よろめき番長

yoromeki banchou

よろめき番長
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×234
  • 萌23
  • 中立9
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
33
得点
414
評価数
108
平均
3.9 / 5
神率
37%
著者
依田沙江美 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784832287150

あらすじ

日本茶専門店で働く若葉は、人間関係が大の苦手。 30年間できることなら人と関わらずに生きてゆきたいと思っていた。そんなひきこもり思考の若葉に一目惚れをしたのは、社交的な年下男子・吉川。「俺と付き合って下さい」と突然の告白を受け、経験の浅い若葉の頭はパンク寸前…!? 難攻不落な若葉に、吉川の愛が入り込む余地はあるのか!? 描き下ろし後日談はたっぷり22ページ★
(出版社より)

表題作よろめき番長

タウン誌の編集,23歳
日本茶専門店の店員,30歳

レビュー投稿数33

番長ではなく超コミュ障のピュアな大人の素敵な恋愛!

こちらの大好きなレビューアーさんが神評価されていたので読んでみましたら、ドストライクの素晴らしい作品でした!
依田先生が描かれるコミュ障の『30歳純情男子』(受け)に大笑いしたり共感したり、あーこういう子いたなぁーと勉強になったりです。
いろんなことにネガティブ思考ぐるぐるグルグルしてしまう受けの若葉くん。依田先生の描き方が素晴らしすぎて、どんどん愛おしくなっていきます。
そんな若葉くんを好きになってしまった攻めの年下編集者くんは一途で、素直で可愛いし、
天然のコミュ障オトナくんへ一所懸命に想いを伝える姿勢は本当にお気の毒にかんじつつ、頑張れ!いや頑張りすぎるな!と私も思いが熱くなりました。
素晴らしい作品です。
依田先生の他の作品も拝見していきます!

1

嫌いじゃないの、タイプが違うの

 依田先生は若葉のような独特のキャラを描き出すのが本当に上手いなぁ、と改めて感じました。ちょっと天然ぽくて、不思議ちゃんと評される若葉。会話する時に相手と目を合わさなかったり、基本受け身の姿勢だったり、人との付き合い全般的に消極的な彼。私自身はここまでコミュニケーション能力が低くはありませんが、彼の心情にはとても共感することが多かったです。自分の領域に他人がいるとリラックスできないし、気の置けない相手以外が家に来たらいつ帰ってくれるのかそわそわするし、会う約束をすれば何をするのか、場が保つのかが気になってしまう。相手の気を悪くしないように極力良い顔をしていたら、いろんな場に誘われてある日突然何もかも面倒になってしまったり。

 若葉のように態度には出しませんが、彼が考えていることは大抵自分も考えたことがある内容で、今までそんなキャラにあまり出会ったことがなかったので驚きました。いわゆる、内向型の特徴なんだと思います。他人とのやりとりではなく、自分との対話、1人の時間で力を充電する人。エネルギーが外ではなく内に向かっている人。若葉の場合、掃除もそういう大切な時間なんじゃないかな。吉川のような典型的外向型人間からすると不思議なことも多いかもしれませんが、私はむしろ若葉の方に親近感を覚えました。恋愛関連におけるぎこちなさもすごく分かります。吉川と付き合って変わるわけでもなく、最後まで若葉の性格がそのままなのもリアルで良かった。内向型の方には私にもこんな恋愛ができる日が来るかも、と自信になるかもしれないし、外向型の方には周りにいる不思議なあの人を理解するきっかけになるかもしれない1冊だな、なんて思いました。

1

鬼畜なわかぺー

潔癖で超絶ネガティブ思考なわかぺー。すごく生き辛いだろうなぁ…と思いました。

吉川は本当に頑張った!

所々に描かれるデフォルメ顔がすごく可愛いです。

初レビューなのでこんな感じですみません!

2

宇宙人わかぺー

私が"もっと評価されるべき"と思う作家さんのひとり、依田沙江美先生です。エロはあまりなく、落ち着いた絵柄ですが、人間の感情を深く描かれます。大好き。

インパクトのあるタイトルですがオラオラした番長は出てきません。
依田先生の作品に出てくるピュアで簡単に手折られそうな受け、そしてそれを騙したり宥めすかしたりときに翻弄されたりしながら守る攻め、という構図が大好きなのですが、ピュアというには度がすぎた成人男性の若葉(受け)が異彩を放ってます。潔癖症ゆえの純粋さも相まって相当な不思議ちゃん。

じっくり漫画を楽しみたいときにぜひ。

2012年の「このBLがヤバい」では13位ですが、この年は草間先生と腰乃先生が上位に2冊入ったり、かなり豊作な年でした。

6

説明できない面白味とわかぺーの可愛さ

だいぶ前に電子で読みました。
めっちゃ面白くて誰かとこの気持ち共有したい!とその電子サイトのレビュー読んだら、わかぺーにイラつく派が多数いて驚きました。
感じ方は人それぞれなので別に否定してるわけではなくて、ただ試し読みしてわかぺーのこの雰囲気が苦手と感じたら回れ右した方が良いと思う。終始一貫してわかぺーはわかぺーなので笑。

潔癖症で繊細、他人と関わらず自分の世界で日々丁寧に生きてきたわかぺー(若葉真平、美青年)。そんなわかぺーが吉川という熱血年下男と出会い、恋され、パーソナルスペースにズカズカと踏み込まれ、ペースを乱され、ちょっとずつ恋をします。

