非合法純愛(3)

higouhou junai

非合法純愛(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
27
評価数
7
平均
3.9 / 5
神率
28.6%
著者
不破慎理 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
非合法純愛
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784199604744

あらすじ

蒲生(がもう)がアメリカに行ってしまう――!?
蒲生からの告白を断ったはずなのに、
衝動的にキスをして「行くな」と止めた雨宮(あまみや)。
なぜそんな行動に出てしまったのか…
雨宮は改めて自分の気持ちに向き合う。
もしかしたら、俺は蒲生のことが好きなのか?
五年かけて気づいた気持ち…。感動の最終巻!!
(出版社より)

表題作非合法純愛(3)

雨宮寛晃,エリート検事,27才
蒲生俊希,ゲイの弁護士,28才

同時収録作品非合法純愛 3

安西,検事
北原,雨宮付の事務官

その他の収録作品

  • 日常のエトセトラ
  • あとがき

レビュー投稿数6

全方向しあわせ

ふう、読み終わりました。
心臓の上下運動が激しかった1、2巻を経て、最終巻。
ここまで来たらもう流れは読めているので、終始穏やかに読めました。

前巻では蒲生が前へ進もうと元カレ・滝本の告白を受け入れたところ、滝本のアメリカ行きが決まって…という「そのタイミングで究極の選択!?」状態でした。
こういうエクストリーム選択を提示されると「ああ、程よく追い払われるのね…」と思ってしまいますね。
このところ不破さんの作品を集中して読んできて、取りこぼしのない巧みな心理描写と流れるようなストーリー展開に感動していたので、これはちょっと残念。

滝本ひとりが可哀想な展開になってしまったものの、読者的にも「そうなよなあ」と納得できる話し合いもあったし、あとがきを読んで「それなら良かった」と思えたので、ここは一段落ついたと。

雨宮の方も、じわじわと自分の中に生まれてきた気持ちにちゃんと名前をつけることが出来て、蒲生共々末長くおしあわせに、でした。
それにしても告白されてから気付く気持ちをここまでしっかりと読ませてもらったのは初めてな気がします。
勢いと親友を失う寂しさの合わせ技で「好きかも!」というパターンはよくありますけど、気になって、考えちゃって、考えてるけど分からなくて、分からないけど離したくなくて、人に相談して、さらに考えて、やっと分かる。これくらいしっかりと時間をかけて気付けた気持ちなら読んでいるこちらとしても、安心して蒲生を預けられるなというものです。いや、何様でしょうか、自分。

登場時から「おりぼんちゃんめー!」と思っていた「守って」キャラの北原も、落ち着くところに落ち着きました。
バツイチ検事もやっと自分の気持ちを認めたようで、このひとがいらん気を回すよりも、もっと早く素直になってくれてたら面倒にはならなかったんですけどねぇ。

読み始める前に淹れたコーヒーも一気飲みできるほど冷めたところで、さんざん心臓を痛めつけてくれたこのCPたちともお別れでございます。
良い作品でした。

0

恋が成就する時

完結巻。

一度蒲生への独占欲を自覚した雨宮は、どんどん蒲生を意識するように。
そして自分と滝本の板挟みになっている蒲生に遂に『好きなんだ どこにも行かないで欲しい』と告白!翌日2人で一緒に滝本の元へ。
滝本は全て分かっていました。
この滝本は「当て馬」なんていうポジション勿体無いくらいの誠実な男性なんですよ…滝本と結ばれても納得なくらい。
時間って残酷ですね…

さて、北原はというと。
雨宮に失恋した北原を気遣う安西検事。でも素直に受け取れず頑なな北原は、一度は安西の手をはねのけてしまう。
こちらの安西x北原はひたすら北原が不憫なキャラで、安西が諦めずに手を伸ばしてくれて本当に良かった……お幸せに。

