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smoker
煙草の銘柄に寄せた4cp短編集。
色気が!色気が尋常じゃない!
あの濃さと肉体美から出てくる色気凄すぎる。些細な所作から指先まで色気溢れてる。
煙草とスーツと大人の切ないモダモダ!スキっ!それぞれ大人の切なさとか諦めとか勢いが良くてさらりともじっくりとも読める。
里親シェルター×猫に先立たれた男の猫話はちょいファンタジーで温かい気持ちに。癒されました。
コミカルさもあり、ぎゅっともぎゃっともなる要素が凝縮されてて大満足な1冊でした!
井上佐藤先生だから描ける作品ではなかろうか。最近喫煙者がそもそも減ってきてますからね。
前半はタバコをテーマにしたオムニバスです。短いのに濃度が高くて、安定の先生。
◾︎エコー
続きみたいな〜〜〜
◾︎ホープ
ピースの受けも好きだけど、この子も相当可愛い。攻め大好きだけど他の人に抱かれようとしちゃう受け好き…
◾︎ピース
どれも好きですが、エコーとピースが特に好きです。
三好みたいな、顔が綺麗で仕事ができて、ツンツンしてるかと思いきや攻めにゾッコン(死語)みたいな受けを吸って生きていきたい。ピースなんて強いタバコ吸ってる芦沢は禁煙できるかな。
あとがき(真ん中に収録されてますが)のリバ予定にはびっくりですね。先生のおっしゃるとおり三好はド受け。
◾︎ハイライト
ピースとハイライト…
悲恋かと思いきや救いのある仕上がり。
◾︎麗しのメインクーン
こちらだけタバコシリーズではないです。
とっても好きな作品。心の通わせ方も好きで、創作物らしいファンタジーな終わり方が、良いもの読んだなぁという満足感を弥増してくれます。
同じ会社の喫煙所でスモーカー達が繰り広げる大人な恋愛の短編集でした。登場する煙草の銘柄も各短編によって異なっていて、私は非喫煙者なので詳しいことは分かりませんが、甘いフレーバーの銘柄の時は本当に甘い匂いが漂ってくるようで、井上先生の技量の高さを感じました。
◆SMOKER#03 Peace
シリーズの中で一番好きな作品です。営業課で三好をライバル視している芦沢。顔を合わせれば喧嘩腰になる2人。そんな芦沢ですが偶然、実はお互いゲイで、三好が最近他の男に手酷い抱かれ方をしていたことを知ります。酔い潰れた三好を介抱する中で、彼が自分のことを好きだったことも知る芦沢。芦沢の吸っているのと同じ銘柄を吸う男だったから酷くされても抱かれていたと零す三好が、強気な普段が嘘のようにとても健気で萌えました。常に自分の前を走っていた三好を組み敷いた芦沢は、彼を手に入れられたことに人生で最高の喜びを感じていたでしょうね。やっぱりライバル関係にあるカップルが好きだなぁと、改めて思いました。
◆麗しのメインクーン
『SMOKER』シリーズが終わった後に収録されている、猫がキーワードの作品です。大切にしていた猫を亡くしたばかりで傷心中の宇津井は、アニマルシェルターに勤務する由良にその猫の面影を感じ、彼とどんどん距離を縮めていきます。由良はゲイなので自然と宇津井に惹かれていくのだけど、いざ気持ちを伝えるとノンケの宇津井は戸惑ってしまう。ずっと思わせぶりな態度だった宇津井は罪な男ですが、きっと無意識だったんでしょう。最終的に由良をそういう意味でも受け入れられると答えを出して、彼に抱かれた宇津井が初心っぽくて可愛かったです。スーツを着込むお堅い普段と、由良の下で啼く濡れ場とのギャップが良かったですね。
煙草がキーとなる、何ともセクシィな連作集。
それぞれ短い話だけれど、濃密です。
余り吸う人がいないエコーを吸う男と、彼に焦がれた男。
優柔不断な上司に片想いの部下。
会えば喧嘩の気の合わないと思っていた同期が実は…!
同じく同期もので、17年もの長い間の言えずに煮詰まった好意の果て。
何と言っても彼らの肉体そのものや体位から感じられる直接的なエロさ。そして目線や煙草のけむりから漂う性的な空気がいい。
3話目の「♯03 Peace」での『抱かせろよ 三好』のカットは、ルネサンス絵画のようだ…
「麗しのメインクーン」
両親と愛猫を亡くして無気力気味の会社員(金持ち)・宇津井と、元ヤンチャ系の動物保護団体で活動する由良。
宇津井はゲイではないが、亡くなった愛猫・メインクーンのデュークに似た由良が気になり、一方ゲイの由良はノンケの宇津井が気になっている。そんな両片想いをつないでくれるのも猫たちで…
優しげな由良が攻めだったのが意外でした。
2人のセックスシーンはもちろん官能的ですが、何よりキスが綺麗で素敵。
由良の背中の刺青も綺麗でした。
おまけ。
ウチのコがデュークに似てるんで、そこも嬉しかった!
由良や宇津井が猫を触るときの指先の感じも、そうそう!って思いました。
カバー下は、保護猫たちの擬人化。おじさん猫コルレオーネのマフィアのドン感がかわいい。
井上佐藤先生の作品では一番好きで、何度も読み返してます。
先生の描かれる男の色気が、存分に出された作品だと思います。
ノアー社の喫煙者達の恋愛模様。
各タイトルにもなってる煙草の銘柄が、物語で充分意味を持っているんですよね。
煙草という何気ない小道具がこんなにも恋愛に絡められるなんて…!
エコーとホープCPは続きがあるからまた描きたいとありましたが、出版社が変わったしもう無理なのかな〜。
その後が気になる2CPだったので、非常に残念です。
同時収録は『麗しのメインクーン』。
唯一の肉親ともいえる愛猫を失った青年とアニマルシェルター勤務のゲイの青年の話。
これもすっごく良いんです!!
猫たちにも見守られ、二人はこれからも良い関係を築いていくんだろうなぁ(*´ω`*)
煙草は吸わない、むしろ苦手、て女性もいると思うのですが、自分もそのタイプです。しかしこれはそんな自分には理解できないテーマが盛り沢山。
「サラリーマンの煙草休憩」という空間がものすごく情緒的に見えました。
私には馴染みのない場所ですが…きっとある種の特別な空間で、大事な場所なんでしょう。
そこで交わされる会話は面白くて興味深い。煙草の種類も、違ったらどうなのかとか味とか自分には全然わからないのに、それが男性特有の萌えや男らしさに繋がっていると思います。
まさに、男同士、男にしかわからない恋とか、そんな感じかも。
男らしさがすごくつまっている。でもとても色っぽいんです。
そして可愛さもある…
なかなか、こんなに全部うまく描ける人は少ないのでは、と思います。
上司と部下、同期でライバル…
舞台は同じなのですが、出てくるカップリングも様々です。
何度も読み返してしまった作品です。
テンダンスが、まだハッキリ恋愛に発展していない現在の井上佐藤さんの作品では暫定一位です。
タバコをテーマにしたオムニバス作品なのですが、喫煙される方なら分かる通り登場キャラクターが吸ってる銘柄はみなキツめで濃いタバコなのです。
吸ってるタバコ同様、ストーリーも濃厚でほんのり甘いです!エコーとホープの話は続きがあるっぽいので、テンダンスの合間かもしくは完結後に描いて下さるのを楽しみにしています。私としてはハイライトの二人のその後も気になります。なんだかんだで同棲するのかなぁ。
そして、麗しのメインクーン。
猫好きにはたまらない、甘めのストーリーです。由良の背中のタトゥーがまた色っぽかったです。デュークも安心して生まれ変われるかなぁ。それでまた宇津井の元で飼われ、たまに由良にヤキモチ妬いて猫パンチしてるといいなぁ。
表紙のヒゲ攻めにホイホイされたご本。
一つの会社内で、煙草をからめたオムニバス作品です。
こういう形って面白いですね。
チラッと他の話のキャラが出てたりして、細かく見たくなります。
個人的には『echo』のヒゲ攻めと『HOPE』の上司×新人の年の差カップルがお気に入り。
特に新人紺野が可愛すぎたー!そして爽やかな顔してエロオヤジだった攻めも最高。
多分一番他でも顔出しが多かったのは『HOPE』の菊池(攻め)では。
菊池は『hi-lite』で若かりし頃が出てますが、若い頃から癒し系(苦笑
煙草オムニバスの他には、アニマルシェルターで働く若者と内向的な資産家の青年のお話が収録です。
こちらは動物飼いには切なくて泣けちゃう。
やっぱり誰にでもこういう別れは訪れるものだとしても。
本当はこういうお話は、自分のところと重ねちゃうので苦手なんですけどね。
煙草が嫌いな私が題名にも表紙にも煙が充満したコミックスを買うなんて!井上佐藤先生じゃなかったら絶対に手を出さなかった本です。4話とも同じノアー社内でのお話です。
・『#01 echo』
ゲイの岡部は元来執着心の強い男。その執着が重い、しつこい、と悲しい別れを繰り返してきたことで相手の顔や名前を覚えないようにして自分を守るようになっていました。忘れてしまえば執着することもないから・・・。この話、私には理解できないことばかりなんですよ!たかが煙草にそこまで必死になる岡部にも、ゲイでもないのにストーカーまでして岡部に抱かれる米倉もほんと理解不能。なのに、煙草と記憶の断片と、米倉の初恋みたいな(本当に初恋だけど)一途さに、納得させられてしまいました。記憶に出てくる一夜のPLAYが濃厚でエロいです。「机に手ついて、これ脱がせていい?中見てぇ」って後ろから囁く岡部がエロすぎます!
