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「楽しい」をいただきます。
kinou nani tabeta
4巻。
今読み返してみると、この巻はとっても「お料理」だなぁ、と。
史朗にとって料理って、仕事とか公の部分との切り替えというか「私」の部分を引き受けてるもののように思うのです。
1巻時に史朗は多分43才?だけど、実際のところ「仕事」はこなしている程度のことだったんじゃないかな。
定時で帰る史朗。多分…これまでの仕事ぶりは、そこに「依頼人」という「人間」がいる事は深く考えず、ただ法律の定める道筋を粛々と進める…そんな感じ?
でもケンジとの暮らしが史朗を変えていってると思うんですよ。テツさんの気持ちとか大先生の気持ちとか考えるようになってる。
さてお料理描写ですが、大量のリンゴもらってそれキャラメル煮にしてトーストにのせる…って。さらっとそんなの作ります?
恐るべし、筧史朗。
メインキャラ2人以外の登場人物もリアルに描かれている所がいいなぁと思いました。自分が死んだ時、親に遺産が入るくらいならすべて恋人に渡したいというゲイカップル。毒親だったらそうなるでしょうね。妻子がいるにも関わらず、浮気してしまう店長。浮気の理由に奥さんや子供に相手してもらえない寂しさを挙げる男性って本当に多いけれど、出産や育児で大変な時、ちゃんと奥さんに寄り添えていたかよく振り返ってみてほしい。そんな脇役たちに囲まれながら、ケンジと史朗は淡々と日常を紡いでいく。様々な愛のあり方を感じられる作品だなぁと思います。
あぁこの4巻すごく好き。
きゅんじゃなくて、ぎゅんとくる。
色んなカタチの愛がそこら中にあふれてて、1話1話読み進めるごとに胸にじわ〜〜〜っとあったかいものが広がりました。
真面目でしっかり者だけど頭がちょっと固くてすぐネガティブになっちゃうシロさんと、ちょっと頼りないけど持ち前の頭の柔らかさで機転のきいたことをさらっと言えたり出来たりしちゃうケンジの凸凹っぷりを見てると、補え合えるパートナーがいる人生がどんなふうに人を豊かにしてくれるか再認識しますね。
普段はなんでも自分でこなしちゃうシロさんが風邪をひいて、好きな人に尽くしたい気持ちをここぞとばかりに発散させるケンジ、かわゆし♡♡♡
「子供欲しいと思ったことある?」というシロさんの質問に対して、「そりゃあるよ^^絶対に生まれないけど生まれたら名前なんて付けようかとか今でもたまに考える」ってケンジの答えがいいなと思うし、ケンジがいるからバランスのいいごはんを作るようになった自分に気づいて「ケンジの存在ってつくづく健康に良いぜ」って考えるシロさんにはとっても共感でした。
ラストに最高にほっこりさせてもらったところで、よし今週はここまで〜。
続きはまた来週末に読もっと♪(ゆっくり読むのだ!)
ケンシロカップルも初期はちょっとしたことでケンカばかりですが、シロさんがケンジから「仲直りの仕方を教えてくれた」とか「あいつのさりげない気の使い方、見習わなきゃな」とか仲直りしていくたびに段々ケンジの内面に惹かれていく様子が良いです。
最後のお話がすごく好きで、ケンジが浮気っぽい店長の身勝手なグチをきいた後「シロさん、大事にする。大事にするよ。」と心中で恋人モードな時に、シロさんは「あいつの存在って健康に良いぜ。ちょっとは大事にしなきゃ」と思っている。
温度差があってもお互い思い合ってるのは間違いない。しかもケンジが帰ってきたら、普通の白ご飯じゃなく手の込んだ美味しそうな梅茶漬けを作ってあげるシロさん。もう無意識に愛情込めてるところがいいな。
いつもの筧中心なのは変わらないのですが、今回はケンジの人柄に触れる部分が多く、今までとは違った見方ができました。
マイペースなケンジですが、さりげない気配りの出来る所にぐぐっと好感度が上がってしまいます。
ただ、乙女思考で出来る彼氏を見せびらかしたい欲求が溢れすぎてて、ひっそりと暮らしたい筧にはちょっと気づかれする部分も多そうだなと再認識も。
お互いに持っていないものをパートナーが持ってるって素敵なことだなと、しんみりした4巻です。
今回も作って見たい献立沢山。
煮込みハンバーグ。
大根ときゅうりと人参の浅漬け風。
鮭と卵ときゅうりのおすし。
筑前煮。
なすとパプリカの炒め煮。
かぶの海老しいたけあんかけ
鶏肉と卵と三ツ葉の雑炊。
卵焼き。
ほうれん草の白和え。
エビと三ツ葉と玉ねぎのかき揚げそば。
手羽先と大根の煮込み。
長ネギのコンソメ煮。
リンゴのキャラメル煮。
玉ねぎたっぷり豚の生姜焼き。
人参のナムル。
長ネギとザーサイのせ冷奴。
ナポリタン。
梅茶漬。
などでした。
喜怒哀楽が渦巻く(笑)四巻。
富永夫氏の言い分が愉快。
美容室の店長はトホホで、風邪を引いたシロさんもトホホ。
・かぶの海老しいたけあんかけ>おもてなし料理だけあって、割と手がかかります。しょうがを利かせるのがポイントかと。(できれば土生姜を摩り下ろした方が断然旨いです)
・ブロッコリーの梅わさマヨネーズ>ひと癖あるのが、割と美味しい。変わり種として。ソースを混ぜるのがちょっと楽しいです。
・長ネギのコンソメ煮>白い部分がうまうま。薄味派なので、辛子マヨもコショウも添えずに食べてます(オイ)
カレシが風邪引いてて喜ぶケンジが可愛いww
普段焼かせてくれない世話を焼かせてくれるとルンルンな姿が可愛いです。
や、風邪を引いているシロさんは不憫だったりするわけですが(*´∀`*)
そんなわけで、他、男夫婦も加えての4巻。
男同士にかぎらず、歳をとっても仲の良い夫婦をみると
なんだか心がホッコリします。
もちろんそんな夫婦ばっかじゃないんだけどさ。
いつまでも仲がいいっていいよね。
というか
というか
リンゴのキャラメル煮!トースト。
美味しそうwwジュルリ。そろそろリンゴの季節つくってみようかな
本屋のポップは「男二人暮らしのなんとか(忘れた)」でした。間違って買ったらどうするのー? ゲイカップルの人生ごはん…。
いいタイトルだな、と思うのです。昨日食べたものは覚えていても、一昨日のは覚えてない、そんな日常。おもてなしごはんではなく、毎日の夕飯。
ケンカして、おいしいごはんで仲直りする。毎日毎日ごはんを食べる。
養子縁組、嫁姑問題、不倫など、生活感というよりさりげなく人生の側面が描かれたマンガだなあと思います。