かえっちょ
shakespeare the moon
紫宸殿さんのグラン本も、この辺りからオリジナル設定度が高くなります。
裏設定が作り込まれているかなり気合いの入った本作。
今手にとっても状態は良いであろう重みのあるしっかりとした装丁で、タロットを題材にした表紙及び中表紙がまた素敵であります。
この表紙だけで評価するなら満点ですww
敵であるシャマンが炎の魔道戦士である大地のコピーを作るところから話は始まります。
大地の完璧なコピーである彼は、マスターとなる大地の能力も記憶、性格も引き継いでいる存在。
しかし彼の命は期限付きで、その命を長らえるためには水の魔道戦士であるラビの力が必要である為、シャマンからラビを連れてくるよう命じられるのです。
原作アニメでもラビの特異な力を狙われ、ヒロイン並みに拐われるという扱いを受けます。
なのでこの展開はとても正しいのです(笑)
これは上巻なので話としてはまだこれからなのですが、今回は深く練られた設定に対しての評価とさせていただきます。