わかぺー、本当の意味で1人が好きなタイプの人なんだと思う。だから自分の心の平穏が乱されるのを何より嫌うし、それは好きな人が出来ようと変わらない。度々上手く立ち回れない自分に落ち込むし、キャパオーバーでそっちが勝手に来たんだろと怒りもする(これ良く分かるなー)。
そんなわかぺーを引っ張り出そうと頑張る吉川とのズレはクスッとした笑い満載なのでバランスも取れてると思います。

多分このカップル、吉川が目に見えて頑張ってるけどわかぺーも同じくらい頑張ってるんだよなー。
ラストの吉川の演説のように、時間をかけて愛を育てていければいいな。

2

攻めに、これからも頑張れとエールを送りたい

この少女漫画か?といったような表紙が気になってずーっと本棚登録してた本。ようやく読んでみました。

読む前に想像していたのは、不思議ちゃんとの恋。それを楽しむ話かなと。
でも読んでみたら確かにそれは間違っていないと思うんだけど、私にはわかぺーはアスペルガーなどの発達障害・知的障害を伴わない高機能自閉症もしくはそれらのボーダーにしか思えなかったんです…。
不思議ちゃんとしてすませるには余りにも確立しちゃってる独特のわかぺーの世界。
人の感情を読み取ることが苦手、異常に清潔にこだわって相手がどういう状況であろうが他人の家であろうが清潔・掃除が最優先(どんな時でもです。)。何かあると外の世界をシャットダウンする 、自分の専門(お茶屋さん)に関しては完璧 etc…

自分の何が相手を怒らせるか判らないけど、相手がしょっちゅう自分に対して腹を立てている事はわかる、でもいつも何で怒られているかは判らないから、一生誰とも深くつきあうつもりもなかったわかぺー。

攻めから諭されて「そっちが勝手に踏み込んで来たんじゃないか!」と言って、「俺は知らない 知らない」と耳を塞いで完全にパニックに陥っている様子が読んでて切な苦しいです。

その余りの世界観の違い、言語能力の違いを単純に「萌え」ですませちゃっていいのかなぁ…みたいな気分になっちゃいまして…。わかぺー本人が苦しんでいるだけに…。

1

大なり小なり、他人はみな宇宙人だ

依田先生のコミック初読みです……で、一体何なんでしょう?この世界は。
ふわふわの不思議ちゃん、30才(には絶対見えない美形!)の若葉。
彼に一目惚れし、果敢にアタックしていく23才の吉川。
2人の出会いは、周りを見ずに道路掃除をしていた若葉と、歩道を自転車で飛ばして走っていた吉川がぶつかりそうになって、というもの。
若葉はお仕事(日本茶屋さん勤務)は普通以上にこなせるけど、人と関わりたくない人です。そこに若葉の笑顔にキュンの吉川がグイグイ踏み込んでいく。セリフの吹き出しの外に若葉の心の声が記されてるんだけど、吉川が告白してる最中に《この人めんどう…》とか。傍目にはただの憂い顔なんで吉川には(いや誰にも)若葉の本心なんてわからない。
かといって若葉は本心を隠してるわけじゃないんだな。ここら辺が現代急速に社会の中で表沙汰になってきてる発達障害的コミュニケーション不全だと感じる。自分と他人の感じ方は違う、その他人もまた何かを考え感じている個人なのだということに思いを馳せず、自分一人の世界で閉じている。
吉川はいわゆる普通。いや普通以上。表裏ないし嘘はつかないし誠実。多分自分と同じような普通の人に囲まれてて、若葉とは真逆方向に本来自分と他人の感じ方は違うということを実感していない若者なんだな。ゲイだってことだけが人との相違で、そこは言わないほうがいいから人には言わない。若葉の事も「普通」に好きになって、相手が受け入れてるから自分のことが好きなんだ、って思ってる。確かに若葉は吉川が好きなんだとは思いますよ。でも好きのベクトルも温度も違うね。
他人同士が恋をする過程は正に違う価値観のぶつかり合い。どこをすり合わせ(こすりっこじゃないぞ!)どこを見て見ぬ振りするか。だから吉川と若葉の恋愛もある種普遍的な恋人のカタチではあるけれど、吉川は前途多難だね。
だって若葉は自分じゃないこの人も傷つくんだってことが分かってないから。
吉川は鳴海のお見立て通り、これからも上手く操縦してかなきゃいけないよ。または若葉の閉じワールドに入り込んで運命共同体になるか。これだと発展性がないから、ぜひ吉川には頑張って、末長く少し距離のある仲良し恋人でいて欲しいです。
(「よろめき番長」の意味がようわからん……)

6

最初苦手タイプの受けでしたが読んでるうちに

わかぺー可愛い。
まるで小動物のようです。
とーっても綺麗好きで警戒心の強い子。
これで30歳か~…年上男性とは思えませんw

お茶を飲むのが好きなのでわかぺーに淹れ方を伝授して貰いたいな~。
というか、わかぺーの淹れたお茶を飲みたい。
おばさま方から大絶賛のわかぺーのお茶を飲みたい。
コミュニケーションが下手かと思いきや、意外と商売上手なわかぺー。
宣伝の仕方がさりげないから買いやすいんだよね。
わかぺーは“常連さん”になって顔を覚えられるとごはんを食べに行けないタイプですが、私は洋服や靴を選んでいるときに率先して店員さんに寄ってこられるのがとても苦手で…逃げちゃうことが多いです←
どうしようか悩んでいるときにさりげな~く寄ってきてくれるとありがたいんですが、まだちゃんと見てもいないときに来られるのは本当に苦手で…。
寄ってこられそうになるとスッとお店から出ちゃうんですよね…見たいのに…orz
ダメだな~。。。

