月と野蛮人(通常版)

tsuki to yabanjin

月と野蛮人(通常版)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
151
評価数
34
平均
4.4 / 5
神率
58.8%
著者
せら 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784778110499

あらすじ

ユリエルは砂漠に眠る『ロアディス』という遺跡の発掘に立ち会いたい一心で、シムア王国を従者のエルヴェとともに訪れた。しかし、トラブルに巻き込まれセルディア族の首長、アルド(アルドグラドゥル)に捕らえられてしまう。アルドに「気に入った」と言われ、そばにおかれるようになるユリエルだったが、ユリエルには国に帰らなくてはならない理由があり……。
砂漠に眠る運命のラブストーリー…。
(出版社より)

表題作月と野蛮人(通常版)

29歳、セルディラ族の首長
20歳、ラファージ国王子

その他の収録作品

  • あとがき
  • 月夜にくちづけ

レビュー投稿数4

単なる王道ではない、想像できるような一般的なアラブBLを超えた深い作品

「プライベート・ストリッパー」シリーズがどちらも文句なしの神作だったので、その中に収録されていた「エル」の本編がこちらだと知りポチリ。

時期はちょっと昔、「北アフリカの砂漠に住む一族の首長x欧州系の王子」で、彼らの会話は仏語。
前述のシリーズ同様、相変わらず攻めのおカラダが美しい!
受けがウブで子供っぽいと思ったら20歳か…でも攻めからの無理やり行為にはちゃんと反撃するの男らしくてイイ!
がっ!やっぱり無理やりTNKを触られます(ガッカリ
2010年発売の作品ならしゃーないのかも…
それに、おSiriは最後の最後までされません(ホッ

お互いが惹かれ合う描写もちゃんとあるのが良かったし、なによりキスシーンが美しい…!
受けがあんなにも確固たる理由もなくロアディスに惹かれたのは、やはり攻めに会うという運命によって導かれたのかな。
「吊り橋効果あったとしても、そんなにすぐ愛とか言うかなー?」と思ったけど、そこに切り込む別れ際の従者エルヴェのセリフがリアリティあって良かったですね。
しかもソコでまさかのバディス登場して、わろてもーたよw
これがあるだけでMy評価が爆上がりするテッパン描写:
◆寝る時にしっかりと抱き合う◆が本作にも!何度もありました!(拝む

<その他 良かった点>
・ゴツゴツした男らしい手のスジまで描いてくださる作家さんは希少なのでありがてぇ…!(拝む
・砂漠などの景色や馬の作画も美しい。異国情緒たっぷり
・キャラが似てて見分けつかないというレビューもあったけど、全員見た目も中身もキャラ立ちしてるので、全然そんなことはありませんでした。

試し読みの時点でシャリエ教授の倫理観欠如にもビックリですが、後の展開に関わっていてホッとしました。
エルヴェの違法行為はまぁ…推し(受け)への情熱なのだと無理やり我が脳を納得させることにw
ただのBLではなく、この二人の主従愛&友情も重要なカギとなっています。
とにかく大満足ですごくオススメなので、ぜひネタバレなしでどうぞ。

<モヤった点>
受けが5回泣いてた…ちょっと多かったな~
もし受けのタッパがあともう5cm高くて、↑この回数が少なければ☆5にしてました

<注意点>
受けやエルヴェの腕や手に矢がブッサリと刺さります(イテテ

<限定版 冊子【FAN BOOK】の主な内容>
・20日離れ離れになる前にイチャ2
・各キャラのプロフィール(エルヴェ180cmあんのか!嬉)
・初期設定集
・「エル」のバディスxエルヴェCP、ついに始動ー!なんと美しいキスシーン!
・10周年のお言葉集&上田規代さん/竹中せいさんのアルドxユリイラスト

付き人同士CP目当ての方は(921円しますが)ぜひ限定版を!

1

10周年記念号だった

生後間もなく、両親を含めた王族が死亡した事から、末の王子を国民は、「呪われた王子」と呼んでいる。
不幸を広めないようにと、隔離されてほぼ幽閉されて養育されているユリエル。

ユリエルの楽しみは読書。
特に、砂漠に飲み込まれた伝承を持つ中東のロサの遺跡についての書物が大好き。
ロサの砂漠で出会った男と、恋をして起きる色々。

2010年発刊の本。
この頃の描写は、時々崩れてコメディ調になっている。
巻末の活動10周年記念記事が面白かった。

1

アラブですがアラブってない?

王道か王道でないかというと微妙なところというか。
アラブ的王道よりはもう少しだけ紳士的な部分もあるような。
強引ではあるけれど、ちゃんと周りを見て相手の気持ちも考えて行動出来る攻・アルド。
なのでやっぱりアラブ的王道ではないのかな。
それよりはロマンスの王道っていう感じの展開。
ちゃんとお互いが惹かれていく部分が描かれていて、それでも自分の立場的な問題とかで離れ離れになったり、せつなくなったり。
単純なアラブものよりもしっかりした印象の物語でした(いわゆるテンプレ的アラブものとは違いましたしね)

印象的だったのは受・ユリエルがこれまで大切に育ててきてくれた従者・エルヴェに言った言葉。
アドルを、自分(ユリエル)を裏切っても、その従者だけは裏切らないという言葉がなんだか深い。
自分の気持ちよりもエルヴェの立場を身の安全を願うユリエルがただのかわいいだけの子じゃなくて芯の強いところがあっていいですね。

個人的にはそんなエルヴェとバディスがどうにかなればいいのに、と思うところ(笑)
どうにかなんないかしら?
って、限定版の小冊子に何かあるようですね。
読みてー!!

3

読んで見たかった…。

ショコラノベルズではお馴染みの、せらさんの初?コミックスをゲットしました。この方に砂漠モノの絵を描かせたら、絶対当たり的作品が多かったイメージのまま、今にいたり購入した次第です。
出会いがしらに砂漠の国の首長にさらわれて、お前が気に入ったと強引に迫られちゃう、王道パターンをまさにふみまくった作品なので読み易いし、主人公の心の葛藤とかもしっかり描かれていて、最終的に自分の想いをはっきりと、本人の目の前で、告白しちゃう場面は有りがちなシーンではあるけれど、必死になって告るシーンは感動的でした。

3

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