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恋文で 人生が狂う
matchuri
卖火柴的青年
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
味わい深い草間さかえ先生の作画と、終戦後の時代設定がピッタリハマっています。
話はマッチ売りの男と学生の出会いから始まります。
謎めいたマッチ売りと、手紙の2枚のうちの1枚を友人に返すため待ち続ける男。
マッチを売るというのは表向きであり、実は…なお話。
ネコみたいに気まぐれ、気ままな花城と、年下ワンコ廣瀬の組み合わせが最高ですね。
花城の飄々とした顔の下に隠された暗い過去が割とヘビーでした。
廣瀬にハマっているけど、長くは続かないと思っている様子。
また、花城の部下で密かに花城に想いを寄せる澤も、廣瀬に手紙を書いた有原も辛い立場です。
それにしても脅迫はあかんやろですが、こちらの2人も意外と良い…いや、むしろ良い!
有原の薄幸そうな色気が好きですね。
2枚にしたためた恋文の1枚目と2枚目がバラバラになって、差出人の方だけが宛先である廣瀬に渡ってしまったことから始まる関係性が巧妙だな、と。
続きは『やぎさん郵便』シリーズへと続きます。
久々読み返したので、ここにも足跡を。
はらはらする本編と、草間さんの思惑がどんどん外れていくあとがきのギャップも楽しい作品です。
貸していた本に挟まっていた、恋文の最後の一枚。
それ返したくて、友人を待つ廣瀬清高。
彼の向かいに立つ、ヤミのマッチ売り。
この出会いが、4人の人間のその後を大きく変えて…。
廣瀬は、ヤミのマッチ売りが何を売っているのか知らないようなお坊ちゃん学生です。
来ない友人を待ち続け、友人が大学をやめて故郷へ帰ることを自分のせいだと考える。
スレていなくて、不器用だけど誠実そうな男。
花城は最初に引っかかってしまった相手が厄介だったせいで、変な性癖が染み付いてしまっています。
のちに最年少で文学賞を獲るような文才に長けた先輩の書いた恋文に恋をして、相手には恋をしていなかった。
軽くて適当に見える花城が、廣瀬と出会ったことで変わっていくのが見ものです。
花城の部下である澤は、引っ越した先で前の住人が忘れていった本の中に恋文の1枚目を見つけます。
突然現れた廣瀬への苛立ちから、手紙を取りに来た有原を脅迫して抱くような卑劣な人間ですが、彼の変化も見どころのひとつ。
分断された恋文。
その前半部分を知る澤と、手紙の主である有原。
後半部分を持ちながら、誰に宛てたものか知らない廣瀬と、盗み読みしたことで名も知らぬ誰かが廣瀬を想っていることを知った花城。
ふわふわと浮かれる2人と、思いのやり場がない2人のコントラストが絶妙です。
イラストで名前をよく見かける草間さかえさんにオリジナル作品が有ったと知り、驚きました。
バレンタインの聖日にふさわしい愛の告白物語だと思います。
沢山の人に読んで欲しいなー。是非よんでみてください。
帯文は「恋文で人生が狂う」
時代は、街娼取締りが厳しくなってきた戦後。
ミステリーな恋文は、露西亜語の本に宛て名と本文が別々に挟まれてた。
▶「マッチ売り 前/後」マッチ;燐寸
廣瀬清高が友人に貸した「露西亜語の本」に挟まっていたのは、宛名が有るはずの一枚目がない恋文で、文末の差出人の名は本を貸した友人の名だった。
突然東京を去るといっていた友人をトンネル通路で待つ。
トンネル内で、一箱300圓の燐寸を売る男がいた。(ここからしっかりBL)
復員服の燐寸売りの男は、「鳩の街」の人。
取り締まりが現れ、廣瀬清高は燐寸売りの男に引っ張られてビルの一室に逃げ込み、一夜過ごす。
▶「やぎさん郵便」(燐寸売りのその後)
復員服の燐寸売りの男娼は、澤。桃幻舎の社長・花城青司だった。
「第二話」
手紙の主・有原峯生が、手紙を挟んだ本をアパートに探しに戻ってきた。
「第三話」
アパートの次の借主は、澤。澤と一夜共にする有原。
「第四話」
花城と一夜過ごす広瀬。
今は澤が借主の部屋で、目を覚ます有澤。
「第五話」
澤にそのまま部屋にいて、ロシア語の翻訳を言いつかる有澤。
広瀬の祖父は、花城のお得意さんだったご隠居。
広瀬だけが気づかない、恋のアラベスク・・
花城は、広瀬との恋を諦めている。澤は、花城への想いを諦めている。有澤は、広瀬への想いを仕舞おうとしている。
「第六話」
花城の過去を教授が語る。
「第七話」
「第八話」
ラストのネタバレは、無粋で面白味を削ぐので割愛。
この後は「やぎさん郵便」連載へ続きます。…花城、廣瀬、有原、澤.
登場するキャラ、みんな優しい。特に澤。
こぼれていく人が居ない粗筋に、作者のやさしさを感じます。
恋文が鍵となる物語…なんて文学的!と思う文学に縁のない私ですがw
廣瀬×花城、澤×有原の対照的なCPが出会い並行して話が進む。
二つの恋文が出てくるのが、ステキだけどそれぞれ人生を変えるとこにむむっとなる。
手紙にはそんな力があるねと。
「マッチ売り」はまんま花城(と出会った廣瀬)「やぎさん郵便」は恋文を捨てちゃった澤(と相手へ届けられなかった有原)のことかなぁと思ったり。
やぎさん本編ラストがマッチ売りの回収で鮮やか。
後日談「続 東京行進曲」も4人が仲睦まじくその後を過ごしていて良い。
花城と廣瀬の再会場面最高。
1話目読んだ時の感想…なんでこれの評価高いの
最終話読んだ時の感想…次!次!!
↑こんな感じで読めば読むほどハマっていくやつです。草間さん、恐ろしい人に会ってしまった。
2組のカプ(まだ両方とも違うか)が出てきますが、どちらもいいですね。
メインカプは受けの闇がどこまで深いのか、そして攻めがどう受け入れるかがこれからの鍵ですね!
サブカプは(私はこっちのが好きかも)まだお互いに違う人が好きっぽいので、どっちが先に気持ちに気づくのかが楽しみです!
この手の作品は話にのめり込まなければ楽しめないと思うので、軽く読みたい時には向いてないかな。
でも長編がっつり読みたいって時は、特にシリアス目な気分の時はいいね。
気分ドンピシャで読める。
リアルタイムで読んでなかったのは残念だけど、続編がすぐ読めるという利点もある!
今から読んできます!
