ロスを舞台に、ユウトの同僚刑事の恋を描く!!

HARD TIME ~ DEADLOCK外伝

HARD TIME ~ DEADLOCK外伝
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×240
  • 萌18
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
15
得点
508
評価数
123
平均
4.2 / 5
神率
47.2%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥1,400(税抜)  
ISBN
9784198634643

あらすじ

キャラ文庫の人気シリーズ「DEADLOCK」の世界を舞台に、ロス市警刑事×人気ミステリ作家の二人が主役の外伝が登場!!

ロス市警の刑事・ダグは、ある朝、見知らぬ男のベッドで目を覚まして愕然!!
金髪の美男子・ルイスとベッドを共にしてしまったらしい。
そんな中、殺人事件が発生!重要参考人として、ルイスの名が浮上して…!?

(出版社より)

表題作HARD TIME ~ DEADLOCK外伝

30歳,ロス市警刑事
35歳,推理作家

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数15

やっぱり本編キャラが好き

シリーズ外伝二作目。メインカプとのつながりが(まだ)薄い、殺人事件の容疑者と刑事のお話。人が殺され、命の危機に瀕するシーンもあるのに、恋愛色は濃いように感じた。両視点で両者いろんな方面から悩んでいて、心理描写メインな印象。
事件解決後には、本編キャラが一堂に会するサービスシーンもあり楽しかった。ホームパーティーが自然な舞台設定良いな。

一夜の過ち(?)から最悪の再会を経て始まるダグとルイスのお話。刑事と容疑者の関係性に魅力を感じたが、ダグはプライベートでがんがんルイスに接触しまくるので、せっかくのこの設定に萌えられるところがほぼ無く残念だった。

事件は小さなヒントを各所に落としたりミスリードを狙ったりと、ほんのり推理小説風。そこまできっちり書かれてるわけじゃないので、ラノベらしさを保った読みやすさ。ちょっとドラマっぽさもあったかな、犯人の動機独白とか。

細かいところまで心理描写が丁寧で、二人とも何に対しても本当にたくさんのことをよく考えていた。心を決め、やっと相手に向かっていこうとするとこは、ぱっと晴れたように逸る気持ちが伝わってきてとても良かった。
ルイスとダグは今後も大丈夫だと思える安定したカップルな気がした。

このシリーズの本編は、ずっと緊迫感を保たなければならない状況ばかりだったので、ルイスとダグを見ていると頭を恋愛の悩みでいっぱいにできる平和さについて考えてしまったりした。
ユウトとディックもすっかり穏やかな様子で、本編が嘘のように生活感を醸し出していた。そのわりに常に事件に巻き込まれ続けているのが面白い。こっちのカップルは不死身感が安定してると思う。まあ幸せそうで何より。

で、いつの間にか結婚していたらしいロブ。詳細は番外編で書かれたのかな。
知らないところですれ違いコントの主役になっていたり、肝を冷やす再会を果たしたりと、今作ではお笑い担当のよう。昔の悪事がバレそうになって焦る元遊び人なんて最高にツボ!これは萌える。個人的推しキャラなので元気そうで嬉しかった。

ストーリーは面白く文章も読みやすいが、やっぱり読者に親切すぎる説明過多な点が苦痛。一冊の中の出来事なら、百ページ前のことだろうとあらすじ説明は不要。読者の記憶力をゼロと想定して書いたもののよう。万人受けのためには仕方ないのかな。

今作はダグとルイスが主役のはずなのに、どうしても本編キャラに意識を持っていかれた。一番ワクワクしたのはロブとルイスの再会シーンで、もはや事件は関係ナシ。
独立した作品ならまた違ったかもしれないが、シリーズの中の一冊としては印象が薄くなってしまうかもしれないと思った。

1

シリーズメンバーも結構登場

「HARD TIME」と文庫化描き下ろしの「stay by my side」が収録されています。
「HARD TIME」→ 「AWAY」のダグ×ルイス作品→「stay by my side」の順で読むと時系列に並ぶかな。自分は「AWAY」を先に読んでしまったので、若干のネタバレがありました。「OUTLIVE」をまだ読んでいないのですが、「stay by my side」はその後のお話かしら。

