3年越しの恋、届けに来ました。

本気になったメリーマン

honki ni natta merry man

本気になったメリーマン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×220
  • 萌26
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
20
得点
234
評価数
68
平均
3.6 / 5
神率
20.6%
著者
嶋二 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784904101865

あらすじ

「ホモかもしれない」という同級生兼隣人と、それを確かめるべく一夜限りの関係を持ってから3年。神林(かんばやし)と奥(おく)は互いにあの一夜が忘れられないまま、当たり障りのない関係を築いていた。
心の奥底にフタをしたまま、壁の向こうから漏れ聞こえる相手の声も気にしないフリの日々。
ところが卒業間近のクリスマス、2人っきりでイブを過ごすことになり神林の気持ちに変化が…
胸の奥底に沈んでいた恋心は、壁一枚の境界線を越えられる?

行き違う恋心がもどかしいお隣さんシリーズに、書き下ろしと短編を加えて大ボリュームでお届けします!

表題作本気になったメリーマン

神林龍 ノンケ大学生、隣人
奥柊平 ゲイの大学生

同時収録作品恋のチャイム

高校生
高校生

同時収録作品エスケイプ、ドントエスケイプ

その他の収録作品

  • むすんでひらいて
  • むすんでひらいて 前編
  • むすんでひらいて 中編
  • むすんでひらいて 後編
  • 気になること
  • 浮かれた男

レビュー投稿数20

ちょうど良い焦れ感

片方が眼鏡率100%。

【本気になったメリーマン】【むすんでひらいて】(前中後編)【気になること】 萌2
アパートで隣に住む大学生・神林龍(神)と奥柊平(おっくん)。
3年前「ゲイかもしれない」と言うおっくんを一度だけ試しに抱いたものの、ただの友人だったけど…。
お隣さん設定って、それだけでテンションが上がりませんか?
好きなひと、もしくは気になる人が壁一枚挟んだ向こう側で生活してるという状況を想像しただけで萌えます。
そんな2人ですが、3年の間、神は彼女がいて、おっくんにも社会人の彼氏がいて、薄い壁越しに相手のそういう声が聞こえてくる中、モヤっとしたものが神の胸に湧いてくることで物語が動き出します。
自覚したノンケは強い。
気持ちも押しも勢いも強い。
その分、ゲイの方は臆病になって、今起こっているわけでもない不安要素をいくつも考えては尻込みする理由を見つけようとしてしまう。
そんな2人の攻防を描いた心理描写が見事です。
そういうときにおっくんが「龍」と呼ぶのも胸きゅんポイント。
拗らせすぎず、ねじれ過ぎず、すれ違いすぎない、ちょうど良い焦れ感が良かったです。
ボサコン眼鏡に見せつつ、妙に色っぽいおっくんにもご注目を。

【恋のチャイム】 萌
突然「心が読める」と言い出したDKとその友人。
ちょっとアホっぽい軽快な会話のテンポが楽しい。
これからどうなる、この2人!?というところで、余韻を持たせて終わるので、先は妄想力を発揮して、どこまでも妄想の翼を広げていける短い作品でした。

【エスケイプ、ドントエスケイプ】(前後編) 萌
逃亡中のロボットと、3時間の待ちぼうけの末、恋人もどきにフラれたらしい眼鏡。
眼鏡の言葉が通じない猪突猛進っぷりが楽しいです。
前後編ながら短いけど、ロボット(仮)は若干妖艶な雰囲気が漂っていて良い感じなので、2人のロードムービー的作品で1冊になっていたら買いたいと思える作品でした。
続きがあったら絶対萌2。

描き下ろしは表題作の2人の出会いの回想から、引っ越し先の荷解きシーンへ。
能天気な神と神経質っぽいおっくんが一緒に暮らして、細かいことでぎゃいぎゃい言いながらも仲良くしていく妄想が捗りました。

同時収録はあっても、ほぼ1冊1CPと言っていいくらいのボリュームと読み応えがあります。
お隣さん設定が好きな方はぜひ。

0

両思いもだもだ

両思いなのにもだもだして、当て馬が出てきたり、定番だけどハピエンだからよかったね。

1

タイトルの示す意味はおそらく…

「メリーマン」の示す意味を考えるとニンマリさせられますね(*´∀`)
最初「ヒツジ男」とか思ったのは私だけじゃないはずだwww

【大学生CP(3年越しの恋)/高校生同士/ファンタジー】

■本気になったメリーマン■
■むすんでひらいて■
■気になること(描き下ろし)■
■浮かれた男(描き下ろし)■
神林 龍(大学生)×奥 柊平(大学生)

「ホモかもしれない」という同回生兼隣人の奥とそれを確かめるべく一夜限りの関係を持ってから3年。
神林と奥は互いにあの一夜が忘れられないまま、当たり障りのない関係を築いていた。
ところが卒業間近のクリスマス、2人っきりでイブを過ごすことになり神林の気持ちに変化が…?