今はまだ萌2だけど、きっとシリーズ終わる頃には神3くらいになってる予感(そんな評価はないけれど)。。。
この順です。
・マッチ売り(マッチ売り前後篇 やぎさん郵便1話〜)
・やぎさん郵便
・やぎさん郵便2
・やぎさん郵便3
マッチ売り前編がMARBLEに掲載されたのが2005年…にせんごねん!?で、単行本が出たのが2010年なので、本誌で読んだ方は飢餓感に苦しんだ事でしょう。
完結に時間がかかったからか、いつまでも最近の作品の気がしています。
戦後日本を舞台にトンネル下で色を売る男から始まるBL漫画を描けるBL漫画家が一体何人いるのだろう。草間さかえさんの作品はいつだって草間さかえさんしか描けない。
◾︎廣瀬(学生)×花城(出版社社長)
◾︎澤(花城の部下)×有原(学生)
澤が喉から手が出るほど欲しかったものは、素人童貞の学祭風情に掠め取られる訳で。そして有原の切望したものも、淫乱社長(笑)が攫っていくし、この世はなんと難しいものでしょうか。
自分の推しはエッチな年上のお兄さんですから、俄然花城な訳ですが、澤が語る有原の肌の描写には惹かれるものがありますね。
ところでこの時代に付箋ってあったのか?
付箋そのものは、紙の文書の歴史とともにずっとありましたが、昔は糊か、時代が降ったらセロテープで貼ってたんですよ。和綴本に貼られた付箋とか、大昔からあります。
今風の糊付き付箋は1980年発売だそうです。
そういうのが注釈なく楽しめる世代にも響く草間作品は本当に素晴らしいです……
草間先生独特のノスタルジックな雰囲気に、ワンコ攻め×誘い受け、執着攻め×不憫受けという組み合わせ、さらには複雑に入り乱れるベクトルという盛り沢山な内容で、続きが気にならざるを得ない作品でした。一体どんな結末へと繋がるのか、現時点ではまったく想像がつきません。有原が恋文を書いてしまうほど好いている廣瀬。まずはこの2人の関係性を紐解いてみないといけませんね。でも、廣瀬は有原が思っているほど清い生活は送っていないし、有原はその恋文を盾にとられて別の男に犯されてしまう。今は悲恋の匂いがしますが、きっと何か思いもよらない関係へとなっていくんじゃないかとワクワクしています。
体の関係だけでいうと廣瀬×花城、澤×有原なわけですが、気持ちの面では澤→花城、有原→廣瀬という泥沼の相関図。廣瀬×花城だけが、好きな者同士で交わっていて爽やかな空気を醸し出しています。でも、この2人は他を犠牲にした上で成り立っている関係ですし、そこはかとなくそう長くない内に終わってしまいそうな予感もするんですよね。澤も花城に執着していますが、有原への情が一切ないかと言われれば、そういうわけでもなさそうです。少なくとも有原には何らかの形で報われて欲しいのですが。ハピエンでもバドエンでもどういう結末が待っているのか楽しみです。
本作「マッチ売り」から「やぎさん郵便」3巻の全4巻、ずーっと前から積んでて、さあ読もう、今読もう、読むべきなのだ、読まねばならぬ…と悶々としつつ全然ページをめくれなかった鬼門の書物。
なぜこれほど敷居が高かったか?
4冊全て読んだ今でも、はっきりした答えはわかりません。
そして。
4冊全て読んだ今でも、「読んだ」ような気がしないのです。
うーん良かった〜!と晴れ晴れもせず、読んだそばから心から逃げてしまうような、心にとどまってくれないような。
この作品から、お前にわたしがわかるのか?と詰め寄られているような。
お前にわかるような簡単な話じゃないんだぞ、とダメだしされているような。
読んで感じた感情を、これでいいのか、私は正しく読み取っているのか、そんな怯えすら感じています。
この世界観、はじめてなのです。
トンネルに立つ男娼が、実は会社の社長で。
親切でお人好しの学生さんは、男と寝た事をスルーしてすぐ懐いてるし。
「社長」のトンネルの客が大学の先生だったり。
社長の部下は人の弱みに付け込んで犯す鬼畜だったり。
全く一筋縄じゃいかない。
どこか不安定で、どこか歪んでて、でも何故か澄んでいるのです。
それは花城の佇まいだったり、廣瀬のワンコな笑顔だったり、有原の不憫さだったり。
こんな物語はじめてだよ…
ずっと積んでましたがやっと読めました。
最初は謎のマッチ売りと、友人を探す廣瀬のお話だと思ったのですが…。
複雑に絡まりあってますね。
恋文で狂ってしまいました。
廣瀬と花城が、澤と有原が、澤も花城が、有原が廣瀬が。
そして花城の辛い過去と現在のマッチ売りと。
一番可哀想なのは有原だと思いました。どうも散々男達の慰み者にされてきたようでしかも酷い扱いを受けて。
そして恋文の一枚目を無くしたばっかりに澤の八つ当たり?にまたしてもやられちゃって。
そして花城も酷い目にあってます。トラウマになってますね。それに自分のものにはならない男の3条件も。
まだまだやぎさん郵便の三巻まで続きますよね。
どうやって展開していくのでしょうか。
自分がたてた「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#ans_71862
でおすすめ頂いたこちらの作品。
一言で言えば、もっと早くに読めば良かった!!!です。
読み始めて最初に私のテンションを上げてくれたのが攻めの廣瀬。
途中から私の大好物である年下ワンコ・しかも言葉使いが丁寧で人柄も好ましい良質ワンコであることが判明して、ワンコきたぁ〜♪と思わず顔がニヤついてしまう程でした。
年下ワンコ攻めの話だとは知らなかったので、ほんとお得感150%増し。
しかしですね、予想もしていなかったまさかの事態が!
