きのう何食べた? 7

kinou nani tabeta

きのう何食べた? 7
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×212
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
12
得点
109
評価数
27
平均
4.1 / 5
神率
40.7%
著者
よしながふみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
モーニングKC
シリーズ
きのう何食べた?
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784063871586

あらすじ

簡単レシピで美味しいご飯をいただきます!今巻のメニューは「なすといんげんと豚肉の煮物」「キムチチゲ」「卵とアスパラ入り海老チリ」「うどんすき」「デミグラスソースのオムライス」「鶏のから揚げ」「かぶとベーコンの豆乳スープ」「ミルクティーのシャーベット」などなど……メニュー色々!

表題作きのう何食べた? 7

美容師
弁護士

レビュー投稿数12

きのう何食べた?7巻

7巻。
もう安定の。
お仕事、生活、そして大変参考になる料理手順+レシピ。
そこに、ケンジのジルベールとのマウント合戦やら。
史朗、ケンジを実家に連れていく、やら。
店長妻・玲子さんの静かな反撃開始やら。
また、人が亡くなった後の財産は…みたいな私らの年代にはハッとするお話やら。
そんなストーリー上の緩急もだけど、感情的な緩急も見事。
史朗の実家に行ったケンジの涙。
ジルベールのうぜえわがままも愛してる小日向サン。
忙しさMAXでケンジのごはんに救われて感謝する史朗。
一冊のバランス最高じゃないですか。

お料理で面白かったのは、♯49でジルベールをアブラ責めにするケンシロですかね。

1

魚も難なく調理する史朗に嫉妬

 史朗の実家への挨拶とか、2人で可愛いカフェに入った日とか、ドラマの描き方も沁みるんだけど、やっぱり原作のあっさりした描き方も好きだなぁと。普段おっとりしたケンジが時折見せる、心底感激した顔や幸せを噛みしめる顔に、こちらも嬉しくなるんです。

 史朗ほどではないけれど、ケンジも人並みに料理ができるから、料理の大変さも楽しさも史朗と同じ感覚で味わっているところが2人の関係を長続きさせている理由の1つなんじゃないかと思います。史朗が帰宅できないほど忙しい時は、ケンジが料理をする。結局帰れず食べてもらえなくても怒らないし、急に帰ってきた時は自分用に作っていたものを惜しまず提供する。2人で家で食べる食事が一番美味しい、と思い合える彼らが本当に素敵だと感じました。

2

2冊目の神巻!ケンジの涙にもらい泣き(T_T)

4巻に続いて、ギュンとくる巻でした。
どのお話もじんわりギューッと沁みます。
シロさんがケンジを自分の両親に会わせようと決意した理由を語るところ(#49)〜実際に会うまで(#50)のエピソードがすごくすごく良かったのはもちろん、富永さんちのミチルちゃんに子供ができたのをご両親がシロさんに話すエピソード(#51)もじわじわじんわりでした。
7巻まで読むと、1巻で挫折して放ってた頃の私はおバカだったなーと反省してしまいますね。もうこれは絶対最終巻まで追わなきゃ。
ドラマ化ほんとマジありがとうだわ!
読み始めはシロさんちのご両親がちょっと嫌だったんだけど、だんだん好きになってきました。

しかしあれだね、ジルベールワタルは何から何までイラッとくることしか言わない&しない男だな。
・・・と思ってたら「ノルウェイの森」の話をしだしたので、村上春樹っつーのはまじイラッとくる人間製造機だなと思いましたまる(村上春樹ファンすまぬ)

1

色々外せない第7巻

思えば私この巻を一番最初に読んで、「何これ!面白ーい‼︎」となって一気に全巻(+同人誌)集めました。結構重要なイベントの多い巻でした。

表紙のカジュアルな2人の服が可愛い。シロさん意外と赤似合うな。いきなりジルベール達とのクリスマス会から始まります。正月にシロさんがケンジを実家に連れて行くと宣言。「ゲイを理解してほしい訳じゃなく、親が思ってるより俺は今不幸じゃないってわかってほしい」とのセリフにゲイ一同ジーンとした後、ケンジの勝ち誇った顔(笑)

2人の熱々ぶりにあてられジルベール達も退散。正月にはいざ実家へ!緊張感漂い会話も弾まないんだけど、ケンジはお父さんにシロさんのアルバムを見せてもらったり、それなりの交流をして帰宅。

帰り道でケンジが見せた嬉し涙には思わずこっちももらい泣き。シロさんもじわっときてたと思います。その後ひどい通行人がムードぶち壊しましたが2人は世間の冷たい風に負けないと思います。

