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nora

(「Life 線上の僕ら」と同じ本棚に収納しました)
評価数:3、レビューゼロ…ですと…?!?!解せぬゥッ!!
当方イケオジ大好き勢なんですが、本作は攻めのおじさん味(み)が好みではなかったし、"サバトラ" というキラキラネームに盛大にモヤったけど、「ネクタイとカマキリ」「花鳥風月」があまりにも良かったので迷わずポチリ。
「建築関係の社員x交通警備員の貧乏バイト生」。
2013年だから、スマホが普及し始めてるぐらいの頃です。
最初、私も受けと同じように食事をおごったり物を買い与えたりするのがモヤったんですよね…鯖寅を女性に置き替えたら正直微妙だなと。
人を猫に例えるのもなんだかなぁと思ったし、それに序盤は鯖寅の方の態度も悪いなと。
(一番モヤったのはおじいさんによる野良猫へのエサやり…周辺地域の衛生問題などにつながるので)
この辺で「今回外したか私?」って正直思いました。
でもその後「履き心地いい」ってお礼ちゃんと言ってるし、改心しててホッ。
ってか前の靴保管してたのかー!
しかも鯖寅が卵チャーハンつくって「これで対等だな」って!
やっぱすごい作家さんだ…もうほぼこの時点で☆5でした。
と思ってたらシフトレバーの描写とあのセリフでもうウルっときた。
マフラーのシーンも。
カムアウト問題や同性愛者としての結婚(つまり現時点日本国でできる限りの養子縁組)までを含めた、非常にリアリティのある深い作品でした。
素晴らしい。
ラストがかなりあっけなかったけど、これはこれでって感じ。
ぬこの描写もかわいいけど、やはり危惧したとおり正式な飼い猫ではなかったので…あぁなりましたか…。
でも残った猫にも救いがあって良かった。
ここでもかなりリアリティのある描写でビックリしました。
ガラケーがスマホに変わったり、冬服から夏服に変わったりして季節の移り変わりや時間の経過を表現してるんですよ…相変わらずすごい。
靴を買ってあげるシーンの「おいで」もイイ…。
Pixivでは番外編がいっぱい読めるので、本編読後にぜひ行ってみてください。
<注意点>
直接描写はバックハグやキスぐらいですが、えいちの匂わせ描写(=フライングぱんつ)あり