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tsunaida ryoute ga hanaretara
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
大好きな作品です。
ただこの作家さんのを読みたいなぁという動機だけで手に取りまして、
読み始めは、正直絵が好みじゃないなぁ〜、可愛い子♪って感じの高邦が好きになれないかもって思いましたが、
全然そんな事ありませんでした。
大学の先輩後輩の間柄の2人。
先輩である高邦は根が素直で、自分の気持ちがストレートに外に出せる人。ノンケです。
一方後輩である岳はゲイを自覚してるし、自分の気持ちがストレートに出せないタイプ。
元々岳は高邦が苦手だったようですが、そんな岳に対しお構いなく接してくる高邦が可愛くなってきて、好きになってるんですね〜。
そんな岳が、高邦の我儘に付き合って登山をする所から物語は始まります。
山で迷子になっちゃって、雨は降ってくるし道は解らないしで泣いて謝る高邦を
ツンケンしながらも「そんな事ないよ」となだめてる岳が、見ててかっこいい。
冒頭にこのエピソードが来るんですけど、すごい自然で、
また、これだけで2人の人間性や関係性が解ります。
なのでこっちの準備が出来た状態で、いよいよ本筋スタートって感じで物語が始まります。
さてはてたまたまの偶然で岳が高邦に対し「俺が好きなのはアンタですよ」って言葉を高邦に聞かれてしまう岳。
岳からしてみれば、この関係を壊したくなかったし、でも心の底では聞いて欲しい部分もある。
そんな気持ちで言葉にしてみただけで、本当に言いたかった訳じゃない。
だから知られてしまった後の岳が見てて本当見ててせつない。
つい避けちゃう、この前の事はなかった事にしたい、今迄通り仲良くして欲しい。
で、高邦は高邦で高邦なりに悩んでて、
でも避けられちゃうし、忘れてって言われるし…混乱してしまいます。
最後は高邦の方から岳に会いに行くんですけど、このシーン良かったなぁ〜。
もう臆病になっちゃってる岳に、高邦が真正面から向き合いに行くんですよね。
お前は女の子か!って位すぐに目をウルウルさせる高邦ですが、やっぱり先輩なんだなー。
天然可愛い系の高邦ですが、カッコ良かったです。
想いが通じた後も、まだ臆病になっちゃってる岳を、
自分は受け入れてるって正面から伝えて、受け止めてる高邦が大好きになりました。
岳、本当良かったなぁ!!本当良かった!!
という訳で付き合いだした2人ですが、
岳の高校時代の先輩、大城戸の出現で、ちょっとづつズレが生じてくる。
元々気持ちをストレートに出せる高邦と出せない岳だから、
全てを話して欲しい高邦と、
話す必要はないしそんな所見せたくない岳って所で、
すれ違い始めてしまうんですよね。
ま、その最大の原因は大城戸なんですけど(こら。大城戸)。
昔の事は消せないし、嫉妬してもしょうがないって頭で解ってても、
でもそんなに聞き分けのいい優等生にはなれないよなぁ〜。
という事で、今度は高邦が考えなくていい事を考え始めてしまう。
岳の見せたくない気持ちも思い出したくない気持ちもよく解る。
せっかく想いが通じたのに嫌われたくないっと臆病になるのは当然。
まして高校時代、思い切って相手に告白して見事玉砕、その後の高校生活は辛かったなんて事、思い出したくもない。
最後、お互いに相手を大事にしたいという気持ちから仲直りする事が出来るんですけど、
あぁ〜こうやって関係って作っていくものだよな〜と読んでてあったかくなりました。
また、最後の大城戸先輩、良かったなー。
ちょっと泣きそうになりました。
お話自体はよくある話なんですけど、
一つひとつが丁寧に書かれてて、しっかり伝わってくる感じで、読んでてすごく楽しかったです!
また、何度読み返しても飽きない。
たまたま出会った1冊ですけど、大好きな1冊となりました。
citronでとっても痛い連載を読んでいたので、このmoca掲載だった作品を見たときに、あれ?同じ作家さん?とちょっと頭が混乱してしまいました(汗)
こちらの話は、ゲイであることのトラウマから内にこもって人づきあいの悪くなってる男と、お調子者でお人好しで皆に好かれる男という組み合わせ故なのか、citron作品より断然明るく、切ないけどほっこりもする
そうだな~作風でいうと国枝彩香みたいな?