・『#02 HOPE』
新入社員の紺野君と上司の菊池のお話。紺野君可愛いです!クールに振舞ってるのに、赤面症だったり名刺入れがいちご柄だったりどこか抜けているのです。菊池に告白したものの適当にごまかされてしまい、ふっ切るために好きでもない男と関係を持つんですが、この相手が1話の岡部なんですよ !後腐れのない男として紹介されてます。この2人の情事に出くわした菊池に最後のキスをねだった紺野君は、菊池の手に口づけて「好きになってすみませんでした」と泣き顔を隠すんです。ここ、泣けました!紺野君ほんと可愛いよ。これじゃあ、菊池だって落ちるよね。菊池に愛撫される紺野君が真っ赤になって、更に可愛さUPです!
・『#03 Peace』
同期でライバルの芦沢と三好。芦沢は前話の菊池の部下です。三好が希望して秘書課に移動したことで芦沢は仕事の張り合いを失って・・・。実は最初から両思いだった2人。彼氏と別れた三好が酔っていたところを介抱して結ばれます。男しか出てこないし、汗臭いし、ごつごつしてるし、それなのに2人の思いは思春期の少年みたいで爽やかです。
・『#04 hi-lite』
同期の牧村と吉野。あまり話したこともなかった2人は喫煙所で出会ったことで意気投合して・・・。17年間家を行き来する友人関係でしたが、吉野は牧村が好きです。吸ったことがなかった煙草を吸うのも、近所に住んでいたのも、多分最初から牧村のことが好きだったからだよね。転勤の餞別に遊ばせてくれと牧村に跨る吉野が、17年間我慢していただけあって、すごいエロスです。いやらしく動いたり、思わせぶりにあのライターを使ってみたり。極めつけは煙草を燻らせながらのM字開脚!!吉野が去って一人になった喫煙所で涙する牧村の男の決断に安堵しました。
・『麗しのメインクーン』3話
ああ、このお話いいなぁ。好きだなぁ。猫のシェルターは由良君のシェルターでもあって、デュークを失くした宇津井は孤独で人見知りな野良猫のようで・・・。そんな2人が少しずつ少しずつ近づいていきます。由良君が衝動的に告白して、その意味を知った宇津井は引いてしまうのですが、里親詐欺で落ち込んでいた由良君が自分の唇にそっと触れた手を思い出して、友人として由良君を好きだと思っていたけれど、自分も由良君に欲情するのだと気がつくのです。気持ちが重なった2人のベッドシーンは甘くて濃厚で綺麗です!
タバコにまつわる話なんですね。
すぐ赤くなっちゃう紺野くんが可愛かった。
バーで3P動画をお披露目してる男がいます。動画の受けはその男の彼氏らしいんですが、その彼が気になります。
その男の言うことなら何でも聞くらしく、言いなりになりすぎてあきてきたらしいので、きっと捨てられるんだなって思ってたら……。
その彼が芦沢のライバル的な存在である三好だった。
三好さん、堅物そうなのにそんなにエロいんだ。
この二人の夫婦生活読みたいです。
麗しのメインクーン……めっちゃ良かったです。
里親詐欺に合った猫3匹見付かると良いんだけどね。
カバー裏の猫たち擬人化。
コルレオーネさん、まさかの受けかな。いや、襲われ攻めか。
赤ちゃん猫、きなこが肉球チュッチュッしてるの可愛かった。
単巻の井上佐藤作品の中ではこれが一番好きです!
禁煙して何年も経つのに、読み終わったあと無性に煙草が吸いたくなりました。禁煙者の天敵ですよ、このコミック(笑)
「echo」「HOPE」「peace」「hi-lite」
昭和臭い、いわゆるオヤジタバコですよね。
30代以下はまずほぼ選ばない銘柄だと思いますが、これがまた井上佐藤さんのアダルティな絵柄にはピッタリというか。
登場人物の中にはかなり若いキャラもいるんですが(紺野君とか)、銘柄が持つイメージに負けず劣らず、皆さん揃って淫靡な大人の男の色香を存分に漂わせてくださっていました。
働く男性が気怠けに紫煙を燻らせている姿というのはやはりセクシーで良いものですな!(๑´ڡ`๑)
あと、会社の喫煙スペースというのは女の私からすると魅惑的な場所!男子校の様なあの輪にはどう頑張っても混じり切れなかったですもん。
それぞれのお話の中での「煙草」の使い方が秀逸です。
hi-liteの吉野なんてエロスの極みのようなことやっていて、こんなこと分かれ間際にやって去られたら次の日から人前でおちおち煙草吸えない気がするんですが…(って思う私が変態なのか?)
peaceも煙草が吸える大人の恋愛ならではなエピソードで、すごく好きです。
でもこの感覚って、煙草を吸ったことがない人や煙草を吸う男性を好きじゃない人にも通じるモノなんでしょうか?
『麗しのメインクーン』は、井上佐藤さんにはめずらしい(初の?)ムッチリしていない男性二人のお話ということで(笑)
基本は細い男性の方が好みなんですが、この作家さんの絵に限ってはやっぱりムッチリしてる方が好きかもしれない。
お話は少しファンタジーが入っていて、これもまた井上さんの作品ではめずらしい感じだと思いました。
それにしても井上佐藤さんのエロシーンの卑猥さは好み過ぎる…
表題作は、タバコの銘柄で綴られていく
短篇集なんですけど、
それより、2番めの話の
「麗しのメインクーン」のほうが
好きでしたねー。
主人公・宇津井(受け)のデューク(猫)に対する愛が
本当に凄い。
大事な猫だったんだね…。
そして、天国にいるデュークに会いたいがために
死を望む……。
そんな主人公、可哀想過ぎる…。
お願いだから、立ち直って…。
そんなとき、デュークに雰囲気が似ている
由良(攻め)に出会う。
ノンケの宇津井と、ゲイの由良。
でも、ゲイということを由良は隠しながら、
ノンケの宇津井と徐々に近づいていくんですが、
ああ、どうか宇津井、
由良がゲイでも、受け入れて…と
思ってたんですが!
うーん、
宇津井は、ドン引きしちゃいましたねー…。
ううん、由良はショックだっただろうね…。
でも、それでも
宇津井は由良を手放したくなくて、
勇気を出しましたね!
自分から、キスとか。
この勇気、褒めたいっ!
しかも、Hも「由良くんとしたいんだ…」って、
最後まで許しちゃいますよね。
ここのシーン、良かったなぁ。
内気な宇津井が、
由良を心から受け入れていく…という感じがして。
デューク、天国で
ふたりのことを見守っていてね(*´ー`)
煙草にまつわる連作。
昔、喫煙者だった私は登場する煙草4銘柄とも嗜んだ事があるのでフムフム、確かにこの銘柄っぽいな、あえてこの銘柄を選ぶのは若さのせいか、などと煙草を通してキャラに感情移入しながら読みました。
帯にある様にオトナの味わい深いお話でした。
同時収録のネコのお話は里親詐欺などシェルターの抱える現実的なものに傷付きながら涙しました。
今まで敬遠してた作家さんなんです…なんか、どの作品も汗臭そうで…でも、今回読んでみて良かったです。他の作品も読んでみようと思いました。
<SMOKER>
一つの会社を舞台に、色々な銘柄のタバコをお話に絡ませたオムニバス作品。
過去の辛い恋愛経験はないけれど人の顔と名前を覚えることが苦手な私には、登場人物が多すぎてハードルの高い漫画でした。
3回読んでも誰がどこに出てきたかがよくわからなくて・・・
また時間のあるときにじっくり読み込んでみます。
お話自体は菊池課長と紺野くんが出てくるHOPEが一番好きです。
菊池課長がこんなに攻める方だとは!