番外編「日常のエトセトラ」
一つのベッドで眠る雨宮と蒲生。まだ気恥ずかしくて下の名前で呼び合うのも慣れない。
出勤前の甘々なベッドタイム。

そういえば3巻通じてエロシーンは無しですね。でも十分甘さも切なさもあり、満足できる作品です。

1

ヘタレが一杯

シリーズ完結巻です。
思い起こせばこのシリーズ、ヘタレが大変多かったなぁ~(笑)。
受け様だけでなく、攻め様もヘタレなので、中々に焦らされましたです。
あと、受け様の涙も一杯見ました。私はなよなよした受け様が苦手な時があるので、この巻は特にちょっと泣きシーンが気になりました。
三角関係のお話としては、当て馬キャラがかなり存在感があったので楽しめました。
滝本がやっぱり私にとっては一番男前キャラでした。
もう1組のカップルには受け様の元カレが出てくるのかと期待しましたが…彼は序盤で消えてしまいましたね。唯一悪者キャラだったのでちょっと期待していたのですが…。ちょっと残念。
安西が最初に結婚した時に一番愛していた人とは一体誰だったんだろう…。気になっていたのですが、結局はっきり明かされることがなかったのでこれもちょっと気になる。北原のことだったのかな?
他のキャラは基本的には皆いい人達なので、安心して読めるシリーズだと思います。

1

主役キャラも、脇キャラも、恋の行方が遂に完結!!

正直主役キャラよりも脇キャラの恋の行方が気になっている私・・・

どうにも、主役キャラ達(とりわけ主役キャラの想い人である雨宮が好きになれなくて・・・)のぐるぐる具合がどうにも微妙・・・
蒲生には多少同情できるものの、なんか優柔不断で気の利かない雨宮みたいな人で良いのかい??という・・・
当て馬キャラの元彼が良い人なだけに、結構かわいそうでした・・・(本人は弱さに付け込んだから・・なんて言っていますが、そう自ら認めるあたりも良い人・・・という感じで・・・)

色々ありながらも、両想いになった蒲生と雨宮ですが、Hシーンはありません。(これからします・・・というシーンはあります)

そして、本書には、個人的には注目&萌え度高!!!!の、脇キャラ2人のお話も描かれています。
安西の前ではツンツンキャラな眼鏡美人の北原と、そんな北原を長年そばでそっと見守りつつ、からかいつつ、思い続けていた安西。
こちらの方が主役カップルよりも大人な恋愛模様なイメージかな。安西さんがやはり大人なので・・・
無事に2人の愛が成就して良かった!!!
北原さんのようなちょっと危な気な繊細タイプには安西さんはもってこいだと思います。
最後までこの2人は萌えさせてくれました。(ちなみにこの2人もHシーンはありません)

0

片恋はイイ!!

私は断然小説派なんですがこと不破作品に関しては漫画ですがツボにグサグサきます。この非合法純愛も何度となく再読しました。一途な片思いが実る話も、親友から恋人に発展するのも、真っ当なノンケが親友に恋愛感情を抱くのも、格好イイ当て馬の登場も総てがツボです。雨宮にはずっとキリキリさせられてきたので、蒲生を大事にしてくれと佐伯女史と同じ視線になりました。

0

長い長い片思い

研修所で一目惚れした検事 雨宮(攻)に5年間も報われない片思いを続ける 弁護士 蒲生(受)

1巻では蒲生の雨宮に対する気持ちが溢れ、
2巻では雨宮が蒲生に恋心を自覚。
そして、堂々完結の3巻です。

今巻で完結だと知り1~3巻まで購入し、一気読み。
読んだ後は、蒲生の片思いの行方を見届けられて、感無量でした。

お互い親友を失いたくない気持ち、だけど雨宮は同性を恋愛対象に見れない現実。そこに現れる蒲生の昔の恋人、滝本。

横入り間男の滝本ですが、とても良い人。この人がいなかったら、二人の関係は進展しなかった。最重要人物です。
いつか滝本にも良い人が見つかりますように。

大人の恋愛を描いた今作。
登場人物は皆恰好良いし、ストーリー展開も秀逸。
悩みながらもゆっくり進んで行く二人の関係に最後まで目が離せません。一気に読めて良かった。1巻ずつ購入してたら、2巻~3巻の間は耐えれなかったかも。一気読みをお勧めします。

番外編で安西検事×事務官 北原のお話も読めます。
個人的に北原はあんまり好きじゃなかったな・・・
優しければ誰でも良い、って感じがして。
だけど、安西とは合ってる!
この先、オトナな安西が彼を支えてくれるだろう。

1

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