よろこびは膝の上

yorokobi wa hiza no ue

よろこびは膝の上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×27
  • 萌7
  • 中立8
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
67
評価数
24
平均
3.1 / 5
神率
8.3%
著者
加東セツコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
よろこびは膝の上
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784832287211

あらすじ

織戸康毅(おりとこうき)は親友の兄、充(みつる)と寝た。康毅の母が経営する夜の店を接待に使う充は弟には黙っていてほしいと言う。口止め料のキスからすべてを教えてもらい充に夢中になってしまう康毅。しかし兄弟仲のよさに嫉妬を覚えた康毅は充との大切な約束を破ってしまって──。
キレイなお兄さんとラブ読み切りシリーズ。秘めたプレイ短編と描き下ろし後日談充実。
(出版社より)

表題作よろこびは膝の上

織戸康毅(母親の経営するクラブのバイト)
菱谷充(会社員、康毅の親友、譲の兄)

その他の収録作品

  • 悦びはここに
  • 花音サロン
  • しあわせは腕の中(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数11

待ってましたよ加東さんの長編!!

友達の兄ちゃんに恋したお話です。
き、きれいなお兄さんは好きですかってやつですね。だいぶ古いCMだけど、しかもあれお姉さんだったけど、いいの(´盆`*)'`ァ'`ァ・・だってあなた、乗っかかり誘い受けですよどんだけ~!

母が経営するキャバクラ?高級クラブ?ようわからんけど、夜のお店でバイトする織戸康毅(おりとこうき)は、店に客として来ていた親友の兄の充(みつる)に誘惑され、関係を持ってしまう。
おりとこうき、なんかもうこの名前が既に「おとうと」と読めてしまいませんか?
充も「兄」に見えてきませんか?頭がおかしいですか?そうですよね。知ってる☆
この康毅にも兄がいて、ページをめくるといきなり登場するビッチキャラらしき兄ですが、あのー、ちょっと黒髪の人たちの区別がつかないのは私だけだろうか?親友である充の弟も黒髪で、もう私ゴチャゴチャ…。
この兄の背景もまた気になりました。ずっと弟に抱かれたかったそうな。てことは、ワイルド系なのにネコちゃんなのね?山猫なのね?と。
そんで充の弟と些細なことで仲たがいして、なんとか仲直りする康毅ですが、そこよりも、充と付き合ってるってことを黙ってる後ろめたさとかいいの?
あんなちょっとのことで口きかなくなったのに、充のことがバレたらどうなんの?ということが気になって仕方ありませんでした。
その辺のもう一歩踏み込んだお話が読みたかったので、続編出て嬉しいです!

それにしても毎度思うのですが、加東さんの作品はタイトルがほんと素敵!
タイトルってやっぱ大事ですよね。

8

不協和音の変奏曲のように

元々大好きな加東セツコ先生の作品。
作者様の作品は奇妙なサスペンス風味が魅力の一つですが、私にはここでもその空気感が感じられてそこが大好きです。

登場するのは二組の兄弟。
仲の良い菱谷充・譲兄弟。
そして、主人公の織戸康毅とその兄。
充が弟の友達である康毅を誘惑し、恋人になる。
本作はこの「康毅x充」の年下攻め誘い受けCPがメインのストーリーなんだけど、途中で思いもかけないあるエピソードがブッ込まれるんです。
作者様のあとがきなどでも言及は無いのですが、私はこの康毅の兄(本作内では名無し)がすごいインパクトで。
ルックスもいいし、不良でワイルドなタイプ。それでいて本心は誰にも言えない執着の塊を抱いている。
この不穏な分子の存在が通奏低音のように本作に奇妙な味を加えていると思う。
また、充の弟(であり康毅の友達)が充を過度に大好きという空気感もあるのにそこもストーリー的にスルーされているのも意味深。
メインCPが順調にラブくなっていくのが逆に奇妙にすら思えて、私的にはゾクゾクしてくるポイントなんだけど。
きっと一般的には「ストーリーがわかりづらい」とか「本編が物足りない」とか評される感じなのかな。
私は読めば読むほど好きな作風ですね。