後の話はスポーツクラブのサウナで、近所の富永さんと遭遇。シロさん、ケンジからの愛されボディ見られちゃった!富永さんノンケだから問題ないけど小日向さんだったらお互いまずいよね、と思いました。

単行本はこれから倍以上も出るので2人のラブライフはずっと続いていくのです。

1

ようやく

料理レシピが基本の中、ゆるくまったりと繰り広げられるゲイ婚生活。

5巻時のお母様の発言が気になっていましたが、前巻触れることなく。
果たしてどうなるのかと、心の中でくすぶっていたのですが。
始まりはクリスマスからでした。
ケンジがジルベールとの間に火花を散らしているなんて思ってもいなかったのですが、ついにジルベールの気ままに腹黒い所も垣間見れ、にやりとしてしまいます。

そしてついにその時がきました。
用意周到な弁護士が5日前に言うなんてやっぱりそれなりに悩んだのかしらと思ってしまいます。
ぎくしゃくとしたお正月にご両親のの突飛な発想。
つい笑ってしまいたくなりますが、あるあるになるのかな。
と思ってみたりも。

いつものささやかな日常とは違う、舞いこむ出来事の数々に、お互いに支えあっている2人の幸せが見られて心騒ぐ7巻となりました。

今回の気になる献立。
ブロッコリーとあさりのペペロンチーノ。
とりのからあげ。
紅茶のアイス。
うどんすき。
キャベツとほうれん草のマーボー春雨。
かぶとベーコンの豆乳スープ。
卵とアスパラ炒り海老チリ。
キムチチゲ。
なすとインゲンと豚肉の煮物。
などでした。

1

料理マンガの中、不意打ちに泣ける…!

大好きなシリーズ。
実際にコレ見ながらよく料理作ります。
省けるところは省いて書いてある感じが
普通にお料理本として分かりやすいし、
ちょっとくらい手順や材料を飛ばしても
「省いても大丈夫なとこは大丈夫」
「その材料無いなら無いで
あった方がいいけどいんじゃない」
みたいな空気があるような気がして。
(実際シロさんは気にしそうだけども)

既刊全部読んでいて今更ながらですが、
この巻はやっぱり特別だったので
再読レビュー。

ゲイのカップルの毎日を
日々のうまい料理と共に追い続ける、
っていうだけなのに
私はこの巻、本当不意打ちの様に
泣いてしまいまして。

ケンジと一緒に
シロさんの実家へ「御挨拶」。
このシリーズの持ってる
心地よいコミカルさが
こんな緊張の場面をほぐしてくれて、
思わず笑いながら読んじゃった。
でも最後の帰り道。
シロさんが伝える決意の様な言葉、
ケンジが打ち明ける気持ちと涙…

まさかこの日常のちょっとしたことと
料理中心の本作で泣くとは思わず
自分でびっくり。
それと同時に、この7巻までで
シロさんとケンジの間の絆が
確実に強くなっていることを再認識。
巻の早い段階でコレだったら
きっと泣いたりしないもんね。

その後、買い物帰りに
ケンジ好みのカフェに
ふたりで寄り道しちゃったり。
ごく自然な気持ちで相手の気持ちに
寄り添おうとするシロさんに
ケンジじゃなくて私もときめいた。
こうやって同棲しながらも
また恋してくのよね~と
ひとり静かに興奮。

よしながさんのあったかい気持ちが
溢れてて読後も自然と笑顔が持続(笑)。
キスやセックスな描写は
シリーズ通して皆無だけれど、
これは恋人同士なんだよねって思う、
微笑ましくてうらやましい関係。


料理マンガ好きな方、
仰々しくない日常が舞台の作品が
好きな方におすすめ。
読んで嫌な気分にならない素敵なマンガ。
主人公ふたりは40代だけども、
オヤジキャラダメって人も
こんなかわいい(見た目とかじゃなく
年上の人をかわいいって思うあの感じ)
ならアリだろう!と思う。

5

うっかり、このシャーベットぐらいなら作れるかな。。。
と、思ってしまった今回でした(*´∀`*)ノシ
美味しそう(カロリー高そうだけど)

さて、7巻です。
ついに!ついに!ついに!なご両親に挨拶イベントwww
一大イベントみたいなイメージでこれまでいましたが
案外案外でしたね。
これからは家族ぐるみでもなんとかなりそうで安心しました。
どちらかが家で女装ってのもナンですがw
世間のイメージってそんなもん?
ひとまず何気ない日常が一番大事って話ですよねw