そんな雰囲気をまとった作品に仕上がっていました。
これもまたポジティブがネガティブを引き上げる話と言ってもいいのかな。
そういう作品ってすごく好感が持てて、絵も含めてとても好きです。
冒頭の【迷道ウォーカー】は主人公の二人が恋人になる前の話。
お調子者の先輩・野路に誘われて、仕方ないなーって出かけた後輩・岳の山登りでの出来事。
文句を言いながらも面倒見の良い岳。
意地っ張りだけど、子供みたいだけど、素直だったりちょっとツンデレたりするかわいい野路とのやりとりに、この二人の関係がとてもユニークに現れていました。
そして【呼ばれた迷路の真ん中で】はこの二人が恋人になる話です。
先輩と山登りに出かけてから、学外でも会うようになった岳。
岳は先輩を面倒くさいな~って思いながらも好きになってたんです。
そして先輩の家に入ったとき「好き」と言った言葉を聞かれてしまったのに、なんでもなく装う姿に軽くショックを受け帰ろうとする岳を、本当は嬉しかったといって引き止める先輩。
だけど、俺の好きはそういう好きじゃなくてこういう好きだといってキスをして、それから先輩を避けて二人はすれ違ってしまう。
しかし、その間に先輩は先輩なりに「好き」を考えて、そして岳を説得して腫れて・・・
という話。
表題の【つないだ両手が離れたら】では無事恋人になった二人の前に、岳のトラウマを知っている、そして高校時代に関係のあった大木戸先輩との再会があり、
過去を隠したい岳と、岳と大城戸の仲を疑い嫉妬する野路先輩という、スレ違いが今度は発生。
しかし、この大城戸が引っ掻き回すことで、逆に岳が自分をさらけ出すことの壊さを乗り越えて、本当に互いに信頼しあえる本当の恋人になるといった発展編になっています。
冒頭の迷道は導入エピソードですが、全体を通して困難のネックになっているのは、なんといっても岳のトラウマと頑なな態度とネガ志向でしょう。
はっきりいって頑固なネガティブ!
野路先輩の事でも、過去のトラウマが災いして気持ち悪いと言われたくない、嫌われたくない、そんな気持ちがあってすぐ拒絶しちゃう実は頑固なヘタレくんだったと思うのですよw素直に受け取れないし。
野路が大城戸に嫉妬したのは、自分の知らない岳を知っているのがいやだ!って、
好きな人の事は知りたいし、打ち明けて欲しいと思ったからで、知らなくていいと思っている岳とのスレ違い。
その事で喧嘩した野路が同級生たちに囲まれて愚痴るのですが、何もかも知るより、一緒にいることがすでに答えで、相手を信用することだろ?と言われてすぐさま岳に謝りに行く野路先輩に、彼はなんて健気で純で男前なんだー♪
それに比べて岳は・・・
見た目や行動や色々先輩のほうがガキっぽいのに。
ラスト付近のそのシーンは、野路先輩、いいやつだな~♪って、岳の何もかもひっくるめて大好きでいてくれる、こんないいやつはいないよ、って思えるんです。
だからきっと岳はこれからちゃんと野路先輩に向き合える人になっていくだろうな♪って思ったのですが・・・
なんと!先輩かわいいメロメロになりすぎて、エロ魔人になってました(笑)
岳視点に立つと切ない。
野路視点にたつと、彼の真摯さとお調子ぶりがかわいくてちょっとキュンとする。
いろんな感情がたくさんつまった贅沢なお話は、とってもよかったきがします。
作者さんの初コミックですが、実力を十分かんじさせますね♪
これが初めてのコミックスなんて、すご!!とクオリティの高さに驚いたのが
読み終わった1番の感想です。
すごく丁寧に作品が描かれていて、切なかったり胸がキュンとなったり可愛かったり
ドキドキしたり…とてもバランスよく作られていて、読み応えがあって、
それでいて読みやすい作品でした。
絵も丁寧で、ちびキャラもとっても可愛いのです♪
お互いの心情がそれぞれ描いてあるのも、キャラ達と一緒にドキドキしたり切なく
なったりと感情移入しやすかったです。
1冊まるまる同じ作品というのも嬉しいですー!
