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call me darling
全部で4つの短編が収録されています。
表題作【コールミーダーリン】
受けは付き合っている男の企みで取引先の人物に強姦されそうになったり…。強姦は深井さんの作品ではさほど珍しくないので、あらら、受けが大変な目にあってるわと思いながら読んでたんだけど、まさか横領をなすりつけられて殺されそうになったりという展開にはちょっとビビりました。
深井さんご自身でもあとがきで描かれてましたがヘタレ攻めではなく、ピンチになった時に颯爽と救ってくれる攻め様でして、男前です。こりゃ惚れるしかないね、といった攻めですので受けはもちろんですが読んでる私も惚れ惚れしました。
【光追う夜】
幼馴染の再会もの。ヘタレ同士のお話です。
仲良く育った二人がある出来事で悔いを残したまま、家の事情で離れ離れになってしまい、大人になってようやく再会。その誤解を解いて気持ちを確かめ合うというストーリーですが、浴衣や蛍、そして夜の闇などが作品の少し密やかなイメージを作り上げていて好きです。
ちなみにこの二人の続きは別の一冊「光降る朝、初めてきみと」で読めます。
片方が結婚しておまけに子連れで故郷に帰ってきた…という事でモヤモヤされた方、その理由がちゃんと「光降る朝、初めてきみと」で明かされるので、この作品が気に入った方はぜひ読んでみてください。すっきりすると思います。
【花咲く森の中】
ヘタレ部下攻め×ヘタレ上司受け
部下と上司が葬儀の帰り、道に迷ってしまう。おまけに車はガス欠、携帯は紛失、上司の携帯も充電切れ、外は吹雪と雪の中、なすすべもなく車に閉じ込められた二人。
ずっと思いを寄せていた上司と狭い空間にいて動揺する部下。しかし、上司がまさかの童貞だと判明して…。
なんとも不器用でいじらしい上司だなぁと。
【地獄の沙汰も彼次第】
これまた受けの過去が不幸というか…
普通の大学生同士のカップルだったはずが、彼氏がいつしかヤクザになってしまい「借金を返せば堅気に戻れる」という言葉を信じて、借金を返す金を作るために彼氏の言うがままに沢山の男と寝てきた…という過去を背負っている受けです。
そのために卒業と同時に彼氏を捨てて逃げてきたけど、人との出会いが怖くなってしまっていた受けを救ってくれる攻めというストーリーでした。
深井さんはメガネ受けが大好きだとどこかの作品のあとがきで描かれていましたが、残念ながら私は深井さんの描く白髪メガネ受けに萌えられないのです…。多分深井さんの白髪メガネの人の背広はいつも細かい毛羽立ったようなトーンを使用してて、私にはそれがツイードっぽいような毛羽立ったジャケットに見えて何だかすこーしばかりジジ臭く見えてしまうからだと思います。ごめんなさい。容姿に萌えられないのはなんだか致命的な気がするんだけど、深井さんの描かれるお話は大好きなのでせっせと読んでる訳でして…。(黒髪メガネは好き)
この作品も白髪メガネ受けなんだけど、攻めが「こんなに蠱惑的な容姿で…。」と受けの容姿を褒め称えるシーンがあるのですが、私はただの地味メガネだと思って読み進めていたので、え?!そうかなぁ?こ…蠱惑的だと?と思ってしまうんです…。
でも、お話は好きです。大好きです。
好きな男の為に身体を犠牲にして仕事をとってきます。でもその好きな男は自分の事をただの道具としか思ってなくて心が引き裂かれそうになる。そんなとき、自分を想う男が現れる。
という話が大好物です(笑)
今回の話は、性接待と聞かせれず、好きな社長に頼まれ、取引先の相手を接待してたら襲われそうになり、そこに攻めが助けに現れ~という話でした。
商談がまとまったと笑顔で迎える社長のクソさとか、それにちゃんと嫌悪を覚える受けの描写がしっかり描かれているので、その後の成敗がとても痛快です。
表題目当てで買ったので、残りの短編には期待してなかったのですが、最後の『地獄の沙汰も彼次第』良かったです!
