滴る牡丹に愛 ~レオパード白書 4~

sitataru botan

男公关白皮书

滴る牡丹に愛 ~レオパード白書 4~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×223
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
10
得点
205
評価数
51
平均
4.1 / 5
神率
39.2%
著者
扇ゆずは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
レオパード白書
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403663420

あらすじ

なんで俺は、この男と、唾液が繋がるキスなんかしてんだ……。ホストクラブ『レオパード』の毒舌ホスト・雛胡(ひなこ)に、亡くなった客から巨額の遺産が転がり込んだ。その金を狙い、雛胡の前に現れたのは、銀縁メガネでエロいオールバックのヤクザ・鴉門(あもん)。鴉門は、雛胡が他人の体液の恐怖症だと見抜き、強引にキスをしてくる——!!

表題作滴る牡丹に愛 ~レオパード白書 4~

36歳,受様を拘束する経済ヤクザ
28歳,客に遺産を残されたホスト

同時収録作品レオパード白書 Page16-17

ホストをやめた受様一筋高校生
実は腕っ節も気も強い生物教師

その他の収録作品

  • leopard is given to worrying

レビュー投稿数10

体液=生きてる証

鴉門×雛胡編(4-5巻)。
4巻はまだ序盤ですが、いい感じに面白いです。
ヤクザ・トラウマ設定の割に暗くなりすぎず、プラトニックだけどエロく…と、シリアスに寄りすぎないバランスが絶妙で。

オールバック・眼鏡・三つ揃えスーツ…と表紙から萌えアイテムが揃っている新キャラの鴉門(あもん)。

関西弁のインテリヤクザで男前、色素薄い系の容姿、スーツの下にはビッシリ刺青…と読めば読むほど萌え滾る要素ありすぎでどうしようかと(何が)。
クール美人な雛胡(ひなこ)ともいい組み合わせだし、36歳×28歳という年の差もいいし…うん全てが好きw

雛胡は2巻から登場し、後輩ホスト達の相談相手になりつつも、どこか黒いオーラを発していて気になる存在でした。
予想以上に重たい過去の持ち主でしたが、本人は至って淡々と、その過去をも商売道具にして生きている強さ(図太さ)が魅力的ですw

15歳のとき交通事故で家族とそれまでの記憶を失った雛胡。
それ以来他人の体液が生理的にダメになり、人と深く関わらずに生きる人生。
顧客は在宅高齢者など自分に触れない富裕層の人々で、出張サービスで話し相手や絵本の読み聞かせを行なっている…という、すごく特殊なホストでした。

そんな雛胡が顧客の一人であったヤクザの組長に遺産を残され、鴉門に捕まるところから始まる今回のお話。
脅迫に全く動じない雛胡の、何の感情も映さない「沼の目」が美しくも怖いです。

ここで鴉門が暴力的な行動に…出ないところがこの話のポイントですね!
鴉門は、潔癖性だった初恋の人の自殺を止められなかった過去を持っていて。
雛胡の容姿・境遇にその人を思い出した鴉門は、組を裏切って雛胡を助けると決め、
側近・郡司と雛胡の三人で逃避行に出ます。

逃避行中、雛胡の体液恐怖症をも治そうとする鴉門。
この治療と称してのHシーンが!!!(挿れてないけど)
鴉門の指や唾液に反応する雛胡が、普段のクールさとのギャップもあってすごく色っぽく。
生きることについて、雛胡に触りながら静か~に語りかける鴉門が、エロイけど真摯さもあってグッときます。

ヤクザとの本格的な抗争や、二人がどう恋愛に発展していくのかは5巻に持ち越しですが、
今巻の触れ合いだけでも非常にドキドキしました。

2-3巻カプの話も入っていて、このカプも好きだったけどそろそろ食傷気味に…(ボソ
最初に前巻カプの後日談が2話、雛胡編3話を挟んで、描き下ろしも前巻カプ…という構成がキリ悪くて微妙に感じたものの、雛胡編の面白さに神評価で。

4

灯の可愛さ!!