ホープは甘い香りがするんですね。
しかも香り通り甘く吸えるとは。
そこだけが妙に気になってしまって・・・ちょっと吸ってみたくなりました。
<麗しのメインクーン>
猫好きな私にはたまらないお話でした。
必ずやってくる愛猫との別れは本当に辛いものです。
両親が亡くなり、唯一の家族だった猫のデュークも亡くなってしまい、
写真のデュークに日々話しかけて撫でている宇津井さん。
近所にできたアニマルシェルターのスタッフ由良くんにデュークの面影を見つけ、猫を口実に毎日会いに行きます。
そして二人はゆっくりと親しくなっていきます。
「僕には全てだったんだ」と宇津井さんが涙を流すシーンでは、苦しくて毎回もらい泣きしてしまいます。
ラストの寝ている宇津井さんにデュークが頬擦りして、「ずっと愛してる」というシーンは本当に切ないです。
デュークは寝ている由良くんを見て溜息をついていたけれど、宇津井さんを大事にしてくれそうな伴侶(候補?)ができてひとまず安心できたのかな?
それから、あの猫パンチ跡はデュークのヤキモチ?
数ページにわたって丁寧に描かれた二人のエッチシーンが甘々で美しかったです。
由良君のタトゥーも美しかった!
表題作は、喫煙がテーマのオムニバス作品。
タバコの銘柄を冠した全4話構成で、会社の喫煙所での交流を通じて始まる4組の社内メンズ・ラブが描かれていきます。
BLでは、タバコは男っぽさを演出する重宝な小道具。だとすれば、喫煙所ほどBL的においしい空間はないはずで。
そういう意味で、喫煙所をオムニバス作品の中心スポットに据えたこの作品は、まさにど真ん中狙い撃ち。
なるほど。このテがあったんですね。
全話同じ会社が舞台になっているため、エピソード間で共通の人物が顔を出したり、或る回で結ばれたはずのカプが実は破綻してることが別のエピソードで分かったり。また、最終話の喫煙所でのシーンが#01につながっていたりと、構成も工夫されています。
さらに、舞台となる会社は製造業なので、リーマンものの定番・ホワイトカラー組だけでなく、作業着姿の技術系社員や、ノーネクタイの研究職も登場。
設定にもぬかりなし!です。
例によってしっかり劇画タッチの画風なので、紙面からたちのぼる男の色気も濃厚そのもの。
ましてや濡れ場ともなれば・・・もう、ムンムンです!
二次元世界に限って言うと、脂が抜けてカワキモノっぽい男性が好きな私も、井上佐藤作品の濡れ場の生々しさには圧倒されてしまいます。
現実にはお目にかかったことなどないすばらしく密度の詰まった腹筋に、思わず手を伸ばしそうになったことも幾度か(笑)
絵があまりにリアルなので、普段なら全く気にならないような展開の強引さが気になってしまったのは、予想外のマイナス効果でしたが…
個人的には、「#03 Peace」の芦沢×三好が好きでした。
お互いをライバル視してる営業マン同士。顔を合わせれば喧嘩ばかりなのに、実際は惹かれ合っていた…という2人。
いかにもリバれそうな2人の対等感がすごくイイ。
井上佐藤さんのあとがきにも、この2人は当初リバ予定だったと書かれています。
でも、結果として三好が受けというのが良かったのでは?
三好が実は芦沢を想いつつ他の男に弄ばれていた…という、彼の意外な脆さが、いかにも強気な見た目との落差になっていてギャップ萌え♪ その流れでいくと、彼が受けというほうが自然だし、2人の雰囲気、とてもエロくて良いバランスに見えました。
対等なライバル同士と言えば、「10dance」もまさにそれ。個人的には、井上佐藤さんの画風には対等カップルがすごくしっくりくるような気がしています。
表題作のほか、「麗しのメインクーン」収録。
こちらは、捨て猫保護のボランティアとして働く由良と、愛猫を失った孤独な青年・宇津井の物語です。2人の年齢は分かりませんが、年下攻めっぽい。
最初から双方の気持ちが読者にも明かされているせいか、個人的にはあまり盛り上がりが感じられませんでしたが、とにかく猫大量!なので、猫好きな人には楽しい作品だと思います。
背中にタトゥーの由良君も色っぽいですよ。
タバコとネコが満喫できる詰め合わせ、BL好きにはたまらないですね。
初井上さん作品です。「10DANCE」でお名前を拝見して、表紙につられて購入してみました。
ワタクシは喫煙者ではありませんが、煙草を吸うしぐさって素敵だなあといつも思っています。この「SMOKER 」は煙草を吸う男たちの色気で満ちております。濡れ場も結構ハードですが、何より煙草を吸うしぐさが非常にえっろいです。
「♯01 echo」
岡部×米倉
自分が煙草を吸わないので良くわからないのですが、吸う銘柄って何でもいいわけではないんですね。「echo」というマイナー(らしい)煙草を必死で探す岡部さんにちょっとあきれた…(笑)。
岡部さんのように「誰でもいい」と関係を持つ人って好きじゃないんですが、岡部さんに一目ぼれしちゃった米倉さんの一途さにきゅんときました。
「♯02 HOPE」
営業部署の上司・菊池×部下・紺野
さっぱりしていて頼りがいのある上司と一途な部下。それだけでツボなCPですが、紺野くんの可愛さが半端なかった。
最初の電話を受けてテンパって、「へえ! !! あのあの俺僕ワタクシです!!」と電話に出てしまう紺野くんには、オジサマ方と一緒にブルブルしながらウケてしまいました。
菊池さんに気持ちを受け入れてもらえることはないだろと最後に菊池さんの手にキスをしたシーンは思わずうるうるし、気持ちを受け入れてもらえた時は思わず安堵し…。思いっきり菊池くんの保護者の気分になりながら読んでしまいました。
「SMOKER」シリーズの中で個人的に一番好きな回でした。
番外編「STALKER」
「♯01 echo」の岡部さんと米倉さんのその後が1ページだけ描かれていますが、これが面白い…!
自分の気持ちを認めた岡野さんが米倉さんに迫るけど、米倉さんは逃げていて。シリアスではなくギャグテイストで描かれていて思わず爆笑してしまった。で、岡部さんにお金を借りていたのが「子連れオオカミ」の宮本さんだったとは…。30円くらい返さなくても良いと思いますw
「♯03 Peace」
営業・芦沢×元営業で現秘書課・三好
本当は思いあってるのにお互い自分の気持ちに素直になれず片思いだと思ってた。
という王道パターンです。
三好くんの元カレは最低な男だ!
と誰もが思う感想は置いておくとして、最後に気持ちが通じてよかった。でもさ、週末の夜(金曜なのか土曜なのかは分からんが)から月曜日の朝までやりっぱなしっていうのはどうなの?若いわ~とオバサンは思ってしまった。
「♯04 hi-lite」
営業の同期 牧村×吉野
牧村くんはノンケですが、吉野くんはゲイだよね…(たぶん)。
自分の気持ちを隠してずっと親友という立場を守ってきたけれど、自身の異動を機に思い切って襲ってしまった吉野くんの気持ちが切なかった。
事の最中にライターを使ったのはわざとだよ、牧村くん!この人たちには二人の歴史が何年あるのかなあ…。ちょっとうらやましかったです。
『麗しのメークイン』
後半はネコちゃんを介した話でこれもすごくよかった。
猫シェルタースタッフ・由良×愛猫家・宇津井
可愛がっていた愛猫のデュークが死んでしまって、内気な性格にさらに拍車がかかってしまっていた宇津井くん。そんな中、デュークにそっくりな雰囲気を持つ由良くんと出会って…。というお話。
初めはつかみどころのない宇津井くんを警戒する由良くんだけれど、宇津井くんを知るごとに好きになっていって。でもお互いに相手を驚かせないように、少しずつ相手が自分になれてくれるように、ってしてるところが非常に猫っぽくて可愛かった。
最後に、ずっと宇津井くんを心配していて、それでも由良くんに任せることにして、でもちょっとやきもち焼いて猫パンチした「彼」がとても男らしいです。
初井上さん作品でしたが、非常に萌えました。他の作品も読んでみようと思います。
只今禁煙実施中~なんですが。
本の整理中、煙草ネタにばかり手がのびまくり…。
でもですね、この本の中の煙草たちは、どれも貰い煙草でしか吸った事がありません。
団塊世代のオヤジ達が吸ってるイメージの濃いいやつばっかやし…。
井上佐藤先生、随分渋い趣味ですねぇ。
私にはハードル高くて吸えません!(←禁煙中!)
