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貴方の喜びは僕の喜び。社長と仕立て屋のピュアな恋物語。
店を訪れた社長に(余裕の無い感じで)ヤラレてしまう、美青年。
もちろん同意の上なんですが。
大人の筈の社長の必死感が良いです。加東先生ならではの美しい筆致で、いつもながら緊張感のある展開。社長は忙し過ぎて、こんな風に心を揺さぶられたことが無かったんだと思います。
加東先生の作品はいつも。潔いほどに説明が無く。まるで詩を読んでいるような美しさで迫って来ます。なので、登場する人物の心情は推し量るしか無いというか。妄想で補うというか。
同じく同時収録の「重ねる恋は」も一目惚れした大学生に会うために仕事を無理して必死過ぎる、有名企業の常務の話。周りに迷惑かけて、人に心配させて。それでも。「君に会いたかった。」それだけの為に。静かだけど、ギュギュっと内側に熱のこもった短編集です。
表題作のシリーズを最初に読んだのは雑誌の方だったのですが、第1話しか読めなかったので、単行本になったら読みたいなと思っていた作品です。
実はこのテイラーというのが結構私の好きな職業なので、この設定だけでも興味を惹かれます。
テイラーに限らず「職人」という職業にかなり惹かれるのですが、表題作の他にももう1作品、職人さんが登場するお話が同時収録されています。
全部で4組のカプのお話が収録されていて、社会人同士、大学生同士、社会人と大学生という取り合わせのカップルです。
今回思ったのは、なんだか初めて付き合う時みたいだなと思ったカプが多かったこと。
大の大人なのに告白するまで何度も戸惑って時間がかかったり、告白されて恥ずかしくて何も答えられなかったり、付き合い始めてるのに遠慮して自分から連絡できなかったり(結構あるんだな、これが…^^;)。
10日ぶりに恋人から携帯にメールを貰った後、その携帯をギュッと抱きしめてるカットには萌えました。か、可愛すぎる…。
初々しいというか、不器用というか、そういう所で萌を感じることが多かった作品集でした。
短編集です。
気持ちを告白しあったら、いつもその場で即エッチという展開が多く、どうにも萌えませんでした。
安心してエッチできる場所ならいいんですが、営業中のお店の中とか(急に客が来たらどーすんのさ!)、引っ越し先探しをしてて不動産屋が席をはずしたときとか(不動産屋がいつ帰ってくるか分かんないし!)。後始末はどうしたの?とか、服がグチャグチャになるっしょ?とか。
なにがなんでもその場所でエッチしなきゃいけない状況に追い詰められてるなら分かるけど、そうじゃない場合はハラハラして細かいことが気になって、読んでて楽しくないし、うっとりできないから好きじゃないです。
かと思うと、やたら遠慮したり。遠慮がとけたらスーツ着たまま床の上とか。なんでそう極端なのさ。
あと、嫉妬の仕方も趣味じゃなかったな。基本的に全方向嫉妬。構ってちゃんみたくツンケンしたり。女々しくてイヤでした。
最後の話の「社長をやめてきた」もなァ…
お仕事を簡単に放り出すような責任感のないキャラが好きじゃないもんで、まったく萌えなかったです。もちろん、そうせざるを得ない状況までストーリーの中で追い詰めてくれてたら萌えるんだけど。
「気持ち伝えてその場でエッチ」も「社長をやめてきた」も、萌えるためには、そうする前段階のストーリーが大事だと思います。「そうせざるをえない状況」までしっかり追い詰めてくれないと、逆に萎えてしまう。
絵は好きです。
マンガでも買おうと思い、フラ~と書店に立ち寄り購入したのがこの本でした。ぱっと見の綺麗な絵の表紙に惹かれ購入したのですが、内容は期待していたよりパッとせずな感じでした;
表紙と同じく絵柄はとても綺麗で私の好みだったんですが、出てくる人たちの表情が豊かとは言い切れず、あまり喜怒哀楽を感じ取れませんでした。似たような濡れ場ばかりだったのもちょっと残念でしたね;;
絵はとても綺麗だと思うので、あとは登場人物たちの表情や、ストーリーを生かしきれるように、これからも頑張ってほしいと思います(*^^*)