2巻のバチバチな燐花と灯はどこーーー?な大好きっぷりが微笑ましくて可愛くて、照れて素直になれない(でもエロい)可愛い灯がたっぷり。教授とも切れてめでたしめでたし!こういう場面でバシッと言える燐花はかっこいい!最終的にカッコイイとこは灯がもってくのも2人っぽく、灯自信が燐花と灯の力で前に進めたように感じれたのが良かった!!書き下ろしの焼きもちえっちもエロ甘で!!!

そして、絢をからかったり、燐花に手厳しくも的確な言葉を投げてくれた雛胡パート!!生きるのも死ぬのも無頓着、体液恐怖症、だけど自分の体液には興奮するってめちゃくちゃすぎる!!えろい!!!亜門も胡散臭い関西弁っぷりも効いててワクワクします。沼の目、亜門と最初の出会いは底知れない虚無的な美しさだった何も映さない雛胡の目が、光をほんの少しづつ得ていくのも魅せられます。亜門×雛胡の不敵で内心翻弄されてる駆け引きも良い!メインは次巻なので、一気に読むと楽しさ倍増です。

0

ひとくぎり

さて、新しいカップルでのシリーズが始まりましたねww
クールビューティ(*´∀`*)嫌いじゃないです。
体液恐怖症。他人の体液を受け入れられない身体に無理やり・・・・
無理やりって言葉に萌える
だって、体液恐怖症で潔癖すぎるってことは・・・他人を受け入れてこなかった証拠。
イコールあの美貌をもって初物!!
初物って言葉に弱いです。
でも最近のBLっこたちは案外初物でもあんあんしちゃうのがもったいないよね。
こらえる顔ってのも乙なものだと思うのだが

おいといて
攻は攻で初恋の相手に似ている。だから~な展開が面白かった。
意外と凶暴そうに見えて一途なのかしらと思うと萌えますな。
次回予告が、案外受女々しく求めてた気がしたのが気にはなりますが、次回楽しみです。

そんでもって
前回からひっぱりの生徒×先生カップル。
ここもようやくオヤジの呪印を解いてひと呼吸というところでしょうか。
あのオヤジと美貌先生がぐんずほぐれず、
秘蔵のコレクション展をひらいていただきたry・・・(殴

4

雛胡と鴉門の出会い

前作の燐花と薬師寺の恋人同士になってからのその後と同じホスト仲間だった
雛胡とヤクザの鴉門との出会い編になるシリーズ4巻目です。

燐花と薬師寺は蜜月状態の恋人同士なんだけど、燐花は薬師寺ともっとベッタリ
したいなんてどんどん欲張りになっているんです。
目覚めた時に隣にいたはずの薬師寺はいつも先に起きて一人で帰ってしまう。
そんな薬師寺に何度も起こしてくれるように言うが、一向に改善されない。
実は可愛い薬師寺のテレなんですよね。
可愛くて起こせないなんてほんとバカップルみたいな理由です。
そして薬師寺の不倫相手だった教授がなにやらトラブルの予感。
二人の仲を引き裂こうとしているが・・・薬師寺ピンチ?!

そして雛胡とヤクザの鴉門の出会い、雛胡さんのホスト家業は一人だけかなり
特殊でしたねえ~、ほんとビックリしちゃいます。
ホストと言うより幼稚園の先生か、ヘルパーさんみたいな感じですよね。
でもそれがかなり驚愕の事態になるんですよ。
雛胡さんのお客様が急死して、それがヤクザの会長だったのですがそれだけで
すまないのがヤクザ社会なんですかね。
その会長さんがなんと遺産を全て雛胡さんに譲るなんて遺言を残した事で
雛胡さんはヤクザに狙われる事になるんです。

そしてシリーズ中でもかなりシリアスな展開と設定で二度びっくりしてしまう。
だって雛胡さん、一五の年から記憶が無いんですよね。
一五年分記憶が無いから雛胡さんは死を恐れていないし奈落の底みたいな目をして
全てに無感動と言うか生きる事に執着が無い感じでかなり異質な存在でした。
さらに体液恐怖症なんて厄介なものまで抱えてるのです。

始めは雛胡さんを始末する為に出向いた鴉門ですが、その眼に過去に救えなかった
人を重ねてしまった鴉門は雛胡さんを助けようとするのですが
何事にも執着の無い雛胡さんにとってははた迷惑なだけなんです。
まだまだ、色恋に発展する感じはあまり感じられませんが次回作がかなり
楽しみな展開ではあります。

