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yawaraka nayuuutsu
▪柔らかな憂鬱
いつも花を一輪だけ買っていく気になる男性は、心が読めるという噂のある人で…という設定。でもあくまで噂という設定で、心を読まれてどーたらっていう(よくある)感じにならないところがまた曖昧な感じでリアルかも。そしてそっちの方がミステリアスで、佐東さんに魅力を感じました。というか佐東さん色気すごくてほっとけないよね…!
▪星の降る間に
猫耳受けのはなし。よくありそうといえばそうなんだけど、やっぱり猫耳は強し。そしてルナ先生の可愛い絵柄でこれ描かれたら…
しっぽ掴んでしまって、ごめんって涙目のクロエをなでなでするシーン可愛すぎた( ´ ` )
▪ふたりはいっしょ
注意したヤンキーが黒髪に戻してきたと思ったら、注意した真面目学級委員くんが金髪に!っていう面白い始まり~勉強以外はちょっと不思議回路な堂島の仲井戸へのアプローチが健気。可愛いふたりだった!
書き下ろしの、柔らかな憂鬱その後も良かった…
最中に新くんの声が聴こえちゃって恥ずかしがる佐東さんが可愛いよ。
表題作含む、3つの話が収録されています。
人の心が読める小説家と花屋店員カップルの表題作、猫が人間になって好きな人に会いに行く話、学級委員とヤンキーの話、とそれぞれ違ったテイストが味わえます。
でも、どの話も、恋する気持ちが可愛くてキュンとなりました。
表題作では、心が読めることでできた両親との確執から人と関わるのが怖くなっていたのが、裏表のない年下ワンコくんにほだされていくのが萌えました。年下くんのエッチの時の心の声が可愛くてキュンとなったし、それに答える感じの告白に悶えました。
一番好きだった猫の話では、猫なのに犬のように慕って、大好きなのをダダ漏れにしていたのが可愛かったです。
ヤンキーくんの話では、学級委員が、恋する自分の気持ちが分からずにぶつかっていく不器用さが可愛かったです。
この1冊で、程よいファンタジーと、キュンとなる純愛を堪能できました。
花屋さんということで、雰囲気もふわふわしていて
絵柄と相まって世界観に入りやすかったんですが、
色々と決定打に欠けたところがあったように思います。
小説家の方が心を読めるということだったんですが、
思ったよりもあまり活躍しない設定だったのが一番残念でした。
作者のコメントでもあったように曖昧に使うつもりだったようですね。
むしろもっと設定をフル活用した方が話が動いたんではないでしょうか。
最後の最後に言ってないことなのに
どうして知っているんだろう?と攻めが不思議に感じるシーンがありますので、
トラウマを深く描いてくれればシリアス度合いが増したように思えます。
雰囲気と設定が良かっただけにその部分が心残りです…。