まあメンソールや1ミリじゃカッコつかんもんね。
では簡単あらすじと煙草話を。
「SMOKER」
#01 echo。
エコーは吸った事がないな。
中年の方で時々吸ってるのを見かけますが。
機工課の岡部さんは煙草を切らし、ストックを取りに行くとなぜか無い。
喫煙所を間借りしている営業課さん達にエコーはいなくて。
過去に貰い煙草をした研究課の米倉さんをたずねる。
人を覚えるのが苦手な岡部さん。
米倉さんの耳のホクロを見て、バーで会った男を思いだす…。
この話で好きなシーン。
「エコー吸ってる人いませんか?」とたずねると、営業課の人達が伝言ゲームの様に伝えるところ。
〈そのうち「ハイライト」とか「峰」に変わってそうだな〉と岡部さんが呟くシーン。
吹き出しました☆
結構エロいシーン満載やのに、笑えたシーンが焼き付いた。
#02 hope。
ホープは小さい煙草で、販売機で二個出てきます。(ショートの方。普通のサイズはロングと言います)
「山椒は小粒でピリリと辛い」
小さいくせに、本当に辛~い煙草。
営業課の菊池課長は離婚して三年の独身者。
新人の紺野くんは、いつも菊池課長にからかわれて赤面してしまう。
そんな紺野くんの煙草は極辛のホープというギャップ。
二人で外回りの帰り道、車内で紺野くんは菊池課長に告白します。
菊池課長はさらりとかわして普段通り。
菊池課長が休日出勤している日、空いている会議室から男同士の声が…。
菊池課長の鬼畜ぶりがエロいです。
はい、インを踏みたかっただけです…オヤジだから。
#03 peace。
喫煙者で営業課の芦沢と、煙草キライでもと営業課で秘書課の三好。
二人は同期で良きライバルで喧嘩相手。
ある日芦沢は二丁目のバーで、何でも言うことを聞く言いなりの男の噂を聞く。
紹介の男を別のバーで待っていると、三好が酔いつぶれていた。
お互いゲイ同士と驚く二人だが、三好は再び沈没。
後から来た客の話で、言いなりの男は
三好の事だとわかり…。
三好は喫煙所トークを羨ましいと言っていましたが。
私の喫煙切欠も喫煙所トークなので、激しく同意!
禁煙するたびに疎外感がね、何とも寂しい。
#04 hi-lite。
昔サラリーマンの定番煙草は、セブンスターとハイライトだったそう。
今ではほとんど見ないなハイライトって。
営業課の牧村と吉野は同期で喫煙仲間。
ジッポが切欠で話すようになります。
家がすごく近所で、一緒に休日を過ごしたり。
ある日吉野は鍋に誘ってきますが。
牧村は彼女が出来て、ウソついて断ります。
次の日、吉野は別の友人と鍋をした事がわかり、牧村は複雑な気持ちに。
その後十七年、二人は独身のまま。
突然、吉野が転勤すると知ります。
送別会の後、牧村は何故か縛られていて…。
全てノアー(株)内のお話です。
見事なくらい女子社員がいない会社!
喫煙所にも女子社員がゼロ。
こんな会社に潜り込みたいわぁ。
「麗しのメインクーン」
これは猫好きのお話。
長年飼っていた猫のデュークとの別れに、立ち直れない宇津井さん。
アニマルシェルター(猫の里親探し)で働く由良くん。
柔らかい髪の綺麗な男の子。
由良くんがデュークに似ているため、宇津井さんは彼が気になります。
人が苦手でムスッとした宇津井さんの、猫の前で別人な顔を見て由良くんはびっくり。
猫の話をネタに、お互い近づく二人。
でも相手の気持ちには、ちっとも気付かない二人。
もどかしくて、愛おしい愛猫家話。
私は猫好きなのに、猫アレルギーになってしまい、飼えません。
猫が沢山でてくるたび、羨ましいです。
煙草と猫という、個人的ツボ押しまくりな作品でした。
「ノアー社」という会社が舞台の短編が4話。
どのお話も、登場人物にタバコに対するこだわりがあります。
個人的には私はタバコの匂いが嫌いで、ヘビースモーカーも苦手なんですが・・・
でも、タバコを吸う姿には萌えを感じます(笑)
『echo』
私はタバコを吸わないので、エコーが少数派だということは知りませんでした(笑)
買い置きのエコーを失くしてしまった岡部は、
喫煙所でエコーを吸う人を探しているうちに、
何故か以前にバーでナンパした男を思い出して・・・な話。
岡部がナンパしたはずが、実は米倉の策略だったんですね(笑)
タバコへの拘りと自ら封印した一目惚れの記憶の絡め方が、上手いと思いました!
『HOPE』
新人の紺野が初々しくて、最近仕事が楽しい菊池。
その上、突然紺野に告白されて、何故か菊池は舞い上がってしまいます。
受様の紺野が、すごくエロ可愛いです!
そして、タバコを吸う姿がなんだか色っぽくてステキです!
最後、米倉を追い掛ける岡部の姿に笑いました(笑)
『Peace』
営業に同期入社の芦原と三好は、顔を合わせると喧嘩になる犬猿の仲。
そして芦原はずっと三好をライバルだと意識していました。
ところが、芦原は二丁目のバーで酔いつぶれた三好と偶然出会い・・・
普段「デキる男」が、ふと見せる弱気な顔って好きです♪
本当は芦原が好きだった三好の健気さが可愛かった~!
どのお話もそれぞれ面白かったですが、私はこれが一番良かったです。
『hi-lite』
これまた同期入社の二人の話。
十七年間いつも一緒に過ごしてきた吉野が転勤することになって・・・
吉野が去った後、いつも二人で過ごした喫煙所で、
牧村が一人煙草を吸う姿が、切なかったです。
全体的に、受け様が可愛いです。表情が好き!
皆それぞれに拘りのタバコがあって。
そのタバコの匂いが、好きな人のイメージに繋がってて。
なんか、タバコに関する認識も変わりそうです(笑)
後半は『麗しのメインクーン』
私も猫キチなので、宇津井のデュークに対する気持ちが切なかったです。
高齢の猫と腎不全は、どうしても切り離せません。
安楽死には賛否両論あると思いますが、愛ゆえに決断できる人は本当に強いと思います。
そして、誰よりもきっと心を痛めているのだと思います・・・
一番最後の、デュークから宇津井へのメッセージは、泣きました・・・
そして、由良のほっぺの猫パンチの跡がカワイイです!
この大人でエロい表紙がたまらん!!
Sの頭文字を覗き穴のようにデザインするこのセンス、デザイナーさんグッジョブ×100です♪
題作『Smoker』はノアー社という会社の社員の喫煙をする人たちにまつわるオブニバス作品です。
『echo』
軽く遊んだことのあったあの人が、実は同じ社の人だったというお話です。
誘ったのは受けさんですが、遊びのつもりだったのに火が付いたのは攻めさんのほう?
攻めさんが本気になるところ、もっと見たかったです!
わずかですがあとの作品でそのあたりが垣間見られます。
それにしても受けさんを後ろから突きながら耳を舐める攻めさんの図に萌えw頭沸騰です。
『HOPE』
上司の喰えないエロオヤジぶりが大好きです!!いやらしい!!実にけしからん上司です(笑)ですがこの作品の中では一番エロテンションが上がってしまいました(笑)
そしてそんなエロ上司に懸想し翻弄される部下の紺野くんが可愛いです!
紺野くんの赤面症もたまらんかったです。
キスさせて下さいと言って、上司の手を握りしめてその手にキスする姿も可愛かった…キュン
『Peace』
ケンカップルものです。
営業課の芦沢と秘書課の三好は同期なのですが、社内でも有名な犬猿の仲の二人。
芦沢はタバコを吸いますが、三好はタバコが嫌いです。
そんな仲の悪い二人がある日、偶然ゲイバーで出会います。
二人は同じ趣向と知ったあとに、実はお互い気になる存在だったことが分かりHに突入という流れでした。
そしてケンカップル改め社内ではラブラブホモカップルとして上司のネタにされる二人でした(笑)。実に美味しい設定です。
『hi-lite』
ずっと攻めさんのことを好きでいた受けさんが、別の支社に転勤することになります。
受けさんはずっと告白できずにいましたが、別れる前に「餞別をくれ」と攻めさんに乗っかって腰を振ってしまうこのお話。なんて大胆なんだw
顔を寄せ合って煙草の火を付け合うシーンとか定番ですが、いいですよね~。ああ渋い!
