東雲月虹
senkou
この、戦ではレッツパーリィ全開の政宗様が
胸に抱えている幼少時の切ない想い。
母上に桔梗の花を摘んで喜んで欲しかったのに
拒絶され、愛でてもらえなかった苦しみが痛いのです。
そういう過去を知っているからこその小十郎は
全て御見通しでムネ様を受け入れるのですよ…!!!
そんで夜は下剋上ってどんだけ美味しいんだ!!!!!
勿論、ムネ様のお望みのままに、なんですけれど、
控え目な欲情が更にムラつくんです!!
しかもえちが“結構ねちっこい”って……。
ムッツリばんざーーーーーーーい!!!♪
いや、ムネ様を気遣いながら、しっかり自分の意見は述べるとか
男前ですなぁ…。
幼少期と重ねるシーンは、本当に切ないです。
コマの対照が同じアングル、同じ表情で抱えているものも同じなのに
その深さが今は増している気がするのです。
ムネ様も小十郎も。
手について消えない血の匂いと、消せない悲しみと寂しさ…。
事後、「…今夜はそばにいろ」と言って眠りに落ちたムネ様を
愛おしいのに苦しいような目で見つめる小十郎が尚更萌え!!!
ムネ様の一番の理解者であり、特別な姿を晒せる相手って
これもうたまらんでしょーー!!!
アングルからコマの移り具合からして素晴らしい!
2006年発行のようですが、流石の画力ですし
九號さんの小政もかなりクセになります!!
萌×2ですが神寄りです☆
九號さんの初BASARAものだそうです。
私にとってもこの作品が九號さんで読む初BASARAものだったのですが、良かったです。とっても。
短い独白でほとんど台詞のないシーンで始まるのですが、その間、数ページ。一気に物語に引き込まれました。
こういうシーンの運び方は流石に上手いと思います。^^
その後は政宗と小十郎のみのシーンが続くのですが、言葉に表す感情は少ないけれど全て分かっているよ、という雰囲気がひしひしと伝わってきました。
政宗が幼少の頃より仕えてきた小十郎だけが思い図ることのできる政宗の真実…主従モノの萌え所ですね。^^