それにしてもヒロシ…素直だな~。
見た目はとてもいかついんだけど。
既成概念にとらわれなさすぎでしょwww
目玉のお菓子って斬新すぎる。

これを書いている今になって気付いたんですけど、9話目って描き下ろしだったんですね。
吉川の大プロポーズが描き下ろし。
普通に違和感なく“1話”として読んでいましたよ。

鳴海さんは今後も2人を引っ掻き回すんですかねwww

1

許すということ


前々からくせのある作家さんと伺っていて、評価の高いものを表紙も見ず購入、納得。

びくびくしながらも勝手?な若葉ちゃんに初めのうちはむっとしたものの、そのうち心を開きかけた描写にはほっこり。
しかし頑なな中であれに持っていくのは描きずらそうなのに、すごい。

タオルの下になんか…が面白かった。

初めての潔癖もの、汚いと触りたい、触ってほしいが共存しているからそのギャップにきゅんとくるんだろうなぁ。"汚い"が無くなるわけじゃなくて、その感情に触れたいと触れて欲しいが加わるから許容範囲が大きくなる…。

それから日本茶専門店ということで、お茶が飲みたくなりますね〜(*´︶`*)

心を開きにくいって、誰しも経験あることなんじゃないかなって思う今日この頃なので、そういう人もそれなりに頑張るよって見方をするといとしく思えそう。
また、再読したら感想も変わりそうです。

1

吉川偉いわー。(T-T)

今さらですが依田作品初読みです。
しかもけっこう前の作品…。(((^_^;)

絵柄がとても好きな感じなので萌×2にしました。(°▽°)
スッキリキレイ!

作品自体はどうかっつーと、コミカルなんだけど「アハハ!」って感じでもなく…
じゃあラブラブか…?つったらそうゆうワケでもなく…。
じゃあ萌え萌えか…?つったらそんなでもない…。
なんとゆうか…フワフワした感じなんですよね…。
だからって読後感が悪いワケではない…。
「あれ?読んだっけ?」と思うほどの…フワフワ感…?(天使の羽??)
わかぺーも鳴海も相当個性強いキャラなのに。
主役(?)の吉川は個性が強いと言うより我慢強いキャラです。( ̄▽ ̄;)ちょっと可哀想…。
そして偉い。修行僧は吉川だと思う。( ̄▽ ̄;)


確かにわかぺーは極端って言えば極端な人なんだけど、私自身もわかぺーみたいな部分に自覚はあります。
リアルにこないだ事故った瞬間にわかぺーみたいな思考になりましたし、多少体調が悪くても知らない人に笑顔で対応するのも仕事だから、社会だから、と割り切ってるから出来る事です。
素でいったら、可笑しくもないのに笑えません。
近所付き合いも親戚付き合いも煩わしいと思うし、時には友達付き合いも面倒な時あります。

……あれ?なんか…私サイテーですね…。( ̄▽ ̄;)

人との付き合いでも相手が自分の思った通りに対応してくれない事にムカつく事なんてしょっちゅうで、それどころか「私がこれだけやってあげたのに」「私が教えてあげたから貴方は良くなった」などと思いあがっている事も……ままあります…ね…。( ´△`)

うわ。やっぱサイテーだ…。orz

この作品は「そのままの相手」を受け入れる事の難しさや、解らない人(そもそも解る人なんていない)と付き合う事で自分が少しづつ成長するんだな…とお説教臭くなくホンワカと感じさせてくれるような毒があります。(^^)
これは好みが別れるだろうなとは思いましたが、私は好きです。多分、何回も読むと思いますし、読む度に違う感想が出てきそうです。

見逃せないのはフキダシ外の手書きの依田ツッコミ。
吉川の早く会いたいメールが嬉しくて返信しようとしたわかペー、メール内容に悩んだあげくに携帯をポイ。「じゃあ一言、書け。」とか。

私の一番の萌えどころは、わかぺー宅玄関先で吉川が吉川専用スリッパ履いてわかぺーひと安心。ホッとしてチュー。でした。 (^艸^)
やっぱり玄関チューはイイですねっ。(〃▽〃)

お互いにドキドキしつつ…精一杯がんばってカメ並みにゆっくりと歩み寄って…でもがんばってる割には想いがイマイチ伝わりあっていない二人……なんだけど…吉川とわかぺーはずっと一緒にいるといいと思います。
なんだか、そう思っちゃいました。


2

ちゃんと掃除してちゃんとお茶を淹れようと反省。

食が細くてスタミナなくてよろめくわかぺー。
ぐいぐいの吉川によろめくわかぺー。
告白されたら脳内に引き込もってしまうわかぺー。
裏っかわと裏っかわが……赤面わかぺー。
エッチの最中もずっとティッシュの箱を抱えているわかぺー。
エッチの余韻もそこそこに「吉川が汚い手で触った…」と引き出しをふきふきするわかぺー。
大好きな吉川だけど裸足でペタペタ歩かれるのがイヤなのでスリッパを履かせるわかぺー。
元気になった「吉川」をそっと触ってあげるわかぺーのうしろ姿。←ここがいちばん萌えました。
***
1冊まるごとわかぺーによろめかされました。
吉川に出逢えて良かったね、鳴海さんや商店街のおばちゃんたちにずっと大事にされてね、
30歳成人男子だけど。

