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bed no shita no himitsu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あらすじを読むと勘違いしてしまうのですが『大天使シリーズ』のメインカップルであるミハエル×ハンスは出てきません(T_T)前作の『童貞最前線』でもメインが放置気味に…と書かれていたので、今度は来るかなーと期待していたのですが残念です。そのかわりと言ってはなんですが、ミハエルの双子の兄、ルシフェルが堪能出来る一冊になっています!!
・『フェイク』
ルシフェルが攻めの『フェイク』はその後の3編を楽しむための前菜のようなお話だと思いました。今のルシフェルとミハエルにそっくりな男娼とのお話です。つまり自分にもそっくりな相手とです。
・『愛に背く者』
ルシフェルの眼帯の理由がわかる過去のお話です。養育係のベルガーとの長年にわたる両片思い。『大天使シリーズ』で一番悲しいお話です。
大佐として立派な大人になったルシフェルを、未だに子供のように心配して口うるさくするベルガー。ルシフェルはわざと教えに背くように振舞うのですが、実はベルガーが追ってくるのを待っていて…。
他の兵士とダンスするルシフェルの腕を掴んだベルガーに「ずっと愛していたと認めろ」「ベッドに入るなら二人でだ」「私が欲しいと言え」「私のそばにいたいのなら、この私に愛を誓え」と軍服を脱ぎ捨てながら迫るルシフェルが圧巻の美しさです(≧∇≦)この4ページは何度見ても飽きません。続く結ばれるページがたったの1ページなので、Σ(゚д゚;) ええっ!?少ないわっ!とがっかりするのですが、巻末の描き下ろしがその夜の詳細で、たっぷり8ページ楽しめます。男相手が初めてのベルガーと、受けるのが初めてのルシフェル。ベルガーはその後、ルシフェルを守って戦場で命を落とすのです…。切ない(T_T)
・『仮面舞踏会』
ベルガーが心を奪われたルシフェルの少年時代を描いたお話。仮面舞踏会を装った悪魔の儀式に誘いこまれたルシフェルが、今まさにと言うところでベルガーに助けられます。
15歳のルシフェルの美しい凛とした姿が貴公子のようです!感嘆のため息が出ちゃう。美しい男ってちょっと女性っぽくなったりするのですが、ルシフェルはしっかり少年なんです。まさに美少年。
その他の短編『愛の聖戦』の異国の兵士マハディのミステリアスな魅力も、『こんなにも愛はみじめで』の見習い士官マルスの勝気なショタも魅力的でしたが、ルシフェルの魅力は抜きんでていました。
ベルガー亡き今、二人の続きは描かれないのでしょうが、少年時代のお話をもっと読んでみたいです。私もベルガーのようにルシフェルの魔性の虜になってしまいました。
「鋼鉄の大天使」シリーズ4作目。
これまでの本シリーズは、メインのミハエルxハンスCPが軸となって、ミハエルの部隊内外での色々な男x男CPのコミカルなストーリーが語られていました。
しかし、本作は今までと違ってシリアスで切ない。
シリーズ2作目の「堕天使に捧げる詩」に登場したミハエルの双子の兄・ルシフェルの過去を描き出しています。
「フェイク」
ルシフェルが弟のミハエルにそっくりだという男娼の元に通う。
だが実はルシフェルは男娼を一切抱かない。そして強烈に支配者の顔をみせる。
ルシフェルの抱える感情は何なのか。答えは明かされないけれど。
「ベッドの下の秘密」
シリーズ3作目「童貞最前線」に出てきたスパイのシェパード中尉のお話。
いよいよ機密を盗んで母国に凱旋しようとしているが、恋人のレナードを監視役に付けられて…
シリアスとコミカルの融合が見事なんですよね…
「愛に背く者」
ルシフェルの過去。
大佐時代、羽を伸ばしていたルシフェルだが、ロスナー家から子供の時からの養育係だったベルガーが護衛官として送り込まれてきた…
子供の頃のルシフェルの無邪気な愛らしさ、今のルシフェルの傲慢さ、そして遂にベルガーへの愛を明らかにする瞬間のルシフェル!
しかし、想いが通じた直後にベルガーは敵弾に倒れ、その時同時にルシフェルも眼を失ったのでした。
これぞ軍人もの!生と死と冷酷と美が全て詰まっている。
「愛の聖戦(ジハード)」
オスカー隊長が捕虜にしたのは、異国の軍人。美しい褐色の肌に思わず…
だが、彼のpニスには王への忠誠の証の金のリングが嵌め込まれていて!