ゲイで過去にトラウマあり。頭はいいものの、人付き合いが下手で…な
【攻め】〈河西 岳〉
明るくて誰にでも好かれ愛されるような陽気な【受け】〈野路 高那〉
ゲイである岳が1つ上の頼りないノンケな先輩・野路に片想い…というところから
2人は始まるわけなのですが、この正反対なキャラクターの2人がとってもいいのです。
『人の気持ちにお構いなく遠慮なく踏み込んでくるような奴が一番苦手で避けたい』と
言う岳にとって、野路はまさに当てはまるのに、当の本人はそんな岳に対してまっすぐで、裏表がなくて、慕って懐いてくる。
そんな野路を可愛い、と世話を焼く傍ら、片想いを隠してきた岳はある時予想もしてない
場面で本人にその気持ちを知られてしまうことになります。
野路宅にて、ヘッドフォンをしてゲームをしていた野路に対して、聞こえないだろうと
『先輩、俺が好きなのはアンタですよ』と告げるも、野路はまるで聞こえたかのように
振り向き…
岳の中学、高校時代の過去話。それから抱えているトラウマ。大城戸先輩の存在。
一番大事な人に情けない胸の内を見せたくない、とあまり自分の悩みや苦しみを明かそうとしない岳に、野路は岳が考えてること、悩んでること、抱えていることを一緒に共有したいと望むのですが、なかなか上手くいかなくて…
お互いが本当に想い合っているからこそ、衝突があったうえでお互いを信じ合える。
とっても素敵なカップルでした♪
受けの野路が、能天気なようで実はいろいろちゃんと考えていて、本当にどこまでも
まっすぐで可愛くて、岳がメロメロになってしまうのも、周りに愛されるのも納得です。
相手のために考えて考えて悩んで、涙を流して『大好きなんだ』とまっすぐに伝えられる
野路は本当に素敵だな~と感じました!
『日陰蝶』で、「のわぁぁぁ!!」となったいさとさん、
あの暗さが良いと思ったのですが
普通に(というと何が普通なのかって話ですが)
大学生同士の健全的ラブも素敵!!
正直なところ、受けの高邦は
子供っぽいというか意地っ張りで拗ねたりして
ちょっと苦手なタイプだったんですけども、
それを差し置いても攻めの岳が凄く良かった!
決して万人に好かれるタイプではない、
頼りない高邦に対してあれこれ世話を焼き、
自分を必要として欲しいと願う岳が
んもぉぉぉぉ好き!!黒髪眼鏡だし!地味目がまた良い!!
想いを伝えて(知られて?)衝動的にキスをしたものの
「もう二度としませんから」なんて無かった事にして
大学で話しかけられてびくっと怯えるようなナイーブさ。
こちらもドキドキして、落ち着かなくなりましたw
頼りないと思った高邦が思っていたより腹をくくれるヤツで
いつもの逆になって気持ちをぶつける公園のシーンと
部屋で初めて肌を重ねる時の緊張する岳が
可愛いこと可愛いこと…♪
恋人となった後もそれまでとそんなに変わらない二人が
岳の高校時代の先輩に再会した事で雲行きが怪しくなります。
好きと言う感情とは違ったまま体の関係があった男。
あわや三角関係?ですが、岳の気持ちは揺るぎもしない。
ただ、自分のみっともない姿(過去のツラい出来事)を知られたくないと
高邦に全部心の内を見せられず
それが高邦にとっては不満で不安に…。
好きな人には出来るだけ恰好悪いところは曝したくないものですが
相手からしてみたら、全部知りたい。好きだから。
その先輩のちょっかいにまんまと乗せられる高邦ですが
岳の本心を立ち聞きして(座り聞き?w)
今度こそもう大丈夫。
その後の、心も素っ裸になれた岳が照れて
いやー、信じるっていいですね!!愛です!