淡い表紙もすてき。いつも目に付くところに置いて、何度も読みたい1冊です。

菓子舗のヒロシくんがどうなったのか気になる...。

3

掃除してもらいたい

若葉ちゃん。不思議ちゃん。
とっても良い。フワフワノロノロ。
色男に見えないイラストがとってもあっている。

いわゆる美人系なのだとは
思うのですが、イラストが弱いので癒し系に見える。
だからほっとする。

吉川もめちゃ良い。
なんだろこの2人。老夫婦みたいだなと感じる。

きっと長年付き合っても空気感がかわらない2人なのかと
想像してます。

大学生時代から友達の鳴海さんが
また良い。

連載していた時は、線が薄く印象も薄かった。
コメディなのかなとさえ
思ったり。

でも、コミックとして読んだら
めっちゃ面白かった。

自分の読み方の違いなのかもしれないけど、雑ではない雑な感じが心地良かったです。

0

30年間どうやって生きてきたw

前に一度読んだっきり放置してた『よろめき番長』ふと思い出して読み返してみた。

わかぺーは可愛いです。面白いです。でも、好きか嫌いかで言うと嫌いです。
漫画の世界だから可愛いと思えるけど、実際にこんな30男いたらイライラしてしょうがないだろうなぁ。大嫌いですよきっと(笑)

友達の鳴海にしても下心があったわけだし、めっちゃいい奴な吉川だって、若葉が不細工くんだったら好きになってないでしょ。結局は顔が良ければ多少の欠陥も許せちゃうんだよねぇ。周りがほっとかないんだよ。


くすっと笑える場面も多いし若葉の可愛さにキュンとなったりもしますが、また読み返すことはないと思う。依田さんの他の作品も読みたいとは思わなかった。でもまぁ時がたって、他の作品を手にする機会があれば、その時はこの『よろめき番長』に対する評価も変わるのかもしれません。

1

可愛いの一言に尽きます

依田さん初読みです。
なんだろう、このふわふわ感。
コミックのカバーの雰囲気そのままでした。
潔癖性で、人と関わるのが苦手で、でも押しに弱くて・・・わかぺーってば、なんて可愛いの(笑)
嘘つき?鳴海のいうこと真に受けて迫った吉川という感じですが、ちゃんと、わかぺーを大切に思っているところが好きだな。
看病に疲れ切っていたのだとは思うけど吉川のところで爆睡できたわかぺー。
良かったね。最後のプロポーズの答えもとってもわかぺーらしかったです♪

1

わけのわからない感情

依田氏の作品 初読みでした。

読後、 不思議な感情が湧き上がりました。

ムカつくのか すっごく面白かったのか・・・?

自分でもわからず 人に貸してみました。

しかし貸している間も この本のことが忘れられず
依田氏の作品を買い漁り 結果
「大好きだなぁ」
と言う事で 落ち着いたのです。

貸した友人は わかぺーの黒い感情に激しく共感していました。

楽しい作品が好きな方にはオススメできません。
エロ度も低め。 でも
なんか最近マンネリで~ と言う方にはよいのかも。
絵が丁寧で綺麗です。

3

タイトル名だけは良かったです。

どのような経緯で知ったのかは覚えていませんが、最近 知って、
まずタイトルに一番 惹かれて、あらすじを読んで気になり、
特典ペーパー付きということで新刊で購入しました。

読んでみて、「買って後悔した」という思いで一杯になりました。

とにかく若葉さんとは波長が合いませんでした。
超が付くほどの潔癖症っていうのは、そんなに気にならなかったのですが、
若葉さんの思考回路が生理的にダメでした。
全てのことに対してマイナス思考になってしまうのは、
それほど気にはならなかったのですが、吉川くんが
何度も言っているのに、言っていることを理解しようとせず、
不安になることや嫌な展開になることを予想する時、
それを全て周りのせいにするのが どうしても許せませんでした。
人が言っているのに理解できず、あまりにも とんでもない方向へ思考を
巡らしてばかりなので、もう怒りを通り越して、深刻な病気なんじゃないかと、
とても心配になってきました。

それでも、どこか萌えられるところがあるんじゃないかと、
自分の好き嫌いや考え方などを考えないようにして、
絵の好みとかも度外視して、中立の立場で読んでみましたが、
一つも萌えられるところはありませんでした。
唯一、萌えたと言えば『よろめき番長』というタイトルだけです。

いつもならコミック1冊あたり読む時間は平均で1時間程度ですが、
この作品は2時間もかかってしまいました。
こんなに読む時間がかかってしまったコミックは初めてです。

今回の評価は「中立」と「趣味じゃない」で迷いました。
極度の潔癖症、人が大の苦手、マイナス思考、日本茶専門店、など、
特に日本茶に関しては日本茶に関することをきちんと描いていて、
それが若葉さんの根本的な性格で全て台無しになってしまい、
非常に残念に思いました。
それさえ無ければ萌えられていたので、本当は趣味じゃない
わけではないので、「趣味じゃない」にすると少し意味が
違ってくると思いました。
『よろめき番長』というタイトルだけは萌えて、
それに惹かれて買ったということもあり、
かなり甘く評価して「中立」にしました。

2

悪くはないが若葉にときどきイラッと。

ドラマCDのほうから入りました、えぇ。
ドラマCDのほうもビミョーだったんだが、原作もやはりビミョーだった。

マスコット的に描いている若葉は可愛いんだけどさ
こういう30男ってどうよ!?

だいたい一晩中、床拭いてる男ってどうなのよ!?
若葉の極度潔癖にイラッw
家の中でスリッパを履きたくないワタクシには無理です、こんな子はw

自衛隊にでもほうりこんで改造しろw

人と関わりたくない、という割には自意識過剰なところがあって
「うわ、めんどくせぇヤツ」と思ったワタクシ、逝ってよしですか?

