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kinjirareta koibanashi
ホームラン・拳さんのシリアスものでは、必ず泣かされます。今回も大好きな義兄弟や義理の親子・近親相姦など、禁忌な愛情ゆえの切なさがあって切なかったです。
「おねがい♡お兄ちゃん」
本当の兄弟です。女の子と付き合っても、兄ちゃんの事ばかり考えてしまうという弟。兄ちゃんを見ると襲いたくなり、エロ本の女の子ですら兄ちゃんに見えると弟から告白されてしまいます。そこでとったお兄ちゃんの兄バカな行動に笑って萌えました。ショートストーリーなのに、さすがホームラン・拳さん!です。
「親子ふたり3LDK暮らし」
一番好きなお話でした。お互いに好きなのに、隠そうとする気持ちが切ない表情や態度に表れて、キュンキュンしました。できれば、酔っていなくてもイチャイチャする二人が見たかったです。
その他にも、衝撃的だったのは、逢瀬を重ねていたのは亡くなった血の繋がった父親だったというお話です。BLは、ハッピーエンドじゃなきゃいやなので、死ネタは読んでいてつらかったです。このお話はつらくて読み返せませんが、他のお話は何度も読み返すほど気に入っています。
たまたま手に取ったこちら。
表紙をめくってすぐの著者近影欄に、
『長年こじらせてきた、近親ものがついに形になりました』
という一言が。
もうこれだけで、私の心が沸騰しそうになったのは言うまでもありません。
意外な展開を見せる義兄弟に始まり、コメディタッチの実兄弟モノが2つ続き、
義父子な関係のお話に、不思議な友達が実は…という前後編。
ラストに義父子の書き下ろし漫画がありますが、その1つ前には今回のコミックスの中では唯一近親モノではないお話が1つ。
と、近親ものが大好きな方にはモッテコイなラインナップになっています。
本当にどれも大好きでたまりませんが、特に好きな作品を。
◆【おねがい♡お兄ちゃん】
両親が海外に赴任中の兄弟のお話。
兄は弟の英司を大事に育ててきたが、浮かない表情の弟に問うと、
「兄ちゃんの事を見てると、Hな妄想ばっかりしちゃうんだ!」
と告白され――!?と進むお話。
これ、たった4ページのお話なんですが、多分雑誌掲載された時、フルカラーだったんですよね!?
無理だと分かっていても、是非これはカラー画で見たかったー!!
ギャグエロで進んでいきますが、カラーで見た方が絶対にホームラン・拳さんの描くエロさが伝わってきただろうなと惜しい気持ちに。
(ツヤピンクの乳首とか、涙とよだれの水感とか…)
どんな妄想をしているのかお構いなしに白状していく弟に、最後の兄の男らしさたるや!
そりゃ英司も「え!マジで!?」って言いますよ(笑)
うーん、本当にカラーで読みたかったー(涙)
◆【ぼくの恋人は二つの顔を持つ。】
社会人の雄馬と、大学生の純也は恋人同士。
中々先に進もうとしない雄馬に、純也は自分のバイト着でする?なんて冗談を言う。
しかし、その純也のバイトというのは――というお話。
…ただでさえ近親モノってことでこの単行本にはモエていたのに、まさかまさか…
最後に大好きな『メイド服もの』が来るとは!
ホームラン・拳さんは、こういうメイドものとかアイドル系をとても上手に描かれる方だと認識しているので、その可愛さの完成度は素晴らしい!
みるく(=雄馬のバイト先での名前)が、
「みるくのミラクルパワーで、おいしくなぁれっ♡」
といった瞬間、萌え死んだのは雄馬だけじゃないはず…(昇天)
その後、男と知りつつ雄馬をストーキングするバイト先の客が絡んできて、結果、二人の愛は益々強くなるわけですが。
最後、せっかくだから、もっとハードなプレイまで見たかったなー!
せっかく雄馬がバイト着を着たまま致してるんですから!
読んでいて改めて実感したのは、ホームラン・拳さんの描く指先がとても好きだということ。
可愛いけれどそれだけじゃない、時折いやらしさも感じさせてくれるなぁと思うのです(個人的感想ですが)。
近親モノ詰め合わせでありながら、実はそこまでエロ度は高くなかったので、次回はソレに出来る限りのエロを添えて頂けたらなぁと思いました♪
この作家さんの作品は私の中で好き嫌いがかなりあるのです。
で、今回は短編集のような感じでだったので
やはり好きな作品、そうでない作品に分かれました。
なので好きな作品のレビューだけ(笑)
というかこの作品があったから萌×2!!
