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kazahana tsumoritsumoru
絵がほのぼのかわいい系なので、こめりさんの本は好みが分かれそうですが
個人的にはかなりお薦め♪
リアルなゲイの心の内や切ない想いを、適度にコミカルに、ほのぼの絵で包む
その感じがすきです。
ファーストコミックにきゅんときて、新刊が出るのを首を長くして待っていました!
前作はだいぶ前に評価のみしていたようで…レビューできず、あぅ…
■ 「風花、つもりつもる。」
新しい家電がいっぱいあって居心地がいいという理由で、後輩の部屋に入り浸ってる喜多川。
その後輩は実はホモで、36歳のバイト先の店長と付き合っていると言う。
そのおっさん彼氏のことを後輩があまりに嬉しそうに話すので、その恋が羨ましいくらいだったのに
そのおっさんから、喜多川は突然相談を受ける
「実は結婚していて、子供もいる、…正直もう限界なんだ」と。
その不倫のおっさんの勝手だけどリアルな気持ち
その彼を繋ぎとめたくて、後輩のつく嘘、その背後の気持ち
両方が分かるからこその、喜多川の苛立ちと揺れる気持ち
風に舞うようにちらちらと降る雪(風花)も、気がつくと地面に積もっているように
喜多川と傷ついた後輩のお互いへの気持ちも、少しずつ積もって…積もって…の様子がいい。
■ 「なっちゃん先生」
かわいらしい中学校の教師、なっちゃん先生(かわいすぎてまるで生徒)と
その中学校に新しく赴任してきた真面目で純朴な先生とのお話。
ん~、ふたりともかわいすぎて、なのに先生のくせに学校でアレを触っちゃったりして…
ちょっと自分の好みではなかった、うん、そういうこともある。
■ 「ノーサイド オフサイド」
ノンケ×ゲイ ノンケくんが寂しくて浮気して、別れる別れないのお話。
面白いのは、話の舞台(?)が、あと半日で引越しというのに全然作業が進んでいない
ゲイくんのお部屋というところ。
部屋にあるのは、初めてエッチしたベッドに、ふたりの思い出の写真。
ゲイくんの口から溢れ出る、別れたい本当の理由。
対してノンケくんの取る行動に、笑いときゅん♡が同時にくる、一番すきなお話。
■ 「ラブミー☆ベイベー」
同じ中学だった男の子に再会したら
大好きな男性アイドルにそっくりになっていてびっくり!どうしよう!なお話w
かわいいのにスネ毛があったり
なんか変にちょっとリアルなところが、わたしのツボをつくのです
特に、ほのぼの日常系のお話がすきな方にはお薦めです♪
作家買い。
ほんのりほっこり系のお話が読める作家さん。
今回も素朴で平均的なキャラがコツコツ恋愛してるような短編がいろいろ見れて楽しかったですvv
ただ、一番ページ数がある表題作は個人的にあんまりで、他の同時収録作のほうが好きでした~。
4組のカップルからなる短篇集。
■風花、つもりつもる
表題作。
大学と住んでるアパートが同じなノンケの先輩×ゲイの後輩。
同じアパートのよしみで仲良くなって、ダラダラと後輩の家に入り浸っている先輩が、後輩がゲイだということを後から知って、驚きながらも流れで恋愛相談みたいなことを受けたりしてるうちに、距離が縮まるお話。
見所としては、いたって一般的な感覚を持ったノンケが、ゲイでかつ妻子持ちと不倫してる後輩に振り回されながら、情が湧いて、男同士の関係を受け入れちゃうまでの過程がみれるところでしょうかね。
受けのゲイの後輩は、まあまあワガママで、それも含めてかわいんだよなーと思えるようなキャラで、ノンケの先輩はその辺が気に入って落ちた感じなんですが、
個人的に、そのちょっとワガママで面倒くさいとこのある受けキャラがあんまり好きじゃなかったので、この話は微妙でした。
キャラとして違和感があるわけではないです。
こういう人っているよな~って感じに上手に描かれてるので、単純に相性の問題。
ノンケの攻めは、そこそこお人好しで、そこそこ男気もあってイイやつで好きでした!