ルイスがポルノ/ロマンス/SF小説を評して語った「そのジャンルの本ならなんでも片っ端から読んでいく固定ファンが多い分野なので」に笑った。BLもそれに近いものがある。

シリーズ総じて見るとスケールの小さい事件ではありましたが、面白く読めました。ストーリーは「SIMPLEX」の方が好きで、CPは断然こちら。年下ワンコ攻め×美人受けが大好きなんです!美人がツン気味なのもなお良し。

作家さんが小説を書く時って、ストーリー、キャラクター、シーン、どういう順番なんでしょう。これだけ素敵なキャラクターが沢山いて、でもキャラ同士の相性で考えた時にやっぱり今の状態がしっくりくる気がする。ロブ×ユウトはありかな笑

0

切なくて悲しい事件の結末

うー
今回は事件としては今までで一番切なかった……
誰が犯人?
まさか違うよね?
ーーそう思っていた人が犯人で泣けました。゚(゚´Д`゚)゚。
人間て弱い生き物だな……なんて、改めて考えたりして。
唯一の友人を失ったルイスの悲しみははかり知れません。
考えただけで私も悲しくなります……

主人公はパコの部下・ダグと人気小説家のルイス。
ルイスはロブの大学の同級生であり、
その昔口説かれたことがあるーーという繋がりもあります。
どんどん繋がって仲間が増えていきますね^^
とても楽しそう!

ラブストーリーとしては、ダグの気持ちの切り替えの速さに少々戸惑いました。
あんなに悩んでいたのに、意外とあっさり自分の趣向を受け入れたなと……
ルイスの魅力も今一歩伝わってこなかったのが残念。

ですが、事件を含め一つの作品としては素晴らしかったなと思います。
もう少しこの二人のことが知りたくなりました。

0

年下ノンケわんこ刑事×金髪ゲイ美人小説家

他の方のレビューに、STAY、AWAYにダグ、ルイスが出てくる とあったので
順番通り本編→SIMPLEX→これ と読みました。
本編読んでなくても読めなくはないですが、絶対本編から読んだ方が面白いです。

殺人事件ものですがスリリングさでは本編の方が上。
当作は、人生の悲哀みたいなものを感じます。
評価としては、ダグのわんこっぷりが可愛いのと
本編カプも少しずつ絡んで幸せな様子が窺えて嬉しかったので萌2.

そういえばカラー口絵以外、挿絵がないです。
でも全く気付かないぐらい 一気読み。知っているキャラがいて
もう脳内イメージが出来上がっているからかな。

ルイスの住んでいる高台のテラスから海が一望できるビーチハウスが主な舞台。

攻め:真面目、素直、誠実。ほんといい奴。受けの小説の大ファン。
受け:慎重派だがキツイ性格らしい。売れるまで複数ペンネームで
   色々書いていた。ゲイ。両親にカムアウトして絶縁状態。
スモーキー:ルイスの愛猫。白いふわふわ。極度の人見知り。
   ディックの事が嫌いらしい(笑)
コリンズ:受けの小説の映画化権を欲しがっていた。受けの元恋人。
   こいつが殺されちゃう。
キム:受けの優秀エージェント(♀)。ルイスが人気作家となるのを支援。
ケニー:ルイスの大学時代からの親友。脚本家だがなかなか売れない。ゲイ。
パコ:ダグとペア組んで捜査中。ユウトの兄。
ディック:ルイスの警護するために途中参戦。DEAD LOCK本編の攻め。
ユウト:ダグの悩みを聞く役どころで参戦。DEAD LOCK本編の受け。

殺人事件と同時進行で、攻め受けの恋愛話。
そして最後、お待たせしました、キャラ総出演状態のホームパーティ。
ロブ(DEAD LOCK本編の最強当て馬)もヨシュア♡同伴で出てきます。
出てこなかったのは トーニャぐらい。

あまあまシーンは少な目ですが、幸せ感満点なシチュなので満足度高。
あー楽しかった。今月末の最新作、予約しました!!!
楽しみにしています、先生!

