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そうだよ 俺はそういう目で夏目サンの事見てる
seichoutsuu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
バスケ部の柏野すばるは、合宿先で他校の生徒、夏目圭と偶然出会う。
二人が会って言葉を交わしたのはトータル2時間にも満たないかもしれないけど、恋に堕ちるのって時間数じゃないのよね。
雨に濡れた夏目の半裸体に動揺したり、密着した体にときめいたりしてるのに、同性相手なので、それが恋だとは気づいてないってとこも、読んでるこっちが妙にドキドキしてしまうのです。
旅先で偶然出会った地元の人。それきり二度と会うことはなく思い出の一部になってしまうものなのに、その縁をつなぎとめておきたくてメアドを訊いてしまう…こんな始まり方が妙に新鮮でした。携帯持ってなくて文通ってのも。
最初の内はノートを破って手紙を書いてるすばるに、ちょと笑っちゃった。次にコンビニで買ってたのはレポート用紙!女子とは違って、どれにしよ~♪なんて、ちゃんとしたレターセットを選んだりしないですよね(^ω^)
最近の高校生って年賀状さえも書かないってコいると思うんですよ。うちにも実際いるし。何円切手を貼ればいいとか、住所ってどの位置に書くんだっけ?とか平気で言いそうです。
学校帰りに郵便受けを覗くのが日課になったり、あのソワソワ感ってメールでは味わえないよなあ。メールってすぐ来るもんね返事が。その日のうちに来ないと「遅い!」って思うけど、手紙は数日待つのが当たり前。焦れったくて、それがまた楽しかったりしたものです。
しかし甘酸っぱすぎる!たどたどしくもゆったり進む恋模様に胸がキューンとなりました。
チビだった年下の相手に久しぶりに会ったら、自分を追い越している。背だけじゃなくて、いつの間にか夏目がすばるにイニシアチブを取られていたりと、すばるの成長ぶりにもドキドキさせられました。
10ヶ月で12cm伸びか。ラストのコマでは矢野君よりも大きくなってるもんね。そりゃ成長痛にもなるわ。心情をも物語るタイトル、すごくいいです。
高校生特有の未熟さや身勝手さにリアリティがある梶ヶ谷さんの作品、今後も期待大です。
批判を恐れずに言うと、私にとってはジブリに近い空気です。
こんな純粋な発言する子供いないよー、こんなリアクションしないよー、とそこここで思う。でもそれを振り切る、神々しいほどのモメンタムがあると思います。
この作品は、合宿で行った田舎の年上の男子高校生に恋をしてしまった、まだまだ幼い高校一年生のお話です。時間がたつのは早く、物語が終わるころには相手は大学へ進学し、主人公は高校二年生になります。
主人公すばるは本人が自覚してないまでも明らかに、いい意味でいもくさいのに小悪魔的な魅力があふれる夏目先輩に一目ぼれをしてしまい、コケティッシュな先輩の気持ちはわかりにくいものの、たった数日の間に二人の間には不思議な絆が生まれます。この未来への期待や緊張を秘めた、でも未だ煮え切らない二人の絆を、夏目先輩の文通をしたいという浮世離れしたリクエストにより、二人は紙とペンにより深めていきます。色々な困難は途中であるものの文通が途切れることはなく、一年のうちに何度か再会を果たします。
性的な興味と愛情を夏目先輩に持っていることを自覚し、それに戸惑いどうすることもできないでいるすばるを、夏目先輩は不思議な距離感でずっと暖かく受け入れて寄り添っていきます。時には寄り添い、時には距離をおいて待ち、時には自分から働きかける。自身も戸惑っているにもかかわらず、すばるを想い、包み込むようなその様子に、こういうひとこそがステレオタイプとはいえ日本人の美徳であり、所謂灯台のような女であり、やはり生涯愛される人間なんだろうなと思わざるを得ません。
夏目先輩には本当に語りつくせない魅力があります。彼にとっては注意や興味、愛情がすべて外に向いているのでしょうか。出身地や年齢の差、同性であることなど気にするふうではなく、しかし目をそらすわけでもなく、今あること、変えられること、受け入れなければならないこと、それを自然に現実的に理解できるひとなのでしょう。
そんな夏目先輩の浮世離れしたあまりのいい漢っぷりに、比較的普通で俗物なすばる君も影響され、目を見張るほどの成長をとげます。彼にとっては距離であったり、年齢差、体格差など自分で気になるところもありましたが、最後には身長も追い越し、夏目先輩にふさわしい重みのある人間に成長します。体格というのも、作品としてわかりやすいバロメーター、メタファーにしてあるだけで、彼が小さいままだとしても、とても頼りになる魅力的な男性に成長したのではないかと思います。