いつもだったらワンコに照準定めて読み進めていくのに、ワンコよりも周りの登場人物のキャラが濃くて、ついつい視線をそっちに注いでしまう。
まずは受けの花城。
トンネル下に佇んで、マッチと称して春を売っている。
ただの男娼かと思いきや、出版社の社長をやっている。
クールビューティーだと思ったら頰を染めてみたり、廣瀬と一晩を過ごした以降は、廣瀬に対して言う言葉がいちいち可愛いし必死だし、どうあがいても廣瀬のことが好きなんだなぁって良く伝わってくる。
二人で一晩過ごした後の別れ際のシーンがとても綺麗でした。
雪のちらつく中、振り返って佇んでいる花城。
こういうことをする人物だとは思っていなかっただけに印象深く残りました。
この二人は紆余曲折はそれなりにあるとしても、このままラストまで安定していそう。片方はワンコだしね。
この先全く読めないのが花城の右腕として働いている澤と廣瀬の同級生である有原の二人。
澤はちょっと鬼畜入っていて、現時点では好感度ゼロ。
花城に接してくる廣瀬を敵対視しているくせに、有原とは強引にやっちゃうし・・。
また有原も訳ありで実に幸薄そうな男・・・。
現時点では思い人である廣瀬に渡すはずだった恋文の片割れをネタに澤の相手をさせられたりとただひたすら可哀想。
ほんとこれから先どうなることやら・・・。
以前から気になってはいたものの「マッチ売り」に続いて「やぎさん郵便」も含めると、計四冊読まなくてはいけないというのがためらう原因でしたが、四人の登場人物をきちんと描こうとするとこの冊数は当然であると納得できました。
そして全体を貫く暗めのざらざらとした雰囲気がたまりません。
『マッチ売り』の冒頭だけちょっと読み返したいな~と思ってページをめくり始めたのに、気づくと『やぎさん郵便』の3巻まで再読してしまっていました。
しかも読み返しつつ、「あれ、ここの伏線どこにあったっけ?」などと4冊の間で行きつ戻りつしてしまうので、読了まですごい時間かかるし。
恐ろしい漫画です。
好きな人は本当に好きな漫画だと思います。私は久しぶりに読み返していて、「そうそう、私が漫画に求めてるのはこれだったんだ!」と再確認しました。
メインの4人が4人とも、いいバランスでキャラが立っていて、各人の顔つきや身に纏った雰囲気の違いが絵だけでも十分に伝わってくるのが素晴らしいです。個人的には、廣瀬の育ちのよさそうな澄んだ瞳や、品のある表情の描き方がすごく好きです。
さらに、この4人、縦・横・ナナメのどの組み合わせでも、それぞれの関係性の描き分けが絶妙で、本当に読んでいて楽しいです。この巻を読んだ限りでは、どちらかというと、私は廣瀬×花城のカップルに惹かれました。年下ワンコ攻め、少し苦手と思っていたんですが、このふたりに出会って認識を改めました。すみません、めっちゃ好きでした。
『マッチ売り』が面白かった方は、『やぎさん郵便』は3冊まとめ買いで問題ないと思います。最後まで全然テンションが落ちないので。むしろ続きがすぐ読めないと悶えます。
ずっと気にはなっていたんですが、表紙が暗いのと、時代が戦後間もない頃ということで、何となく敬遠していた作品です。
まだ一巻なので中立にしましたが、とにかく続きが気になります。恋文の謎、あの人はあの人を好きなの?って謎。全てスッキリしないままなので早く二巻を読みたいと思います。
このシリーズを初読みの方は、最終巻まで揃えて読み始めた方がよいかもしれません。
内容とは関係ありませんが、学生さんの学ラン&コートみたいな格好がめちゃ萌える❗廣瀬くん素敵です❤
やぎさん郵便を読みたくて購入。
答姐で順番を教えて頂いて助かりました。
全然タイトル違いますし、普通ならこれ買ってないです(苦笑
表題作の前後編と、やぎさんの八話まで収録。
メインは二カップル。
真面目学生の廣瀬×花売りをする出版社社長の花城。
そして、花城の部下の澤×廣瀬に片想いしている友人の有原です。
終戦後の日本が舞台。
花城は過去のトラウマで自分ではイケない体だと思い込んでいるのですが、廣瀬と出会い彼に夢中になっています。
ただ自分のしてきたことがしてきたことなので、それを他の人間の口からバラされるのを恐れています。
そんな花城へずっと思いを寄せているSキャラが澤で、この澤は有原が廣瀬へ書いた恋文を逆手に有原を脅し体の関係を持ち始めました。
この四人、個人的に皆好感が持てます。
四人とも表現方法は違えど真剣に恋していて、それに足掻いています。
人間臭くてとても良い。
もっとはやく読めば良かったです。
評価はシリーズ通じてとなります。
初出は2005年なんですね!もう10年経つとは。
マッチ売りに始まり、やぎさん郵便3巻にて完結です。
マッチ売りの廣瀬×花城カップル大好きです。
そもそも草間さんの描く年下ワンコが大ッッッツ好きなので(^///^)
「真昼の恋」はじめのような時折聞き分けのないワンコも
「イロメ」桃山のような素直おバカな大型ワンコも
「マッチ売り」廣瀬のような純粋培養好青年ワンコも
見てて癒されるったらもうねー!(^///^)
廣瀬はビジュアルもツボ。学ラン・マント・ブーツのレトロスタイルがオシャレ!背筋がピッと伸びてて敬語で話す年下ワンコ最高です♡
素敵なワンコに出会った花城も魅力的なキャラクターです。
色々とトラウマを抱え難しい性格なツンデレクールビューティーかと思いきや、廣瀬の前だと純粋に恋をする可愛い男。
名前も知らないまま一夜を共にし、翌朝のシャワー室で俯いて顔を赤くしてるのにキュンキュン。
その後の別れ際は映画のワンシーンのようでした。
2人が名残惜しそうに別れを口にし、雪の降る中 逆方向に向かって歩く。
廣瀬が振り返ったら花城もこっちを見て立ってて、そこでようやく名前を尋ねて、次の約束を交わす・・・。
雪の降るどんよりした冬空の下で、ソコだけがキラキラしてて、読み返す度にほぅ〜と溜息がでます。
そんなこんなでスンナリ上手く始まった2人なのですが、花城は数ヶ月もすれば隣に廣瀬は居ないと思ってるのですね。幸せを知らない、トラウマの片鱗が時々チラチラして切ないです(つД`)
出来上がってしまった廣瀬×花城カップルの横でギリギリイライラしてる澤と、全ての始まりである恋文を書いた主・有原。こちらがメインでお話は進みます。
続刊の後に読み返すと、出会った初日の澤って結構ヒドイ事してますね…。
コレって確実に廣瀬へのイライラを有原に八つ当たりやん…。
有原の紹介文は「被虐対象になりやすい」(;ω;)…おおぅ
この1冊だと踏んだり蹴ったりでトコトン不憫な不幸受けです。
さてはて、澤に捕まって不幸脱却!となるかどうかは続刊で。。。
個人的に不幸受けが苦手で、特に有原の悲壮感漂う感じが哀れで萌えづらく。最初マッチ売りを読んだだけでは澤×有原に興味が持てなかったのですが、続刊にてドンドン変化する2人をみてから読み返すと、印象が変わりました(^ ^) 4人の運命が絡み合いだした始まりの「マッチ売り」何度読んでも飽きることなく楽しんでます。
レトロな雰囲気を増幅させる絵柄と、凝った背景が魅力的です。
このシリーズは四人の男の交錯で成り立ってますが、まずひとまず、廣瀬と花城が深い仲になるのがこの本で確定します。まー花城はとんでもない奴だな、と思いました。廣瀬も純真無垢みたいに見せかけてとんでもない奴だ……。誰か一人に愛される、ということを知らない花城はマッチ売りの装いで男に身体を売る。けれど純真な廣瀬に惹かれ、廣瀬もまた花城に惚れていく。いいのかそれで、と思うところも有りつつ、まぁこれが運命なんだなあと思わざるを得ない、人間の変化がじわじわと描かれていてとても面白かった。
ただ、私は廣瀬にずっと片思いをしている有原が好きなので、花城と廣瀬の変化と幸せをハンカチ噛み締める思いで見てました(笑)
今更ながらに既刊3冊(やぎさん郵便2まで)を一気読みし
そのなんともいえない世界に心鷲掴みになっている。
一読目より二読目、二読目より三読目に、味わいが深まる。
舞台背景や話にマッチした絵、個性の際立った登場人物、
戦後の東京の雪景色の中、若くて知性のある4人の男達の想いが
静かに、でも重くなりすぎずに、描かれている。
彼らはどこへ向かうのか……。
廣瀬の学生服にマントとブーツがまたツボだったのだが、
カバー下では、ふんどしにブーツですか!
思わず拍手喝采!
