愛玩少年

aigan shounen

爱玩少年

愛玩少年
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×212
  • 萌16
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
14
得点
155
評価数
43
平均
3.7 / 5
神率
25.6%
著者
水上シン 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784896441444

あらすじ

美しい男爵に調教されて、ボクは愛玩犬に堕ちる!!  
--あやしい噂の絶えない男爵家に奉公に出された清次は、その男爵が初恋の相手と知る。
だが、すべての愛を否定する男爵は、清次にみだらな調教をほどこし…!! 
耽美ノワール・エロスの傑作、ここに降臨!!
また、後藤の過去である士官学校での教官×士官候補生の禁断ラブを描いた「燃える恋桜」も収録。

表題作愛玩少年

黒羽男爵,怪しい噂が囁かれている屋敷の主
河村清次,黒羽男爵の屋敷へ売られてきた少年

同時収録作品燃える恋桜

後藤勲,中尉
清瀬春仁,陸軍予備士官学校の士官候補生

その他の収録作品

  • 堕ちた軍犬~出会いの刻~

レビュー投稿数14

期待通り!!

「愛玩少年」⇒黒羽男爵×河村清次
「燃える恋桜」⇒後藤勲(陸軍士官学校教官 中尉)×清瀬春仁(幹部候補生)
「堕ちた軍犬~出会いの刻~」(描き下ろし)

タイトルと表紙のインパクトにドキドキしてしまいますが、内容はそれを上回るあやしさで大変なことになってます。水上シンさんの雰囲気のある絵柄もそれに拍車をかけていて独特の世界観を存分に味わえました。(表紙のイメージで「ちょっと無理かも…」と思った方にはあまりオススメできません。なんて言ったって期待通りの内容でしたから)

中学生の清次が黒羽男爵の屋敷に売られてきますが、首輪をつけられ男爵に後ろから挿入されながら墓地をお散歩してみたり、愛ゆえに殺されかけてみたりetc…あまりの濃さにむしろ笑っちゃうという位の展開が繰り広げられます。そもそもそんな濃い本格プレイにたどりつく前、少年だった清次が初めて男爵と出会う冒頭シーンからエロいですからね。最初から最後まで目が離せませんでしたよ。

「燃える恋桜」は男爵の従者・後藤(軍服+アイマスク(仮面!?))の軍隊時代(過去)の話です。現在の後藤がどうなっているのかが分かっているだけに読んでいてすごく切なかったです(あぁこの人があの人になっちゃうのね…としみじみ)。

8

匿名さん

私も陸軍の軍服フェチなので水上さんの世界観が好きです(*^.^*)
軍服と倒錯した愛ってよく似合いますよね!

切り替えの巧みさよ!

​ 濃ゆい絵柄に独特の雰囲気、いや~好きだっ!水上シン先生は一度見たら忘れられない、絵柄もストーリーも個性あふれる作家様です。表紙の禍々しい耽美さも濃厚なストーリーも読み手を選ぶ作品ばかりですが、ハマってしまうと読まずにはいられません。

 時代物がお得意ですが、中でも軍服キャラが出てくる作品が大好きです。水上作品はレイプや凌辱で始まるお話が多く、それが愛に変わるというのはあまり好きな設定じゃないのに、作品全体に読ませる力があっていつのまにか惹きこまれてしまいます。どれも濃厚でハードですが、クスッと笑える「のほほん系」と心も体も痛い「シリアス系」に分かれます。読んで楽しいのほほん系がお勧めですが、シリアスも捨てがたいです(>_<)。この『愛玩少年』はシリアスな方の水上作品です。