これも何だかんだ私の好きな上記の設定込みでした。うはうは。
取引相手として出会う須永と佐倉。
二人は惹かれ合うも、そこに一人の男が現れる。元カレでヤクザの正夫。
正夫の借金のために佐倉は身体をウリ、金を作っていた過去。
大学を卒業と同時に捨ててきた恋だった。
捨てたはずなのに、振りほどいても振りほどいても消えない過去。
自分はウリの相手を見ようとしなくても、相手からは隅々見られている。
数え切れない位の相手。自分は覚えていないのに、相手は自分を覚えている。
どこかであったか聞かれるたびに恐怖する。
そうなんだよね。自分が見なくても相手は見てるんだよね。それが増えれば増えるほど、自分を見る目が増えていくんだよね。
過去は消えないけれど、その過去の傷を誰かに見られても二人で居れば堂々と生きていける。そんな強さをこれから二人で築いてほしいな。
深井結己先生は大好きな作家さんです。
なので、深井先生の作品というだけでテンションが上がるのですが、今回の作品はかなり興奮しました!
なぜなら、攻めの男性がかなり男らしくてかっこいいから(●^o^●)
現実にいたら確実に惚れます(笑)
深井先生も書いていらっしゃいましたが、今回登場するキャラクターは深井先生の作品には珍しくへタレ(少し言葉が悪いですが、他に言葉が見つかりませんでした。すみません。)じゃありません。
個人的には、深井先生の描くウジウジ悩んでしまうようなキャラクターも人間らしくて大好きですが(*^。^*)
こういう男らしい男性が登場する深井先生の作品もぜひ読んでみたいと思いました。
今回わりで軽目な短編集。
最初に重たいイメージ付けちゃった作家さんだったので
こぉいう甘めの作品でこられるとつい(*´∀`*)ホワンwという気持ちになります。
結局1度は強姦が組み込まれるんだなぁ・・と思っても見たりですが
パターンとか思わないことにします。
>>コルミーダーリン
[ 性接待 ] なお日の単語に思わずときめいたのですが、意思に反してですか。
そりゃそうですよねww
お話は、恋人に「頼りにしてる」と言われて送り出された大切な仕事の接待。
それが実は性接待を前提にしたもので・・!?
恋人に裏切られ、淫らな接待をさせるために派遣されたとか・・・
悲しい悲しい。それがきっかけで男前カレシをゲットしたわけですが。
お話短めなのでアッサリした話ではありますが、読み切りとしてならまあまあ
>>光追う夜
12年ぶりの再会。くすぶっていた想いと、相手の気持ちは・・・!?
つか、12年は長いよ!この前、あおいれびんサンの本でもそうでしたが、好きだった相手の前から突然消えて12年後に戻ってきた。
小さな子供を連れて・・・
いくら好きでも子供作って奥さん抱いてとか思うとなんだか素直になれないのは私だけだろうか。自分が突っぱねたせいで・・・受の12年がなんだか切ない(´Д⊂よ
>>花咲く森の中
メガネな上司様がなんだか可愛い。
ちゃんと恋をしたことがなくて、キスもまだ。そんな奥手なww
な、ちょっとした携帯の行方。可愛かった。
>>地獄の沙汰も~
昔のヤンチャと今の~な巡り巡っての出会いから~なお話。
受は髪短い方が可愛いなw
好きな相手のために必死になっている姿が健気で可愛い。
まぁ、その好きな相手が客とらせてるんだから切なさあわあせ・・ですが
巻末、コールミーのその後。
ちょっとした作戦失敗wなドタバタっぷりが可愛かった。
シリアスもいいのだけれど、深井さんのコメディなラブコメも作品として読んでみたいな~と思える一面でした。
甘~い気分になれる短編集。
表題作は、窮地に追い込まれた受け様を、王子様のような攻め様が颯爽と救い出してくれるおはなし。
きっかけは一目惚れで、展開も割とベタなんだけど、この絵にやられちゃう。
この受け様相手だったら、それもアリだって納得しちゃう。
深井さんの描く受け様って、一見、幸薄げなおとなしそうな地味顔なのに、上目遣いの目線からはフェロモンビームが大放出。
スーツに包まれた華奢な腕、シャツの下の敏感な乳首、硬そうな膝関節すらエロい。
こんな受け様相手に、一目で恋に落ちないようなら、そんな攻め様はBL世界に住む資格無しって言い切れるくらいにね。
極上のエロいスーツ、たっぷり堪能させていただきました。
今回の単行本は短編集。
全部で4本入ってるのですが、
表題とラストの2本は、どちらかとういと受けのピンチを攻めが救うというヒーロー型。
2本目は幼馴染再会モノで回想はあれど現在のエチは無し
3本目は年上上司が何故かかわいいヘタレ攻め受けという組み合わせ。
痛さや切なさも程良い具合に、安定の深井品質って感じがします(?)
