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ファインダーシリーズ完全オリジナルエピソード!
finder no rakuin
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ファインダーシリーズのスピンオフ、と言っていいのかな。香港マフィアの飛龍(フェイロン)の物語。
飛龍。美しく、気高く、アジア全土の麻薬組織「白蛇」の若きトップで、周りには一声で命を投げ出す部下たちがひしめく男。
でも求める愛だけが得られない男…
実の父に裏切られ、優しかった育ての父は死に、義兄は自分を疎み、麻見は決して手に入らない男であり、側近と思っていた葉(ヨウ)は実は麻見のスパイだった…
ただ一人邪心のない子供、小間使いの陶(タオ)に対しても、飛龍はどうしても言いたくない秘密を抱えていた。
麻見との秋仁を介しての対決後、新たな火種、義兄の熖燕(ヤンツゥイ)との闘争。
熖燕に嬲られて脳裏に浮かぶのは麻見隆一の面影。愛と憎しみが絡み合う、忘れられない男。
飛龍をより強くしまた弱くも変容させた男麻見。そしてこれから飛龍を変えうる存在は、多分、陶。
陶は飛龍を包む男に成長するのか、飛龍を慕いながらも闇を抱える男になっていくのか…
陶の物語、読んでみたい。
あ、ラブシーンは葉x飛龍ですよ。そこには確かに二人の情が通っている素敵なシーンです。
「高楼綺譚」
やまねあやの様による漫画。
20才になった陶。身体も逞しくなって…飛龍に想いをぶつけてくる!その結末は?!
うん、陶くん、急いで大きくならないでね!
スピンオフの小説です。
飛龍と義理の兄焔燕との愛憎・確執。
飛龍を信頼しておきながら、実は麻見が送ったスパイである葉。
そして、飛龍の侍者である陶くん。
陶くんの父親は焔燕であることが明らかになります。
私生児として産まれ、陶くんの産みの母親は、出産直後、衰弱死。
親の愛情を受けることなく育ったものの、飛龍と葉の親代わりのお陰で、純粋で素直な少年育ちました。
濡れ場も描かれていましたが、わたしでも読みやすかったです。
傷ついた身体の葉と受け身である飛龍との絡みはきれかったです。
最後は、スピンオフの描きおろし漫画。
二十歳になった陶くんが、飛龍に迫るシーン。
しかし、それは飛龍の見た夢であったこと。そして、13歳くらいの陶くんが落雷に怯え、飛龍のベッドに逃げ込んできたのです。
「落雷がおさまるまでは、ここにいていい。ただ、もう少し、子供のままの陶でいてくれ」
ファインダーシリーズ! スピンオフ小説版!
「私が飛龍で思い描く世界そのものがたっぷりこの本につまっています」
と、やまね先生がおっしゃっているように…本当に飛龍の魅力満載となった一冊。
やまね先生のカバーイラストに、描き下ろし短編&挿絵は2つ収録!
どれも美しく見惚れてしまいます。
とはいうものの…実際
読む気持ちになるまで、私は購入してから、大方1年もかけてしまいました(笑)
やまね先生が作画されたといっても、ファインダーの世界観が崩れてしまうのが怖かったんです。
砂床先生も好きな作家さんの一人!
濡れ場は期待できるだろうなあと思い描けるんですけど、ファインダーとの同調がどうしても結びつかなかったんです。
しかも小説です!
文字と文章でダイレクトに伝わってくる分、絶対に誤魔化せない難しさを感じるので…尚更躊躇してました。
でも、読んでみての第一声は⁉
「すばらしい」の一言です。
ファインダーの世界観を損なうことなく、本編では絶対に語られないであろう、キャラの心の葛藤や過去の確執とダークな顛末!