0

弟の友達と見たこと無かった。

いつもは短編・短編で、少しばかり中途半端に物足りなかったり、この先どうなるのかな?という話が多い作家さんでしたが、今回は丸ごと一冊表題作のみの作品でした。
相変わらず絵は綺麗ですっきりしていて読みやすく、加東さん作品で一番面白かった。

弟の友人から恋人関係へ。
年下攻めの年上受け…いや乗っかられ攻めと乗っかり受けと表現した方がいいのかな?
年上の綺麗なお兄さんの、もの慣れない年下男子を誑かしていく様が堪らなく良かったです。
甘えさせて甘えて、誘惑して押し倒されて。
私的には大変ヒットした受けキャラです。

なによりも今回ぎゅっと掴まれたのは受けの充の表情や言葉遣い。
余裕があって年上らしい見下ろし目線、そんなことも知らないのか?と言いたげなちょっと意地悪な口調。
でも全て度が過ぎているのではなく、あくまで年上だから見せられる表情や言葉遣い。
でも、弱っている時は凄く年下の康毅に甘えるし、縋るような不安定な表情も見せる。
会いたくなったから、とバイト中の康毅の元を訪れたりして。
そんな甘い所と少し辛い所のギャップが堪らない。

康毅は充にほんとに誑かされてるという感じがする年下攻めです。
充は誘惑上手でリード上手。
そんな充に康毅は誘惑されっぱなしで、転がされてるなーって、でも、康毅は年上の充にふさわしい男になりたいと思って努力しているようだし、頑張ってイイ男に成長すれば良いなと思えた。

この話には二組の兄弟が出てきます。
どちらもブラコン気味の兄弟だけど、兄弟仲は康毅と兄の関係は最悪で、充と弟仲は凄く良い。
二組は対照的な兄弟関係です。

それぞれの兄弟関係のエピソードが作中には何度か出てきます。
充と弟の関係は良好だけど、康毅のと兄の関係はそうではなく。しかし、康毅の兄がただの嫌なキャラかというと彼なりに秘めた複雑な思いがありそういうのを考えると、康毅に言われた言葉が胸に突き刺さって痛そうだ・・・と思えてくる。
突き放すのは嫌いだからというよりも、そうせざるおえない状況にしてしまった兄側の責任だと、切ないけれど。

私的に超ツボだったシーンは初めて康毅の部屋を訪れた充が、康毅のベッドに座り枕を撫で、愛おしそうな表情をして枕にそっと顔を伏せる場面です。
うわーうわー!ってごろんごろん転がりました。

6

どこか色気がある。

面白かった!
今まで読んだ中で一番好きかも。
というか、いつも余韻を残すというかこの先どうなんの!?って感じで終わることが多かったので、まるまる1冊1つの話を読めたのがよかった。

受がなかなか積極的でした。
でも、普段はそんなふうに見えない人なんだよなー。
メガネ1つで随分印象が違います。
攻はまだまだ成長途中といった感じ。
かなり年下ですから仕方ないのかもしれませんが。
そういう意味でも受が積極的にならざるを得ない部分もあるのかな。

個人的には攻の兄が気になりました。
単なるだらしない男なのかと思いきや、まさかの弟に対してそんな願望!
それはそれで見たかったようなそうでないような…。
この兄の話とかもあったら面白いかなー。

加東さんの絵はどこか色気があってステキ。

5

白いニャンコが可愛い

実家暮らしだからか白い子猫が出てきます。裏表紙や扉絵にもいますが、ストーリーに絡むことはないのが残念です。

ラブからの方が長い作品です。
当初は読み切り予定だったのか、1話目で両想い→エッチになるのですが、もっとじっくり読んでみたかったです。ただ、それからお互いの兄弟が二人の恋愛の障壁(という程でもないのですが)になり、兄弟の立場から助言するというのは面白かったです。

受けが襲ってスーツ姿で騎乗位というのがお好きな方にオススメだと思います。

1

よろこびはいつも。すぐそばに。萌えはいつも膝の上。

最新作の「今日に還る」を読んで、些か茫然とした気持ちにもなったので。既刊を読み返しています。この頃は、まだ甘く。特にこの作品は丸っと表題作であるのと、加東セツコ先生の作品群の中では、よりオーソドックスな甘さのある作品で。ホッとさせてくれます。
そうは言っても。加東先生らしい、物言わぬ緊張感を湛えていて。科白の裏を何とか読もうとしてしまう。