タバコをくゆらすアンニュイな仕草が何ともセクシーで、タバコを吸う姿に見とれてしまいます。
『麗しのメインクーン』
Smokerとは全く別の作品です。
アニマルシェルターで働く青年・由良×猫好きの青年・宇津井のお話です。
これ、さりげなくリバなところが萌えます♪
宇津井(受け)は夢の中では攻めだったんですけど、実際は由良(攻め)に入れられてしまったw
それにしてもネコがぶさ可愛い系のがいっぱい出ていていい味出してますね。
書下ろしにエンドルフィンマシーンの五樹先生が出ててニヤニヤ。
色んなところに今までの作品のキャラが出てくると、ファンは嬉しいですよね。
そして先生のキャラクターに対する愛情を感じます。
何度読んでも井上佐藤先生の漫画はドキドキする。
何度見ても萌える。これぞマイ別格。
タバコを吸うキャラが出るBLは大好きです。
作家買いをしたこの作品。どの作品も大好き!
読み返す度に好き度が増していきます。
タバコ(銘柄別)をキーワードに進んでいく表題の短編集も良いですが、最後に載っている麗しのメイクイーンにヤラレました。あと、私は攻め様が好きな傾向にありますが、この本に関しては受け様がとても好き。
「echo」
過去のトラウマから、人の名前を憶えない=深入りしない攻め。攻めに一目惚れした女性経験のない(多分)ノンケ受けのお話。もう、受け様が好き!攻めを自分の所まで来させるための小細工が、後から知って微笑ましかった。続きがあるようなので、ぜひ読みたいです。
「HOPE」
営業一課の上司攻め、営業一課の新人受け。攻め様は×1のノンケおじ様。あまり手際のよくない社会人1年生の受けが可愛すぎる。攻めに告白しても交わされてしまって自棄になり、「echo」の攻めを1夜限りの相手に選ぶとかぶっ飛んだ考え。最後は攻め様とくっ付きますが、その時の受けの反応の一つ一つに萌えました。
「Peace」
営業一課の同期でライバル。受けは異動後、秘書課に勤める。※タバコ嫌い。一見、攻め×攻めで会えば喧嘩腰になる二人。お互い意識しすぎている所が良い! 受けが、吸っている銘柄と体格が攻めに似ているってだけで、他の男と付き合って振られてヤケ酒とか可愛すぎました。あと、攻めが受けを自宅に泊めてタバコを吸うとき、受けを気遣ってベランダで吸う姿がカッコ良かった。
「hi-lite」
17年来の同僚。受けの転勤を切っ掛けに、受けが攻めを襲います。
17年間よく耐えた。自分の気持ちを知られて攻めが離れていくのが怖かったんだよね?離れて存在の大きさに気付くことは良くありますが、そこから二人の関係を始めようと踏み出した攻めが男前すぎる。
「麗しのメイクイーン」
家族同然で飼っていた猫が老衰し安楽死を選んだ受け。荒れた過去から更生した攻め。
受けと攻めの歩み寄りも、受けと猫の関係性に涙。
どの作品もシリアスの中にもギャグ要素が取り入れられておりテンポが良くて楽しかったです。
井上佐藤さん、第4弾。
煙い、とまでなるとしかめっ面になりますが、私、時々漂う煙草のかおりは好きです。
そんなかおりが漂ってきそうな、煙草から色気から全てが大人の作品。
◆『SMOKER』
この煙草のセレクトが何ともニクイ。独特な味と香りが特徴的な4種。
・#1 echo 一目惚れ同士のお話(岡部が中々の男前でセクシー)
・#2 HOPE 部下に好かれたオヤジ上司の話(戸惑う光帆が超可愛い!)
・#3 Peace 犬猿の仲だと思って居た二人の話
・#4 hi-lite 仲が良かった同僚の突然の転勤と餞別のセックスの話(…吉野…最高の誘い受…!)
と言う風になっていますが、特に私が好きだったのは『#3 Peace』。
営業課でゲイの芦沢と、秘書課に異動した三好のお話。
元々三好は営業課で、二人はライバル。…だった筈なのに、そう思って居たのは芦沢だけだった。
いつの間にか秘書課に異動願いを出して、そして、会えば難癖つけられ喧嘩腰。
ホモネタ好きなオヤジ上司達にキスしろとはやし立てられた飲み会の席では、真っ向から芦沢の事を貶す三好。
そんな時、ゲイバーで人を待つ芦沢の横で泥酔する男が、自分の名を呼んで――と進んでいきます。
ゲイバーで酔い潰れ倒れかけた三好が、自分をまとうPeaceのかおりですぐにヤツの名を呼ぶシーン。
たった数コマなのに、あの見開き2ページはまるで映画のワンシーンのよう。
芦沢が目を見開く顔がリアルでした。
芦沢は三好を好きになりかけたけれど蓋をした。
けれど、三好はそれが出来なかったから、異動願いを出して彼の傍から離れた。
どうせ報われない思いなら、傍にいるだけ辛くなる。
……もう、どれだけこの2人は遠回りしたんだか…っ!
「抱かせろよ 三好」
この一言で、一気にタガが外れました!
最後、ホモネタ好きのオッサン上司からの餌食っぷりが面白かった(笑)
どうせ写メられても嬉しいんでしょう?馬鹿な二人です♡
◆『麗しのメインクーン』3話
家族を亡くした天涯孤独の宇津井と、アニマルシェルターで働くゲイ・由良のお話。
猫を中心としてお話が進んでいくので、二人が近付くのも傷つくのも遠ざかるのも引き寄せられるのも、全て猫たちのおかげ。
特に横尾さんが気になりました(笑)
対人恐怖症気味だったけれど、心を徐々に開いて行く宇津井。
それによって、ノンケは駄目だと思いつつもぐんぐん惚れていく由良くんが何とも可愛い。
最後の最後まで、猫ちゃん達の心の声から目が離せません。
ついでに、カバー下!
これを見なくちゃ損しますぞ☆
煙草の銘柄で、一つ一つ作品が進んでいく。
それが何とも素敵で色気があって、とっても楽しめる1冊でした♪
こんなにナイスナ作品なのに、読んでいなかったなんて後悔しっぱなし。
最新刊は別にしても、この作品が1番好きかも知れない。
禁煙が当たり前の世の中でこの作品はその煙草がストーリー構成に抜群の効果を見せてる。
可愛いBL系の話ではないし、ある意味リアルなんだけど、そのリアルさがくどくない。
煙草の銘柄、それも昔からあるヘビーと言うか、若者は遠慮しちゃうような煙草が
主人公と共に出てくるのですが、男クサイ雰囲気が素敵と感じてしまう。
出てくるキャラは私の苦手なオヤジも出て来るのにそれがしっくり馴染んでる。
しかし、全体的な雰囲気は大人向けなので当然好き嫌いは出るのかも知れない。
ラストの「麗しのメインクーン」は煙草からはかけ離れて、亡くなった愛猫をこよなく
愛する主人公が登場して、ファンタジーな展開にラストはなっている。
ネコ好きのハートをくすぐること間違いなしなストーリーで、もっと作者のファンになる。
最高に楽しませてくれる変化にとんだ作品。
それぞれに味わいがあって良作揃いの一冊だったと思います。
「SNOKER」は#1~#4作のオブニバス、「麗しのメインクーン」は三作品、という内容です。
「SMOKER」は女性の影が全くない男だらけの「ノアー」という会社の、喫煙所での交流など、煙草にまつわるストーリが展開されます。
最近は喫煙率も減っていますが、昔はどこの職場でもこんな感じで男性が溜まっていましたよね。小さい頃によく見た風景だな~と思い出します。私自身は吸わないので(むしろ嫌い)煙草の良さは分かりません。自分の父親や彼氏が吸う人だったので、父が吸っていたものや彼氏が吸っていた銘柄くらいは何となく知っているくらいのレベル。
吸う人が多い職場にいたこともありますが、女性で吸う方がそのたまり場で一緒に談笑しているのを見て、羨ましく思ったこともあります。
それにしても井上佐藤先生といえばやっぱり魅力的な中年男性をお書きになる方というイメージがありますが、今回もイメージを裏切らない、素敵なオヤジたちが出てきました。私自身オヤジ萌はない人なのですが、井上佐藤先生の描く中年男性は好きです。
なんて色気のあるエロイオヤジたちなんでしょうか♪萌ます♪
同時収録の「麗しのメインクーン」ですがメイクイーンと間違えて読んでいた馬鹿者です。
ひょっとして間違って言ってたかも。き、気を付けよう(;´д`)中学生くらいの時、団塊のことダンコンって言って笑われたし^^;勘違いマジ怖いわ~(^_^;)
さてそんなことはどうでもいいんですが、こちらは猫ちゃんが取り持つ不思議なラブストーリでした。
猫がブサ可愛いやつばっかり出てきて私の好みで楽しかったです^^♪
井上佐藤先生にしては登場人物が皆若くてシュッとしているな、と思ったら、ご本人曰く、「ガチムチ」「おっさん」ばっかり描いていると思われないように意識して描いた作品だったようです。
攻めさんが綺麗目、受けさんが黒髪の組み合わせでした。Blでは綺麗目の人は受けになる人が多い気がしますが、こちらの作品は逆ですね。
また、猫たちが要所要所で良い仕事してくれています♪こんな猫ちゃんたちに囲まれて、幸せな人たちです^^*
ある会社を舞台に、煙草のをテーマに繰り広げられるオムニバス。
煙草の銘柄を副題にした、4つのカップルの話。
今やどんどん隅に追いやられる喫煙者。
あまり恵まれない環境の喫煙所は、実は秘密の情報交換の場所で
そこでの人間関係は実は侮れないという話は、よく聞く事だ。
私は喫煙者じゃないので、噂でしかしらないそんな世界を、ちょっと覗き見た感じ。
ほおお、あそこではそうやって恋も生まれているのかっ?!(笑)
ところでこの会社、女の影が全然ないですね?