1

相性のいい組み合わせ

デッドロックシリーズが大好きで全て読みましたが、こちらだけは未読でした。
ただAWAYでちょこちょこダグやルイスが出てきてどうしても気になり購入しました。

結果的にとても面白かったです(^^)
思ったよりユウト達がでてきたという事もありますがミステリーとしても面白かったです。
真犯人はまさかの人物でショックを受けましたが…

ダグは真っ直ぐなワンコという感じですが、ルイスは強気をよそおっている寂しがり屋という感じです。
こうゆう強気な美人が実は寂しがり屋とダグのようなワンコタイプにはお互いとても弱いんじゃ無いでしょうか。

AWAYではこの二人がよく分からず、サラサラと読み流してしまいましたが、これを踏まえてもう一度読み直したら違う感想になりそうです。

1

デッドロックシリーズ好きです〜

awayを読んでいたら、ダグとルイスが出てきて、ん?こいつらは誰じゃ?ん? となってしまったので、こちらを購入しました。 皆さんのレビューを読んで、他のメインカプ2組はそんなに出てこないと分かったので期待値を下げて読みました。そのせいか、全然楽しめる内容でした。
ルイスは、シリーズ初の年上受けです。毒舌家でキツイ性格をしているように見えて、実は少年のように繊細な精神を持つルイス。強がりを言って震えている彼が、とても気の毒で、とても可愛いです。そんな彼のことをこれからダグが守っていって欲しいです...。 ダグはユウトと同い年ですが、ユウトよりも物腰柔らかく控えめな雰囲気を持っています。
ルイスは過去にロブに口説かれていたこともあり、ロブの扱いがかなり...酷いです。笑 それがとても面白かったです。デッドロック3冊以外でのディックがかなり間抜けなのと同じで、番外編でのロブもかなり滑稽です。
さて。これでやっとawayが読める!
とにかく、デッドロックシリーズは最高です。

4

常識人な刑事さんと超ツンデレな高級猫

他の方のレビューにもありましたように、15周年記念の本ということで大きな本で出す意味がよくわからいものでした。
確かにDEADLOCKファンならどんなものでも買うと思うし、新キャラ登場でもディック&ユウトも脇で出てくるなら彼らの姿やその後の様子も知りたい。
って所を突かれてしまったようなのはちょっと悔しいし、書棚の中で美しくないのがちょっと嫌でした。コミック版のDEADLOCKと一緒に置いておくとちょうどいいサイズなのでこの際未購入ならこっちも買いましょうというお誘い?というのはあまりにも穿ち過ぎですね。
個人的なわがままを言えば、できれば挿絵もたくさん入れて、前作の2カップルのSSなんかもつけてくれたら割高でも上下巻2冊でも喜んで買ったのにと残念です。
内容についても、やっぱりこれまでのカップルに比べると小粒な感じがして萌え力がいまひとつ足りないような気がしました。
ユウトの義兄の同僚(ダグ)の恋話とそれにまつわる殺人事件です。
ダグはヘタレなところもありますが、優しくて善良な方です。
でも印象が薄くDEADLOCKの世界観で繰り広げられるワクワク感やスピード感もなくDEADLOCK外伝でなくてもよかったと思いました。
とは言っても全く別作品で『ロス市警の刑事と作家の一夜の出会いとその後に起きる殺人事件から始まる物語』だったら発売を待ってすぐに手にとったかどうかは微妙です。
英田サキさんの作品ならいつかは読みたいと思うかもしれませんが。

ノンケの刑事さんが自分のアイデンディティーや恋愛観や常識などいろんなものに縛られて、恋を自覚してもその先に進めなかったという部分の葛藤がとてもうまく描かれていてノンケがゲイに惹かれていく過程や恋に落ちていく様子が無理なく理解できました。
また、見目のいいゲイで売れっ子推理作家のルイスはあまりいい恋をしてこなかったことや家族とのわだかまりなどもあり、素直になれない性格で結構なツンデレぶりなのですが、本当は甘えたがりの可愛いやつというキャラは超好みで、恋する乙女ぶりにキュンしました。