仲の良い友達の兄で、大人しそうに見えた充さんは、外で会うとそれはそれは色っぽいリーマンだった。誘われる様にして関係を持ってしまう康毅。親友に秘密を持ってしまった後ろめたさと、充さんの特別でありたいと逸る気持ち。
そして、実の兄の身勝手さに怒りを感じながら、それでも。兄として気遣いたい気持ち。
弟の譲に対して何憂う事無く良い兄を演じる反面、激しく甘い情欲を康毅にぶつけて来る充さん。
本当か嘘か判らないけれど、弟に叶わぬ愛情を拗らせている康毅の兄。
2組の兄弟が織りなすコントラストには少しだけ惑わされてしまう。
充さんの譲への愛情は本当に兄としてのものなのか。彼自身も康毅をスタンドインしていただけだったのでは無いのか。それとも。
報われなかった愛情の果てに、お誂え向きの恋を見つけただけだったのでは無いかと。
そんな不安を掻き消す様に、甘い甘い後日談。私の杞憂で良かったな、と胸を撫で下ろすラスト。

あとがきにもある様に、萌えポイントは乗っかる受け、乗っかられてドギマギする攻め。
加東先生は、隙あらば攻めの膝に乗っかる受けが大好きとの事。先生の萌が詰まってます。
端正とも言える絵には意外なほど立派なイチモツが。小さな白丸で申し訳程度に隠してますが、あんまり意味無し。めっちゃ硬そうです。

0

あー、うー…

加東さん、5冊目の新刊です!
しかも、ようやく待ちに待ってた1冊まるまるの長編!ということで雑誌を読まない私はコミックス発売を知った時からスッゴいスッゴい楽しみにしてたんですけど……な・なんということ!ここにきて私の最大の地雷である積極的誘い受けがきてしまいました…orz…
しかも乗っかり受け!?←Σ(゚Д゚;)ビクッ
いや受けの性格やお話によっては大丈夫な時もあるんです。あるんですが今回は何というか…「いかにも!」な感じに正直動揺が……私は割と受け側に感情移入しがちなので、受けに共感出来ないとお話に入り込めないんですよね…。
がしかし!これはあくまでも私の個人的意見であって、年上美人の誘い受けが好物の方にはホントたまらんお話ではないかと。出来れば私もそのたぎる気持ちを共有したかった…っ!時代に逆行してる己の萌えが恨めしい(涙目

内容は友達の兄・充から誘われるように関係を結んだ康毅だけれど、それぞれが持つ兄弟間の問題を知り自分と重ね合わせることでお互いを必要としていく過程を丁寧に描いた恋のお話といった感じでしょうか。
兄弟間の関係は全く正反対の2人だけど、今まで知り得なかった兄弟の気持ちをそれぞれの立ち位置から伝える事で理解し、少しずつ改善しようとする中で愛を深め合っていく訳ですね。
充の場合はただ単に弟のわがままのせいにしか思えなかったけど、康毅の兄の場合はちょっと切なかったなぁ。あの傍若無人な態度の裏にあんな秘された想いがあったとは…。あの終わり方じゃちょっと救われない感じ?←まぁ自業自得とも言えるがww
てゆうかね!兄ちゃんの本音に私は正直ビックリ!え?そっちなの?マジで!?って感じでしたww思わせぶりでゴメンナサイ^^

Hに関しては流石は加東さん、今回もエロエロしかったです。私の萌えからはちょっと外れちゃいましたが、乗っかってる正面のアングルにはうぉっ!とさせれますヨwあと目隠しHは良かった!康毅にやり込められてる感じがイイ!!どうやら私は余裕な大人が翻弄されてる姿にツボをド突かれるようです(笑

内容的にはちょっとインパクトに欠けるかな?という気もしましたが、最初にも書いたようにツボが合えば萌え以上になれる作品じゃないかと思います^^
絵は相変わらず見惚れるくらい綺麗だし、その点に関しては全く問題なし!
ただ私のような少数派の意見もあってもいいかと思い、今回は敢えて中立にさせていただきました。

3

黒髪、黒髪、黒髪

最初に謝っておきます。

黒髪、見分けつかない。

初っ端の、いきなり膝に乗ってキスしてくる充さんが、唐突すぎて、まず、謎。

で、お友達のうちに尋ねていくと、そのお友達の兄である充さんも家にいるわけで、またそこで充さんがキスを仕掛けるのが、はぁッ?

