まだ愛が足りない

mada ai ga tarinai

爱情不满足

まだ愛が足りない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×213
  • 萌9
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
14
得点
203
評価数
50
平均
4.1 / 5
神率
48%
著者
西田ヒガシ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784799711958

あらすじ

堅実に第一線で働いてきた井上は人事部長に異動。離婚したてで人生の半分は終わった、これから自分の人生を楽しむぞ! と思っていた矢先、社内便で匿名の手紙が届く。それは優秀で悪い噂なしの機械事業部課長・北原のセクハラ行為を告発するものだった。
真相を確かめようと北原に声をかける井上だったが、特に怪しいところはなく不発に終わる。その後も手紙は届き、井上は仕方なく北原と面談をする。手紙の内容を問うと、泣いて訴えてきたかと思えば、巧みな弁舌で思い当たる節を説明したりと煙に巻かれた感じになり、ますますわからなくなる井上。携帯に北原のヌード写メまで送られてきて…。
アラフォー&アラフィフ男の美しき苦悩をコミカルかつ切なく描いたBLエンタメのパイオニア・西田 東の人気連載をコミックス化!

表題作まだ愛が足りない

井上正之 バツイチの人事課長
北原明彦 元部下の課長

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数14

引っ張り合って落ちる

 人生の酸いも甘いも経験した渋い男達の絡ませ方に関しては、西田先生は群を抜いていますね。萌えたかどうかという点では個人的な好みの問題でそこまでではなかったのですが、ストーリーは素晴らしかったです。一度は妻子を持った井上の新しい、しかも同性との恋愛に対しての熱量の波。男を取っ替え引っ替えしてきた北原の、井上へのアプローチ方法の不安定さ。お互い自信がある時とない時、自分の相手への気持ちを自覚しているかなどに左右され、何度もくっつきかけては離れるような関係が焦ったくもリアルで愛おしかったです。最後は井上の方が覚悟が決まっている感じ、やはり人生経験の差かなとも思いました。恋人になってからももだもだして欲しいですね(笑)。

0

愛しい男=あがく北原

西田先生の紙のコミックについては読破しました。
で、中でもこちらが私の中のベストです。
ちなみに2番目は肉食の部下 です。
なんとなく二作は似ています。
たぶん肉食の部下の方がとっつき易くて分かりやすいんだと思います。
私はこの北原のひねくれたねじ曲がった根性と愛情が好きです。愛おしく思えます。

にしても先生の描くスーツのリーマンはやっぱりカッコいいんですよねー

最近リーマンものが足りません。
BL市場に出回ってない気がします。
先生、新たに描いてくれないかしら、、
ムリだろうな、先生、違う方向に行ってしまってるんですよね、、、

1

井上部長はいいキャラだけど

堅物な井上部長がいいキャラ。
周囲を怖がらせたり、部下にカツを入れたり、気合いが入っているw
離婚されるし、娘には甘いけど。

元部下の北原は男遊び激しいけど、実は井上部長にずっと片思いしていたのとてもよくわかる。
ただ、井上部長が北原の企み通り転がってみてもいいかも…と思うくだりがちょとピンとこなかった
その後も、ん?なんでそうなる?とツッコミ隊ところがありつつ、強引に?持っていかれた感じw
くっつくところは良かった。

0

本音の探り合い

「まだ愛が足りない」、
いやー、受けの片思いはおいしいですね。
いわゆる「ノンケに片思い」でした。
心から受けに幸せになってほしいと思いました。
そして本音の探り合い、恋の駆け引きですよ。
読んでいると結構ビターなのに、最終的にはあまかったです。
やはり、かっこいいリーマン二人の恋愛はカッコイイですね。

2

やっぱり凄い

私の大好きなリーマンもの。
自分で自分のセクハラ疑惑をメール告発するという
トンデモ設定ではありますが、読み進めて行くと
恋の不条理感とでもいうようなモノが展開を埋め尽くして
ゆく・・・・。
西田東先生ってホント凄い!