受けキャラとの相性の問題を抜きにして見れば、ストーリー展開もよかったし、いい話だと思います。
■なっちゃん先生
真面目で一生懸命な新任教師×童顔だけど生徒にも好かれてる意外となんでも器用にできる元気な先輩教師。
このカップルはどっちもなんかカワイイ系のキャラです。
一生懸命でカワイイメガネと童顔だけどチャキチャキ仕事できるカワイイ先生。
こういう純粋でいい子ちゃんなキャラってあんま好きじゃないんですよね…
なので、なにも魅力を感じなかった。。。
真面目なメガネ君が、自分よりも優れててなんでも器用にこなす恋人に劣等感を感じてちっちゃな諍いがあるくらい。
まあ、ほのぼのしてて平和で、元気でいい子たちのラブコメって感じの話ですので、癒される人も多いのかな? 自分はわかりませんが…
■ノーサイド オフサイド・あきらめの悪い人
これはめちゃくちゃ好きな話でした!!
なにがイイって、大好物の『別れ話』漫画だからです!!笑
正直、この話がなければ手放しちゃうとこだったのですが、このカップルの話が好きすぎて保存版になりましたvv
大ざっぱであっけらかんとしてる電気メーカーの社員(ノンケ)×独立して在宅で仕事することになった年上(ゲイ)。
攻めの浮気が原因で別れ話が勃発。
受けはキッパリ別れる気満々で、タイミングよく勤めてた会社も辞めて独立し、住んでた家も引っ越して完全に連絡を絶つ準備万端って感じなんですが、そこに元ノンケの彼氏がよりを戻すように説得にくるという。
いいねいいね~~!!(*`▽´*)
とっても好みのシチュですvv
いろいろ理由つけて別れようとする受けと、
引越しの準備手伝いながらも、粘る攻め。
特にこの攻めキャラがめっちゃ好きでした。
年下だけどかっこ良くて、大ざっぱで裏表のない性格でそこそこ図太い。
「押せばこの人いけんじゃね?」とか思ってナメてるとことかもいい感じに余裕があって、必死すぎなくてよい!
そんな生意気な年下に説得されながらも、「浮気はいかん!」と毅然とした態度を取ろうと頑張ってる受けも可愛かったしvvv
このカップルはバランスよくてよかったです。
別れ話からよりを戻す。ってホントいいわ~~(=ω=*)
相手に対する気持ちが浮き彫りになるというか……もう1段階深い愛がみれるような魅力がつまってる気がしてなりません。
『別れ話』がもっとフューチャーされるといいのにな~~vv
この短編だけなら『神』評価。
■ラブミー☆ベイベー
これもまあまあ好きでした~。
男性アイドル似のメガネのクールキャラ×元同級生で男性アイドル好きの男子高校生。
受けが、自分の敬愛する男性アイドルに似てる元同級生と再会して、まるでアイドル本人を相手にしてるように振る舞ううちに、好きになっちゃう話。
受けはアイドル好きだけどゲイではないようで、アイドルに夢中になってるときはやや乙女モードに入るけど、そんな自分を友人の前ではちょっと恥ずかしく感じてるようで、終始控えめなのが好感度上がってよかったです。
カラオケで好きなアイドルの曲を完コピして歌って踊り、褒められて「唯一の特技だからっ」と照れ笑いするのがカワイイvv
恋愛にはとっても不向きというか…鈍感で奥手そうなので、惚れられた攻めの子の方が苦労しそう。笑
いつか続きが読めたらいいな~。
個人的に、好きなキャラとの相性が激しく、楽しめた作品とそうでもない作品とがはっきりわかれてしまいましたが、全体的にはほのぼのしてて、まったり読めるラブコメだと思います。
気楽に読めるものを探してる人にはオススメです。
シリアスではないけど、そこそこリアリティあるというか…等身大で背伸びしてない感じのキャラが多く、ナチュラルな空気感が魅力的。
どれかしら好きな作品が1つは見つけられるのではないでしょうか?
《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★★・ :構成/演出
「風花、つもりつもる」(前中後編)
つもりつもっちゃいましたね。
大学2年の喜多川は、クリスマスに偶然出会ってからというもの下の階に住む小泉(1年)の部屋に入り浸り。家電の恩恵盛りだくさんな居心地の良さにつられているうちに、ついついうっかり小泉の恋にまで首を突っ込むはめに。
すごい話でした。いちいち「おお」って思いながら読みました。
バイト先の店長に嘘をついてすがるような恋愛をしていた小泉の「つらいことが多ければ多いほど恋している実感がある」という感覚や、店長が持つ大人のずるさや、それを見ている喜多川のもどかしさ全部が、すごく的確な言葉で表現されていて、何かもう自己啓発本書ける気がします、こめりさん。
胸にしみる言葉がいくつもありました。でもどれもわざとらしくなくて、自然に登場人物から出てきたと思える言葉で。
BLとしてじゃなく恋に悩んだことがある方、今現在恋に悩んでいる方に読んでほしい!