更に、お友達(充の弟)と織戸の見分けがつかない。

トドメは、そのすぐ次のページで、ドア開けるとそこにいる黒髪、これが織戸兄って、
いやいやいや!コイツ、さっき前のページでヘラっていた、充さんの弟・譲ちゃうんかい!

一コマずつの絵は丁寧だし、きれいだし、全体の雰囲気はいい感じなんだけど、、、、、、、、、

と、、、、、、、な、メインストーリーよりも、
充さんの最初の男とか、弟の友だちに乗っかろうって決断するきっかけになった何か、とか、そんなウラの設定の方が知りたくなるようなお話だった。
あんだけエロい充さん、康毅が初めての男なわけないよね。
絶対その前になんかあるよねっ!!

そして、康毅の兄ちゃんの話も知りたいなぁ。
充さんとの身長差からすると、康毅の兄ちゃん、自分より身体の小さい実弟に
抱かれたいってずっと思ってたって事だよね。
それって、なんかすごくアレじゃない?
うーわーッ、エロっ!
で、康毅に追い返されてから、今付き合っている男と、いったいどんな風に、どんなことするんだろ?
そもそも、どんな男と付き合っているんだろ?
弟に抱かれたいって、あの体格でネコなの?
それとも、今彼にはタチなの?
あーん、こっちの方が気になるー。

3

んー

悪くないんですが、一冊まるまる同じ主役カップルのお話にしては、物足りなさがありました。
登場人物の行動と心理がうまく説明できてなかったような気がしました。唐突すぎて、ハートにキュンとこない。
受けと攻め、双方の兄弟関係の話も、いまいち説得力に欠けるというか肉付きがないというか…もうちょいぐっとくるエピソードが欲しかったです。
友情エピソードもそれでいいのって思ったし。友情関係にも兄弟関係にも、距離感に違和感がある。
絵はキレイだし、エッチな場面も色気たっぷりだし、ストーリーのラインも悪くないんですけどね。

3

あらら…

加東セツコさんの絵柄って大好きなんです。綺麗だし、丁寧に描いてらっしゃるし。

ただね、いつも思うんですけど、突っ込みどころが多いんだよなぁ…。展開が早すぎるというか、もう少し心理的な部分を書き込んでくれるといいのに。絵柄もきれいだし、設定もすごく好みなのにもったいない!っていつも思ってるんですけれど。

攻めである織戸くんの母親が経営しているクラブに、友達のお兄さんである充さんがお客さんとしてやってくるところから始まります。で、充さんが「弟にここ(クラブ)に来てたことを黙ってて」と口止め料としてキスをしてくるのですが。

いや、もうここからおかしくない?お店も別にいかがわしいお店なわけではなく、ただ綺麗なお姉ちゃんがいる飲み屋さんていうだけでしょ。しかも仕事の接待で使っただけ。何故それを弟に秘密にする必要があるの?で、口止め料としてキスって…。織戸くんがゲイならともかくノンケさんなら、男に、しかも友達のお兄さんにキスされるって、罰ゲーム以外の何物でもないと思うのだけれど…。

織戸くんにはお兄ちゃんが、充さんには弟がいて、それぞれ男二人兄弟。織戸くんはお兄ちゃんと折り合いが悪いのだけれど、その理由がちょっと良い。萌えました。兄ちゃんが色っぽいんですよ。と思ったら、お兄ちゃん主役のスピンオフがあるんですね。読もう、と思ってしまった。
ただ、せっかく織戸くん兄と充さんの「兄としての葛藤」が出てくるのに、さらっと終わってしまうのがもったいないと思った。そこでもう少しストーリー的に突っ込んでくれると話に深みが出るのにな、と。

辛口の評価になってしまいましたが、加東さんの作品ってなんだかんだで作家買いしてます。ストーリー的にもう一ひねりあるといいなと期待してます。

3

この作品が収納されている本棚

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