喫煙所もだけれど会社全体の雰囲気が、おじさんの男子校みたい。
バリバリエリートや、専門職とかじゃなく、
普通のリーマンが普通にちゃんと仕事している感じがいい。
男達は色っぽいし、どれも短いけれどエロいシーンがある。
個人的には、17年愛の(長ーく思っているのとかはツボなのでw)「hi-lite」が好き。
吉野の純情なのか大胆なのかわからない、思い詰めて開き直った感じがいい。
短編なのでもうちょっと描いて欲しかったかなぁという気も。
後半に収録されている「愛しのメインクーン」は、ちょっと不思議な猫の出てくる話。
こちらの雰囲気も好き。
『♯echo』
人の名前は覚えず、体のみで足りてしまう岡部は、同じ社の米倉とかつて関係を持ったことがあります。米倉の方から、岡部に近づくのですが、体のみなら、あっさり落ちる気がしました。
『♯HOPE』
新卒で周りから期待されているものの、いざ現場に入れば右も左も分からず、すぐに赤面してしまう紺野と、その上司である菊池課長との話です。
菊池は離婚して今は一人暮らしなのですが、なぜかわびしいというよりも、私にはその姿がなぜか色っぽく見えました。紺野は菊池を好きになって、その恋が叶うことはないと思っているあたりも何だか初々しいです。
『♯Peace』
煙草のアンソロジーの作品の中で、唯一嫌煙家の人間、三好が出てきます。芹沢と三好は同期でずっとライバル関係にあります。三好が秘書課に異動したことで、芹沢にとっては張り合いが無くなったかのように思えたのですが、芹沢は二丁目のバーで偶然三好に会い、酔っ払った三好を介抱します。いつも芹沢のことを嫌いと言っている三好ですが、実は隠された本音が明らかにもなります。本当の願いが突然叶ったらきっと驚いたり、かえって戸惑ったりするものでしょうが、ぶれない芹沢が好きです。
『♯hi-lite』
同期で家も近い吉野と牧村ですが、吉野から餞別代わりということで牧村と寝ることを望まれます。ずっと一緒だった二人ですが、ある日いなくなってから、その大切さが身にしみる…。切ない王道ものです。
『麗しのメークイン』
デュークという猫を安楽死させた宇津井とペット保護シェルターで働く由良の物語です。デュークに似ているということで由良が気になる宇津井ですが、由良の方も宇津井が気になるようで、どちらから近づいていくのか楽しみながら読めました。
由良はデュークではないし、宇津井が振り向く可能性は分からない。戸惑う二人がじれったく、私も猫たちと同じことを思ってしまいました。(笑)
煙草にまつわるアンソロジーでは、男社会、体育会系の雰囲気があり、気持ちよりは有無を言わせない行動、暗黙、慣れで通じてしまうところが多かったです。
タバコ吸ってるオジサマ~オニイサマまで、どれも素敵なストーリーでした。
この漫画を読んでタバコの銘柄に興味を持つようになりました。
それぞれにそれぞれの魅力がありましたが、同じ会社の方々や何かしらのつながりがある方々なのでさりげなく違う話に登場したりしてて笑いました。
絡みもがっつりばりばりです。
猫の話「麗しのメインクーン」に思わずホロリとしました。
絵柄に癖があるので多少好き嫌いは分かれるかもしれません。
タバコを吸う男って セクシーですよねえ。
似合っている人がいっぱいいるんだ。 これが!
私は すっごくガン見しちゃう。
うっとりしてる。(変態です)
タバコをどこでも禁止にしないで!!
私のうっとりタイムがなくなってしまう・・・。
国のえらいおじ様達 これを見ていたら考えを変えてくれないだろうか?
(見ないからっ!!←バカ)
ということで。
本の感想については どのカップルも好みでした。
仕事の合間のいっぷくが 『セクシー』です!!
―大人の為のBL―
という感じがします。
違うタイプのリーマンがザクザク出てきます。
貴方のお好みはどれ?みたいな…。
「子連れオオカミ」の宮本の会社が舞台になっていますが、全くリンクしておりませんので単品で楽しめます。
又、同じ会社内のお話ですが、各々独立したカプの話になっており、ゲイ同士の馴れ合いというのも御座いません。
何より絵がお上手!!
プロの漫画家様に対して失礼ですが、新しい本が出る毎に美しく、より精巧な絵柄になっているように思います。
もう~これ以上夢中にさせないで!という位、好きな絵柄です。
結構濃いHシーン描かれるのですが、綺麗な裸体画なので、私は全くエロく思わないんですよね。
まさしく絵になるエロシーン!、という感じです。
煙草の銘柄のチョイスも良い!
今時の若者は、まず吸わないであろう銘柄ばかり、いわゆる親父タバコとでも言いましょうか、
絵柄と煙草がマッチし過ぎて怖いです。
喫煙者の私としましては屋外に追いやられた喫煙スペース…、
他人事とは思えない。夏場は汗だらだら、
冬場は寒風吹きさらしのなかガタガタ震え、もはや我慢大会レベル…。
喫煙所で毎日顔をあわせていると、妙な連帯感が生まれるのは何故かしら?
疎外された者同士の哀しい一体感か?
「麗しのメインクーン」
これも良かったです、猫好きには堪らない。
こちらもどの猫がお好き?という位、猫ワンサカ出てきます。
私は勿論コルレオーネが一番好きです。
アレルギーがあるので猫飼えないのが辛い~(泣)
や、評価が高いのは知ってまして、発売されてすぐに手元には
あったんですが、結局今頃読んでます(笑
面白かった。というか、猫の話がキュンとした。
キュンというより、ジンワリ?ほっこり?
前半は、タバコ~が共通な短編。
個人的には、やっぱり猫のネタが好きだったかな。
はじめはおっかなびっくり、近づくほどに可愛くみえて
ほんとうに猫みたいな人。
そして猫がなにより好きな人。
失った猫との思い出、悲しみ、あたらしい猫と。
そして新しく生まれた恋のゆくえや~。
最後に、死んだ愛猫が(´;ω;`)なくだりがなんとも言えず
かわいい可愛いな作品でした。
「SMOKER」まさに紫煙 というタイトルがぴったりの本作です。
井上佐藤さんが描くリーマン、ビジネスマンは、重装備ソルジャーって感じで、シャツ一枚しかきていないのに、めちゃくちゃ重厚な雰囲気です。
カラダのラインがリアルかつたくましい。
あぁ、こんな腕でだきしめられtaiって思ってしまいます。
一番のお気に入りは、#1 echo の妄想シーン、実にエロい!
いかにリーマン+煙草が素晴らしいかをとくと味わいました。
煙草から始まる恋愛模様なのですが、さすが井上さんとしか言えない溢れんばかりのエロさ。
短編なのでお話自体は比較的安定したテンプレですが、それで終わりません。
チャラい兄さんから真面目なリーマン、可愛い新人くんに頼れる上司(バツイチ)、清楚ビッチな眼鏡にガチホモ営業マンとかまだまだいるんですけど、もれなくエロい。
馬鹿の一つ覚えみたく連呼していますが(笑)このエロさの破壊力は凄い。打ち砕かれました。
お話もキュンキュンな内容なので安心して読めますよ。
ちょっと余談ですが……
『SMOKER#04』の「5年後」にはグッと来ました。続きはどこですか…っ
なんでこうBLだとタバコが素敵なエッセンスになるんでしょうねえ。
今回はタイトル通り煙草のみがテーマ。
しかも、うっほうほのリーマンもの!理系眼鏡もいれば、ひよっこもベテランリーマンも、さらにヒゲでガテン系もいる!
