拾ったSSランク冒険者が王弟殿下だった件 ~聖職者のキスと三つ子の魔法~

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拾ったSSランク冒険者が王弟殿下だった件 ~聖職者のキスと三つ子の魔法~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

46

レビュー数
7
得点
121
評価数
30
平均
4.2 / 5
神率
56.7%
著者
滝沢晴 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784774765044

あらすじ

三つ子を育てるお人好しの聖職者アンリはSSランク冒険者の秘密を知ってしまい!?

むやみに使ってはならないと師から厳命されている最上級治癒魔法「天使のキス」。
三つ子を連れた貧乏な聖職者アンリはのどかな採取先で使うことになるとは思わなかった。
腹部に大けがを負ったSSランク冒険者を見つけてしまい、命を助けることになったのだ。
その冒険者ランベールの正体はなんと密命を帯びた王弟で!?

秘密を守るため脅されて同行することになったアンリと三つ子はーー。

表題作拾ったSSランク冒険者が王弟殿下だった件 ~聖職者のキスと三つ子の魔法~

ランベール、王弟でSSクラスの冒険者
アンリ、治癒魔法の使い手で三つ子を育てる聖職者

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

拾いものには福がある

まず聖職者アンリが良い子すぎる。知らない人に押し付けられた魔力を秘める三つ子を一生懸命に育てているアンリ、自信がないのも理由だけど三つ子を守りながらではクエストもできずで生きてくので精一杯なのが気の毒だった。
そんなアンリが拾ったのがSSランクの冒険者で実は王弟殿下のランベール。ランベールの秘密を守る為に共に行動する事に。全然噛み合わなかった2人が互いを知り少しずつ距離を縮めていく様子は微笑ましい。

宰相モローの企みは憤りしかない。対処でも意見が別れたけど傲慢だったランベールがアンリを尊重してくれたのは嬉しい。けど相手の非道さは増すばかり。
アンリを想い現場から離したランベールと、ランベールを助ける為に現場に戻ったアンリ。想いの強さを感じる。
モローもエルネストも最後まで酷かった。戦いは過酷、だけど三つ子ちゃんの活躍もあり勝利!と思った瞬間のエルネストに腹が立ちました。
ここでのラウルやランベールの決断に拍手。皆の思いに感動しランベールの告白に涙。アンリが助かって皆で喜ぶ姿が嬉しかったです。
ランベールのプロポーズには驚いたけどアンリが受けてくれて良かった。2人のお初はめちゃくちゃ熱くて甘くてきゅんとしました。
三つ子ちゃんやラウルも含めて幸せいっぱいの家族になりそう。温かく甘い気持ちになれる作品でした。

0

萌えと感動と、三つ子ちゃんをぎゅーっと抱きしめたい衝動に包まれる…

わ〜、深夜にひとり、めちゃめちゃ泣いてしまいました…。°(°´ᯅ`°)°。

可愛い可愛いお話かと思いきや、泣かせてくれるじゃないかーー…っ滝沢先生!!

普段全くゲームをしないもので、最初はクエストとかギルドとかロッドなどの用語に少々戸惑いつつ。
いつの間にかグイグイ惹きつけられて、片手で家の中掃除しながら、もう片方の手でスマホを睨み、読書しておりました。
そのぐらい面白くて、離れられなかった〜!

以下、内容に触れながらの感想となります。↓





物語の主人公は、聖職者アンリ。
彼は最上級の治癒魔法である「天使のキス」が使える特別な存在です。

その他にも特別な力を持っており、実力は十分以上と言える…のですが、訳ありの三つ子を抱えているため(2年間も育ててる!)どのパーティーにも入れてもらえず、難易度の低いクエストを一人でこなし、なんとか食い扶持をつなぐ日々。

そんなある日、いつものように難易度の低いクエストの最中、瀕死の怪我を負った冒険者を見つけ、「天使のキス」に酔って命を救うのですが。
なんとその男、正体は王弟で、秘密を漏らされては困るので一緒についてこい!と、無理やりパーティーを組むことになってしまいー!?