3冊目の「やぎさん郵便2」まで読んだ評価は「神」だし
再度振り返って読むと「神」だけれど、
この1冊目を読んだけでは萌×2、
ということで、絶対に続きを読むべし、である。
廣瀬と有原の大学は早稲田だろう。
露西亜文学というところもそれっぽいが、
都電の39系統の終点という表記があるので間違いない。
<参考>
39系統:厩橋〜上野広小路〜本郷三丁目〜早稲田
15系統:高田馬場駅前〜早稲田〜江戸川橋〜神保町〜大手町〜茅場町
神過ぎてレビューを書けなかった作品です。
先日「やぎさん郵便2」を買って読みましたが、
「マッチ売り」や「やぎさん郵便」を読んでから時間が経ちすぎてるのか
あまりしっくり来なかったので、
「マッチ売り」からもう一度読もうと思いました。
絵がレトロで「マッチ売り」の年代には合ってると思います。
草間さかえさんの他の作品は読んだことがないですが、
どれもこのようなタッチなのでしょうか。
この作品、最初に読んだ時、理解が追いつかなくて、
何度も読み返したのを思い出しました。
それくらい作り込まれていて、先が読めなくて面白いと思います。
この作品は、2組のカップルが複雑に絡み合って物語が進んで行きます。
それぞれの登場人物についてレビューしたいと思います。
・廣瀬×花城=一途ワンコ×自由奔放男娼(ビッチ)
花城は売りをやっていながらも何処か冷めてる感じ。
明るいビッチも好きだけど、何処か冷めてるビッチも好きです。
何処か人生を諦めている・・・そんな感じです。
だけどその時々見せる切なげな表情が色っぽいです。
しかも自慰でも人数でもイけない・・・よく考えたら可哀想。。。
徐々にそうなった経緯もわかりますが、
(何かのトラウマの経緯や背景が描かれている作品は深くて好きです)
恋文が原因だったとは・・・感慨深いですね。
まさに「恋文で人生が狂う」というキャッチコピーがピッタリ。
だけど廣瀬との運命の出会いを感じたようで、
(出会った日に寝るのは展開が早いと思いましたが、
ビッチだから許す 笑)
花城は廣瀬との恋に人生を賭けてる・・・そんな雰囲気がしました。
恋文で初恋を思い出したのでしょうか。
そして自由奔放。
廣瀬を翻弄していきます。
あいつは駄目だ、俺の物にはならねえよと言いつつも惹かれてしまう
・・・恋ってそういうものですよね~わかります。
でもマッチの事や恋文の過去のトラウマを廣瀬に知られたくないのは
嫌われたくないからでしょう。
その必死さは廣瀬を本当に好きなんだと伝わりました。
廣瀬はまっすぐで一途なワンコというような感じ。
花城とは正反対な性格だと思いますが、
正反対だからこそ惹かれるものがあったのかもしれませんね。
(他の3人のキャラが濃すぎて廣瀬がめっちゃ単純に思える 笑)
・澤×有原=クールビッチ×切なげビッチ
澤は見た目通りクールでポーカーフェイス、つっけんどんな印象ですが、
心情的には一番辛いのではないかと思います。
社長の花城が好きなのに、恋人にはなれない・・・
その鬱憤を晴らしてるんでしょうか?
住む場所で寝る場所を調達しているようです。
そして相手に溺れられると冷めてしまう達とか・・・
花城以外好きになれないってことを
暗に意味しているのではないでしょうか・・・ホントに切ない。
(てか澤×有原もビッチ×ビッチだけど
澤×花城コンビもビッチ×ビッチで良いなぁとか
想像してしまった私は重症だと思います(苦笑))
そんな花城にも有原という人物と偶然知り合いますが、
恋文で何と有原は花城の相手である廣瀬が好きだと知ります。
最初は有原を理解出来ない、ただの寝る相手だったとは思うのですが、
今読んでみると少しずつ情が湧いてきているような気がします・・・
とってもわかりにくいですが・・・
澤が有原の手を握りながら
”この男が廣瀬に宛てて書いた…
廣瀬め どこまでも忌々しい男だ”と
廣瀬に嫉妬してる場面があってハッとしました。
確かに花城も有原も廣瀬が好きですからね~
廣瀬本当に罪な奴(苦笑)
(しかも全然鈍感で悪気がないから
そこがまた澤を刺激させそうな気がする)
あと有原に沢山キスマークつけるあたり、
あんなにクールなのにセックスの時は情熱的とかギャップ萌え!って
思いました(笑)
再読して気付いたので新たな発見でした。
有原はホントに色っぽい。特にほくろが(笑)
そしてビッチ!この作品ビッチが沢山出て来て私マジ歓喜\(^O^)/(笑)
でも花城とは違っていつも切なげで悲しそうな顔をしています。
きっとそういう表情が数々の男を誘うんでしょうね~
元男娼だったのかな?(勝手に妄想)
廣瀬は変な触り方をしなかったり、いやらしく撫でたりしなかったと
言ってますけど、その他はそういう目で
見られてしまったってことですよね~!?
(またもや妄想が膨らんでしまう 苦笑)
てか今気付きましたけど、
童貞で純粋っぽい廣瀬は花城や有原みたいなビッチには新鮮なのかな~?
ないものねだりと言うか何と言うか・・・廣瀬ってモテモテですね!
これは澤が嫌うはずですよ・・・廣瀬に気になるもしくは好きな人を
全部持って行かれてるんだから。
・・・話はそれましたが、有原も実は澤に対して
まんざらでもないんじゃないかと、再読して気付きました。
それは澤の有原に対する心理描写で
”多分この男は一定以上の力を加えられると逆らえなくなる
理由を想像するのはたやすい事だ”というところで、
たやすい=気になってるもしくは好きだから?なのかなと。
本人はわかっていなくても、澤はそう気付き始めている。
今まではこの2人はまだ身体だけの関係だと思っていたけど、
今回再読して実は少しずつお互いの気持ちが重なり合ってきているのでは
ないかと考察します。
また、初めて読んだ時、2組のカップルがそれぞれ鉢合わせて
現状を知ったらどうなるのだろう?と思っていたのを思い出しました。
この作品の魅力は、
「恋文」で4人の運命や恋が複雑に絡み合って進んで行くところだと
思います。
それだけ聞くとドロドロなのかなと思われるかも知れませんが、
意外にあっさりしている印象で不思議です。
また、それぞれキャラが作り込まれていて勿論性格も違って、
魅力があります。
映画もしくは人間ドラマって感じですかね。
(そしてビッチ好きな私にはとっても美味しい作品です(笑))
これから2組のカップルはどうなって行くのか?楽しみです。
これから「やぎさん郵便」を読みます(o^^o)
薄暗い時代背景の下、一方通行の人の思いが手紙によって交錯して物語を織りなしていきます。
なんど読んでもその度に新たな感情がわく。そんな本です。
…そして登場人物の皆様、多かれ少なかれロクでもないww
最初は気づかなかったのですが、廣瀬でさえロクでもない気がします(笑)
花城さんがどんな手管を使ったのか分かりませんが、出会ったばかりの人と一夜を共にして、澤の横やりがあったにしろ、名乗らないまま名も知らないまま、次の約束もないまま、別れようとするし。
ま、花城から『気まぐれだ』と言われたわけじゃないと気付いて、別れ際に次に会う約束してますが、この時点では素人童貞さんが百戦錬磨さんにぽーっとしてるレベルなのかしら? でも、廣瀬と花城が一夜を共にした翌朝、澤が部屋に入って来てもあわてないだなんて、廣瀬は真面目だけれども初心(うぶ)ではない男。…って事でOKですか?ww
そしてそして。花城は言うに及ばず、澤がろくでもない。
想いというより執着という言葉が似合いそうな花城との関係が廣瀬によって変わってしまったからと言って、飛んで火にいる夏の虫的に表れた有原を暇潰し感覚であんなことこんなことしちゃうだなんて!! しかも、エロスの時にどことなく優しいのがほんとロクでもない!!でも、有原にはもっと優しくしてあげてっ!とは思ってしまうw 関係はロクでもない始まりだけど、せめて優しくしてあげてほしい!!