「なっちゃん先生」
担任のなっちゃん先生(27)と新任で副担になった松浦先生(26)。
松浦先生が「教師であること」にこだわりすぎてめんどくさいです。後半の展開でもっと波乱があるかと思ったのですが、やんわりとあっさりと終わって、ちょっと消化不良でした。なっちゃん先生が大人すぎたせいで、もやもやが残ります。
「ノーサイド オフサイド」
ノンケと付き合って半年。相手の浮気で別れて3ヶ月。終わったものと思っていたのに、引っ越しの日に元カレがやって来て…。
テンポがよくて面白い。面白いんだけど、この元カレ、軽すぎて嫌だー。
しかも浮気相手は人妻。…無理ですよ。絶対またするよ、このひと、っていう話でした。
「ラブミー☆ベイベー」
「お風呂に入って最初に洗うのは?」「メガネ」で死むだ…。好きだ、このセンス。
アイドルの柿ピー(「ここだけの話」の主人公)に似てるエビくんと、中学の同級生(直接親しくはないけど、共通の知人あり)で別の高校に通う柿ピー命の椎名。
ひょんなことから仲良くなって、うっかり告白→握手会の対応を教えちゃう辺り、読んでください。面白い!
「あきらめの悪い人」
「ノーサイド オフサイド」の描き下ろし。
引っ越し作業中の元カレ目線。物持ちがいい=まだ希望がある!という話。
「まともな人」
表題作の描き下ろし。
小泉がコスプレします。足がサッカー部っぽいです。
中編表題作と短編3作。
特に好きな2作品の感想を。
「風花、つもりつもる。」
大学のノンケ先輩×ゲイ後輩(妻子持ちノンケと不倫中)の話。
二人の会話のやり取りが、これぞこめりワールド!って感じで好き。
不倫中の後輩の気持ちを気遣いつつ、気付いたらお互いに惹かれあってた…この二人の距離が近づいていく過程がすごく良かった。
先輩はぶっきらぼうなとこあるけど優しいんだよな~。
小泉が失恋からの立ち直りが早いようにも感じるけど、実際近くに自分のことを見守ってくれている存在がいたら気持ちの切り替えは早いと思う(体験談w)
「ノーサイド オフサイド」
ノンケ×ゲイのリーマンもの。
お付き合いしていた二人が既に別れて3ヶ月経ったところから始まるんだけれど、いわゆるやけぼっくいに火が付くお話。
この作品も二人の会話のやりとりが好き。
ゲイの柳井さんはやっぱ色々諦めてきた過去があって、それゆえ別れを選んだ部分もあるんだろうけど、鹿乃くんが柳井さんを好きで別れたくない!っていう所が萌えた~。
でも鹿乃くん浮気はいかんよ!
今回の作品集はどの作品も可愛いv
特に「なっちゃん先生」の夏生先生v
どの作品も、小さなすれ違いから
別れたり喧嘩したり!
ハラハラするのですが、
どうもどのお話も、好きなくせに〜v
と言うのが透けて見えるので、
安心して読めます。
(でもハラハラするけど!)
お話的には「ノーサイド……」が好きv
鹿乃さんのちょっと余裕な所と比例して、
あたふたしてしまう柳井さんの
素直じゃ無い反応が可愛いv
表題作の二人も、くっつかないのが
読んでいてもどかしいので、
最後はほっとするやらすっきりするやらv
とにかくどの二人も可愛いv
読後感がほかほかしている感じv
今回は萌えもほっこりで、
評価は「萌×2」で!