2

奇跡のウイスパーボイス

 小説にしろ、コミックにしろ、BLに出てくる登場人物ってどこか典型があるのかな?と思っていた時に出会った1冊です。

 きれい好きと言うよりは潔癖症、人とのコミュニケーションはおろか、交流すらも拒む主人公、若葉真平。通称わかぺー。

 吉川との出会いはもう衝撃的すぎて笑えます。もう吉川の執念であっさりと結ばれてしまいますが、いろいろと汚してしまうのは、わかぺーがかわいそうな気がします(笑)

 きっと、いじられることが多い人なのかもしれませんが、あえてそっとしておきたいタイプです(笑)

 吉川からの告白も、いかもにわかぺーらしい答え方で本当にかわいいです。

余談ですが、わかぺーが同姓しか好きになれないということを知ってしまった時はどうだったのかなー。絶望的な目で世界を見ていたのかな?なんて想像もかき立てられます。

2

すべてみどころ~

まるごと全部ひとつのストーリー。

やっぱり依田さんはスゴイです。

まずキャラ。
わかぺーこと若葉真平のキャラはもう際立っている。
実際に「あー!いるいる、こんな人!」って言うほどじゃないけど
でも絶対居るようなきがするんだな、こんな人。

それにストーリー。
一冊におさめるために早い展開のモノが多かったりしますが
行きつ戻りつ・・・な関係で
読んでいていも「えっ!?アンタどう思ってんの!?」
「どっちなの!?」と、心の中で思いつつ読み進めて行くような
展開だったり。

ちょっといつものBLとはひと味もふた味も違った
新鮮さたっぷりな一冊で面白かったデス!

1

少女漫画でもそうそういない奇跡の繊細さ

傷つくことを極端に恐れる上にそこまで至るまでの想像力が異様に高く、
そうでありながら人の言う事に簡単に押し流されてるようでありながら、
自分が変わらなければならない所には頑として譲らない。

そういう少女とガンコオヤジが思い切り融合したようなわかぺー。
恋愛なんかできるわけないと思うんですが、この人は可愛いんですよね。
少し古臭い少女漫画の演出が似合う30って、どうよ。

そういう若葉さんに社交的、というか普通の人が普通に恋したらどーなるのか?
という所で1冊なわけですが思いもよらん所でグルグルしてくれたり物凄く芯の強い顔を見せたりする所が奇抜だと思うのです。

そして友達として出てくる鳴海さん。ちょっとがむしゃらさが劣ったのが祟ったのかな。結局若葉さんにあやふやにされちゃったような感じの関係でそこが当て馬でありながら保護者でもありながらと一人でいろいろ面白くしてくれてる感じもします。

2

現実では苦手なタイプだけど…

ダメ人間受けが苦手なワタスに、はたしてこの作品イケるのであろうかのう。という不安を抱えて読みました。
あれ?どの人がダメダメな人なの?と、最初はわからなかったほど。
見た目もちゃんとしてるし、お店の開店前にきちんと掃除してて、普通に社会人じゃない?なんて思ってたけど、2話目ですぐに「あー、これね。」と納得しました(笑)遅いか?

日本茶専門店で働く不思議ちゃんの若葉真平…彼に一目ぼれしてわかぺーとあだ名で呼ぶ6歳年下の吉川。
いや、よくもまあこんなにひきこもり思考で、30年間も生きてこれたな、わかぺー。
でも今やお店で美味しいお茶を淹れてお客をもてなし、しっかり商売もしてるじゃないの。ご近所のおば様方やお年寄り客にも人気があるし。
親御さんもここまでさぞやご心配されたんじゃないかなあ、なんて余計な母目線になったりして(笑)
圧倒的コミュニケーション下手というか、心が育ってないというか、こんな人、実は近くにいたりします。
…相談されたから親身になって、あれこれ手を尽くしてる最中に、平気で横から入ってきたほかの人の意見を取り入れて実行しちゃったりね。
もしその人がわかぺーのような外見だったら、少しは許すかもしれない。外見って大事。

私がむしろ気になったのは、大学時代から付き合いのある鳴海の存在。
まず、よく友達関係を続けられるよねという純粋な驚き。なにか下心があるのかと思えば、そこがまたよくわからない。
わかぺーの回想から察するに、わかぺーの非常識な思考と行動には何度もキレてるようだけど?なのにちょくちょく会ったりしてる。
わかぺーとどうこうなろうとはあまり思ってないようだし、でも吉川と進展したことにショックを受けたり、思いっきり邪魔しようとしたり…そうか!娘の父親のような気持ちというのが、いちばん近いのかもしれませんね。
あとね、わかぺーがあまりにも強烈で見逃しがちですが、吉川もけっこうなドジっこですよね。
ちょこちょこ出てくる脇役にさえそれぞれに設定があるし、主役たちのキャラにブレがなく、モノローグがまた秀逸!
いつも依田さんの作品はそこに感服するんですよね~。
これをないがしろにしたり、あまりくどすぎてもだめだろうし、バランスの巧みさでお話に深みができてるのでしょう。

表紙ではたきを持ってるのはナゼ?と思ってましたが、ちょっと病的なぐらいのお掃除好きのわかぺー。
便器の中に雑巾かスポンジ突っ込んで洗う姿には、びっくらしましたけども、トイレ掃除ってそれが常識?もしかして?
わかぺーがうちに来たら何日も掃除しちゃうだろうなあきっと( ´ ▽ ` )

3

スウィーパー若葉!

評価が高いので読んでみたかった~っ!