一方の有原も郷里に帰ると言いながら、未練でがんじがらめになっているのか、手紙のあて名が廣瀬だと本人に知られることを恐れているし。なんだか後ろめたいバックグラウンドもあり、その上澤に捕まるとかどれほどの転落人生なの!! ほんと、どうにか有原になにかいい事起こって欲しい!!
静かに物語が繰広がっているのに、萌所満載でジタバタせずにいられない。しっかりと読み込みたい人におススメします。
そしてカバー裏劇場…・
ちょっ、こぉーれーはーwww
確かに脱いだらそうなんだろうけども!?
ふんどしブーツってっっwwww 先生は神ですかwww!!!
◆(ざっくり)あらすじ◆
「マッチ売り」前後編と、「マッチ売り」の続編「やぎさん郵便」8話までが収録されています。
童話のようなタイトルとは裏腹に、戦後間もない日本を舞台に大人の恋愛を描いた作品。
主人公の花城は、復員兵のなりをして夜の街角で売春をする男です。
といっても、生活のために体を売っているわけではないし、そもそも彼は戦争にも行っていません。
彼の本業は、金持ち相手に春画を売る闇の商売。売春は、感じない体のせいで恋人に捨てられた過去を持つ彼にとって、自分自身に課した試練なのでしょうか。
とは言え、花城という男、決して自虐趣味なわけではなく。美しいけれど飄々としていて、時代の隙間にひそやかに咲くあだ花のような不思議な存在感の男です。
そんな花城がまっすぐで穢れを知らない大学生・廣瀬と恋に落ち、花城への届かない想いを胸に秘めた秘書(?)の澤は、廣瀬に片想いする大学生の有原と強引に肉体関係を持って…
レトロでスローな世界観の中で、二組のカプの恋愛模様が静かに描かれていきます。
◆レビュー◆
「明け方に止む雨」が好きだったので、作家買いしてみました。
小説の挿絵も多数手がける作家さんだけあって、草間さんの漫画はアングルや背景の街並みも素敵。人物の表情で感情を見せるというよりは、コマの構図全体で心情を演出している感じで、まるで映画を観ているよう。顔マンガとは対極ですね。
やはり絵の魅力が際立っている作家さんだと思います。
しかも、古き良き時代のレトロな風俗やゆったりした空気(リアルな戦後の空気とはちょっと違っています)が、画風にとても合うんですよね。
ストーリーに関して言えば、「当初32ページ位のつもりで描き始めた」という趣旨の作者あとがきを読む限り、初めからきっちりした全体像が出来上がっている作品ではなさそうです。
たしかに、どこで終わってもいいし、逆にその気になればどこまでも続けられるタイプのストーリーかもしれません。
まだまだ知られざる一面がありそうな花城の過去が明らかになった時、花城と廣瀬の関係はどうなるのか、お互いに別の男を想いながら体の関係を続ける澤と有原は果たして向き合うことができるのか…など、ストーリーをゆさぶる要素は孕んでいるものの、彼らは誰も性急にお互いの関係に答えを求めている風でもないですし。
4人4様に全く違う魅力を持った男たち。誰に思い入れを持って読むかによっても、作品の印象はだいぶ違ってくるかもしれませんね。
個人的には断然澤が好きです。クールで狡猾な一面も持ちつつ、器用になりきれない眼鏡男…報われないアテ馬の定番みたいな澤ですが、存在感は花城以上?という気がしています。
絹のような柔肌を持つ雪国の男・有原との恋人未満の関係も、ソソられますなぁ。
それぞれに心に古傷や痛みを抱えている登場人物たちですが、不思議と重たさを感じさせず、むしろその心の傷がゆっくりと癒えて行く過程が、心地よく胸に沁みてくるような作品です。
少し不安定さを孕んでいるからこそ甘く切ない彼らの関係を、いつまでも味わっていたい…一読者としてはそんな気持ち。
続巻「やぎさん郵便」でも完結はしていませんが、結末を早く知りたいというよりは、ちびりちびりと細く長く楽しませてほしいような。
続き、気長に待っています(´,,・ω・,,`)
初めて読んだ、草間さんの著作。
いやあ、軽い気持ちで商業BLを読み始めたのですが、こんな漫画家さんがいらっしゃったなんて存じ上げませんでした。
絵も話も独特で、すっかり引き込まれてしまいました。
普通の少女漫画でも見かけた事ない復員兵(じゃないけど)に闇マッチ売り。
社長側だけの話でしたらそこまでハマれなかったかもしれませんが、有原が!
いやあ、容姿、性格、不幸っぷりが理想過ぎて!
初めて、BLでキャラ萌え致しました。
それぞれ纏まるにしても、全く着地点が見えませんが、最後まで追いかけようと思っております。
ああ、有原可愛い。
昭和、戦後、夜、文学、恋文、春画、秘密、嫉妬…。
様々な色気が畳み込まれるように、読み手に襲い掛かってくるような感覚。
そしてなんと言っても草間先生の素晴らしいのは「間」と「視点」だと思います。
文章の行間のように、画面や言葉の間が上手い!
映画のように、画面の視点が美しい!
物事を語る視点もまた、独特の色気があって素晴らしいです!
実は「マッチ売り」は、春にCDから買いました。
その頃調度バタバタした時期で、一回しか聞いてなくて。
音源からだと、よくわからなかった印象でした。
その後ある方にお勧め頂いて、少し前に原作のこの本を読みました。
うわぁ~、やられた…。
こりゃ原作読んでからCDを聞くべき!
CDもすごく良いのに、やはりこの世界観は音源だけじゃ表せないと痛感しました。
「マッチ売り」は前後編のみで、その後「やきさん郵便」の連載へと続きます。
「マッチ売り」は花城社長の視点を中心に、「やぎさん郵便」は澤(花城の部下)の視点を中心に描かれています。
主な登場人物は以下の四人です。
花城青司は、女性のように美しい外見の男。
飄々とした流れるまま生きている雰囲気ですが、暗い一面も持ち合わせています。
澤陣一郎は、一見、真面目でインテリ風の眼鏡男。
生い立ちが複雑な分要領よく生きる術をわきまえていますが、実は嫉妬深い面もあり。
廣瀬清高は、育ちの良い穢れをしらないお坊ちゃま。
彼のまとう純粋さは周囲の心を惑わせる程ですが、本人は自分に自信がありません。
有原岑生は、黒子の印象的な色気のある元大学生。
彼の書いた恋文は、一枚目と二枚目がバラバラになって別々の人が持っています。
この手紙が、様々な思惑と恋と混乱の原因になります。
恋文と、花城の仕事の品物が、この物語のキーアイテム。
主な四人以外にも登場する人々は、それぞれにとても癖があってとても面白い。
過去の人間関係なども交差して、人と人の繋がりが複雑に絡み合います。
黒子の有原が気になって買った本でしたが、私は完全に花城の色気にノックアウトされました。
ノンけが彼にメロメロにになるの、すごくわかります!