デビュー作品、熟成させて評価upした作者さん。
今回はすんなりと最初から入りこめました。
1冊を通して思ったことは、マイノリティの姿(男性を好きになる)を、なんでもなく当たり前に登場させて恋愛も当たり前に進行する作品が多々ある中、この作者さんは、それがノーマルな人と比べると特別な事であり、本人にも影響を与えている。
そういうスタンスが一本筋として根底にあり、その上で物語が展開されているという部分が注目かな?と思われました。
こういったモノを根底に置くと切なさが倍増したり辛かったりするものがあるのですが、力の抜けた絵柄と、かわいいお話にしあがっている、そしてポジティブだったり愉快なキャラクターを側に持ってくることで、重くなりすぎずほっこり優しいモノになっているような気がします。
表題
階下に住む後輩の小泉の部屋が居心地がよくて、つい入り浸ってしまう先輩の喜多川。
小泉は男性と付き合っており、ゲイであることを告白するのですが、ま、いいんじゃない?人それぞれだし~というわりと平然とした反応に、小泉は自分がゲイであることのあれやこれを語り、喜多川の前で平然とほもップルぶりを見せつけたりするおおっぴらな行動に出たりします。
小泉は実は子持ち男性と不倫しており、喜多川が小泉と親しくしてつきあっているのを知っていると知ったこの男性が、本当は小泉と別れたいんだが、別れられないと相談を持ちかけるのです。
一見、この男性が酷い奴のようにも見えますが、そこの根底にぬぐえない小泉のコンプレックスと意地が見えます。
相手も喜多川も小泉を子供みたいと言いますが、ほしいモノのためには手段を選ばない、自分を選んでほしいために必死になる姿は、本当に、ダダをこねる子供のようでもあり、猪突猛進の自分の事だけしか考えない中学生女子のようでもあるw
ものすごく自分勝手な恋愛だけど、でも、それはマイノリティであるからこその執着なんだという部分も見えて、小泉がちょっとかわいそうにも思えます。
頭ごなしに不倫はいけない!と決め付けるのも・・・とも思いましたが、相手が及び腰ではね~
小泉が恋愛がしたくて、愛されたくて、一番になりたくて、理解されたくて、たくさんの欲をもっているけど、それに応える相手が不倫では・・・
この喜多川が、すごくあっけらかんとしていいやつで、ちょっと甘えん坊な部分がすごくよかったです。
彼の性格設定があればこそ、この話がイイものになってるようです。
貧乏で、毎回ラーメンやカップ麺ばかりすすってるっていうのもちょっとこだわりのシーンでしたね♪
【なっちゃん先生 】担任と副担任で出会ったゲイの先生同士
副担任のワンコぶりが「せんせい!」を連呼する姿がツボなのと、担任の先生の明るくてポジティブでかわいいところがすごく魅力です。
【ノーサイド オフサイド 】会社員とその会社に来るコピー機屋さんのくっついたり別れたりw
会社員のネガティブぐるぐるに一見ふりまわされていそうで、きちんと見守っているコピー機やさんが男前です♪
【ラブミー☆ベイベー】車内で痴漢と勘違いして再会した元同級生同士。
アイドル歌手が大好きな主人公が、元同級生がその歌手に似ていることに気がついて、、
かわいい恋愛でした。
以外に注目なのが、エッチーシーン♪
少ないですが、登場します。
必死さと「好き」がその中にギュっと詰まっていて、エッチシーンなのになんかかわいいんです!
あと、スネ毛(笑)
ちょろちょろ、、っと書かれている大根みたいなのが、妙に・・・実は微笑ましくて思わずかわいい!って
スネ毛にかわいいもクソも~なんですが、でも、カワイイ(爆)
キュンとさせられつつ同時にツキン、と刺されるような痛みとフッ、と緩むような気持ちも同居する短編集。
【風花、つもりつもる】
『居心地がいい』と気のいいノンケの喜多川(攻)が入り浸る部屋の主は超~恋愛依存な後輩小泉(受)。
小泉は妻子持ちの男に夢中で、その行き止まりな恋愛を軸に、ふたりが先輩後輩から恋人へと変わる姿が描かれています。
妻子持ちの男性を酔ったフリしてホテルで寝技に持ち込む困ったちゃん小泉。
この子がもう、お子ちゃま過ぎてげんなりしてしまう場面が多々あるんですが、彼の歩んできた道を思うと仕方がないのかな、と絆されそうになります。
それは喜多川も同じみたいですが(笑)
心配と恋心との曖昧な境界線をうろつきつつ、小泉が悲しまないように、と気をもみながら日々は流れていきます。
少しずつ積もった想いが友情から恋へと傾くまでがゆっくり綴られています。
辛くて苦しいが好きの証…と思っている小泉に『一緒にいるだけで楽しいんだ』と伝えたい喜多川は男前です!