若葉さんはお茶を入れるのがとても上手。所作もキレイ。
お店のレイアウトもお茶グッズの勧め方も奥様方へのあしらいも◎
それに、家具の後まで掃除が行き届き、徹底振りはミクロの世界までに極めておられる!
そしてもう1つの特徴、
他人とは普通のお付き合いが苦手。
「精神的な引き籠りん」で、自分を隠したい・知られたくない人。
「食堂の人に顔を憶えられたから、もうこの店には来られない」って思ってしまう程。
・・あの・・言っても良いですか?
心理的後退もなく知能は正常(または高度)、でも、コミュニケーションが“??”な、これって、
「アスペルガー症候群」ではないですか?って言うか、ですよね??
アスペルガー=天才!

明るくて素直な吉川君が、取材営業先のお茶屋さんの店員・若葉さんを気に入って、もっともっと近付きたいって思ったら、もう頑張る。
でも“不思議ちゃん”な若葉さんに振り回され凹まされ・・・
そうしているうち、若葉さんなりの気使いを知ったり、とても可愛く思えたり・・・
ホワホワ~っとしてて、変で、吉川君と若葉さんが相手の事を考えては首を傾げているような恋愛ストーリーです。

今まで知らない方面の面白さ♪
ここのレビューが無かったら知らないままでした。
どうも有難う!
初読の依田先生の他の作品も読んでみたくなりました!

4

最高です

ああやっぱ依田沙江美さん大好きです。
とにかくキャラづくりが上手い。
受けのわかぺーは人間づきあいが苦手で自分ルールがたくさんあってなにげに鬼畜。この「なにげに鬼畜」な部分がいい味を出してました。じつに可愛い。アチャーって思う行動まで可愛い。まぁお話として読むぶんにはめっちゃ可愛いんだけど、実際にこういうタイプと付き合うのはたいへんだろうなァw
対する攻めの吉川は、社交的で物怖じしない明るい人間で、唯一とも言える欠点が方向音痴なこと。
噛み合わなそうな二人なんだけど、人間関係上手に吉川が、わかぺーのヘンテコさを許容して焦らず付き合っていくことで、ぴったり噛み合う。
この噛み合わせ具合いに胸があたたかくなりました。

依田沙江美さんは、付き合ってるカップルの痴話喧嘩的な話を描くのが本当に上手いなと思います。
気持ち確認→エッチ→ハッピーエンドってBLが多いなか、それ以上を描いてくれる依田沙江美さんが本当に好きです。
付き合ってはじめて知る部分、距離の取り方、相手のルールを尊重すること、譲れる部分と譲れない部分などを探りあいながら二人のルールを作っていくことetc
受けはめったにないようなエキセントリックなキャラで、起きる事件も受けのキャラありきのものなのに、この二人がカップルとして歩んでる道そのものはすごく身近でリアルだと思いました。

4

うっかり

発売のずいぶん前から予約して楽しみにしていて、通販の荷物が届くや否や舐めるように読んでにまにましていたのですが、萌で、頭がぱやぱや~になって、うっかりレビューしていなかったみたい。
う~ん、でも、何か、書いた気がするのになぁ、、、
書きかけて保存するの忘れたのかなぁ、、、
とりあえず、今になって、冬コミ新刊をレビューしようとして、未レビューなのに気づきましたので。

わかぺーは実に面倒な不思議ちゃんキャラですが、そんなわかぺーが、ちゃんと大人として生きていて、よろよろしながらもちゃんと吉川と恋愛をしている!
そのキャラクター造形やストーリー展開の説得力が素晴らしい。

依田さんの描かれるキャラクター達はみんな、その作品を離れても、ちゃんと今の時間を生き続けている。
そんな生き生きとした複雑さが魅力です。
この、わかぺーと吉川、鳴海や周りを取り巻く商店街のみんなの世界を、ぜひ、楽しいんで欲しいです。

5

うっかり私もよろめいてしまったw

なんかねぇ、いろいろ可愛かったです(*´ω`*)
難航不落な不思議ちゃん。見出しからどんなもんやろ
ってなもんだったんですが、こういうことだったんですねぇ。
個人的な雑感としては、難攻不落・・というわりに
あんがい押したらコロっと落ちてしまった気がしなくも無い。
のは、やっぱり最後まで読んでしまったが故なのでしょうかねぇ。
お茶屋さんの妖精さん。
妖精妖精ってなんのことかとおもってましたが、
30歳まで・・・というヤツですね。解かります。
超がつく潔癖症で、お付き合いなんてしたことなくて
なんだかんだで人を寄せ付けない受をどう攻略していくかというのが今回なのであります。
これまた依田さんの作品らしい作品なのでありまして
一こまひとコマのつくりが面白かった。
一生懸命話しかけている攻とかみ合っていない受がなんとも陳腐。
攻が一人からまわりしているのかと思いきや、
実はけっこう受が喜んでいたりと。この珍妙さがまた面白かった。
エロも少なめではありますが、あのワカペーが上になるなんty。。ゴニョゴニョ

吉川・・・スゴイ

5

面白かった~けど。。。

面白かった!
わかぺー可愛い! 可愛いけど…やっぱり依田さんのって、毒がある気がします。普通事故のあとで保身を先に考えない…(汗
それがわかぺーのわかぺーたるところなのかな。

とりあえず、毒とかわいげのぎりぎりのところでかわいげが勝るのは、依田さんならではの魅力ですね。

1

味がありすぎる(笑)

これは玉露のように、ちょっとずつゆっくりまったり味わって楽しむお話でした。

実は一読した直後の感想は「わからん」だったんですよね。
お話も味わいも分からず、受けの魅力も分からず、どこをどう楽しむの?という感じだったんです。

2人の距離の詰め方もイマイチ掴みきれず、初めてのときなんて「あれ?さっきまで駄目って方向に行ってなかった?あれ?エッチし始めた?同意した?っていうか、ヤダでゴメンでやめなかった?いつ同意した?」とか、ちょっとこんがらがりました。
しかもその後、ちゃんと付き合ってるしっ!!!
え~、なんで?いつの間に?ってはてなマーク飛びまくり。
まあこれは、私に情緒がないから(笑)
ホントわかぺーは掴みにくいっ!