この本で一番お気に入りのシーンは、花城と廣瀬がお風呂に入っているシーン。
花城の足先が、廣瀬の足を少しずつ上がっていくのが妙にエロいです。
他にもおススメシーンが多くて書ききれません☆
もうね、お花畑ですw
廣瀬君も花城さんもかわいいんだなぁー。べつに百合的な可愛らしさではないのだけど、
何ていうんでしょう、やっぱり犬×猫って感じかな。振り回される系攻め大好物ですし、ビッチが純情君に絆されていくパターンも大好きなのでがっつりはまりました。
昭和初期のレトロさもいい味を出していますね。
片や澤さんと有原君。最初は暇つぶし程度のつもりで「手紙のことをばらさない代わりにやらせろ」というド鬼畜な面を見せる澤さん、そして心は花城さんを想いつづけている・・・のだけど、じわじわ有原君に染まっていってるように見えて、そのじれったさがたまらなくよかったです。
きた昭和vvv 大好きな世界観ですよー。
しかも、秘書が社長に横恋慕とかおいしすぐる設定です!じゅる
いつも主人公は(この話の場合、社長)ともかく脇キャラに
目が行ってしまいがちなんですが、今回はバッチシ社長がどんぴしゃ!
(でも秘書さんのお相手もいいよね…先生もいいよね…)
初体験のすりこみで、自分ではイケず何人かとしないとイケない主人公。
初めて恋した相手と交わったときに感じるものって…
もー世界はLOVE !!\(^▽^)/なんですよ!
秘書さんがまた、自分が好いてる人じゃなく、自分じゃない誰かを好きな人を
相手にしていて切ないし。
愛のないSEXで快感を得ることは出来る。だけど心は?
こーゆーテーマってほんと好きかも。愛のあるSEXは大事です。ときめきもね。
それを草間さんのテイストでさらりと読める。うーん好きだなー。
この作品の好きな所はストーリーの面白さと草間さんの昭和ワールド全開な所です。
ストーリー重視で萌えはないのかと言えばそんなこと全然なくて、主人公4人のそれぞれの萌えポントは必ずあると思います。
私は廣瀬&花城コンビにはあまり萌えなかったのですが、俺様メガネ×幸薄健気の澤&有原に大いに萌えました。
草間さんのメガネキャラは言わずもがなだと思いますが、有原の可愛さの中にあるあの“笑いぼくろ”に大半を持っていかれました。
王道かもしれないですが、組み合わせ的にもたまらないです。
なんとなく本をめくった時はこの2人の登場シーンばかりを読み返してしまっていますw
ストーリー自体に読み応えがあるので、いつのまにか真剣に読んでいるのですけど。
ほんの偶然の出会いで始まる4人の人間模様ですが、それぞれの過去と複雑な感情がない混ぜになって4人が次第にがっつり絡み合っていく過程がとても面白いです。
でもドロドロとした愛憎劇というわけでもなく、なんだかんだでラブラブな2組のカップルが微笑ましくもあります。
戦後の日本というよりも、草間さんの昭和ワールドという印象が強くてこの世界が好きと感じるならばたまらない作品になると思います。
私はどこか洒落てる独特な建物と愛嬌のあるモブキャラ達が好きです。
あの会社の地下にあるお風呂、入ってみたい…
話に引き込まれますね。話の組み立て方が本当に上手い方だなぁと。
恋文の使い方が‥!!!
草間作品は何作か読んだのですがこの「マッチ売り」と「やぎさん郵便」が一番わたしは好みかもしれません。時代設定もいい。確かにBLではあるんですが映像化できたりするくらいの面白さと話の巧さがあると思います。
自分でレビュー書く場合はネタバレ嫌いなのですが、しかし!
事後の花城の
「トンネル立ってくる」
という台詞、遠吠えしたくなります‥
是非「やぎさん郵便」と併せて読んでいただきたい
絵が好みかどうか、私にとって重要なポイントなんですが、草間さかえ先生の絵は正直好みではないんです。
でも、読み進めていくうちにどんどんストーリーに入っていって、気づいたら何度も読み返してしまうくらい、お気に入りの一冊になりました。
腰乃さんもそうですが、絵が苦手なのを忘れてしまうほど、お話作りが上手いんでしょうね。てか今では絵も好きになってて、画集予約するかどうか迷い中(笑)
絵があんまり好みじゃないからと購入を迷ってらっしゃる方がいたら、ぜひ一読することをお薦めします!
絵が合わないって思う方でも、ストーリー重視の読み手さんはチャレンジしてみていいと思います。
1通の恋文が引き寄せた恋
もう一方で狂わせた恋
を描いてます。草間作品の中では重めにあたりますが、文芸映画を見たような
読み応えがありますよ
草間さんの絵柄・作風が戦後日本という世界観にものすごく馴染んでいます。
何度も読み返していますが、読み返せば読み返すほど沁みてくる。そんな作品です。
戦後間もなくの日本。高架下のトンネルでマッチ売りを装って体を売る一人の男・花城。純粋にマッチを買おうとして値段に怖気づいた廣瀬w
廣瀬の友人・有原が書いた1通の恋文をめぐって物語は展開していきます。
花城が「マッチ売り」をするようになった背景にも人生を狂わす恋文の存在が…。
人知れず花城に思いを寄せていた花城の同僚・澤と廣瀬に思いを寄せる有原の関係が切なすぎて…。この二人の関係も次巻で決着がつく予定とのことで、本当に2巻が楽しみでなりません…!
最初の数ページを読んで、絵柄が好みではなく、買うのを失敗したかも…と思いましたが、
ストーリーが素晴らしい。話の進め方が上手い。
花城と広瀬が出会って一夜を過ごし、二人の関係はそれで終わりなのかと思いましたが、
別れを告げ二人は反対の方向に歩いていき、しばらくして相手の方を振り返ると、相手も自分の方を向いていた、というシーンがとても好きです。
花城さんがいつか廣瀬が居なくなってしまうのではないかと、不安に思っている姿が切ないです。
カバー下に下着姿の二人が書かれてあるとは思っていなかったので、爆笑しました。広瀬の上に座っている花城さんが可愛らしい。
あう、はやく続きが読みたいです。
続いてるなんて知らなかったー!知ってたら待ってから読んだのに!
独特の空気感のある作品です。
時代は戦後間もない頃になるのかな。闇市とか復員兵とかいった単語が出てくるし。でも明治とか大正な空気もある。このあたりは雰囲気で掴んでればいいのかも。いずれにせよ、ぐいぐい引き込まれてしまう空気感です。草間さかえさんにしか作り出せない空気だと思います。絵に合ってる。
物語のはじまりは唐突で、背景の説明はほとんどされないままに進んでいく。
そこに取っつきにくさを感じるかもですが、とにかく読むべし。伏線はそこかしこに小さく散りばめられていて、物語の途中でさりげなく回収されていく。どーん!ばーん!キメッ!みたいなストーリー展開がまったくないのですよ。このさりげなさがタマランです。
主要登場人物は四人。
複雑なようでいて、じつは極めて簡潔な繋がり方をしてる四人です。
四者四様の思いや背景があるんですが、これまた最低限の説明しかされていない。そこがいい。
「さまざまな想像を巡らせながら読む」という読書のシンプルな楽しみを味わうことができる。提示される情報に過不足がない物語でしか味わうことのできない楽しみだと思います。
つーかホント、続きが読みたい読みたい読みたいッス。
しまったなァもう。
手に取ったことにまったく後悔はないですが、気になるじゃないか!