思ったより高邦がへろへろじゃなくて
最初からは想像つかなかった岳のおネガさがツボでした♪
素朴な感じの絵も好きです。
心境の変化が表情にも表れているし、感情移入しやすい!
いさとさんのリーマンものが読みたくなりました……。
(もちろん年下攻めで!!)
丸ごと一冊全部がひとつのストーリーでした。
初読み作家さん。
というか、名前も知らなかったのですが・・・面白かった!
その人が大事だからその人の辛い過去も知りたいと思う気持ちと、
その人が大事だから、自分の情けない暗い過去を知られたくないと思う気持ち。
こうやってすれ違いが起きてしまったりするんですねー。せつない。。。
もっとイヤな奴キャラかと思ってましたが、先輩もイイ人でした~。
ちゃんと2人のキャラにシッカリ特徴があって、ストーリーも山あり谷ありで、
今後も気になる作家さんの一人となりそうです♪
すごい良かったです!
初読みの作家さんでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。
大学で知り合った先輩・後輩の野路と岳。
人懐っこくてお人好しの野路が放って置けない岳は、周囲と壁を作りがちなゲイ。
高校時代に友だちに告白し、避けられるようになったことからトラウマを抱えている。
ただのウザい先輩だった野路を可愛く思い好きになってしまった岳は、聞こえないと思い込み野路への思いを伝えてしまい…。
不意な告白なんですが、ちゃんと正面から受け止め考えてくれる野路が男らしくて優しい人だと思いました。
岳も言い方はきついし全然デレないけど、本当に野路が好きで大切にしたいと思っている優しい子。
知りたがりの野路と隠したがりの岳は喧嘩もしたけど、2人で乗り越えていく。
お互いの気持ちがストレートな言葉で伝えられて、とても感動的でした。
これで描き下ろしや番外編でその後の2人が読めたら、神評価だったかもしれません。
コメディーな感じで終わってしまったのが、少しだけ残念でした。
世話焼きの後輩とちょっと頼りない先輩のお話。最初から岳は高邦を好きだったわけではなく、最初の頃は素っ気なくしても折れない彼を鬱陶しく思っていて、でもいつの間にか、自分に懐き続ける彼が可愛くなっていたんですよね。好きになる過程が自然で、ますます2人のことが可愛く思えて、応援したくなりました。
高邦も岳の隣にいるとしっかりしてない面が目立ちがちですが、生活能力や世渡り能力が多少低くても、考え方には彼なりの芯があって結構大人なんじゃ?と感じるシーンもありました。愛嬌があるので誰にでも可愛がられる立ち位置だろうし、だからこそ岳はちょっと心配かもしれないけれど、彼にない部分を補ってくれる相性ぴったりな相手なんじゃないかと思います。普段は幼く見えても濡れ場で乱れる高邦はちゃんと色っぽく、ストーリーにもエロにも満足な作品でした。
これだけの厚さ(約230P)、一つのカップルのお話なのでじっくり。
最初のエピソード「迷道ウォーカー」で高邦がいきなりの地雷キャラ発動したので、どうしたもんかなと思いつつ読み進めた。
まあ、その後、なんやかんやとあって、ちゃんと気持ちを確かめ合って、お付き合いするようになって(「呼ばれた迷路のまんなかで」)からの「つないだ両手がはなれたら」、
ここで、また、違うタイプの地雷ツボキャラ登場、、、、。
絵はしっかりしているし、ストーリー構成自体はすごく良くできてると思うし、良い作品だとは思うけど、登場キャラが好みじゃなかったりで、真ん中取って萌1コで。
学校の先輩は後輩。
後輩がしっかりもの、無口、黒髪短髪
先輩は行き当たりばったりフラフラしている。
コミックで初読みだったので
作品がつながっているのか違うのか躊躇した。
後輩はメガネをプラス。
先輩はより華奢になり、顔も女性的になっていた
名前は同じ。多分同一人物
その後、後輩はメガネがなくなり、先輩は短髪になり、
誰かわからなくなった。
お話としてはとても可愛らしい応援したくなるほっこり系でした。
後輩が素晴らしい。