「メリー=merry=陽気な」
「マン=man=男」
→「陽気な男=神林」
→「本気になった神林」…ほほぅ(*´Д`*)
※違ったらすみませんorz

不器用で焦れったいグルグルとした2人の恋愛話でした。
合間に出てくる友人たちのはっちゃけた感が大学生っぽい感じで楽しそうでした♪
元カレの松田さんは大人の余裕があると見せかけて子供っぽいのがツボる~w
半纏姿の奥くんは可愛い~けど古風だよね。

■恋のチャイム■
「俺は人の心の中を読めるんだ」
突然そんなことを言い出した友人を軽やかにスルーしたものの、話を引っ張られ、ならば「今から俺の心を読んでみろよ」と…。

16ページという非常に短いながらも2人の表情や空気に萌え×2しまくった話です(*´▽`*)
お互いに赤くなる場面も良いのですが、最後のページの「当たり 当たり 当たり」っていうところにすっごい萌えた!!

■エスケイプ、ドントエスケイプ■
ナンパ男が恋に落ちたのは研究所から逃げ出したロボット。

これまた短いファンタジー。

0

個性的な魅力を感じました。このお話好きです!

初読み作家さん!
以前から気になっていた作家さん。
凄く画力があるわけではないんですけど、妙な絵の色気に引き込まれました。
何がと言われたら答えにくいんですけど、好きだな〜と思いました。
なんだろう…設定も展開も王道なのに、ゆったりとした中にも、独特な空気感ある魅力を感じました。

表題作+短編2作収録。

『本気になったメリーマン』
メリーマン(明るくて活発な人)なノンケ • 神 × 卑屈な暗めのゲイ • 奥
の三年越しのじれったい恋。

大学生でアパートの部屋が隣同士。
ふとした流れで仲良く?なった2人。
ある日、『女がダメなんだ…俺も女みたいにされたい』と、ゲイであることを告白し始めた奥。
最初、その大告白に引き気味だった神…だけれどなぜか2人は一夜限りで関係を結びます。

それから3年。
隣人&大学の同級生としての付き合いだけ。
ただ違うのは、神には彼女が…奥には年上の彼氏の存在がいること。

あるきっかけで、胸の奥にしまっていた3年前の記憶を思い出し、その時の奥の表情が色濃く残っている事に気がついた神は⁉︎
そして普段はドライ過ぎる奥の、内に秘めてきた神に対する本心は⁉︎

単純明快なタイプと、卑屈でなんでも複雑に考えてしまうタイプという性格が真逆な2人なので、恋を自覚してもなかなか素直にくっついたりしません。
じれったいくらいな遠回り劇を見せてくれます。
じれったい恋愛ものが好きな私には、とても美味しいキャラと展開でした。

奥のひねくれ具合が憎めないんです。
本当の内面は、臆病で、結構グダグダ思い悩む不器用君。
泣いたり、怒ったり、でもエロくて色っぽくて、笑うと可愛い奥にキュンキュンさせられました。

神は、誰とでもすぐ打ち解けられるような本当に明るく元気な人。
彼女に対してはドライ(浮気も平気でします)だったのに、奥には凄く一途で誠実な所が好感でした。
奥のめんどうな性格も、神にとっては可愛くて、愛おし過ぎて堪らないって気持ちダダ漏れな、おバカ顏がツボでした(笑)

奥にとっても、神にとってもある意味初めてに近い恋心。
ラストは同棲生活をスタートする事になった2人。
これまで以上に、無邪気にベタベタ&イチャイチャしたがる神と、クールに対応しながらも、絶妙なデレさ加減をみせてくれる奥!
そんな2人の今後の愛ライフをもう少し覗かせて欲しかったな〜と思いました。
じれったかっただけに、最後はちょっぴり名残り惜しかったです。

奥の社会人彼氏もいい感じの絡みで、嫌味なく良かったです。
いくつになっても、男は子供…おバカだなあ〜な下りは思わず同調しました(笑)

なかなか素直になれない不器用な恋心、恋する不安さ歯がゆさ、愛おしさ、幸福さ…そんな感情が余すところなく、丁寧にリアルに描かれていて良かったです。

あと最初の『俺女がダメなんだ〜』な下りから、関係を持つ展開が好き。
一気に心ごともってかれました(笑)

