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haikei niisansama
兄弟モノということと綺麗な表紙に惹かれて購入しました。つまりジャケ買いだったのですが、中の絵も綺麗、作風と相俟ってとても爽やかで素敵でした。
私は本当に兄弟モノが大好きなのですが、単発の兄弟モノってあんまり当りに出会ったことがないんですよね。
というのも、兄弟モノで大事になるのは当たり前に「兄弟らしさ」だと思うのですが、一冊で完結させるとなるとそこをじっくり描くのはなかなか難しいのかな?大体は設定だけの「兄弟」、ちょこっとの兄弟エピソードにとってつけたような葛藤…でもそんなんじゃ意味ないんです。恋慕やエロの前に「家族としての兄弟」がしっかり描かれなければ意味がない。
この「拝啓、兄さん様」はそこをちゃんと描いてくれていたように思えます。
兄の稔と弟の豊、二人はブラコン。でもなんとなくお互いに、このままじゃないけない、だっていつかは離れる時が来るんだから、とそう思って「兄弟離れ」しようとします。しかしそれがきっかけで余計に意識してしまう。兄弟として好きなのか、それとも個人として好きなのか…『兄弟以上に好きなのに 兄弟でなくなってしまうのが怖い――』
あぁ、これぞ兄弟だよなぁと思いました。二人の迷いに何度か泣きそうになりました。
最後には二人とも様々な迷いを乗り越えて、「兄弟」としての結論を出します。どんな風に好きであろうと、今までずっと「兄弟」として育ってきたんだから、そこは切り離せない大事な部分。これからは、その上に兄弟愛とそれ以上の愛情を重ねて混ぜ合わせて、特別な「兄弟」の形を創っていってくれるんだろうなーと思います。
続き…というか、これからの二人も描いてくれないかなー、とても読みたいです。
あと、幼馴染の女の子も兄弟の良きアドバイザーだし、とても可愛いです。
兄弟好きにはぜひ読んでほしい一冊です!おススメです!!
AmazonでBL本を探しているときに たまたま見つけて表紙買いをしちゃいましたw表紙と中身の絵が違う!という事もなく、とても絵が綺麗でとてもスムーズに読めました。
シリアスな感じで濃い絡みはないので、物足りないと感じる方も居るかもしれません。
兄弟ものは、この本が初めてだったんですが、とても満足です。
本当の本当の兄弟。
ただの同性愛どころのタブーではありません。
好きだけど、突き進むわけにはいかない。
わかっているけど断ち切れない。
そんなじりじりした気持ちを丁寧に丁寧に描いてあります。
巻末のイラストを見るに90年代初頭が舞台なのかな?
それにしてはさらにノスタルジックな感じがしましたが
絵がとっても綺麗で、畳の匂いや彼らの生活音
夏の湿度まで感じられそうなほど。
惹きこまれました。
タイトルの通り、私が今まで読んできたBL漫画の中で一番好きです。
手紙が好きなので、お家の前で郵便箱を覗きながら、
お兄ちゃんからの手紙を待っているのが可愛かったです。
兄弟とか好きなので、軽い気持ちで可愛いと買ったら、
どんどん読んでいくうちに、兄弟故の葛藤、嫉妬、悩みなど、
細かく表現されていて、とても好きになりました。
軽い気持ちで買った私を叱りたいくらいwww
そのぐらい大好きな作品です。
お兄ちゃんと弟のほかに、近所の女の子が出てくるんですけど、
その子も可愛くて、憎めない性格をしています。
ぜひ、みんなに読ませて感想を言い合いたいです。
数年前に表紙で買ったものです。
血の繋がる者同士特有の葛藤をベースに物語は進んでいきます。
兄弟互いにブラコンで、読んでてほっこりする物語だと思います。
季節も夏が舞台となってるので、どこかしら切なく感じました。
田倉先生らしくストーリー重視な作品です。
おセッセの描写は無く、中盤に少し触れ合う程度。
少しだからこそ気持ちがこもってるというか…そんな気がしました。
幼なじみの女の子や友達など数人出てきますが、全員いい仕事をしてくれるので、読んでいて不快感は全くありません。
何回読んでも心に沁みるのでおすすめです!
兄からの手紙を郵便受けの前で待つ豊。
家を出た兄の存在を感じることができる唯一のつながりは、
兄からの手紙だけなのです。
兄の稔は高校を卒業した8年前から家を出て、
一度も帰ってきていません。
兄の手紙を心待ちにしている豊の心情・兄に対する愛情は、
手紙を読む姿から見てとれます。
そして、稔のキャラも手紙の内容からつかむことができます。
1話はほとんど手紙を黙読するだけなのですが、
なぜかグッときてしまいました。
そしてその夏、兄・稔が帰ってくるのです。
兄が大好きな豊と、弟が大好きな稔。
〝好き〟とはどういう意味なのか?