悩みは人間に深みを与えますが、やはりいつも地に足が着いて落ち着いた夏目先輩のようなひとが、愛や幸福を他人に与え、そしてまた与えられるのだろうと思います。彼の魅力だけで、文句なく神評価です。
梶ヶ谷先生の作品は「おはようからおやすみまで」を読み、それがとても好きな感じのお話や絵だったので他の作品も読み始めました。
この作品、田舎の男子高校生と東京の男子高校生が、ひょんなことから出会い、交流を深め・・・という流れになっています。各話のタイトルは攻め様の身長(最初は受け様より低かった身長がどんどん伸びていきます)になっています。まさに心も体も成長痛。
私は受け様のふわふわ~んとした感じのキャラ(しっかりしているようでどこか抜けていたり、不思議な色気があったり・・・)がとても好感がもてましたし、気に入りました。
そして、全体的に流れている空気感もとても良くて、普通の中にある独特な色っぽさに凄く萌えましたし、とてもドキドキしました。
文通でのやり取りとか、どこかノスタルジックさも感じたり・・・。それに、受け様がきちんと気持ちを文章にしたり言葉にするところも好感を持てました。
読む前は切なそうなイメージが強かったのですが、実際には嫌な感じの切なさではなく、胸キュンで甘酸っぱい、とても素敵なお話でした。
高評価作品だとばらつきがあるけれど、この作品は概ね高評価で、全て萌え以上
自分で読んで見て、アナグロな設定だけど、それがかえって新鮮に感じさせる
とても素敵な作品になっていました。
高校生同士の恋物語なんですが、遠距離恋愛でもあるし、今どきのツールを使って
いない交流なんかが、余計マッチしている感じでとても良かったです。
高校1年生でバスケ部の攻め様は、夏の合宿で田舎の高校で練習をすることになり、
偶然、覗いた図書室で受け様と出会います。
ゲイだと認識もしていない二人、ただ、攻め様は理由も解らずに受け様が気になる。
きっと性別が女の子なら迷わず一目ぼれ状態な雰囲気でした。
それから数日間にほんの少しの時間を共有した二人なのですが、これで逢えなくなる事が
嫌だと思ってしまい、携帯を持っていない受け様と文通をするようになります。
今の時代だからこそ、手紙のやり取りが新鮮に感じたりするんです。
そしてもう一つは、成長痛!出会った時の攻め様は164cm、受け様が172cm
攻め様の目線はいつも上だったのですが、次第に文通をし、時間の流れと共に
攻め様の精神的にも大人に向かって行く過程が、肉体的な成長に付いてくる成長痛で
余計にリアルな感じがするんです、自分でも経験があるので余計に感じました。
思春期の悩める少年が青年になって行く過程と、二人の交流が次第に深くなっていき
恋する男の迷いや、離れている事への不安だったり、暴走してしまう欲望だったりと
10代の二人だからこその青春が感じられる作品でした。
かなり堪能して、満足の作品でしたね。
って、いいですね!
作者様のあとがきにありましたが、
すばるの身長を始め低く設定したのは
編集さんの助言からだったようで。
(編集さん策士!と言われていました。)
男らしくたくましく成長していく
2学年年下のすばる。
対する夏目は優しく清潔な印象の
男子でした。
受けといっても夏目は女の子っぽくはなくて。
それがこの二人が惹かれ合っていく上で、
大事なところかなと思いました。
すばるは夏目に女性っぽさを求めてなくて、
男性で、そして夏目だからいいという感じ。
夏目の友達が、すばるに身長を抜かれ、
げっ!となるのと、すばるのガッツポーズが
おもしろかったです。
10代の青い感じというか。
爽やかなブルーというか。
そんな雰囲気を味わえる作品でした。
特に劇的なことは起こらないんだけど、なんだか良いんです。都会の少年と田舎の少年のボーイミーツボーイ。甘酸っぱくてほんのり幸せ。
「成長痛」というタイトルに、少年がグングンと成長していくという肉体的な現象だけではなく、恋を知って焦りや不安といった心のチクンとする痛みも知って…という様子が重ねられていてとても秀逸だと思いました。すばる、本当に成長したよね。
高校生の頃の1〜2年って、大人になってからの1〜2年とは全然違って、本当に濃くて深くて大事な時間。
これが現実の話だとしたら、成長したすばるはこの関係を「あーあんなこともあったなぁ」などと記憶の1ページに収めてしまって次に進む…なんてのがありがちなパターンかもしれませんが、この2人はちゃんと続いていきそうで。
ある意味おとぎ話めいていて、現実にはないよ! とも思うのですが、それでも良い。仲良くしてね!と茂みに隠れて応援したい気分です。
いろいろなところでレビューを読んで、ずっと読みたかった作品です。
買って良かった!素晴らしかった!!