と続くお話です。


もうですね、繰り返しになりますが萌えとうるうる感動に溢れておりました。。

滝沢先生ご自身もあとがきでおっしゃってますが、まだ全然アンリとランベールに恋の気配が漂ってなかった頃、ランベール(攻)が回復のためにキスをせがむんですよ。

それを周囲が恋人同士の熱烈なじゃれ愛…じゃなくてじゃれ合いと勘違いして、やんややんやの大騒ぎになるシーン。めちゃめちゃ好きー!!❤︎

他にもランベールの台詞がいちいちハートを射抜いてくれまして、血圧上がっちゃって大変でした、もう!(喜)
「(治癒魔法の)天使のキスではなく、お前のキスが欲しい」とかね。好き…

受け様アンリが実は強力な魔法の使い手、凄腕と言っていいはずなのに、恋愛面ではウブウブなのも可愛くてたまらなかったです//

そんなこんなで激しくキャラ萌えしたと同時に、ストーリーの方も骨太で壮大、張られた伏線をしっかり回収してくださっていて、本当に気持ちのいい大団円!
途中、受け様大ピーーーンチ!!の時はぼろぼろ泣いてしまいましたけど。。


身分とか、他人からの評価とか、そういうもの基準ではなくて…
自分がどうしたいのか、自分の胸に聞いてみること。
行動を決めるのは、常に自分の意思なんだ、ということ。

そんなことがグッと胸に刺さる、素敵なお話でした✨

1

1番のお気に入り!

今月発売された滝沢晴先生の作品の中で1番のお気に入りです。2作目まで読んでピンとくる作品がなかったので、3作品も出るのにとちょっと恐々しながらこちらの作品を読みました。

他レーベルの2作目よりは設定もスッキリしていて、世界観もハッキリしていて好みでした。
そしてダントツでキャラが魅力的だったと思いました。

ネタバレ無しで読んで欲しいので多くは書きませんが、読み進めているうちに怪しい人物やその背後にいる諸悪の根源などにすぐ気がつくと思います。
その答え合わせをしながら読むのがとても楽しいのです。

タイトルの「~聖職者のキスと三つ子の魔法~」に尽きると思います。この三つ子の正体と「キス」に限らずアンリの真の実力にワクワクすること間違い無しだと思います。

そしてアンリと三つ子に出会ったことでランベールが変わって行くのですが、アンリ達とその他に対する態度の違いにスカッとして周りの驚きにクスッと来ること間違い無しです。

アンリが子連れなのでイチャラブは殆どありませんが、それを上回る面白さがありました。
個人的にはこちらの作品の続編が読みたいです。クエストをこなすパーティの活躍が読みたいと思いました。

3

良いお話だけど萌えるかというと…

とっても良いお話でした。
凝ってて盛りだくさんで三つ子も可愛いし。特に後半の大事な日に明らかになるあれやこれやもすごかった。

なのになぜかそこまで萌えない…。
ごめんなさい。

アンリの根拠のない「僕なんか」がくどい。なぜそこまで自分を卑下するのか納得のいく理由が弱い。

明らかになるあれやこれやや危機などが、いやいやもっと早く対処できたよね?なぜこんなギリギリまで待ってたの?とここも納得がいかない。

ランベールもそんなに言うほど傲岸不遜じゃなくない?アンリと一緒にいるうちに変わったから?

面白く読んだんですが気になるところがどうしても乗り越えられず。

重箱の隅をつつくような粗探しのようなことを書いてごめんなさい。二人の関係も変化もそんなに萌えなかったかな。
読むのに全体的に説得力を求めてしまうのかなあ。

でもみんな家族!仲間も増えた!
お幸せにね!

4

周り巡って素敵な大団円です

今回は冒険者を装う王弟と三つ子を育てる聖職者のお話です。

瀕死の攻様を助けた事でパーティを組まされた受様が
攻様の大切な人になるまで。

受様はモンベルサルト教会に引取られた孤児でしたが
天使の加護が発現したため、聖職者として厳しい修行を積み
回復・支援系の魔法を得意とする聖職者となります。

聖職者は各地を巡り境界の教えを広めるのですが
ほぼ国内に不況が完了した今は教会の少ない地域を回って
その手伝いを主な役目としています。

受様はその路銀稼ぎで公立ギルドに登録し
依頼を受けて報酬を得ようとしますが
受様は2年たってもFランクで
低難度の依頼しか受けられません。

受様は治癒魔法以外もかなりの使い手なのですが
童顔で自信なさげな様子からパーティを組んでくれる
相手が見つけられない上に

この町にやってきて間もなく
見知らぬ男から強大な魔力もつ三つ子を預かる事となり
三つ子連れで出来る依頼は4人が食べていくのに精一杯です。

今日は最も難易度の低いキノコ採取の依頼を受けますが
森の中で瀕死なSSランクの冒険者と遭遇し
最上級治癒魔法「天使のキス」を施すことになります。
この冒険者が今回の攻様になります♪

「天使のキス」で全回復した攻様に
受様がかなり貴重な存在であるとバレるのですが
受様も攻様が国王の末弟だと気づいてしまいます。

秘密を知られた攻様は
目的を果たすまでしばらく監視させてもらうと
受様とパーティ申請するのですよ (ӦvӦ。)
受様達の未来はどうなる!?