「親子ふたり3LDK暮らし」
親子といっても、母親の方の連れ子なので血の繋がりはないのですが
この親子ってシチュに萌るvv
母親が亡くなって今は2人暮らし。
この父親っていうのがズボラで、ほっとけないって感じ。
そして息子はテキパキと何でもこなす。
父親の方が息子を息子と見れなくなった…
その時のせつない表情が何とも言えず私のツボに入ったーっ!!
心の中で妻に謝りつつも視線が息子を追っている。
そして自分の気持ちを隠したまま息子に接しているのが何ともいえなのですが
実は息子の方も…
あ~っ、ここでハッキリと2人の関係がしないまま終わりの話なの?
って思っていると最後にショートで入ってた。
が、2人の関係は何も変わってないようで、変わってた。
酔っぱらった父親を迎えにきた息子。
だけど毎回酔うと、次の朝には何も憶えていない。
それなら…と、息子の方から父親に(いや父親の方から?)キスを。
次の朝、何も覚えてない父親を演じつつも切ない表情が堪らん!!
この父親本当に良いよ~vv
今は我慢でもいいよ、でもでもね息子が学生でなくなったら手を出してーっ!!(願望)
「よみがえる色」は、ファンタジーです。
本当の親子ものなので敬遠する方もいそうですが、親とは知らずに好きになって、キスをしたくらいでその先には進まないので安心してください。
最初のお話「きみのいいなり」は、血の繋がらない兄弟ものです。私はあんまりこのテの話は好きじゃないのですが、幼い頃の描写とかが可愛いのと、どちらかが無理矢理と言うわけでもないので楽しく読めました。
この作家さんの絵は子供の描写もメイドさんなどの女の子の描写も美少年も綺麗でとても好きです。
ふむ。禁忌モノの詰め合わせですな(´・ω・`)
個人的にはただの作家買いだったのですが、帯が煽ってるほどエロくないよと
世間の皆様に申し上げたいのだ。
あんまりエロくない本を淫らな方に煽っちゃいけないと思うの。
おいといて
本日、義兄弟・父子
選り取りみどりであります。ま、しょうみ・・義兄弟なんて
血の繋がりはないわけだから
ゲイカップルが「養子縁組」したと思えば対して問題ではない気がするの。
戸籍上の兄弟なんてくそくらえでありますなヽ(・∀・)ノ
✩きみのいいなり✩
弟に縛られている。
脅されている。人質を取られているからいうことを聞かされていると
思い込んでいた兄。実は実はな真実。
好きだからこそ~もっとはやくこうしていれば~が可愛い作品なのです。
や、うん。なんていうかね、純粋に可愛いと思った。
✩おねがいvお兄ちゃん✩
超ショートなネタだったんですが
「え?ありなんだww」と思ったら可笑しかった
✩よみがえる色✩
ちょとと切ない系ですね。
死ネタってのは取り返すがつかないので
だいぶ切ないんですが、二人の気持ちが・・・
ん~・・実際の血のつながりを考えると複雑ではあるのですが
作品としては綺麗で良かった
✩僕の恋人は~✩
近親でないネタですね。
見た目はロリ可愛v
中身は超絶男前ww
そんな彼氏が大好きなのだけれど・・・!?
なお話。これが一番好きでした。可愛くて良い。
なによりも受が男前って何よりぢゃない!
見た目プリティなショタロリ。可愛いです( ´艸`)ムププ
メイドさんもいいけど、魔法少女とかどうっすかねw
短編集です。
短編はかなり多いのですが、
「よみがえる色」が表題作のように思えます。
ある村の小さな話でした。
◆◆ 「よみがえる色」 ◆◆
主人公である17歳の壮介(攻め)。
母の実家がある田舎に帰るたびに、会う友達がいます。
気がついたら、あそぶようになっていた「しょうじ」という
着物を着た少年。
今年も壮介はしょうじに会います。
小さい村の話だからでしょうか。
風景や雰囲気がとてもノスタルジックで、好きです。
しょうじのいる近くには池がありましたが、
いつもしょうじは、壮介にその池に入ることを
許してくれません。
事故が多いからという理由で。
……ここらへん、謎ですね…。
来年もその来年もずっとその村に来ることを
意固地になって約束する壮介。
「一緒にいて楽しい」などという純粋な理由で
しょうじと一緒にいるのではなく、
壮介(攻め)は、しょうじに恋をしていることを
自覚していました。
頬や首筋に触れたいと……
ああ、もうっ、見ててじれったい!
なんて純な恋でしょうか!応援したくなります。
田舎に帰ってきて、夜になると皆が集まって
宴会が始まります。
その中でも、やはり皆は
「神社の脇の池には入るんじゃない」ということを
言われます。
壮介が「しょうじ」の名前を出すと宴会をしていた皆が
「そんな子供はうちの村にはいないはず」と
妙な雰囲気に……。
えー、なになに、怖い話なの?