ちょっとした心の安らぎを感じられる、せつなくもあり、ほのぼのしたエピソードまでしっかりと描かれていました。
やまね先生の丁寧な直しが入ったとはいっても、ここまで近づけて描いて下さった砂床先生には感嘆です。
まだ、どこかしら苦手意識のあった「飛龍という男」の存在を、一気に私の中で格上げさせてしまう。飛龍のすべてを語ってくれた小説でした。
内容は、本編『ファインダーの真実』後の飛龍と葉と陶のお話です。
飛龍の義兄との確執と決着…
陶の出生の秘密…
麻見からも飛龍からも離れた後の、葉の生き方…
が語られていきます。
なんとも嬉しかったのが、葉が登場したこと。
本編でも、最後まで麻見の部下として、長らく使えた飛龍の部下しても、自らの死を覚悟して義を尽くそうとした葉。
そんな、静観で男気あふれた葉が
大好きだったので嬉しかったです。
そして、私の中では、飛龍はずっと受けキャラだったので、その期待を裏切ることなく…
相手も葉だったらと、思い描いていた念願も叶いました♡
(陶ファンの方すみません)
葉に一時の安らぎを求める飛龍。この2人の濡れ場は、美しく素敵でした。
飛龍が受け側にも関わらず、まるで葉を侵しているかのような淫靡さは、いかにも飛龍らしい抱かれ方でした。
でも葉のだした答えが…あ〜「一夜」のひと時なのかなあ〜
と思えてしまえるものだったので、いろんな意味で胸が締め付けられました。
葉の「あなたは優しい」と伝えるシーンが、どうしても告白シーンのように思えて、せつない気持ちで一杯になりながら読みました。
孤独な飛龍支えになって欲しいと思っていたので、2人の濡れ場は、やっと心を通わせれたシーンでもあり…再び別れのシーンである事の現実が辛かったです。
飛龍の麻見に対する執着の理由もよく分かりました。
どうしても、手には入らない想い人の男•麻見!
飛龍に重要だったのは、秋仁を抱いたのも、葉を食ったのも、麻見の所有物だったという点。
でも、それで飛龍の征服欲は満たされても…心奥深くまでは、永遠に満たされることはないんです。
だからこそ、葉との間にもう少し、しっかりとした証が残されて欲しかったと思えて仕方なかったです。
葉にとっての、永遠の想い人は飛龍だと感じられるからなおのこと!
これは、私の我儘でしかないので…すみません。
いくら愛する人が相手でも、暗黙の裏社会で生きていく中では、敵になる可能性も高いわけですから…
そう思うと、麻見が秋仁に惹かれて、愛するようになった理由も感慨深く思えました。
この小説版では、本編の2人の愛の絆も垣間見れます。
あの香港の海での出来事の中で、飛龍が感じた、麻見が秋仁を想う気持ちが描かれています。
飛龍には申し訳ないんですけど、秋仁への麻見の愛を感じられて、凄く嬉しかったです。
そして、秋仁とメル友な飛龍の一面も好きになる要因でした。
内容までは描かれてないですけど、飛龍にはノロケに近いもののようなので(笑)
酷な事をする秋仁の気づいてない様が想像できるし…
それを許している飛龍の中でも、一応心の中で決着はついているのだと思うと、せつなくもあり、嬉しいエピソードでした。
大人になりつつある陶も相変わらず可愛かったです。
ただ、陶にとって永遠の想い人は飛龍だと思うので…この先成長に連れて、夢のエピソードに近い関係になるのかは気になるところでした(笑)
今回も黒幕としてミハイルが登場してましたけど…この人はこの先も絡んでくる人物には間違いないので、再び訪れた危機に、葉が登場してくれるのか…して欲しい!
出来れば、再び傷つきあった姿の濡れ場で♡(笑)
再び麻見を交えて一悶着あるのか…
まだまだ目が話せそうにないファインダーシリーズ!
今の時点でも、どんどん妄想して
楽しんじゃってます。
この間読み返したばかりなのに、
また、全巻読み返したくなりました(笑)
やっぱり大好きな世界です。
ファインダーシリーズ好きには、本当に嬉しい一冊でした。
飛龍が苦手だった人も好きになれます!
興味がある方はぜひぜひ読んでみて下さいね。
オススメします。
小説は絶対に買わないのですが、大好きなファインダーシリーズだし飛龍が主人公だし最後まで読み切る自身なく購入しました。
けっこうすらすらと、途中で飽きることもなく読めました。
やまねあやのさんではない人がファインダーのことを書いているから少し不安はあって、自分が持ってるファインダーの世界観が崩れてしまったら嫌だなと思ってて。
読み始めたらそんな不安はまったくなくなりました。
そして飛龍の相手に葉を持ってきたのもよかった。
葉、また飛龍の側で飛龍を守って欲しかった。もう葉がファインダーに出てくることはないのかな?けっこう好きだったのにな。
文章も素敵でしたが、挿絵が2枚あってそれがめっちゃよかったです!