同時収録された2作品は⁉︎
『恋のチャイム』
こんなに短いお話なのに、萌を感じさせてくれるお話です。
嶋二先生という方の、不思議な魅力を十分に感じさせてくれました。
オーラ&ピンク&チャイム!
もう絶妙な展開でした。
私の中でも恋するチャイムが鳴り響きました。
2人のこのあとを是非読みたくなるような、可愛らしいキュンとするお話です。

『エスケイプ ドントエスケイプ』
これは今一でした。
多分中途半端過ぎる内容だからだとは思うんですけど…萌えませんでした。

またまた素敵な作家さんを発掘です♡
他の作品も読んでみたいと思います

じっくりな恋愛ものが読みたい方にはいいかもしれません。

2

可もなく不可もなく。。ごめんなさい。

表紙を見て気になって、レビューを見て良さそうだったので買いました。
読んでみると…うーん…
なんとなく腑に落ちない。。

主人公2人とも、設定の割りにお互いのことを好きな気持ちがあまり伝わってこなかったので、物足りなさを感じてしまいました。

そして、あれ?なんかこの言葉使い方間違ってない…?
というのが2回ほどあったために、気になって物語に入り込めなくなってしまいました。

何が悪いというわけでもないと思うのですが…
何回読んでも、あっさりと終わってしまいます。

0

ぐるぐるぐるぐる。

ヤキモキしながら読了。

素直になれないおっくん。
気持ちが通じ合っても、
神林が恋人っぽいことしてくれないと
不安で仕方ないという…
一方多分神林は典型的な男の子という感じ。
告白して気持ちが通じ合ったら
毎日それだけで楽しくて
もうハッピーだろみたいな。

ふたりのそんな差が
微妙なずれを起こしてく。
まぁ大方おっくんが
一人ぐるぐるしている(笑)。
神林はぐるぐると言うより、
おっくんの気持ちが
わかんなくて意地はっちゃうんだね。

最初の一度の関係が
突飛な気はしましたが、
そのほかにはそんなに違和感なく
読み進められました。

キャラはとてもいい作品だったと思います。
読者としてはおっくんのぐるぐるに
ヤキモキ苛々しちゃうけれども、
その思考の根っこがわかるので、
結果やっぱりかわいい。
図太い受けっていうのも新鮮だったし、
気持ちが溢れちゃった時だけ
「龍」って呼ぶのにはきゅんときました。
神林はノンケだからこそ
恋に気付くのに3年もの時間が
かかってしまったけれど、
神林はおっくんを好きだと気付いてからは
多分女の子の恋人と同じように、
「好きだから会いたい」
「一緒にいたい」
「一目見たい」
「メールほしい」
って素直に自分なりの愛情表現をしてる。
それにはすごく好感が持てました。


相手の気持ちを悶々と考えて
恋に苦しんで迷ってる日々。
恋愛の葛藤を見るのが
BLの醍醐味!という方の趣味には
合うんじゃないかと思います。
すごく印象的な作品というわけでは
無かったのですが、
読んだ後に嫌な感じは残らない。
「この声知ってる
俺だって知ってるんだよ」
はボディブローのように効きました。

一緒に暮らしてからの
あまあまなふたりも
ちょっと見てみたいな。

1

キレイなおっくん

両方のキャラが好きというのは多くないのですが、こちらの作品の二人はどちらも大好きです

学部が違うが同じく大学に通う二人
暗めの奥くんと明るい神林くん

珍しい設定ではないのですが
おっくんの繊細な暗さと
神林の裏のない感情の動きは
青春な感じがしました

そのままくっつくのかとおもいき付き合わないまま年月が過ぎる
おっくんは好きだったのに神林にとっては気づくのに時間がかかったってことなのでしょう

おっくんがつきあっている松田さんがナイスキャラです
神林の事を大好きなおっくんを
好きになってしまったのだということがよくわかります

一瞬暴力系のいやな男なのかと
思ってしまいましたがそんなことはありませんでした

体の関係でよい
お互いの人ができたら別れようとか何かを理由に別れることがある
約束をしながら関係することの

2人の関係は好きという気持ちがなければ難しいのだと改めて思いました

この作品は読みかえすことが多くない割には、内容ははっきり覚えている大好きな作品です


2

3年越しの想い。。。

BLにはまった頃に、こちらで高評価だったので購入した作品。
当時読んだ時は、あまり萌えることもなくスラーっと読み流した感じで、そのまま押入れの奥底に…で、久々に読みたくなって引っ張り出して読みました!
やっぱ最初に読んだ時とはまた違って新鮮な感じで読めました!

