春告虫

harutsugemushi

春告虫
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
18
評価数
4
平均
4.5 / 5
神率
75%
著者
花本安嗣 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
二見書房
レーベル
Charade books comics
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784576005027

あらすじ

デートに失敗し落ち込む四ノ宮の前に現れた、幼なじみで地元の大学に通う保見。同僚の深町に気のあるそぶりを見せつつ、本命は…。したたかで役者な保見と、大人の余裕たっぷりの深町。水面下での熾烈なポジション争いに決着つくのか!? 表題作ほか人体パーツフェチ高校生上埜が、せちがらい高校生活で手に入れた国枝先輩との涙と笑いのランデヴーデイズを描く「SWEET TRINE RED BRIDGE」等を収録したオムニバスコミックス!(裏表紙より)

表題作春告虫

同時収録作品SWEET TRINE RED BRIDGE~日常の知恵熱~/ORANGE SHRINE TOBIOSCOPE

同時収録作品宵待時計

片庭,フリーター
辻本,会社員

同時収録作品こころの耳

久本潜,大学生
柏木笑也,大学生

その他の収録作品

  • 天耳通

レビュー投稿数2

名作です!

花本さんは挿絵では知っていて好きな絵だなーと思っていたんですが漫画を描かれていたのは今まで知らなかったのです。
挿絵が上手い方が=漫画が上手いとは限らないんで期待半分位で手に取ったんですが、数ページで魅き込まれて、読み終わった時には花本さん凄ぃいいいいい、凄いよ!!何これ凄い名作!!!ってしばし呆然となりました。

ページ数的に多いのは表題作より、巻頭の2話連作です。
陸上部先輩、国枝に想いを寄せる人体パーツフェチでゲイの高校生、上埜が主役の切なくもほのぼのもしててギャグもありシリアスもありで、上埜と彼をとりまく級達、ゲイである為に向けられる陰口、暴力、それらが実に繊細に描かれてます。
国枝先輩がまたスマートに格好良いんですよーーー。上埜と先輩はとある理由で本番までは至らないんですがその辺もエッセンスが効いてていい感じ。

他短編も丁寧で繊細で画面からセンスの良さが滲み出てます。
ストーリーも秀逸。
表題作の春告虫も説明の省き方のその匙加減の微妙さが上手いッ!
ただ直接描写は無いものの、伏線が最後に分かった時はうわあああああああってなりましたが。

どうやら花本さんのコミックスはこれ1冊みたいですが、もう漫画は描かれないのかな。
もっと読みたい!もっともっと読みたい!そしてこの作家さんを作品を知って欲しい!!!
つくづくそう思った作品でした。繰り返しますが名作です!

4

リアルで落ち着いた感じ

この作家さんは以前に小説の挿絵で一度拝見したことがあるんですが、漫画では初めて読みました。
全部で4組のカップルのお話が収録されています。
高校の先輩と後輩、大学生と社会人の幼馴染、社会人で元高校の同級生、大学の先輩と後輩という取り合わせなんですが、どのお話もリアル感が高かったです。
全体的には切ない系のお話が多かったと思います。

特に好きだったのは、表題作シリーズと最初に収録されている高校の先輩・後輩のお話。
表題作シリーズはお話が少し捻ってあって面白かったのですが、結局決着はついてないような感じになっているのがちょっと残念。続きがあればいいのに~><

高校生のお話はゲイの後輩の想いが中々切なくてやるせない感じ。
彼に対するイジメもあって、特にリアル感が感じられました。
モノローグも余計な台詞がなくて、この作家さんのセンスを感じました。

1

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