ジルベール。
この間、このジルベールの元本を読んでようやく理解しました
ある意味本家ジルベールの妖精っぷりにはかなわんと思うが
なんだかスッキリ

3

お話要素は

ホントに、ホントに、ほんの僅かで、
ほとんどお料理本のこのシリーズ。
でも、悔しいことに、
その、ほんのちょっとのストーリー部分に、ガツンと
やられちゃうんだ、これが。

毎回のお話のほとんどは、同居生活しているゲイのカップルの片割れが、アレコレやりくりしながら食事の支度をしているだけ。
性的な接触に関しては全く触れていないし、掲載誌も普通の青年誌だしで、作品的にはBLジャンルとは言えないのだろうけど、
でも、男同士の恋愛に纏わるアレコレは、極少ないページ数の中に毎回しっかり描かれていて、これはやっぱり極上のBLマンガなんでしょうね。
今回の、シロさんの家へ二人で行くお話とか、悔しいけど、やっぱり泣かされちゃう。

1

共に生きる二人への眼差し

作者よしながふみさんの、ゲイへの
ひいてはマイノリティへの暖かな眼差しを、強く感じる巻でした。
続けて「大奥」の9巻を読んだこともあるのですが
(ちるちるには7巻までは掲載されていますが、8巻からは掲載を辞めたようですね。
まぁ非BLですから致し方ないですけれどー)
よしながふみさんという作家の姿勢の男前ぶりに、改めて惚れ直してしまいます。

一回毎に何か料理のレシピが出てきて、淡々とエピソードが積み重ねられている「何食べ」。
ともすると、サザエさんのようになってしまいがちな作風なのに
7巻を振り返ると、二人はちゃんと年を重ね、人間的に成長し、関係を深めていっています。
決してドラマチックな展開がある訳ではないのだけれど、
ささやかな日常とそして彼らを形作る日々の料理の積み重ねの中に、
時折散りばめられた人生の本質に迫るようなセリフ。
感動も勿論なのですが、作者の力量に舌を巻きます。

この巻では以前の巻で予告されていた、ケンジがシロさんの実家を訪問するという
大きな事件がありました。
シロさんの覚悟とケンジの表情に、思わずジーンときます。

単なる同棲だった二人が、一緒に生きることを確かにしていく7巻までの過程…
ええカッコしいのシロさんが、世間体よりもケンジの気持ちを大切にしようとしていく過程…
読者として今まで彼らを見て来て、一緒に喜びを感じます。

相変わらずジルベールは笑わせてくれるし、お料理も美味しそうだし、
そして、胸を一杯にさせられる感動もある、とても素敵な一冊です。

9

ほのぼのだけにはとどまらず、の巻。

1巻からず~~っと、
男ふたりの食生活+その同棲生活+まわりの日常をほのぼのと綴ってきた、こちらの本。

今回は、ふたりで “シロさんのご両親にご挨拶” という大きな節目があって、
ほのぼのだけではとどまらない、じんわりと、でも深く胸にひろがる感動が味わえました。
表紙がいつもと違う感じのカラーなのは、そのせい??
祝福の茶色??と、訳のわからないことを考えたりするくらいには、この本が好きです。

何度も母の誘いを断って、でも今回は色々と考えたうえでの、ふたりでの実家行き。
ゲイのマイノリティゆえの心境と決意が、シロさんの口から語られて、胸を打ちます。
ゲイの同棲生活 ――― 他の人には異質に見えても、彼らにとってはとても自然なこと。
他の人と変わりなく日常を過ごしたり、小さなことで一喜一憂したり、
顔を見ながら一緒にごはんを食べたり……それだけで気持ちが満たされる生活。
そんなふたりを “男同士でも幸せそうでいいね” と、皆が普通に思えるようになるといいのにな。
そんなことを、しみじみと感じた巻でもありました。

レシピは、ワタル君と小日向さんを招いてのクリスマスディナー用もあり。
通常の定番に加えての豪華版☆
(定番のケンジが大好きなクリスマスレシピは2巻に載っています)
ちょうど使えるよ!!という声が聞こえてきそう♪
個人的には、クリスマス定番のにんにくの利いたツナサラダが好きでよく作るので、
またチラリと登場して嬉しかった~

嬉しかったと言えば、本の最後の方の、
「五臓六腑にしみわたるとはこの事だ、うまい…!!」と言ったシロさんの顔を見て、
事後のお顔もこんな感じ?と勝手に想像しちゃって(すみません!!)、ひとり嬉しかったですww

10

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