とにかくもう男子校か?と思うほど女子がいませんこの会社。ひとっこひとり。気持ち良いほどに。
ノアー社という、素敵な会社にお勤めの男たちの4話オムニバスものなんだけど、どれもこれもギューンときます。
一話だけ雑誌掲載だったか別冊だったかで読んでいましたが、通しで読むとまた違う趣きが。
「echo」機工課の岡部と研究開発課の米倉。
「HOPE」営業一課に入った新人紺野とバツイチの菊池課長。
「peace」営業一課から秘書課に移ったタバコ嫌いの三好とライバルである芦沢。
「hi-lite」入社以来17年間そばにいて想いあっていたのに進展なしの吉野と牧村。
どのお話にもちょっとだけほかのお話の登場人部が出ていて、それを探すのがまた楽しかったです。
菊池課長にメモを見せている芦沢がいたり、喫煙所で喧嘩する三好たちの近くで談笑してる岡部と牧野がいたり、若き日の菊池課長も見れたり…この頃はまだ結婚したばかりなのかもな~なんて思ったりして。
それから『子連れオオカミ』の「みよもとそん」までゲスト出演してるのには参りました!宮本さん、この会社にお勤めだったのね~。
4話ともすごく好きなお話でしたが、中でもいちばんよかったのは「hi-lite」だなあ。
入社したての二人の細くて可愛いこと。まだ学生っぽさが抜けきれてなくて、17年後の素敵なリーマンに成長してる姿と比べると、実に鼻息が荒くなります(笑)
どれも続きが読みたくてたまりません。
1話ずつ1冊で読みたい!(このフレーズ、よくここで言ってるよな私)
タイトルのタバコは、どれもけっこう重たくて古くからある日本の銘柄ですよね。
どうにも昭和の労働者というイメージが強くあります。
一度嗅いだら忘れられない個性の強い香りと同じように、この作品もいつまでも心に残りそうだなあ。
もう一本の猫ものもまた好し。
今回は子供たちいないなと思ってたら猫たちが可愛いこと可愛いこと。カバー下での擬人化もっと見たいです。
最後のおまけ漫画には『エンドルフィンマシーン』や『子連れオオカミ』の登場人物も出ていて、ファンには嬉しいサービスでした。 .
現実社会では喫煙者は日々肩身が狭くなってて、まあ個人的には非喫煙者なので正直煙草は苦手だし、職場で煙草休憩とか取ってる人を見ると喫煙者だけ煙草休憩って有りなのーー?それってズルくね?とか思ったりもしてる訳ですが、現実ではなく漫画の世界となると全く話は別!
煙草を吸う男はやっぱ絵になるよーーー、あと煙草の先端同士と付け合って火を分け合うシーンとかはときめきますな!普通に刑事ドラマとか見てても先端火渡しは腐女子心をときめかせる魔法アイテムだと思います( ー`дー´)キリッ
BLでも特にアダルトなリーマンモノときては煙草がやっぱ似合う!
社会人の煙草を通して通じ合い絡み合う男達の話がたまらんです。
野外に設けられた喫煙所で肩寄せ合って煙草を吸う悲哀さもいい!
色んな銘柄の煙草が出てきますが、どれも作品内容と合ってて煙草が凄くいい小道具として生きてます。
これからもBL界では非禁煙で!!喫煙者ガンガン出しちゃってくれるといいと思います。
煙草を吸う男は絵的にも話的にもいいものだ~。
「麗しのメインクーン」は猫シェルターで働く由良と、そのシェルターの猫の里親になるべく淡々と通い続ける謎めいた男、宇津井。
最初は寡黙で無愛想だと思っていた宇津井が猫馬鹿な所とか可愛かった~。
あとエロシーンで由良の背中に刺青があったのにはドキッとしました、同時にエロさも倍増。
展開もオチの付け方も上手かったー。
あとカバー下のオマケ漫画の可愛い事ったら!にくきゅうううう!
どの話も素晴らしくてこれはもう迷わず神!
表題作(多カップリング短編連載)ともうひとつ連載(こちらは固定カップリング)が収録されています。
表題作SMOKER、スーツ好きな方、ML好きな方、オススメです。枯れ専且つファザコン気味のサラリーマン好きな私としてはオイシすぎて幸せでした。エロ描写も巧く、嫌みのないむしろこちらが興奮するような描かれ方で一気にファンになりました。ゴツゴツした絵ではありますが、このお話はぴったりです。線の細い絵には向かない、作者様にしか描けない世界だなぁと感じました。
また喫煙者には気持ちがわかるというかアルアルなネタがあり(風が強い日は皆で肩寄せあって無風状態を作り火をつける様(笑))楽しく読めるかと思います。
肝心なストーリーですが、短編オムニバスだから仕方ないとは分かっているものの、高確率でゲイなので現実味はございません。割り切れるなら大丈夫。ほろ苦いストーリーでいいものなのにそこがどうしても気になってしまい、私は如何せん入り込めませんでした…
個人的に好きなのは#2hopeの二人。乳首がいい紺野かわいすぎ、普段オヤジ受けが好きな私も菊池課長は攻めで可!カコイイ!
もうひとつの収録作品、愛しのメインクーン。
これはもう可愛すぎる猫ちゃんたちたまりません。またこちらはSMOKERと異なり固定カプ連載なのできちんとお話もできています。
冒頭でうっかり宇津井が攻めかと思いきや違いました(笑)後半では納得できましたので問題ナシ!デュークの写真と語らう場面の宇津井の切ない表情にこちらまでシュンとなります…
何より一番最後、額の中から現れた亡きデュークに全て持ってかれました!頭の猫又話がこうくるとは!
お前のことを伴侶とも思っていたよ、デュークかっこよすぎます。切ないやら幸せやらもうもう胸がいっぱいになりました。
この連載は間違いなく神評価です。そしてカバー外して見たらなんてかわいい世界!きなこかわいいかわいいかわいい!しかもここでまさかのオヤジ受け?コルレオーネおりこう!
前半SMOKERと後半メインクーンを総合し萌2評価ですが、仕上がりも興奮度も非常に高い単行本かと思いますので、買って損はないかと思います!
初読みの作家様でしたがタイトルと、それに似合ったスタイリッシュな表紙に射抜かれて衝動買いでしたww
禁煙風潮が幅広く浸透する昨今。徐々に立場が弱くなっていく肩身の狭い喫煙者にとって今回のコミックスは同じsmokerとしての共感と共に、煙草を嗜む男達の仕草&シチュエーションをそれぞれの恋愛模様の中で余すことなく堪能でき、ホント至福の一冊でした!!
いやぁ~眼福眼福ww
表題シリーズは煙草の銘柄に纏わる4組のカプで構成された、働く男達の恋愛を描いたオムニバスストーリーです。1つの会社を舞台としているので各お話の中でキャラがどこかしらリンクしていて、彼らの相関図を確認しながら読み進めるのも楽しみの1つでしたww
職場という狭い空間の中で繰り広げられる男達の密やかな駆け引きと交錯する想い、そして葛藤。
そして個人的にハマったのがチョイスされた煙草の銘柄の渋さですね!
洋モクではなく、あくまでも国産。しかもechoやhi-liteを吸ってる同世代のリーマンを私は今まで見た事なくて、もうその姿を拝めただけで感無量でしたww
ストーリーは4話どれも甲乙つけがたいのですが、個人的には最初に読んだ一目惚れ同士の『echo』と3話目『Peace』が印象的だったかな。特に3話目のお話は言動とは裏腹に同期と同じ煙草を吸う男に彼の姿を重ねながら抱かれていた受けの切ない想いと、煙草を吸わない受けの為に禁煙を始めた攻めの思いやりにスゴいキュンキュンさせられました。
私には…到底無理…です(苦笑
因みに私の中で煙草を吸う男を描かせたらピカイチ作家様は山田ユギさんだったのですが、今作品で井上佐藤さんも仲間入りしました!ww
そして次のメインクーンシリーズもですね猫派の私にはこちらもホントたまらんお話でした!里親詐欺の件は私もTV番組で聞いた事があり最初はシリアスな展開なのかとヒヤヒヤさせられたのですが、実際は少しファンタジーの入ったとてもハートフルな良いお話でした。そして、出てくる猫ちゃん達が皆個性的で可愛いすぐる~!!