けど読み返すうちにじわじわと、わかぺーの魅力が分かってきました。
なるほど、難しい人です。
一言に「不思議ちゃん」と言ってしまうのもなんか違うような。

本人はそれなりに自分が人と違うって分かってるんですよね。
そんで、ちゃんとその狭い世界の中で一人で生きていく覚悟をしているんですよね。
その辺の自覚があるから、確かに空気読めない人だけど、単なる「不思議ちゃん」で切り捨てられない感じです。

攻めはホントに普通の人。
普通に働いていて、普通に人付き合いが出来て、社会人的な気遣いも出来て。
世代別のカラオケレパートリーを持ってるあたりが、ホントにどこにでも居る社会人って感じで好きです。

そんな攻めだから、気負わずに向き合えるのかな。
普通の人にとって当たり前で、わかぺーにとっては当たり前じゃないことを、説教でも甘やかしでもなく、普通に「当たり前だよ」と教えてあげられる距離がとても良いです。

じわじわと広がる、味わいのあるお話でした。

4

日本茶用意して

帯『難攻不落な不思議ちゃんに恋をした』

ハタキもって周りにぽわぽわお花散ってて見るからに癒されそうな表紙です、まさに癒されました~。ぱや~~ぱや~ん。
そしてこの作品には番長も元番長も出てきません!
いや、帯に年下男子×30歳純情男子とあったのでてっきり吉川[攻]か若葉[受]が元番長かと思ってたんですが、そういう事は全く無かったです。
若葉通称わかぺーはまさに不思議ちゃんとしか言い様がない人物。
そんなわかぺーですが比較的客層のいい日本茶専門店の販売員という職業は実にしっくり合ってます。
わかぺーは直ぐ自分思考に篭もってしまうし、実際マンションの自室に篭もりがちではあるんです。
そんなわかぺーに年下パワーと持ち前の明るさで吉川は少しずつ彼との付き合い方を模索しつつ近付いて行きます。
しかしもうわかぺーが可愛いんですよ!
掃除魔なんで潔癖な部分もあるんですが、一生懸命掃除してるとこはアライグマみたいだし、ちまちまごしごししてるのが実に可愛い!
デフォルメされたわかぺーも可愛いし、髪くくってなくてふわふわしてるわかぺーも可愛いし、心の声も可愛いし、ええいもう何もかもが可愛過ぎる30男!!それがわかぺー!!
鳴海が観賞用だと言ってるのも分かる気はするんですよね。
見てる分には可愛いけど付き合うとなると確かに大変そう、でも吉川自身が極度の方向音痴だったりと抜けている部分もあってそういう所が、わかぺーと付き合うには必要なのかもなあとか思ったり。
ともかくわかぺーが可愛いです、わかぺー言うな!って感じですがこの作品を読むともうわかぺーとしか思えなくなっちゃうんですね。
可愛くて癒されます、あと日本茶飲みたくなる可能性大です。
無茶苦茶可愛くて癒されたので神で。

4

萌えツボじゃなかったんですが、ジワジワきました。

依田作品の中ではそんなに萌えツボじゃなかったんですが、これがどうしたことかほぼ毎日繰り返し読んでます。何か変なアクが無くて読みやすいというか。わかぺ~。こうゆう気持ちで日々生きてる人って結構いるんじゃないかな。吉川も現代の若者って感じをよく掴んでて、でも擦れきってないというか。魅力的に描かれてます。依田さんの描くキャラってブレてない、きちんとキャラ立ちしてますね。とても大好きな作品になりました。心があったまる、ほんわかした良作なので是非、皆さんにも読んで欲しいです。

4

取扱注意の不思議ちゃん

30歳男を捕まえて「ちゃん」付けもないですが。
若葉は不思議ちゃんとしか言いようのない人物なのです。
一言で言い表すのは難しい、とにかく不思議ちゃん。

若葉の働く店で接客されたり、入れてもらったお茶を楽しんだり。
はたから見ている分には楽しいが、いざ付き合うとなるとなかなかどうして取り扱いの難しい、付き合った分だけ疲れそうな人物です。
なので吉川が惚れたからといって、1押せば10引くような若葉を捕まえて、押して押して押し倒した!と思うのです。
よくぞ押し勝ったとその根気の強さを褒め称えたい気分。

吉川は若葉とは違い常識の通じる一般人。
明るく、元気で対人関係の弱い若葉とは真逆な人物で。
けれど、方向音痴。
そんな欠点があるところが良い。
若葉は美人さんだけれど、欠点だらけでそれはもはや個性としか言いようなく、それが良くも悪くも全てひっくるめて若葉という人物なのでどうにもならない感があるのですが、吉川の方向音痴という欠点は男からしたら致命的じゃないかと思うんです。
男性は地図を読むのが上手いですから、そんな男性が・・・って凄く可愛く映る。
吉川のキャラに味がでます。