隣同士に住む奥と神林。奥に『女の子はダメみたい。自分も女の子みたいにされたい。』とカムアウトされ、最初は戸惑うけど、興味心からか?神林は奥を抱いてしまい…それから3年後…て感じで物語が始まります。

3年後、奥は彼氏が出来、神林も彼女がいて、お互い何もなかったように友達の関係が続いています。
身体の関係を持ったのは1度きり…でも神林は彼女に奥を重ねて見てて、彼女とのHの最中に『瞼の裏に奥を見てイった』って…自分では気付いていないけど、身体の関係を持った時には既に奥に心を持ってかれてるんでしょうね!
イブに会う約束をして、久しぶりに二人きりになるってうかれてるし(≧∇≦)
そして引越しの件と松田の登場で、今まで燻ってた想いが一気に溢れ出したんでしょうね!

隣での松田と奥の情事の声が壁伝いに聞こえてきて『その声オレも知ってる』って切なかったなぁ。

神林は『好き』と素直に気持ちをぶつけるのに対して、奥は過去のトラウマから神林の気持ちを信じきれず、自分の気持ちも正直に中々言えなくてすごくウジウジしちゃってます。
書下ろしで分かったのですが、神林に『自分も女の子みたいにされたい』ってカムアウトした時にはもう奥は神林の事を好きだったみたいなので、Hして、その後何もなかったようにされたのはやっぱりショックだったのかなぁ。。。
好きだからこそ失うのが怖くて素直に気持ちを受け入れられないってのは何か分かる気がします。

奥くんがたまに自分から襲っちゃうのが可愛かったです。『奥くんに押し倒されてる時、オレ好かれてんなぁって実感する』って…普段好きって言わない奥くんの気持ちを実感できる瞬間でもあるんですね(≧∇≦)
でも、最後にちゃんと素直な気持ちを神林に伝えられて、『好き』って言えて良かったです♡

2人が付き合ってからの始めてのHもキュンとしました♡
実家に帰った奥からはメールの返事もこなくて『会いたいと思ってたのは俺だけなの?』って神林に対して『だから早く帰ってきたじゃん』この奥の言葉でたがが外れて、みんなが寝てる自分の部屋から奥の部屋へ引っ張って行き、部屋に入った瞬間、玄関のドアに押し付けてのKiss♡
キタァ〜(≧∇≦)壁に押し付けてのKiss萌えますよね〜♡

何はともあれ、ラブラブ同棲生活スタートの様で何よりです(*^^*)

『恋のチャイム』も好きでした♪
16ページなのにあの完成度は凄いですよね!!
続きが見てみたかったです(*^^*)

2

3年越しの!

隣の部屋の友人奥くんに突然「女がダメなんだ」「俺も女みたいにされたい」とカムアウトされた神林。なんとなく流れで試しに寝てみてから3年。
その後フツーの友人関係を続けてきたけど、大学卒業を目前に二人の関係が動き出すのです!!

3年の間でおっくんには松田さんという彼氏ができて、薄い壁をはさんだ隣の部屋で神林は悶々と・・・。いやいやw
卒業目前のクリスマスイブに二人で過ごすことになって、神林がおっくんに本気になるんですが・・・もう切ない!!きゅんきゅんしました。
松田さんはイイ当て馬w

全体の4分の3くらいが表題作のシリーズで、あと短編が2つ入ってます。
「恋のチャイム」
表紙あわせて16ページの短編で、キスすらしてないのに大変ときめきました!!
もうちょっと続きが・・続きがよみたい!!

「エスケイプ、ドントエスケイプ」
前編後編あわせて12ページ。ファンタジー。

2

嶋二さんらしい

やっぱり・・・嶋二さんらしいやわらかい作品でした。
いつも嶋二さんの作品からは
時間にしても感情にしてもゆったりとした印象を
受けるのですが、今回もそうでした^^

受けのおっくんがけなげ。
我慢していたり控えめだったり。
そう言葉にすると大人しい印象だけど
決してそうではなくて
表面では男っぽいサバサバしたところを見せていて
そういうところがとってもけなげで
かわいいと思えてしまいます。

おっくんの彼氏の松田さんもカッコイイw
大人なんだけど、ちょっとやきもちで
イジワルしてみたりw

それぞれのキャラが際立っていて
読み応えアリな一冊です。

2

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