ある事情で冒険者を装う攻様と三つ子を育てる受様の
ラブコメ風味のファンタジーになります。

攻様はある目的でギルドに冒険者登録しますが
桁外れの強さと他人も神も信じていないと公言し
パーティを組んだ事がありません。

受様とのパーティ申請はギルドスタッフは驚かせ
攻様と組みたいSランク聖職者が詰め寄っても
攻様は話も聞きません。

受様は攻様と組む気はなく
次の日は単身(三つ子付)でキノコ採取の依頼を受けますが
キノコ採取のエリアにはいるはずのないゴーレムが
3体も現れ、攻様に助けられることになります。

実は攻様がこの地に来たのは
昨冬から生息しないはずのモンスターの出現報告を
調査するためだったのです。

今も不自然に現れ続ける魔物達を討伐していく中で
魔物達もまた被害者である事が判明します。

攻様を相棒にと狙うSランク聖職者の策略
月の女神の祭りのためと町を訪れた宰相と貴族達の目的
高い魔力をもつ三つ子の出生の秘密

伏線が丁寧に張られていて読み進むうちに
少しづつ解けていく謎と秘密と策謀にハラハラ&ドキドキ
人間不信な攻様が受様と三つ子と生きる事を願うまで
たいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

鈴倉先生のキャラも物語世界にベストマッチで可愛いです♪

3

冒険者ギルドのお話です!

滝沢晴先生が大好きです!
もちろん作者買い。

ハッピーセット第3段、2023年9月に刊行された3冊の中で1番好きなお話でした。

攻めは王弟殿下でギルドではSSランク
受けは突然3人の赤ちゃんを押し付けられて育てているFランク。でも実は…!!

受けとお子ちゃま3人でGランクのキノコ狩に出かけたら瀕死の状態の受けがいてキスによって救出するところから物語が始まります。
鈴倉温先生の絵がすごく可愛くて、3つ子がいい仕事してます。

ギルドでの甘々なやりとり、永遠に見ていたかった…♡♡
攻め「キスしろ(回復しろ)」
受け「嫌ですよ(そのスキルは内緒って言ったのに)」
周りのモブ(イチャイチャしてる…生温かい目で見守る)
これが絶妙に面白かったです♡♡♡

魔物は守るべき対象であくまでも人間の権威を笠に着てるような宰相がラスボスなのでザマァも楽しめます♡

甘々、お子ちゃまスキー♡、冒険者ギルドが好きな方にオススメです!

4

好きすぎて『読み終わるの勿体無い』現象発生

キスで始まり、キスで終わる♡
可愛くて楽しいファンタジーBLでした!
もう、好きな要素しかなくてスラスラ読めるのに『読み終わるの勿体無い』現象に陥り、キスシーン&ラブシーンを何度も読み返していました笑

極秘任務で冒険者に扮していた王弟・ランベールを偶然にも救けてしまい、脅されて同行する事になった聖職者のアンリ。
ひょんな事から三つ子を育てるアンリは、SSランク冒険者・ランベールと同行する事で目立ってしまう上に、俺様なランベールに振り回されてタジタジあわあわ。

嫌々同行していたのに、次第に見えてくるランベールの誠実さや優しさに惹かれていき……
一方、お人好しだけど「誰かの救けになりたい」と真摯で一生懸命なアンリに惹かれていくランベール。
もう、この2人の関係変化が最高すぎて〝傲慢俺様攻めの溺愛変化〟に萌え転がりました……!

2人の心の機微が丁寧に描かれていて、ラブストーリーとしてもキュンキュン楽しめるのは勿論のこと、突然預かる事になった不思議な力を持つ三つ子の正体とは…!?と、ファンタジー作品としても読み応え抜群!

そして、少ないエチシーンでも濃厚な描写にドキドキ♡
もう、「ふしだらな聖職者で、ごめんなさい…」と謝るアンリの可愛さたるや……!!!
エチ中のアンリは正に〝モテモテえろえろの百戦錬磨〟で無自覚に煽りまくる、ふしだらな聖職者でしたわ…( ˘ω˘ )
特に騎乗位。揺れるチンを恥ずかしがって隠そうとするシーンが、もうね…(言葉にできない)
そりゃ、ランベールの聖剣もエクスカリバーしちゃうってモンですよ。

個性的な三つ子ちゃん達も可愛くて、成長した3人を是非とも見てみたいです♡
アンリガチ恋勢になっても不思議じゃ無い程、アンリ大好きなので、年頃に成長し恋心を自覚するも即失恋…みたいな切ないサイドストーリーがあるかもしれない(願望)

4

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