マッチ売り 前編後編
ヤギさん郵便 第1話~8話
小分けになっているけど、1つのストーリーと考えて○。
時代は戦後。
純朴な大学生の廣瀬とと出版社社長の清司のお話。
そこに社長に仕える澤と、廣瀬を好きな有原が絡んでくる。
この澤が・・・鬼畜。
立場としてはかわいそうなんだけど、
それでもやっぱり・・・脅迫するなよ!って思ってしまう。
この1冊としてはちょっと悲しげな内容。
まだ途中なので、続きが気になってしょうがない。
続き出てから読めば良かった。。。
同じ様に、すぐ読めないとイラッとする人は
次作が出てから読みましょうw
舞台である戦後の独特の空気感と草間さんの世界観がすごく合っている気がする。草間さんの絵柄は色気があって素敵です。流し目最高!
恋文を通じてすれ違い錯綜する想いと人間関係、これから芽生えそうな何かにすごくときめきます。
個人的には澤と有原を応援したい。
自分の書いた恋文をタテに脅迫される有原と有原を脅しながらも、その向こうに別の人を見ている澤。これからこの二人がどうなるのかが気になりつつ、続きがすっごい楽しみです。いつまでだって待ちますから!!
草間さんの絵っていつも、この一重の瞼の目元が実に隠微で、
なんともゾクゾクするほど色っぽい。
皮膚の質感や、衣類の触感、空気の匂い、そんなものが絵から伝わる。
しっとりした皮膚、
ひんやりと目の詰まった固い木綿
脂肪分を含んだ重いウール
ぽってりとした上等の和紙に刷られた、厚みのある錦絵の絵の具。
ひんやりとした火鉢の上で、湯気を上げる湯灌。
全体に重い、昭和っぽい、湿度の高い空気感が堪りません。
ストーリー展開は、一度サラッと読んだ位じゃ、全くと言っていいほどつかめないけど、二度、三度と繰り返して読み込むうちに、こう、虜になるっていうか、深みにはまるっていうか、、
お話の設定とか、展開自体が難しいわけでも、ましてや、わざと難解にしているわけでもない。
でも、表面だけサラッと読んじゃうと掴みきれないものが、繰り返し読むことで、実はその奥にあるものがじわじわと見えてくるっていうのかな。
何度も繰り返し読んで楽しめる。
そんなお得な本です。
ジワーッとくるよね(・∀・)イイ
買って積んだままになってたんですが、なんだよもっと早く読んどけよ自分!
思わずカツを入れてしまった、もこであります。
続編がまだ出るということで、いまだムズムズが収まりません。
一枚の恋文から始まった関係と、登場人物たちの複雑な気持ちを描いていくお話。草間さんの作品って、わりと読みづらいイメージだったんだが、これまた上手に読めてしまいました。ウマー
お話の舞台はまだ戦後まもなく~な感じですね。
マッチを売る男と、人を待つ青年。
男は、マッチ売りを装い男に身体を売っていた。
過去のトラウマから複数の男に抱かれなければ自分を慰めることができない。快楽を得ることができなかった。一人の男、本当に愛した男に抱かれる快楽をしらない。その男が興味をもったのは、一人の友人を待ち続ける年下の青年。友人が書いた恋文を返したいと里に帰るといっていた友人を待ち続ける。その恋文の本当のあて先を知らず・・・
なお話ですね~
案外、いろんなところでつながっている複線がこれからどーなっていくのか。
どう結論付けるのかというのが気になりますねww
マッチ売りの社長さん。この人がなんにせよ可愛かったりもする。
至極真面目で、優等生な学生時代。そしてトラウマ。
本当に愛した男に抱かれる快楽。けっこう背景だけみるとあんまり笑える話ではないのだが、雰囲気が緩いのがなんなのか。
待ち合わせで、「待っててやりたいじゃないか」そして
雪の中、寒い中待ちぼうけでまってた彼がなんとも可愛かったのだ!
こんな子ほっとけないじゃないかっ!!!
攻の青年。この子もなんかすれてない感じがいいですよね。
なんというか・・・ほら、無条件で愛しちゃってるというか。
疑うことをしらない犬みたいに見えた。
もうひとつのカップル。恋文の差出人。唇近くのほくろがなまめかしかった。
半ば強制的に犯されて~な展開になってますが
これまで優しく抱かれたことの無い彼が、なんだかんだで甘く優しく抱かれる男にどう気持ちを揺らしていくのかというのが見所であります。
いまさら、最初のカップルに割り込むなんてこたーないでしょうので、いいようにまとまってくれるんだろうとはおもうのだ。
思うのだけどちょっと気になるw
器用じゃない男たちの恋模様。面白い
帯『恋文で人生が狂う』
草間さんのタッチと、枠線間での間隔を取らない独自の画面構成はレトロで戦後のこの時代を描くにはぴったりです。
帯の通り、恋文で人生が狂った花城と、恋文で人生が狂いけかけている有原。
そしてまだ奥が見えない澤陣。
誰もが少しずつ闇を持っている中で、廣瀬だけがぽかりと真っ白です。
花城と肉体関係を持っても悪びれる事もなく、彼だけは汚れてはいない。
戦後はマッチも不足していたので単に闇マッチ売りとしか思わず、高額すぎる値段を見ても驚くだけでその裏を読んだりはしない真っ直ぐで汚れていない男、廣瀬。
花城にとってそんな廣瀬の存在が救いになるのかどうなのか。
有原と澤陣の関係はどうなるのか。
この作品の続きが読める至福を噛みしめながら、続刊を待ちます。
あとカバー下、いいですね、特に褌が!カバー下にオマケがあると凄く得した気分になっちゃいます、大好き!
全ての元は有原岑生が廣瀬清高に当てた恋文であって。
しかしこの話の妙はその2人が一緒に居るシーンや会話するシーンが少なくともこの一冊には無いという事。
そして2人はそれぞれ別の人間と体や情を持ち寄ったり寄らなかったりしていて、
でもその別の人間、花城と澤の2人も例の恋文に覚えがあって、結果振り回されている。
見えない所で繋がっていたり絡み合ったりする人間関係が面白いです。
それに伴う感情は、4人の人物それぞれに違って
でもそれぞれの気持ちが読み込めて理解できる描き方が素晴らしく。
無機質だったり人間臭かったり、時々で巡る感情があって。私が思うにいちばん感情が刺さる人間臭いのは澤だな…。
花城は有原の恋文で廣瀬という、今度こそ本当に惚れた人間に出会ったんだから、早くソコに気付いて欲しい。もどかしい。でも皮肉い。笑
詰まりはそういう複雑に重なる人の妙、という上をBLで描いているという感があります。なのでまずはそこから楽しんだという事です。
でもこの設定で背景で、草間さんが描くからこそ萌えるなぁvv
帯について、狂ったその後にぴたりと合う結末を望んでいます。
カバー下について、ふんどしにブーツは萌だと発覚しました。←
時代設定は特有の理解し辛い表現や単語が少なくて苦にはならないです。
草間さんの絵と独特の空気感を楽しめばいいかと思います。
何回も読んだらいいと思います。w
ちょっと前まで草間先生の作品にイマイチ、魅力を感じなかったわたし。
柔らかいタッチの絵柄、大人で眼鏡キャラの設定が多い。わたしの大好物!
