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ore wa anata no inu dakara
この前「晴れたる青空」を読んでしまったために
再読の話が多めでした。
読み飛ばしてゴメンナサイ(ノД`)・゜・。
いい話ばかりなんだけど、結構重たいのよね。
てなわけで、「晴れたる~」に感想も書いてしまっているので
未読の2作
>>春がそこまで
先生と生徒。好きだと告げられないまま卒業し、地元を離れてしまった攻
けれどその想いは変わらず。
再会を果たしたふたりは・・?!なところなのであります。
事後に、先生のとなりにクマのぬいぐるみが寝てたのが可愛かったw
結局両想い~エンドでホノボノでしたね。
なんだろう、間に殺伐としたのが挟まっているだけに和みました
>>マインド・コンバーター
事故に合った衝撃で、ペンギンに意思が乗り移った!?
おかげで、本当の気持ちもわかり~なのですが、それを逆手にとっての
蛇プレイ・・・・・(´A`。)ちょ
巻末の、その後~の話も面白かったです。
じゃっかん古い作品が多めですが、嫌いじゃないよ
この表題「俺はあなたの犬だから」と「ティータイム27:00」はバッドエンドまるごと一冊の「晴れたる青空」にも収録されています。
なのでこの本は、バッドエンド2本、コメディ2本というとても対照的な組み合わせの構成になっているので、その点珍しい一冊かもしれません。
表題作
兄貴・小田の為に、命を張って仕事してもけなされ、蹴られ、それでも犬のように慕う舎弟の戸越。
でもその影には憎しみだけでは愛があったという話。
いたぶられても兄を求める戸越が悲しい。
「ティータイム27:00」
好きだと告白された相手を拒絶した翌日から彼は姿を見せなくなる。
そこに隠された彼の悲惨な過去が暴かれて、後悔した時はもうすでに遅く・・・
霊になって現れる彼の告白が悲しい。
「オープンハウス」はシリアスとコメディが混在した欲張りな作品。
オープンハウスを見に来た公務員の乾のフェロモンに欲情してしまったノンケの不動産営業員・六条。
天然でツンデレの乾のギャップが多分六条を刺激したのだと思うが、「体中から犯してくださいオーラを出してるあんたが悪いんだー」って犯しちゃう六条はケダモノです。
乾の家に対する思い出などじみじみさせて、エロをあふれさせた後、実は不動産指導をする怖い役人だったと、急に怖い人になるところがツボ。
年下攻めです。
「春がそこまで」も年下攻めの生徒と先生です。
先生はクマのぬいぐるみがお好きな乙女な男性だったのね!
生徒が好きだったのに言えなくて、一途でかわいい年上でした。
「マインド・コンバーター」は入れ替えもの
といっても人間じゃなくて動物!?
ペンギンとかヘビと意識が入れ換わってしまうのです。
電気屋が恋人でBL小説家の肩こりにと低周波治療器を作って持ってきて、それでプレイしちゃうのがエロいです。
電気屋が事故に遭い、最初はペンギンに次ぎはヘビにと意識が入ってしまうのに、言葉が伝えられなくてとそこは入れ替えものお決まりの展開。
ヘビと入れ換わった時はもちろん触手プレイが待っています。
という具合に、天と地の落差のある組み合わせ作品。
ある意味インパクトは大なのか・・・・と。
表題作は兄弟なんですが、兄がヤクザで。
弟はとにかく兄が好き。
兄が自分の目の前で女を抱いていても、犬のように扱われても。
弟が健気すぎて切なかった。
最後の最後まで弟は兄が好きで兄を守ろうとして。
まさに「俺はあなたの犬だから」。
切なすぎました。
『ティータイム27:00』こちらも切なすぎて泣けました。
大学生の話。逸美は宇一に告白しますが、宇一にはその気はなく、2人は友達としてやっていこうとします。
しかし逸美には訳ありである男に抱かれていて、その男に宇一が好きなのがバレてしまい、激怒され酷いことをされます。
最後は残念ながらハッピーエンドではありません。
「好きになってごめん…ありがとう…」で号泣しました。
こういう話が好きな人にはぜひ読んで欲しいです。
弟なんですけど、兄に対してせつな過ぎるほど純粋で一途な男です。
読んでてこれほどまでストーリーに引き込まれる作家さんはそうそういません!
それと同時収録のティータイム27:00もかなりツボです。
大学生の宇一と逸実。
宇一に恋してしまった為に起きてしまった、悲しいストーリー…。
かなり前に読んだ本ですがかなり衝撃的でした。
ダークな話が好きって方におすすめです☆