自分的に一番好きだったのは、3本目のリーマンの部下×上司もののヘタレ同士の物語かな?
表題は、社長に言われて経理の社員なのに、会社の宣伝に人気のタレントを使うためのプロダクション社長の接待に主人公・古谷は抜擢されて行く事になります。
訪れた先は、一見さんお断りの副業でやっているという旅館。
そこで、お酒に薬を盛られて古谷が襲われそうになっているところを助けてくれるのが、旅館の庵主。
催淫剤で興奮状態にある体をなだめてくれたのも庵主。
取引先も自分も、全てを治めてくれた庵主に礼を言い後にする古谷に庵主は役に立ちたいと名刺を渡そうとするのですが、断る古谷。
しかし、帰った古谷を待っていたのは・・・
という、割と王道の互いの一目惚れありきの進展であり、善悪がはっきりしています。
一目惚れを持ってこられちゃうと、「こりゃ一本取られましたな、ワッハッハ、、、」になっちゃうんで、これまた頭掻いちゃうんですけどねww
その後についてもベタな結果が付いてきますので、ひょっとしたらこれはある意味安心・安全な御伽物語なんでしょうね♪
しかし、古谷のどこがいいのか?
考えるに、このモテぶりを見るに、どうもフェロモン系男子のような設定なのかもw
『光追う夜』高校生の時、親の事情で夜逃げ同然に村を出て行かなくてはならなかった夜、想いを抱いていた幼馴染に気持ちを伝えることなく、襲ってしまったそんな後悔を残した主人公が、子供を連れてこの村に帰ってくる。
そして、郵便配達員となっているその幼馴染と再会するのですが。。。
ラストの蛍と幼馴染を一緒にしているところが、情緒があっていいのですが、ありすぎて霊かと!?(爆)
『花咲く森の中』このリーマンものが大好きでした!
上司の奥さんが亡くなり、山奥の家へ弔問に出かけた帰りの課長と部下。
雪の中道に迷い、ガス欠を起こし、しかも互いの携帯電話を失くしたり充電が切れていたりでどうしようもなくなった車中。
部下はこの課長が好きで、この時間がいつまでも続けばいいのにと思っている。
このまま、この車の中で凍死してしまうのでは?という話から課長が、まだキスもしたことのない童貞だという真実が!?
好きな人がいても告白もできずにきてしまったという課長にキスをしかける部下。
そして「それは同情?」と誘惑めいた目付と言葉を出す課長。
もう、いわずもがな!!
彼等の車中の営みのおかげで、エンジンがかかる!(爆笑)
こんな古いネタがここにきてみられるなんて!!今の人は知らないだろうな~wwww
そんなクスっとする部分もありながら、ヘタレてる上司に、ヘタレてる部下が一か八かで仕掛けた事が成就するという、不器用な大人の恋愛をすごく短い時間と密封空間の中で表現した作品でしたv
『地獄の沙汰も彼次第』ちょっと痛い系の作品
新しく大学の理事長になった須永はシステム営業の佐倉と出会い名刺を交換する。
何となくあったことがあるかも?というデジャブ感もありながら、佐倉の真面目な態度に好感を持った須永は、彼と食事に出かけるのだが、そこで彼を待っていたのは・・・
たった一度のすれ違いのような出会いの過去が現在の再会に結びついて、しかもまだ短い期間だというのに、命を賭して互いを守ろうとするドラマティックな展開に仕上がっています。
深井さんの乳首表現が結構好きだったりするので、今回もそれを堪能させていただきました♪
ゴチソウサマでございましたw
表題の作品は好きな上司に嵌められて知らぬ間に身体で接待を
する事になっていた受け様を泊まった宿の主人の攻め様に
助けられ、媚薬を盛られたこともあり弱っていた心ごと主人の
攻め様と関係を持ってしまう。
そして一夜の過ちとして忘れようとする受け様に攻め様は
とても優しく、いたわりの言葉を・・・
受け様はそれが何故なのかと・・・攻め様は受け様を好きになったと
それでも連絡先も聞かずに受け様は宿屋を後にするんです。
そしてあれほど好きだった上司が嫌悪の対象になる
思い出すのは宿屋の攻め様のことなんです。
後半はかなり受け様ピンチになるけれど攻め様に守られる。
ちょっぴり不幸な受け様と受け様に一目ぼれした攻め様との
大人のラブロマンスです。