4

レオパードの雛胡

今回は、燐花×薬師寺カプと
レオパードの雛胡のお話が入っていました。

燐花×薬師寺カプでは、くっついた後のラブラブあふれる
お話で、このカプが好きな私にはたまりません。
燐花は、朝を2人で迎えたいのに、
薬師寺は、燐花が起きる前に帰ってしまう。
燐花はそれが寂しい!!ってお話。
でも、そんな薬師寺の行動には、理由があって、
なんと、燐花の寝顔がかわいすぎるからって!!!

読んでいるこっちが、赤面しちゃいますよ(笑)
おなかいっぱいです☆

そして、今まで謎に包まれていたレオパードの雛胡のお話。
この雛胡のストーリが、レオパードの中で一番ダークなのかな。

ある日、雛胡のお客さん(ご高齢)が死んでしまうのですが、
そのお客さんは、雛胡に多額の遺産を残します。
でも、そのお客さん、ヤクザの会長さんであったため、
ヤクザ内から怒りを受けることになるわけです。

2回ほど殺されそうになるのですが、
雛胡は、死を恐れていない。何故か、冷たい笑い浮かべます。

雛胡の抱える闇、トラウマがだんだん明らかになるんだと思います。
このカプのストーリは、本作で完結しておらず、次巻に続くのですが、
待ち遠しすぎます!

3

厄介さ故に惹かれる?!

本作は某暴力団の資金源であるインテリヤクザと
記憶喪失で体液恐怖症の毒舌ホストお話です。

亡くなった客が受様にと残した遺産を巡って
攻様が受様を懐柔しようとするまで。

受様は高級ホストクラブ「レオパード」で
美貌と毒舌で有名なホストです。

受様はある特殊な理由で
他人に接触できないため
条件を満たした相手の元に出向いて
話し相手をする事で稼いでいました。

受様の出した条件を満たす客は
受様の身の上話を聞くと
100%受様にハマってしまうのです!!

ある某暴力団の会長もそんな客の1人で
高齢だった会長が
自分の全ての遺産を受様に残して
亡くなった事から

受様はその莫大な遺産を巡る
権力抗争に巻き込まれる事になるのです!!

実際は会長に
本の読み聞かせをしていただけの受様ですが
何も知らないヤクザにとっては
会長をたった半年で骨抜きにした
極悪男娼でしかありません(笑)

受様を説得(実態は脅迫)して
遺産を渡す役を上役から仰せつかったのが
今回の攻様になります♪

攻様は完全合法企業の社長ですが
実態は組の資金調達役を担っている
根っからのヤクザ者です。

攻様は受様に
遺産譲渡か死かと迫るのですが
なんと、受様は死を選ぶのです!!

しかもその瞬間に
受様は極上の笑みまで浮かべ
攻様はとっさに受様を
この世に引き戻してしまうのです。

ソレを受様が気に入ったからだと嘯く攻様。

攻様を動かしたモノとは何なのか?
そして受様の運命とは?!

シリーズ第4巻は
前半が前作の続編短編で
後半が表題作の新カプのお話になります。

受様は15才で交通事故にあい
両親とともに記憶も失くします。

ソレに原因が有るのか、無いのか、
ソレ以来他人の体液に激しい嫌悪感を覚え
息も汗もダメな身体になってしまいます。

そんな受様ですが
実は攻様が忘れなられない男に
そっくりだったのです♪

受様の過去に何が有ったのか
そして攻様とどうかかわって行くのかは
全て次巻に続いています。

2人のHは
受様の接触恐怖症を治す為なので
他カプよりも汁濁な感じですよ(笑)