さて、オスカーは呆気なく恋を取り異国へ亡命します。これはこれでいいかも。
「こんなにも恋はみじめで」
エーベルト大尉は見習い士官のマルスが可愛くて気になっている。マルスは庶民の出の事をとてもコンプレックスに感じていて、誰にも心を開かない。
だからエーベルトはマルスを騙してモノにするが…
エーベルトは悪い人じゃないです。悪いのはミハエル!
「仮面舞踏会」
ルシフェルとベルガーの出会い。
まだルシフェルはほんの少年で…男たちの欲望をまだよく知らない。だから怪しげな仮面舞踏会で恐ろしい目に遭ってしまい…
仮面をつけて助けに来るベルガーのなんとカッコいいことよ!
ここが主従愛の始まり。ここから全てが始まったのですね…この耽美さがたまりません。
「刹那の一夜」
「愛に背く者」の、ベルガーとルシフェルの愛の一夜を詳しく。
これは涙無くして読めない。でもこの一夜があったから…
水上シン先生の耽美的な絵柄が軍人ものの倒錯性とぴったりマッチして素晴らしい。
本来はシリアスな方が合っていると思うけど、コミカルな部分もとても面白いです。
鋼鉄の大天使シリーズ第四弾。このシリーズ、私は「童貞最前線」からしか読んでないのですが、読み切り短編集なので、途中からでも十分フォローできます。
前作の「童貞最前線」がかなり甘めのテイストだったのに対して、本作は少し甘さ控えめ。「控えめ」ですから基本はやっぱり甘い(笑)のですが、必ずしもハピエンばかりじゃありません。
このシリーズのメインCPであるミハエル・ロスナー×ハンスのストーリーは今回はなし。代わりに、ミハエルの双子の兄・ルシフェルが7作中4作に登場します。
隻眼アイパッチのルシフェル将軍…やーもう、傷痕を持つ男の哀愁ってたまりませんね。
それが軍人ならなおのこと…
冒頭の「フェイク」ではルシフェルと男娼との絡みが描かれてますが、他の作品は彼の過去の恋愛の物語。
お相手は、少年時代からルシフェルの養育係を勤めていたベルガー。つまりルシフェルとは主従関係で、長年叶わぬ恋を温めつづけていたベルガーと、そんなベルガーをいつの頃からか愛し始めていたルシフェルとの、一筋縄ではいかない恋愛が描かれています。
「童貞~」を読む限り、大天使シリーズ=軍人カプが続々と増えていくゆる甘ラブコメというイメージがあったのですが、今回は一組のカプを少し掘り下げていく内容になっています。
ルシフェルが隻眼になった瞬間のシーンもあり…なんと彼は、片眼と同時に恋人のベルガーも失ってしまうんですね。
少々尺が足りなかったのか、あくまでもラブコメ基調を崩さないためなのか、ベルガーの悲劇のシーンがやや唐突で短かすぎたのが唯一残念。
ルシフェル×ベルガー以外の作品では、「愛の聖戦(ジハード)」がイイ。
エキゾチックな色香を湛えたマハディという異国の軍人が登場します。彼は中東系なんでしょうか…美麗な軍服を脱ぐと(正確には「脱がされると」wですね)黒豹のようにしなやかな体…しかも彼の秘所には国王に嵌められたリングが…もう、存在自体がエロすぎる美青年♪一見の価値ありです。
国境防衛軍恒例?の「身体検査」もあります。
大天使シリーズも、第4弾となりました。
しかし、ミハエル大佐とハンスは登場しません(泣)
今回のメインは、ミハエルの双子の弟のルシフェルです。
ルシフェルはこれまでにも何度か登場していて嫌いではないのですが、死ネタが苦手なので、このお話はあまり好きになれませんでした。でも、少年のルシフェルは美しくて萌えました。
一番好きだったのは、庶民出身の見習い士官のマルスとエーベルト大尉のお話です。
出身に引け目を感じて意地っ張りなマルス。エーベルトが優しくしてるのに、セクハラだと怒ります。マルスが好きでどうにもならなくなったエーベルトは、ある作戦を決行します。でも、それも、エーベルトがヘタレで失敗してしまいます。少年に振り回されているエーベルトが、可笑しくて可愛かったです。
どのお話も面白かったです。でも…やっぱり、ミハエル×ハンスのお話が読みたかったです。