1枚目は飛龍のパーカー姿が見れます。飛龍、何着てもかっこいい♡
2枚目は葉と飛龍の合体シーン。葉の男らしさと飛龍の色気でうっとりしました。ごちそうさま。
それと、描き下ろしの漫画が。陶がおっきくなって飛龍にせまって、それは飛龍の夢のお話でした。
これだけおもしろかった作品。コミック派の私としてはできればコミックで見たかったです。
作者がどんな気持ちで小説を書きましたでしょうか?「高楼の華」を読んだ時も、焔燕という人物の歪みが感じられるが、別に簡単な「下劣野郎」の一言でまとめられる人間ではなかった。焔と飛龍の再会が、因縁や運命の感じさせる再会で、その二人がどのような姿勢で相手を接するかが大の楽しみだった。が、ここで焔がただの個性の感じられない、頭も悪そうな性欲野獣に変身した。大好きな飛龍も、どうして葉と絡むのか、飛龍の心理がいろいろ描写されたが、無理やり愛を作る意図が感じられる。それに葉の魅力がどこにあるのかわからない。その文章の軽さから、書き手にとって飛龍がその程度のものというイメージを受けた。砂床あい先生が原作を何度も読んだとしても、どこまで原作を理解したかが気になる。人物の魅力を引き出せないことには残念。
アニメイト限定版を購入しました。
やまねさんが大好きなので、描きおろしの表紙や漫画はよかったです。
それだけでも、買う価値はありました。
…が、それだけでした。
内容はごく薄いです。
B6コミック版形、本文に使ってる紙も厚く、余白多め・行間広めの一段組。挿絵はたったの2枚こっきり。
ページ数は通常のノベルズとほぼ同じ、200p程度。
内容は『飛龍が台湾に出向き、過去に因縁のある人物とひと悶着あって、香港に帰る -END-』程度です。
この内容で、税抜1300円を支払う価値があるかどうかは、買い手によるかもしれません。
熱心なファンならファングッズとして購入するからという方針なのでしょうか?
ちょっと理解に苦しみますが…。
価格が通常のノベルズ程度であればもう少し高い評価にできたと思います。
あと、飛龍がリバでさえなければ。
自分的に、これはないかなと…。
完全オリジナルエピソードで、著者が違うからどうなるかと思って読んで見たら・・・
全然違和感がないのですよ、ホントに不思議なくらいでした。
やっぱり原作者として、やまねあやの先生の監修があったのでしょうかね。
あの最終巻のコミックス後の話で7年が経過していて、小さかった陶が13歳に成長。
それでも、飛龍の美貌はいつまでも健在で、男を惑わせる容姿なのですよ。
今回のお話は、飛龍の義兄を廻るトラブルで、陶の出生の秘密も明らかになる展開。
そして、飛龍に思いを寄せながらも、長い間、浅見の為に仕事をして来て、最後も
浅見の部下として仕事をしながらも、浅見の元へ戻らず、飛龍を裏切っていた事に
対するけじめをつけようとした葉だったが、飛龍に命で償いをする事も出来ず、
ひっそりと姿を消した葉が、再び登場しています。
浅見の陰に隠れて、目立つ存在では無かったけれど、静かなる熱を感じさせる葉。
その葉の元へある目的の為に飛龍が姿を現す。
葉は、表向きは飲食店で働きながら闇の世界では暗殺を引き受けて暮らしている。
その葉に、飛龍は義兄の暗殺を依頼するが、飛龍を密かに追ってきた陶が義兄に
拉致されて、飛龍はたった一人で乗り込む。
危ういところで葉に助けられるが、そこで陶は自分の背負っている真実を知る。
このお話では、飛龍が浅見への執着めいた思いが叶わぬことなのだとすんなり認めて
自分が本当に欲しかったものが何かを自覚し、それが自分には決して手に入れる事が
出来ないものだと悟るような内容でした。
でも、形は違えど、飛龍には心を寄せる人物がいるのですよ、その一人が葉ですが
主従の関係が切れた後の繋がりが、焦れったい感じでしたね。
葉の変わらぬ思いは飛龍にとってはどんな位置付なのか、またいつか会える時が来るのか
曖昧な関係で、そこに成長した陶が徐々に入り込んでいくのかもって雰囲気です。
思春期ど真ん中の陶の著しい成長に目を見張る展開ですが、相手が陶だと飛龍も
案外ニブイ気配が漂っていますね、葉の方が陶の事を解ってるようです。
でも、飛龍は一人なのかとコミックスで寂しいと思っていたけれど、この作品で
枷が増えたけれど、もしかしたら希望になるのかも知れないと思えました。