殺人事件の真相についてはとても切ないもので、犯人の身勝手で傲慢な考えは肯定できませんが、ルイスが思ったように殺人に至る前になんとかできなかったのかと深く考えさせられるものでした。

1

徳間書店の単行本増殖中(笑)

DEADLOCK外伝。
単行本で出ましたが買ってしまいました(笑)
ロス市警刑事のダグ・コールマンと小説家のルイス・リデル。
物語は、ダグがルイスのベットで目覚めるところから始まります。
ダグが刑事なので殺人事件が起こり、その事件にルイスも絡む展開です。
ダグと捜査をするのはユウトの兄、パコ。
ルイスとロブは同じ大学の出身。ダグとルイスを中心に話は展開していきますが、ところどころDEADLOCKのメンバーも登場して美味しい作りになっています。
懐かしく楽しく読むことができました。
このお話、ホームパーティーが楽しそうだわ(笑)
注意?本文中挿絵は1枚もないです・笑

0

相変わらずの文章力!そして魅力的なキャラ達♪

相変わらずの高いレベルの文章力で、読者を惹きつける書き方が、
本当にお上手だな~と感心しながら読ませて頂きました^^*

英田先生というだけでもうハードルが上がってしまって、期待感いっぱいで読んでしまうので、純粋な評価になっているのかどうか分からないのですが、とりあえず感じたことなどを書いてみます。

今作品はユウトの同僚ダグのお話でした。ダグを中心に、事件の謎を解きつつ、恋愛話が進んで行きます。
私は推理小説ものの場合、犯人を予想して読むことが多いのですが、
今回は大当たりで(笑)ニンマリして読み終わったのでした^^♪

今作は15周年記念に出た外伝ということで、ディック&ユウトが読みたかった人には不満だったかもしれませんね。
やっぱり記念と銘打ってあると、本編CPを読みたい人は多いんじゃないかと思うので。
とはいいつつも普通に面白い内容ですので、ディック&ユウトが読みたかった人も、彼らの絡みが少なからずあるので読んでみても良いのでは、と思いました。

それに、ダグのワンコぶりと、ルイスのツンなくせにほだされてるところが萌えでした。
ちょっとあっさり進み過ぎた気もしましたが、シリーズものじゃあるまいし、
こんなものかもしれないな、と思いつつ読みました。

あぁ、本当にDEAD LOCKシリーズは最高傑作ですね。外伝にディックとユウトが出てきただけで、それだけで胸が熱くなりました。

5

単体でみれば面白いんだろうけど

本シリーズのファンなので、あらすじを見て、ユウトの同僚だと?!と胸を高鳴らせて購入したのですが、

ユウトがダグの相談に乗るというシーンもほんのわずかで、ディックがダグとルイスがくっつくのに一役買ったものの、登場シーンは後半にちょいと(´・_・`)

15周年記念だとかでこれだけ豪華に(お値段高めで)やるならば、初登場のカプでやっちゃいますかー?て感は否めないですね。

もうすでにそうおっしゃってる方もいましたし、本シリーズファンの総意とも言えるのではないかと。

でも、普通にこの話単体で見れば普通に面白かったですし、
作者さま独特の世界観が繰り広げられていて、人間性や、心理的な葛藤に深く言及し、深い話だなぁというところは変わらず、

アメリカが舞台で警察ものということもあり、またもや命の危険にさらされたり、ハラハラ感も楽しめて、あっという間に読み終わってしまいました。

一方で、前作外伝となんとなーく大まかな展開も似ていて、シリーズファンには、またか、という印象も与えてしまうのでは。

本編のスリルに比べたらやはり劣りますしね。

でもキャラの性格がむた魅力的で受け攻め共に可愛いなぁ、という印象を受け、ダグもルイスも好きになれました。

今までは、どちらか一方は割と余裕のある雰囲気を醸し出してましたが、二人ともが手探りで弱々しい一面も前面に出しながら、というのは新鮮でした。

コミック連携で特典(?)用意したりっていうとこをみると、いい商売してんなぁ、という気持ちを抱かずにはいられませんでしたが。←

でもやはりこのシリーズにはずれはないですね(^o^)

2

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