前半の高校生×先生カプは
先生の元カレで不倫相手だった男が
ちょっかいをかけてくるお話ですが

もう相手しか目に入っていないので
結局は2人の絆を深める事に
って感じの展開です♪

今回の書き下ろしオマケは
高校生×先生カプの短編で

先生が自分の父親の門下生だったと知り
オヤジスキーな先生の関心が
父親に向かない様にと必死な攻様が
とっても可愛いお話です♪

本作も特定書店で購入すると
描下しペーパーが付きます♪
興味のある方はチェックしてみて下さいね。

今回は本作同様、生徒×先生カプで
藤谷陽子さん『鍵盤の上のカレス 』をオススメです。

3

関西弁がたまりません・・・




今まであまり関西弁には手を出してこなかったのですが
これはすごく面白かったです。

レオパード2.3巻の二人の話も結構載っていて
読みごたえ満載でした。

続編も見ましたが
キュンキュンしながら読んでいました。

2

アノカップルの

2つのストーリーが入っていました。

最初は、高校生・周防燐花と薬師寺先生のお話。
燐花の変貌っぷりがめっちゃ楽しかったですw
この2人のお話が、最初の3分の1くらい占めてます。

次が表題作の、アモンとヒナコカップルのお話。
こちらのお話は、「そんなコト出来るの・・?」と
いうようなものを感じつつ、読みました。
なんだろう?この違和感。

そしてまた、残り20ページくらいは、周防と薬師寺カップルのお話でした。
アモン・ヒナコカップルが比較的シリアスなのに対し、
周防・薬師寺カップルの2人には、笑い癒されましたww

1

ヤ○ザ×ホスト

これまたキレッキレの組み合わせです。
ホストクラブ「レオパード」の雛胡とヤクザの聖鴉門編です。

ページの3分の1ぐらい燐花×薬師寺が入っています。
しかも最後に描き下ろしも入っています。
こちらは甘甘モード全開です。

雛胡編ですが、まさかあの雛胡が体液恐怖症という設定とは驚きました。
ホストでも特殊な仕事を請け負っていたというのはそういうことだったんですね。
でもヤ○ザの鴉門さんに出会い、そっちのほうを荒療治されてしまうという。

ただのホストだった人が一日でヤ○ザに追われる身になるとは。
雛胡が大変そうでした。
でも雛胡もなかなかに強いキャラです。ふてぶてしいまでの堂々とした態度がいいです。

3

ぜひ次巻も読んで


"したたる"と読むのかと思っていましたが、"しずる"なのです。
語呂がなんとも、お洒落ですよね。

前回までのレオパード白書では、達観したミステリアスな聞き役お兄さん(お姉さんとも言える)な雛湖が、今作のメインとなります。

今までの雛湖は、謎でした…。
ビジュアルもそうだし、受け答えや表情や仕草がなんかもうとにかくミステリアス。
そんな雛湖のお相手はもちろん、普通の男じゃ務まりません。そこでこの、鴉門(あもん)さんですよ…。  

インテリでもあり武闘派でもあるヤクザで、眼鏡で関西弁て…。
バリバリです。バリバリの攻めです。


15歳の時に交通事故に遭ったのが原因で、家族と15歳までの記憶を失くし、同時に体液恐怖症になり、誰とも愛し合ったこともない。
人生に夢も希望もなくて、でも別に絶望してる訳でもなくて、持って生まれた美しい容姿は必要以上のお金を稼いでくれて、だからただ生きてる。
そんな雛湖。

ある日突然、ヤクザの厄介ごとに巻き込まれてしまうのですが、本当はそこで死んでしまうはずだったんですね。雛湖は。
でもそこで出会うんです、鴉門に。

鴉門も別に、最初は雛湖のこと、何とも思ってなくて普通に殺そうとするんですけど…
"沼みたいな目"をした雛湖に、昔の、どうしても消せない後悔を強く思い出して、思わず抱きしめてしまうのです。

雛湖を救いたいと思ってしまった鴉門との逃避行が始まります。

ストーリーが進むにつれて、段々と見えてくる雛湖の素顔と過去。
鴉門が雛湖を放っておけない理由。

はじめは酷く危うかった2人の関係が、少しずつ、少しずつ、解かれて結ばれていくように感じました。

個人的には、次巻がより好きです。
というか、次巻も読まないと、正直この"滴る"シリーズの良さが伝わらない気がします。
2巻通して読むと、鴉門の心と雛湖の変化に、胸がギューン…!となるんです…。


"別に、いつ死んだっていい"

これは、救いの物語ですね。

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