怖い話苦手なんだよー、やめてくれー。(><)
その夜、しょうじを想い、思い出を手繰りながら
自慰をしてしまう壮介。
しかし、その中で、壮介はしょうじの正確な年齢を
知らないことに気づき、知り合った時から、
全く年を取っていないことに感づいてしまいます。
ここらへんまできたら、
ああ、やっぱり……って思いましたね。
しょうじの正体は…って。
次の日もしょうじに会う壮介。
つい、キスをしそうになります。
しかし、ふっと不思議な力でしょうじに逃げられてしまいます。
しょうじは、自分の正体をもう隠すのは無理だと考え、
壮介の前から、走り去っていってしまいます。
壮介が都会へ帰る頃が近付き、
しょうじときまずいまま帰るのは嫌だと考えた壮介は、
夜の中、家を飛び出します。
すると神社の脇の池には紙飛行機がひとつ浮いていて…。
しょうじが幼いころに折ってくれた紙飛行機を思い出し、
池の中に入ってしまう壮介。
そして思い出します。
壮介が池の中に落とした紙飛行機をしょうじが取ろうとして
溺れて死んでしまったことを……。
自分のせいでしょうじが死んでしまったことを知った壮介。
ああ、ここの場面は怖いと同時に切なくて…。
しょうじが告白するシーンがぞくぞくするほど
怖いながらも、幼い日の出来事が切なくなる一コマでした。
そして、しょうじに告白する壮介。
「ずっと好きだった」と。
「幽霊でも妖怪でもいい。俺のことを連れて行ってくれ」
ああ、なんて台詞なのか……!
命をも投げ出すなんて、
そんな激情が壮介の中にあったなんて…。
しかし、しょうじは「うれしい」との言葉と
キスを残し、この世から去って行ってしまいます。
来年きても、
再来年きても、
もうしょうじに会えないことを悟った壮介…。
そこで壮介は号泣します。
ここで物語は終わります。
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しょうじは、壮介が小さい頃から見てきました。
どんな思いでしょうじは壮介を見てきたのでしょう。
その目が恋心に変わるのは、いつだったのでしょう?
壮介が先だったのか、
しょうじが先だったのか…。
胸を刺すような、悲しくも切ない
ある村の小さな話でした。
切ない壮介。
それ以上に切ないしょうじの心…。
といっても、非血縁だったり、エチ無しだったりで、そんなに濃厚な物はない。
ホームランさんって、結構長くお仕事しているようなのに、何故かほとんど引っかかったことがなくて、こんなきれいな絵を描かれているとは!
ただ、なんというか、あまりにもそつなくきれいで、逆にインパクトがないっていうか、
ストーリーも、短編集だけに、全体にさらっとしていて、ちょっと切なくていい感じにまとまってはいるんだけど、これも、そつなくまとまりすぎていて、やっぱり逆にインパクトがないっていうか、
隔靴掻痒?
基本、近親相姦ものだって最後ハッピーエンドならいいのです。
ましてやホームラン・拳さんの作品は切ない系が多く、
そんな所も愛しちゃっているので。。。
ただ、死んでしまうのは…
めっさ泣いてしまいました。
取り残された彼の心情を思うと切なくてなりません。
しばらくは読めないかも…
兄弟には萌えるけど、親子はものによりけり。近親ものは苦手ではありません。作者さんもどんだけ近親が好きなんだよってご自身にツッコミ入れられてましたけど、収録されている六作品中五つが近親もの(番外編込)。いくらなんでも途中で飽きてしまいました。電子版で表紙買いしてちょっとがっかりしたクチで、他の作品も読んでみたいという気は起きなかったのですが、一冊だけで判断するのもなんなので、他に評価が高かった作品を読んでみての感想です。
BLを読む時、プレイを目当てにしてはいません。(あったらあったで棚ボタ。)シチュエーションにこだわりもありません。なんとなく作品全体に感じたのは、一番苦手とする設定先行でお話を作られているんじゃないのか、という印象でした。画もきれい。どエロがバリバリ盛られているわけでもない。むしろ好みのほんのり。「よみがえる色」なんて好物の幽霊ものだし、泣けるじゃないですか。しかも短編ばかり。なのになんでわたしの萌えセンサーはピクリとも作動しなかったんだろ。
設定先行が透けて見えると、お話のパターンが読めて萎えしまうのと、どうしてもAV臭がしてしまってお話に入り込めない。お客さんのお好きそうなシチュプレイご用意しました。だーかーらー、わしゃ「物語」主眼だっつってんだろがい!ってタイプなんです。もうちょっとストーリーに意外性があったり、先が読めないハラハラがあったりしたら萌えたのかなぁ。
好きな設定が明確で固定している方、すっきりと読みやすいストーリーやアニメのようにきれいな絵柄が好みの方にはとても萌える作品集なのではないかと思います。