今回はキーワードとして煙草と猫ちゃんに大きく分けられると思うのですが、どちらも作者様にとっての拘りと愛情がスゴく感じられました。
それを上手く作品に反映させられるという事はホント素晴らしいことですねっ!
よって今回は文句なしの神評価ですw
猫好きのsmokerは勿論のこと、それ以外の方々にも是非オススメですよ~♪
昭和を感じる骨太な男臭さです、タバコの銘柄がすでに\(^o^)/
タバコに絡めてるってのもあるケド、絵柄から構図からすごい男臭。
オヤジものならこれっくらいものっそオヤジじゃなきゃネッ!若く見えるキレイすぎなオヤジなんて萎え萎えだものッ!
BLというよりゲイ。大人の恋愛って感じ。そこがいいですヾ(≧∇≦*)ゝ
オヤジだからこその色気とカワイさが詰まってますwwww
でもあたしは紺野くんが好きですケドね(笑)
ただ。。。。猫の話は好き嫌いあるカモ。。。。。。
あたしは×(T_T)ウーン
でもそれ差し引いても神です。
BLファンタジーもダイスキだけど、男くさいゲイ寄りMLを敬遠してる人も読んで満足だと思います♪
あいかわらず、エロい身体してるよなぁ。
なんか、しっかり骨太なところが、みっしり重さの乗った「男」ってかんじで、いつ見ても、エロい身体だなあって、感心する。
タバコシリーズの舞台は同じ会社。
こんなにエロいおっさんだらけの会社、あったらすごい。
って言うか、ありそうですごい。
この4編の中では[hi-light]が一番好きかも。
17年間、親友として過ごして、17年目に一夜だけ襲い受けされて、置いて行かれて、5年後にマンションを用意してプロポーズ。
いい年の大人の男の本気。
たまらないです。
あと、エロかわいさで言ったら「HOPE]
紺野君の赤面涙目と菊池課長のセクハラオヤジッぷりが、めっちゃえろい。
後半「メインクーン」
由良君みたいな、今時風のキレイ系イケメンさんも描けるのね。
そしてカバー下の、ネコたちのお話も、なかなかよかった。
煙草シリーズも猫も良かった。
色っぽいというより艶めかしさを感じる絵は相変わらずステキ。
っつか元々絵は上手い人だけどエンドロフィン~からしたら漫画の見せ方がすごい上手くなってるなあ。
自分は吸わないんだけど喫煙所って妙な連帯感ありそうで前から羨ましいと思ってたのでこんな喫煙所ならほんと紛れたいw
そしてホモネタ好きのおじ様達にホモネタ返しをしたいw
どれも好きだけどechoが一番好みのCP(髭同士って私も言われるまで分からんかったw)なんだけどhi-liteの20年愛もたまらんなー。
猫の方は由良君も宇津井さんもかわいいCPでキュンキュンしたけど最後はデューク様のダンディさにズキューン!
煙草も猫も小道具ってだけじゃなくほんとに大事で好きでっていうのが伝わってくるのがすごいなって思った。
特に猫の方は生き物に関わる覚悟みたいなものが声高じゃないけどしっかり描かれているのが深い愛だと感じました。
表紙のデザインがエロティックかつクールでカッコイイと思ったら裏表紙はセクハラでしたw菊池さんってば!!
そしてカバー下までステキでした(*´Д`*)モーナニアノカワイイヤツラ…
麗人買わなきゃ…
絵柄があまり好みじゃなくて読んだことがなかったのですが、このたび初めて購入させていただきました。
おお・・・・・いいじゃないか!
煙草をテーマとして、そこから広がっていくストーリ。
社会人で大人な恋愛を見事に煙草と融合させているところは、もうなんていうか、ぞくぞくとしびれちゃいます。
ゲイ話ってなかなか読もうとは思わなかったのですが、これならがっつりとよんでもいい。ファンになっちゃいました。
個人的には二話が好き。上司に惚れている新人君受けと、理想の上司でバツイチノンケの攻め。上司が後輩の告白を上手に受け流すあたりが、「あー、こんなんいいな」と感銘を受けました。
結局結ばれるのですが、セックスシーンの大人な感じに惚れちゃいます。こんな男いないよーーっとあこがれてしまいます。
まあ・・・ホモネタ好きのおじさん連中がこの世にいるとは思えないので神にはしませんでした。
猫ちゃんのお話はとっても素敵で、心がほんのりと温かくなります。おすすめです
年1冊出る井上佐藤作品がいつも愉しみで、愉しみで♪♪♪
今回も首を長くして待ってました!
07年~11年まで約年1掲載のタバコをテーマにしたオムニバス4本と、
10~11年作品の猫をテーマにした3本。
以上の構成は、テーマがタバコだけに大人の男感が満載で、そしてメインクーンはちょっとファンタジーの入った猫も準主役を張っていそうな、今までにない井上佐藤作品のイメージを作ったと思います。
それにしても、5年に及ぶ作品なのに絵の著しい変化というのがそんなになくて(それがいいことか悪いことかは?)時間を感じないのもまたよかったです。
「SMOKER」は技術系の会社を舞台にして、喫煙する人達をかすかにリンクさせながら4組の男達の物語が綴られます。
◆一組目、エコーなんて今どき見ない何てマニアックなwww
過去の執着から臆病になった岡部と、一夜の関係を持った米倉。
ヒゲ×ヒゲですよ♪米倉が別人のような変身ぶりww
◆二組目はHOPE、これもおっさん臭いタバコ。
上司が好きな新入社員の紺野と、その気持ちを知ってルンルンになってしまう上司の菊池。
菊池、ものすごいポジティブな人なんだな☆楽しいよv
◆三組目はピース、このあたりもちょっと渋いけど割りといるよね。
営業の芦沢と、彼がライバルとして意識していた秘書課の三好。
あまりにも意識していたその気持ちと裏腹の行動は実は・・・めっさラブラブになった二人にヒューヒューでした♪
◆四組目は同期で家も近所でずっとつるんできた傍から見たら絶対おホモ達間違いなしの牧村と吉野。
吉野の転勤で初めて離れることになった二人。
遅い受けが色っぺー!!これ出会って17年、転勤して5年、実に22年と言うことは大卒と考えてラストは44歳!!
オヤジカプ万歳!!
各カプのキャラに萌え萌えはもちろんなんですが、
技術系会社ということで、多分男率が高い。
それで、社内おじさん達の会話がホモネタでからかう、っていうのうが、何だかすごくリアルにありそうで、この会社設定や何気ない社内の周りの人物達のキャラがモブなりに光っていて、それがいいのだ!
それにオヤジ率が大変に高くて、年齢は出てないけど間違いなく30代、40代がメインだとおもうんですよね~オヤジスキーにはたまりません!!
「麗しのメインクーン」これ、思わず泣いちゃいました!
親を亡くし、唯一の家族だった猫を亡くし、偶然出会ったペットシェルターの男性が、その元飼い猫にそっくりだったことから、その身代わりにしようと考えていたのに・・・という
猫を通して恋人になるお話なんですが、人間が話しを進めてもいきますが、その猫の存在感と役割がハンパない!!
井上佐藤さんの描く猫の魅力もまた全開で、ネコ好きにはたまりません!!!
ちょっとしたエピソード、猫飼いには思い当たる事件や、猫の行動、それへの共感もヤバイっす!!
主人公が猫を安楽死させる回想も、また涙が。。。
この漫画、今までの作品の中で一番キレイ系の男子の描かれ方をしていたと思いませんか?シェルターで働く由良。
勿論恋愛もすれ違い満載ですごくよかったのですが、、、
後書きをみて判明したこと!エロがエロすぎて(!?)総ボツになったって!?
ちょっとラストにあっただけですが、それでも充分に色っぽかったんですが、その総ボツエロがみたかったな~♪♪
デブでブサイクの横尾さんと、ヤクザ風だけど面倒見のいいコルレオーネ(いづれも猫)が超お気に入り!
カバーはずした本体にコルレオーネ擬人化漫画があるので、忘れないでね!!
このコルレオーネ擬人化で一本漫画がほしかったーーーー!!!
ゲイゲイしい登場人物達。
肉肉しい、生生しい肉体。
そして魅せるストーリー。
まさに自分の求めるモノがここにあります。
絵的には好みが分かれる作家さんなのでしょうが、これがいいのです!
これをオカズにご飯が食べられそうですww