兄弟でもずっと一緒にはいられないと指摘するのは、
幼馴染の桃香。
彼女は、おそらく豊が好きなのではないかと思うのですが、
それでもバカ兄弟二人を見守ってくれる重要な存在です。
夏祭りの日に熱を出した豊に、
口移しでりんご飴を食べさせる稔。
この時の二人が妙にエロくてドキドキしてしまいました。
ギクシャクする二人。
稔は豊に、ずっと一緒にはいれないと伝えるのですが、
なかなか言い出せなかった事実こそが全てなのだと思います。
稔にずっと一緒にいたいと泣いて懇願する豊に、
ずっと一緒にはいられないと稔は答えるのですが、
ふと振り返ると泣いている稔がいます。
この時、本当は一緒にいたいという思いが見えた気がして、
とても切なく思いました。
「どうして兄弟はずっと一緒にいられないのか?」
その質問に答えられない稔でしたが、
夏休みの終わりに、稔と豊はずっと一緒にいる約束をします。
それは、恋人としてではなく、あくまでも兄弟として。
色々なかたちの兄弟がいてもいいと思わせてくれる二人でした。
けれど、同じ思いを抱いている二人なので、
どんな形でもお互いが理解していればいいのだと思います。
兄弟だからこそ、悩み苦しみ葛藤し、
そこから新しい形が生まれたような気がします。
切なく、それでいて清々しい、
夏の終わりに読みたくなる傑作です。
血縁関係に苦手意識持ってたんですけど、読んでよかった…。
なんというか、こんなイチャイチャ兄弟がいるんだろうかって感じ?笑
最初から相思相愛が見ててわかっちゃうんですけど(たぶん脇役の女の子もわかってる)
でも、2人ともやっぱり兄弟だからって本音を言えないんですよね。
そこがね、切なくて良い!!
お兄ちゃん、適当に見えて実は弟への愛情がすごいね。
可愛い弟のワガママをかわすのは心が痛んだことでしょう…。
でもお兄ちゃんだから、自分が誘惑に負けるわけにはいかないって、頑張るのがね、、切ないぃぃ!!好き!!!
弟くんも弟くんで、お兄ちゃんの負担にならないように、気持ちを封じ込めて兄離れしようとして、でも我慢できなくて泣いちゃって…
いや最高だな!!!
お母さんがちょっと怖いけど、いつまでも幸せに仲睦まじく暮らしてください。
幸せをありがとう♡
兄×弟の実兄弟モノです。
互いに単なるブラコンと呼ぶには大きすぎる感情を抱いているのに気づいていて、だからこそ頑張って離れようとするけれど心がどうにもついていかない。
作中を通じて二人とも決定的な言葉は言わなくて、読んでいると切なさともどかしさに心臓がギュッと掴まれたように痛みます。
エロはないのですが、実兄弟、弟が高校生、兄は分別ある大人ということでそう簡単に身体の関係にはならないよなぁと納得します。
でも一度だけ完全に「兄」と「弟」を吹っ飛ばして唇を重ねる描写が入っていて。二人の葛藤を丁寧に丁寧に書いているからこそ背徳感に頭がクラクラしました。どんなエロより色気があった気がします。
今後二人は「普通の兄弟」でも「恋人」でもない二人だけの関係を築いていくんだろうなと思います。先のことは語られていないのですが、ただ言えるのはずっと一緒にいてほしい。それだけです。
繊細な心理描写と九十年代夏の匂いを感じ取れる優しい絵のタッチが素敵な作品でした。
お兄ちゃん×弟の、ガチ兄弟blです。
がっつり血ぃ繋がってます。ですが私は嫌悪感は全くなく、美しい兄弟愛と兄弟ではもういられない、という葛藤、そして、新しい形になっていく2人の恋路を見守るかのような感覚で読んでいました。
また本当にどうでもいい個人的な感想ですが、今年の夏は海に行こうと思いました。恋がしたいと思いました。
こんなに純粋な気持ちでblと向き合ったのって、久しぶりです。
いつもはどエロ本ばっかりよんでいるので、、(苦笑)
海沿いの街を舞台に繰り広げられる、澄んだ空気が通っているような、心が洗われるお話でした。
全人類に読んで欲しいです。