書下ろしマンガは、成長して大人になった陶と飛龍を描いているのですが、
いつかはこんな展開になるんだろうねって思えるストーリーですが、個人的には葉が
好きなので是非、飛龍とくっ付いて欲しいなんて思いもありました。
コミックスの続編としてかなり楽しめる作品で、飛龍と秋仁がメル友になっているのも
ビックリしながらも微笑ましいと感じるお話でした。
小説化と聞いた時からとても楽しみでした。こういった本の常として、一ページ当たりの文字数がちょっと少ないのが玉に瑕ですが、それはまぁ仕方ないのかな。(砂床さんの文章がスカスカという意味ではないです。もちろん、ぎっちりというわけでもありませんが。)本文挿絵2枚、巻末描き下ろし漫画9ページ(飛龍と陶が登場)、砂床さん・やまねさんのあとがきそれぞれ2ページ、となっております。描き下ろし漫画では飛龍が妙に可愛くて、とってもチャーミングでした。本編では秋仁とメル友(?)であることも発覚し(秋仁が一方的にフレンドリーなのかもしれませんが(笑))、飛龍の懐の深さが窺えます。
内容ですが、主な登場人物は飛龍、陶、飛龍の兄・焔燕、そして葉です。一言でいえば、飛龍、ようやく喉に刺さった小骨やら大骨やらを抜き取るの巻、でした。
今回、飛龍は義兄・焔燕との間の確執に決着をつけ、そしてその過程で麻見の幻影に囚われ続ける自分からの脱却の糸口を掴みますが、そこにいくまでの彼の並々ならぬ葛藤がよく伝わってきます。また、もう一つの大きな柱として陶の出生の秘密がこの問題に大きく絡み、陶の成長の第一歩みたいなものを垣間見ることも出来ます。物語は葉目線から始まるのですが、冷静で凄腕の殺し屋・葉の登場は嬉しいです。正直、また会えるとはあまり思っていませんでしたので。
砂床さんの文章は漫画の世界の雰囲気を壊さないもので、あとがきでもすり合わせをしっかりなさったことは窺えるのですが、それでもなかなか難しいことだったのではないかなと思います。ここまで定着したファンがいる、そして世界観の確立された作品の小説化にはたいそうなご緊張もおありだったのではないでしょうか。個人的にはとてもよく文章化されていると思いましたので、ぜひ第二弾なども読んでみたいです。
それにしても、当然のことながら漫画は視線や表情で心情を読ませるものですが、どうしてもその解釈が微妙な場面がたまにありますよね、そういったところを文で読めて、ウラがとれるというのはやっぱり魅力的だなと思いました。特に麻見は心情をあまり見せないので、この小説を読んで、そうか、やっぱり秋仁を大事に思っているんだなとか、カジノ船で秋仁が撃たれた時のあの様子はそんなにも怒りをはらんだものだったのか、とか、飛龍にもそれなりの情をもって接していたんだな、とか、もちろん原作でもちゃんと伝わっては来るわけですが、その再確認が出来たのは嬉しいかも。飛龍は麻見ほど感情の読めない人ではないけれど、それでも麻見への想いがどんなものだったのか、彼との邂逅が飛龍にどんな影響を及ぼしているのか、そういう深いところを文章でも読めるのは、彼の人となりを理解するのにとても助かります。しつこいようですが、原作の描写が不十分という意味では決してありません。あくまでも、小説には行間を補完出来る利点がある、ということです。むしろ、原作を読み返したくなること間違いなしです。
あとがきでやまねさんも書かれていらっしゃいましたし、それはもちろん原作や本作を読んでも伝わってくるのですが、結局、飛龍の愛する…とはちょっと違うのかな、うーん…欲する?まぁ要するに「唯一人のひと」、それはもう揺らがないんだなぁと、本作を読んで改めて感じ、ちょっと切なくなりました。彼以外だったら誰でも同じなんだな、と。同じとは言わないけれど、ひとときの優しい慰めにはなるのかもしれないけれど、心からの熱を呼び覚まされ、感情を揺さぶられる相手にはなりえないのだなというのが解って、寂しい気持ちになります。また、唯一人の人間、飛龍は同じ闇社会にそれを求め、麻見は違う世界にいる人間を欲した、というところ、それがストンと胸に落ちてきて、なんだかとても納得してしまいました。二人がどこまで行っても平行線である証左と言うか。飛龍の求めるものを与えられる人間―今回、大人の世界を知って成長し始めた陶にちょっと期待しておこうかな。