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お前のためやったら、俺はなんでもするからな
ysuki ni murakumo hana ni kaze
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は鑑定医になる事が決まり、そのプレッシャー諸々で心揺れる篤臣を支える江南。いつもと反対の立場の2人が見れるお話でした。
まず鑑定医としての1歩目がこの鑑定ってしんどいなぁと。そんな中でも謙虚に冷静に鑑定を進める篤臣はすごい。けど出てくる事実は辛くて…めげそうになってるのが辛かった。でも、篤臣には江南がいて、江南なりの励ましが温かった。辛い事は半分に幸せは倍にって言うけど、こういう事だなぁと。
今作では法医学教室の厳しさと絆にもほろっとしました。見守る城北教授と厳しい事も言うけど全力でバックアップしてくれる美卯。心強いですね。
すごく良かったです。
このシリーズ、たまに「これは医療ドラマじゃ無かったっけ?」と思う巻があるんですが、今回のはガッツリと篤臣主人公の法医学ものです。
とうとう、篤臣も鑑定医の認定を受け一人前になるべく、教授や講師に指導のもと解剖を行うことに。そのご遺体が事故ではなく事件性のある案件であることに気づいてしまい、さらにその真実を明らかにする事が良い事なのだろうかと悩みます。
イイ!
こういうのが医師のBLに求める感じなんです!
(これは私の趣味としてね)
そこに江南が篤臣を支える。江南はすごくちゃんと篤臣の話を聞いてあげようとするんですよね。いつも支えてもらっているから、篤臣が弱音を吐いている時には自分が甘やかして支えるって。
成長したな〜。
そして、彼は良いことも言うんですね。
「仕事が忙しくなったら、家事もやらんでええ。掃除とかは業者に任せたら良い。篤臣が消耗してまで頑張るな」と。なんてできた旦那なんだ!
最後には認定医になったお祝いをしようと、頑張る江南。
篤臣は甘やかしデートコースに昔の女性の影を思い浮かべてヤキモチ。それもかわいいと思える二人のやりとりが萌えます。
あ、最後に。
ここでも楢崎が美味しいところ持っていきます。
彼の登場とセリフはねー、もう期待通り。早いとこスピンオフも読まねば。
今回は、篤臣(受)のお仕事がメインです。鑑定医になり、責任の重さに悩み、自覚して受け入れて行く過程が描かれていました。
それに関して、かなり哀しい・辛いエピソードも出てきますが、私はこういう『重苦しさ』は別に構わないですね(メイン以外のところでならですが)。事件と言っていいのかな?これぞ『法医学もの』という感じでした。ただのあまあまラブラブだけより、スパイスが効いてていいと思います。
なんというか、ストーリーが篤臣メインで展開していくので、必然的に江南(攻)が前面に出るよりも、篤臣のサポート的な役割になって、なんだかものすごく心安らかに読めた気がします。
私、とことん江南に思うところがあるんだなあ、と再認識しました。この調子でもっともっと篤臣に尽くせ!そしたらもう少し見る目も変わるかもしれない、と思いましたね。
楢崎はすでに脇キャラクターとしてレギュラークラスですが、今回は『お花屋さん(数年前?の)』も登場してましたね。
このシリーズ、巻を重ねるごとに惹き込まれて行く感じがします。いえ、私が最初の2冊が全くダメだから余計なんですが。