にもかかわらず、なんでか?萌えない。。。みたいな感じだったんですけど。
単に自分の頭が硬いからなんだと思いました。
草間先生の作品は、一度読んだだけではその魅力に気付けない。
何度も読み返しているうちに、完全に惹き込まれている。
わたしはあまり何度も読み返すタイプではないのですが、読み終わってから気が付くと最初のページからもう一度開いているという不思議な現象に陥りました(笑
まずは時代背景が好きです。レトロな感じが良い。
そして花城さんのシャープな目がかなーり好み。
漫画でしっかり一重の人を描くのって珍しいんじゃないかな、と。
登場人物の一人一人がとても素朴。特徴が少なくて普通。
なのに、何でこんなに全員が魅力的なのでしょうか?
先生の助手(名前がわからない)の彼でさえ素敵に見えてしまいます。
全員が愛しい。
「澤、性格悪いよ…」と思うけど、どこか憎めない。むしろ好きだ。
こんなに素朴なのに、キャラクター全員をここまで好きになるって凄い。
過去にないぐらいだいぶハマっている…。
ストーリーもどこで盛り上がりがあったのか一度読んだだけではわからないぐらいサラッとしているのに、読み終わってからの満足感が尋常じゃない。
話の流れが上手すぎるのか。
なんでこんなに惹き込まれるのか、賢くないわたしにはさっぱりわからないです。
ただわかることは、この作品がとにかく良いということだけです。
という表現が、草間作品にはよく合う。
何度でも読み返すほどに味わい深く、新しい発見をしたりもするのです。
この本もまた一見シンプルなのに、「恋文」を通して何人もの人間が交錯した関係を見せて、実に奥が深いなぁと思わせるのです。
ノスタルジックな雰囲気を持つ草間絵には、終戦後という時代設定は実によく合う。
題名の『マッチ売り』隠語で、身体を売る人のことだ。
トンネルでヤミでマッチ売りをしている青司は、何と社長!
春画とか今でいうところのポルノと呼ばれるものを出版している会社のようです。
そんな彼が出会ったのが、大学生の廣瀬。
友人にもらった本に挟まれていた恋文を返そうとその友人を待っていたのでした。
ちょっと鈍感で真っ直ぐな廣瀬を思わず押し倒して、大勢に弄られないとイけない青司が、廣瀬でイくことができ。
それ以来、青司と仲よくしてしょっちゅう会っていることにヤキモチを妬き嫌味を言う、青司の部下(同僚?)の澤。
その澤の下宿に忘れ物を取りに来たのが、廣瀬が待っていた友人・有原。
澤はその恋文の1枚目を見てしまい有原を襲ってしまう。
この気持ちの一方通行が実に面白い!
青司を思う澤、廣瀬を思う有原。
でも青司は廣瀬を、廣瀬は青司を。
青司の常連客のロシア語の教授も少し絡んで、シンプルなんだけど気持ちの糸は絡んでこんがらがって。
これが実に味わい深いのです。
”白ヤギさんからお手紙ついた、黒ヤギさんたら知らずに食べた”思わず口ずさんでいるようなお話。
本人達の意図としない方向へ流れ出す、たった一通の恋文のせいでw
それぞれのキャラも充分に魅力的であり、ワンコ、ツンデレ、天の邪鬼、ヘタレ、腹黒、オヤジ、、、バラエティに富んで奥行きが実に深いのです♪
自分的に報われなくてひねくれている澤がお気に入りですv
表紙カバーをはずすと・・・爆笑!
廣瀬はふんどしなのかーーーーwww
すごく好き!!
世界観が好き!!
草間ワールドにググ~っと引きこまれます。
草間さかえさんって、こういう大正~昭和初期の時代設定がすごく合いますね。
和です、すごくかっこいい…!
今までの草間作品でもかなり上位に入ります!!
大学生・廣瀬が持つ、友人の書いた恋文。
それが全ての始まりでした。
廣瀬は友人・有原が書いた宛名のない恋文を、有原に返すため毎日トンネルで待っていた。
そこで出会った燐寸売り・花城と出会い…。
男娼まがいの社長・花城と、純朴大学生・廣瀬。花城に恋する歪みまくった部下・澤と、廣瀬に想いを寄せる痛くされたがりの大学生・有原。
4人の恋は、有原の恋文のせいでこんがらがって…。
“物語は、廣瀬と花城の恋がメインで進みます。
純粋で素直な廣瀬に惹かれ始める花城は、無理やり廣瀬と身体を繋げます。
廣瀬も、花城に惹かれていきます。
男娼などしていた花城ですが、廣瀬には本気で惚れているようで、
時には頬を染めてみたり、時には女王様面で誘ってみたり。
いい大人で相当遊んできただろうに、廣瀬の言動に一喜一憂している様がとても可愛らしいです。
そしてエロいです。エロスです!!
しかしそんな花城も、辛い過去がありました。
それはある“恋文”に関することで…?
花城はすごくビッチなイメージですが、この過去の恋が根底にあり、すごく脆いような印象を受けます。
廣瀬は、年下ワンコのお手本のようなキャラです。
花城に対する気持ちは恋なのか、それとも性欲に流されてるだけなのかわかりませんが。
周りのキャラが強烈すぎて印象は薄めですが、彼が唯一のこの作品の癒し系だと思いますw
また、花城の部下であり仕事のパートナー・澤。
彼は花城に恋をしていましたが、花城には伝わっておらず、廣瀬と花城の関係を目の当たりにすることになります。
普段クールな彼が、時折見せる、狂おしいほどの花城への激情にはゾクゾクしてしまいます。
そんな彼が新しい下宿屋で出会ったのが、廣瀬の例の恋文の差出人・有原。
有原の恋文の相手が誰だか悟った澤は、有原を脅しながら肉体関係を結びます。
好きな相手がいながらも、他の男にひどく扱われてきた有原。
繊細で、とても脆い有原は、ちょっと花城と似ている部分がありますよね。
痛々しいけれど、そんなところがさらにエロくも見えたりします。
有原の恋文を彼のもとに返すことができず、苦悩する廣瀬。
有原の恋文を読み嫉妬し、また過去にある恋文のせいで苦い恋を味わった花城。
有原の恋文を手に入れ、有原を脅しつつも、やるせない澤。
そして恋文を書いたけれども、好きな相手には想いを伝えられない有原。
こんがらがる思いの中、どんな結末が待っているのでしょう。
もうとりあえずこの作品の世界観と言うか空気感がたまらなくって…。
うまく言葉に表せないのがもったいないです、誰か代弁してください!!
続きが早く読みたいぞー!!