所々に出てくるちまっとした若葉と吹き出し外の台詞も面白い。
吹き出しよりも吹き出し外の言葉の方が本心ぽく、より感情のある言葉が多かった気がします。
一番ツボだったのはボックスティッシュを抱えたまま迎えた吉川との初めてのエチ~後の辺りと、怪我をした吉川を甲斐甲斐しく世話をする若葉。
いつもは吉川に対して押し弱い若葉が、足を骨折し動けなく弱っている吉川を前にちょっと強気になると言う逆転。
凄く生き生きしていて、輝いていた。

依田さんの作品は本当に久々に読みました。
いつもちょっと「?」な部分があるので、どうだろう?と思いながら、それでも表紙とタイトルに惹かれて購入したのですがとても面白かったです。
こういうラブコメ話がもともと好きなので、とても楽しめました。

2

ビクビクと剃り込みに愛を感じます

久しぶりのコミックスの感想です。
コメディで学生が出てこない依田作品はめずらしくないですか?
こういうお話大好きなので、感想を書かなきゃいけないと思いました。

商店街のお茶屋さんで働く美青年・若葉は、真面目で繊細で潔癖症で内向的でおおよそいまどきの若者(30才だけど)とは思えないような人物です。
ひょんな事故から、情報誌の記者・吉川(ゲイ)と関わるようになり告白されるのですが・・・

とにかく若葉は内にこもるタイプで、何かむずかしい事象にぶつかると頭の中が真っ白になっちゃうわけです。
特に、人間関係においては最たるもので、色恋沙汰などもってのほか。吉川の方は明るく社交的で、積極的に若葉にアプローチしますが、すればするほど若葉は小動物のようにビクビクする始末。
もうとにかく、そんな若葉が可愛くて可愛くて。
私もお店の常連のおばちゃんになりたいくらいであります。

このお話が面白いのは、若葉だけでなく吉川も意外と笑わせてくれる行動をとってくれるところだと思います。
若いからパワーはあるけれどそれがちょっとずれてる感じです。
カッコいいのに方向音痴だったり、肝心なときに言葉を噛んだり(「こだわりらりる」でツボってしまい、読書がしばし爆笑中断したくらいおかしかった)、からまわりしたり、一々事故ったり・・・

そして、ゲイカップルの幸せについて真面目に考えさせてくれる部分もあって、ただのコメディでは終わっていません。

それから、三頭身の若葉ちゃんもかわいいし、髪をおろした若葉ちゃんも美しいのですが、やっぱりひっ詰めて縛っているおでこが男らしくて好ましい。
微妙なM字剃り込みが男を感じさせてくれて、幾分女々しい感じの後れ毛やはね毛とあいまって、より若葉の不思議なところを感じさせてくれたと思います。

とにかく、文句なしにおもしろかった!

6

脳内ひきこもりのキャラに爆笑

ちるちるで人気の高い依田さんだが、実は自分にはイマイチ合わないのが多いのが実情で、今回はどうしようか悩んだ。
題名からして惹かれていたし、大人設定だし、不思議ちゃん設定らしいし、思い切って手にして・・・よかった~♪面白かった~♪♪

キャラ設定がツボりましたv
人嫌いというか、人づき合いが苦手で、できるだけ人と目を合わせたくない、話したくない、そんな脳内ひきこもりのお茶屋店員の若葉=わかぺー
そんな不思議ちゃんでも、几帳面で綺麗好きでお茶を入れるのが上手くて、甘いものが苦手だけど落雁系は好き、とかちょっと年寄り臭い部分もあって、
そんな彼が年下の吉川に惚れられて、できるだけ関わりたくないと思っているのに、あれよあれよと吉川ペースに引きずり込まれ、いつの間にか・・・
な、そんなかわいらしい流されが楽しいのだ☆
髪型も、仕事の時はキリっとまとめているのにプライベートではアララ~なやわらかいイケメン風のふわり髪型というギャップもまたいい☆
何だか、キャラ褒めてばっかりいるのだが、それがとても気に入ってしまったので、、、

彼と初めてエチになだれこむさまがとてもかわいらしいw
流されなんだけど、恥じらって、とってもいい雰囲気かと思いきや、シーツが汚れるのを最後まで気にして、朝になってもwww
そういった天然がラストまで続くんですが、全然疲れないし嫌味じゃないし、こんなキャラ大歓迎なんです!

わかぺーの友人の鳴海が、いい当て馬というか茶々の入れ方が絶妙で、そのタイミングと入れ方さえ、一見腹黒なんだけど、若葉が天然のせいで吉川を発奮させるきっかけになるあたり、面白かったですぅ~w

きっと題名はふらふらして自分が固まってない流されがこれまた半端ないんで「よろめき番長」なんでしょうねv

3

あいかわらず

このタイトルが意味不明のような、内容をあらわしているような?

いわゆる天然ちゃんな美形受けに振り回される、ワンコというか、健気な年下攻めの話だと思うんだけど、依田さんの手にかかると一筋縄ではいかないのがおもしろい。

とにかく、この受けの不思議なところを受け入れられるか否かで、感想は変わってしまうような?
天然ちゃん、不思議ちゃんというと、なんだか天使系のいいキャラクターのようにも聞こえますが、わりと毒があるし、独善的?
身近にいたら、すごく嫌な人のようにも思えるんだけど、それが攻めの視点からは、なんだか愛すべき人に見えているのも楽しい。

いろいろ、突っ込みどころはあったし、少し絵が変わってしまって、もうちょっと、少し前のほうがいい絵柄だった気がしないでもないんですが、楽しめたのでいいです。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う