『C. DARWIN 4』以降の大地はこんな感じになるので、これが受け入れられない方は「進化論」ラビルーナ編以降は読み進めるのをストップせざるをえないかもしれません。
私自身、ストーリー上理解できることとはいえ、これはファンタジーなんであるからして、、と、結構辛く思えました。
今となってはなんとか吹っ切りましたが。
紫宸殿さんにしては絵が少々粗いし、大きな存在感を放つ作品でもないのですが、この一冊がこの時期に出ていたという価値により、ちょっと甘めだけどこの評価とさせていただきます。