7

色々目覚める

西田作品コンプリートへの道はこの作品から始まりました。
最初の数ページは受攻逆かと思ってたらビッチ受けとは。こう言うタイプの受けはそれほど好みじゃなかったはずなのに、見事にはまりました。(後々西田先生の作品を読むにつけ、この作者の漫画に関しては属性など空気だと知るのですが)

受の北原は下は緩いし、勤務する会社に対する忠誠心もほぼない、いろんな意味で欲望に忠実な男ですが、その実、ピュアな内面も隠し持ってる不思議なキャラクターです。もう、このキャラ造形にやられました。4話の表紙とか色っぽすぎて。ああ…。
この北原に翻弄されて引き込まれていく井上部長もまた一筋縄ではいかない大人の男の複雑さをもっています。

仕事、家庭、プライド、そんな人生生きてりゃ背負う有象無象が絡まり合う中で、肉体的には盛りを過ぎようとしている男達がジタバタあがいて恋をする瞬間はそれはもう色気が出るに決まってる。

独りよがりなキャラは一人も出てきません。どのキャラも誰かを思いやっている。一コマ一コマに欲情、悲しみ、滑稽さ、色んなものが肌に感じる空気感として描かれています。それでいて重くはなく、湿っぽくもない。乾き具合が逆に温かく思えたり、余計切なく感じたり、さじ加減がすばらしい。

とにかく後半の修羅場シーンが……もう、切なくて……めっちゃ萌えました。んでもって、たまに無防備な顔を見せる北原にまたこれ……まあ、いいや。うん。

キラキラBL、肉食BL、病みBL、色々読みましたが、最終着地点見つけた気分です。
こんなBL漫画あったんだと、まあとにかく衝撃の一作でした。

6

不器用な大人達

 人事部長に出世した井上ですが、いきなり北原がセクハラをしているというという告発をもらってしまいます。

 当の本人に聞いてみても、どうもはっきりしないので、ただのいたずらとして処理することとするのですが、いたずらはいっこうに終わりません。

 ずっと井上のことが気になっていたという北原ですが、その北原やり方がまた生々しくて、時に痛々しく見えました。北原だけでなく、井上もまどろっこしくて、時に自分のことを傷つけていると思うのです。素直に感情を表現できなくなった、大人同士の不器用すぎるほどの恋愛です。

1

一読や二読では

西田東氏の作品が初めて!
という人にはあまりオススメできないような・・・
女子高生の娘とか出てきちゃうと現実的過ぎだし・・・。
北原氏のアクの強さに引き気味になる予感もするし・・・。
「しゅみじゃない」って人がいてもおかしくない感じする・・・。

しかし・・・
しかしですよ!!
何十回も読み返すうちに(読み返しすぎ)なんか胸がイタイ・・・。

西田東氏、何かを極めつつあるのかしらん・・・。

「なんか スゲー!!!!!」
と思ってしまいました。

相変わらず 男がカッコイイし。

5

リーマン・おっさん・リアル寄り。

離婚したばかりのアラフィフ井上と、ゲイでアラフォーの北原のお話でした。
おじさん萌えは決してないのに、なぜかわかりませんが二次だと萌えれる不思議。

リーマンものでしかもリアルゲイよりな内容の話です。
少女趣味は一切なし。おっさんおっさんしています。
途中で井上の娘も出てきますが、それで画面がちょっぴり華やかになったかもしれませんが、多分気のせいです。どこまで行っても渋い!だがそこがいいw

ヘタウマ系の絵が醸し出す雰囲気もなんだか独特の世界観を与えますよね。
最初西田さんのモブとかギャグ絵を見たときはえッ本気で商業誌これ!?(超失礼)と思ってしまいましたが、・・・味わいがあるんだなぁ。
ヘタウマ結構好きみたいです。

絵がお嫌いではなければ、最近少女チックな内容のBLには飽きてきた~という人やおっさんやリアル寄りを求めている人にはお勧めです。あとはギャグが合えばハマると思います。

2

オッサンの愛と苦悩…

堅物バツイチ部長・井上と、その井上を虎視眈々と狙うw課長の北原。
ふたりのオッサンが繰り広げる、そのへんのBLとは一線を画する男臭いストーリー。
そうです。これぞ西田さん作品!今作もブレてませんw

北原は金持ちボンボンで、ビッチなままオッサンになってしまって、愛に飢えてるちょっと屈折した性格の男。
井上が離婚した途端になんとか気を引こうと行動にでるのですが、その方法がまた…正気とは思えないww
そしてほだされる井上…いいんですか。それでw
極めつけは、終盤、井上と家族の仲睦まじげな様子をみてしまった北原のトンデモ行動…

ちょっと北原の常軌を逸した行動と思考回路にややひきつつも、シュールに男臭く進むストーリーに引き込まれて最後まで楽しめました。

そして井上の娘のカナちゃんがかっこよすぎた…!惚れたw

2

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