5月、部活の校外合宿での出会いから、文通を始めたすばると夏目。
8月は田舎の夏祭り。11月は大学見学。そして3月の卒業。
1年に満たない時間の中に、少年らしい瑞々しさがぎゅっと詰まってました。
すばるの身長の伸びと恋をリンクさせるという、このプロットを考えつく才能が素晴らしすぎて…。
一目会っただけで気になる、触れるとどきどきする、まだ恋にならない気持ち。
手紙という閉ざされたふたりだけの世界で、誰よりも近い存在になれたと思っていたのに、遠い場所でお互いを知らずに過ごしてきた時間の方が長いという現実。
嫉妬や焦りから、考えるより先に動いてしまう若さや、逃げ出す弱さ。
知り合いのいない場所でひとり待つ心細さや、会えた嬉しさ、自覚した気持ち。
もう何もかもが若くて、青くて、瑞々しくて。
ふたりの大事なものを分けてもらえた気分で、読み終わったあともしあわせでした。
一番共感できたのは、東京で電車を間違えて知らない場所に来てしまった夏目のシーンでした。
ずっと手紙の返事がもらえなくて、だけど会いたくて、それなのに失敗してしまった自分。頼れるひとのいない心細さ。電話の向こうに聞こえる自分が知らないすばるの世界。「ひとりぼっち」というのがどんどん浮き彫りにされていって、「帰りたい」という言葉で涙腺崩壊しました。
夏目はずっと落ち着いていて、高校3年生という年齢よりも余裕があるように見えたのに、あのシーンで初めて「この子もまだ必死で成長してる途中の子供なんだ」と気付かされました。
あのシーンは本当に素晴らしかったです。素晴らしいしか言えないのがもどかしいほど素晴らしかった。
みなさまのレビューのおかげさまでとても良い作品に巡り逢えました。
ありがとうございます!!
梶ヶ谷ミチル先生、初読みです。
もぉ〜なにこれぇ〜、久しぶりに萌え死んだ感〜半端ないわwww
読後の高揚感〜幸せのお裾分けって、こういう事言うのね。
最初の出会いが、合宿先の図書室・自転車で二人乗りして海・そして文通!
この文通ってのが・・・うはっ!
ストーリーもとても丁寧に進んでいく中、文通の内容が端折らずに〜記載されて、心通わす様子にグッと来ました。
タイトルの「成長痛」が、ストーリーとぴったり当てはまり、彼らの成長と心の痛さも描かれていて、とても大満足の1冊でした。
梶ヶ谷先生のコミック初めて読んで、ストーリーの進み方と心理状態に無理が無くて〜とても良かったので、他のコミックもとても楽しみ!
作者さんの作品は初めて読みました。
高校生男子のひと夏の出会いから、文通をする仲になって…というとってもエモい私好みの作品でした。
読んで良かった!
部活の合宿で訪れた田舎の高校、早朝の図書室で2人は出会います。
普通なら合宿が終わればそれきりの2人だったはずが、お互いに何か惹かれるものがあったのでしょう。
文通したり、夏まつりにまた田舎を訪れたり…。
田舎の高校生・夏目は携帯を持ってないんですね。
ゆえに文通なのですが、返事を心待ちにしたり怖くて読めなかったり、スマホ世代にはありえないドキドキ感やすれ違いがあり、そういう所もストーリーにアクセントをつけてくれます。
年下攻め・すばるの成長とともに膨らんでいく夏目への恋心や欲望が良い…。
夏目の年齢より幼い感じと、段々オトコになっていくすばるの主導権の移り変わりもキュンとしました。
まだ成長過程でしたが、きっと溺愛執着攻めになると思うんです。
いつまでも見ていたい2人でした。
多感な高校生の時期に合宿先の短い期間で出会った高校生同士の恋のお話。
高校生でありながら田舎と東京の遠距離から始まりそこに徐々に気持ちが生まれ恋愛になって両想いになるまでを描き、さらにその2人の繋がりが文通というとても拙くて細い線で育まれる縁があまりにも切なくて眩しかったです。
最近の遠距離ものはやはり簡単に連絡を取れてしまうし、縁を断とうとしてもどこかで相手を見つけることが出来てしまうある意味便利な世界がゆえの苦しさを味わえるのでそれはそれで好きなのですが、この手紙という不自由さと縁を切ろうとどちらかが思ったらもう二度と会えなくなってしまいそうな頼りない縁がちょっともうすごく綺麗で切なくて最高でした。
またかっしーの身長とともにストーリーが進んでいきますが、本当に子供から思春期を経て相手のことも思える大人になっていく様がすごくリアルでとてもよかったです。
本当にこの漫画でしか味わえない心の動きを得ることが出来て本当に最後まで最高でした。