そんな喜多川の告白がヘタレなのが可愛い。
【なっちゃん先生】
よくわからない作品でした。
教師として思うことを描かれてはいても恋愛的な気持ちの流れはなくて、なっちゃん先生と新任教師はあっという間にくっついてしまって…。
萌える間がありませんでした(泣)
【ノーサイドオフサイド】
この作品がいちばん好きでした~!
ノンケ策士営業マン×素直じゃないツンデレ。
鹿乃(攻)が浮気した事を理由に別れを切り出したものの3ヶ月経っても未練は断ち切れずにいる柳井(受)。
飄々とした鹿乃につられ言葉にしてしまった本心は鹿乃の未来への思いやりと自分に訪れるであろう不安。
ノンケ相手だとこういう気持ちは胸の何処かにあるんでしょうね。
ヘラヘラ調子の良さげな鹿乃が策士で柳井の様子を見ながら巧~く纏めてしまう姿が腹黒く映らないのは、ちゃんと愛情があるからで孫悟空とお釈迦様のような関係でした。
【ラブミー☆ベイベー】
カラオケで完コピするほど好きな男性アイドルに似ている同級生に恋をしてしまう高校生の話。
見ているだけで幸せだというファン心理より切実な気持ちだということに気づいてグルグルする姿がピュアで可愛いかったなぁ。
一方、その気持ちに気づいた同級生も真面目に向き合おうとする真摯な姿が好感度↑です!
しかし、お風呂に入って最初に洗うのがメガネって(笑)
まずタイトルが美しく、表紙が優しく美しい。
(でも、どう考えても、今は季節外れだね!)
短編がいくつか入っている作品集。
作品による濃淡はあるが、登場人物が案外個性的なのが面白かった。
個人的には「なっちゃん先生」はなんじゃらほい?という感じで、
「ラブミー☆ベイベー」はコミカルに可愛らしく読んだ。
表題作はタイトル通り、普通の大学生喜多川が、
不倫をしているちょっと面倒くさい小泉のことが
共にいるうちにかけがえのない存在になっていく様子が、
重過ぎず丁寧に描かれていて味わいある。
可愛くほっこりしながら、
妙に現実的なドキッとするような感情や、
さりげなく詩的なモノローグが散りばめられている。
「ノーサイド オフサイド」は、何と言ってもHシーンでの
柳井の厚手の靴下と臑毛が印象的で可愛かったです。
短編集です。
どの話も面白かったです。
初読みの作家さんです。
素朴な絵を描かれています。
一途な受けちゃんの話が個人的に良かったかなあ。
店長の当て馬が ずるい男で話のカギになります。
でもかわいいからと言って 普通SEXまでいかんよなあ。
当て馬は 一応ノンケで結婚して子供もいるのに。
別れ話もいつもいいかげんだったしね。
本当に別れる気あったのか?
受けちゃんが小悪魔だから 別れ辛いのもあったのかな?
新しい彼氏の攻めがいい奴で良かったよ。
表題作(前・中・後編)と、読みきりが三本、そして描き下ろしが収録されています。
★風花、つもりつもる★
表題作。
妻子持ち男との恋にしがみつく恋愛体質な大学の後輩(受け・小泉くん)に
振り回されつつも惹かれていく自分(攻め・喜多川くん)の気持ちに気づく、
というお話です。
小泉くんは確かに面倒くさい子かもしれないけど、不思議と可愛く見えて
魅力を感じました。
必死になったり、臆病になったりする気持ちも解らないではないし……
結局は不倫相手と別れ、喜多川くんと落ち着くんですが、この喜多川くんが
ヘタレだけど男前で、本当によかったです。
★ノーサイド オフサイド★
痴話喧嘩からの復縁ネタ……なんですが、そもそも自分(攻め)の浮気が原因で
別れることになったのに(しかも人妻と)、どうしてこんなに自信たっぷりで
傲慢な態度なの? こういうキャラはほんと苦手、っていうか許せないです。
「なっちゃん先生」と「ラブミー☆ベイベー」はどちらも
ほのぼのとしていて可愛らしいお話でした。
絵柄はほのぼの可愛い系ですが、全体的に日常的でリアルなお話が
多かったように思います。