 貧乏な少年、清次が子供の頃に恋をした美しい男爵の館で働くことになるのですが、館の住人が妖しい人ばかりです!男爵はもとより、彼が引きとっている女装男子の2人、マスクで顔を隠した軍服の使用人は後藤と言うのですが、ひどく冷静で乱暴です。
 男爵の美しさは水上作品随一ですよ!真っ白な肌に白い絹糸のような髪、そして紅玉のように燃える瞳。こう評される男爵の美しさは本当に神々しくてまさに耽美、カラーで見たかったなぁと思いました。
 アルビノで生まれてきたことで存在を否定された男爵。誰も信じることが出来なかった男爵が、ひたむきな清次の愛にやっと心を開いた瞬間、「信じたいのに…憎むことしかできない」「愛しているのに」という台詞に涙が…。
 10年後、りっぱに成長した男らしい清次と、ベッドに横たわる男爵にリバが妄想出来るのも嬉しい。女装男子二人も立派な男性に成長していましたよ^^

・『燃える恋桜』
 軍服の使用人、後藤の過去のお話。士官学校の教官だった後藤と生徒の一人、清次の物語。↑で、恐ろしい男だった後藤と同じ人とは思えないコミカルなお話。それなのにとても官能的で濃厚なエロが素晴らしく映えます!こういうコミカルからの切り替えの巧みさも水上先生の大きな特徴です。
 その先の描き下ろし『堕ちた軍犬』を読むと、たった2ページで後藤の悲しい過去がはっきりとするのですが、その後に描かれた教官と生徒の恋物語という同じ設定のコミックス『陸軍恋愛士官学校』は、不幸だった後藤の物語の救済のようにも思えるし、『虜囚麗人』に収録の「白日夢の面影」でも後藤を描かれていて、彼の不幸は水上先生にとって思い入れがあるのだなと感じました。どちらのコミックスもお勧めです。

4

痛くて苦しい

私が最初読んだとき、あんまりこういう陵辱強姦系に触れたことがなかったので苦手だったんですが、ちょっとずつ作品自体の良さがわかってきました。

男爵との衝撃的な出会いで一目ぼれした清次。初めて抱く気持ちをもったまま男爵家に父の借金で売られてきます。
とにかくそこでの数々のプレイが痛いです。見てて苦しくなっちゃいました。

それでも健気な清次。どんなひどい仕打ちを受けても自分の気持ちを男爵に訴えます。しかし、過去の経験からその想いを信じきれない男爵。非常に切なかった。どちらの視点に立っても苦しいです。

最後の5人揃うシーンはすごく良かった。これまで痛かった分すっごく幸せな雰囲気で素敵でした。

萌か神か悩んだけど、私の中では“萌”という評価では片付けられないので神で!!

3

ネ申です。(知る人ぞ知る軍服萌え作品でもあります)

敗戦直後の日本、とある町はずれの森の奥にひっそりと佇む、廃墟のような洋館が舞台。そこに住む異形の男爵と、彼に買われた少年・清次のサディスティックな純愛の物語です。
男爵の館の住人は、選りすぐりの個性派変態揃い。それも、皆人間離れした美しさで、倒錯的で壊れてて…そんな館の住人たちが醸し出す湿った淫猥な雰囲気が、男爵と清次の耽美な純愛をいっそう盛り上げてくれてます。この雰囲気がたまらない。
館の住人の中でも特に個性的なのが、執事(この作品では「番犬」)の後藤。軍服姿で軍帽を目深にかぶり、軍人そのもの…というか、実際元軍人です。目元を仮面で覆っているのも、なんとも不気味。しかも彼は常に無表情で冷酷…そもそも何故軍服姿の人間がそこにいるのかという不条理さも含めて、ハンパなく惹きつけられるキャラなんですよね。作者の真骨頂である軍服姿なだけに、一挙手一投足がサマになってるし…
あまりに後藤のキャラが立ちすぎてて、主役CPそっちのけで後藤が気になる…ってところが、敢えて言えばこの作品の難点かもしれません(笑)
もっとも、それを見越してかちゃんと後藤が主人公のスピンアウト作品「燃える恋桜」も同時収録されています。
こちらは、現役の青年将校として陸軍予備士官学校で教官をしていたころの後藤と、候補生の清瀬とのかわいい純愛をコミカルに描いた作品。「かわいい純愛」と言っても、後藤はドS教官だし、手は早くないほうwですがちゃーんとHにこぎつけます。その過程が、変態入ってて何ともカワイイんです。
わりと直球一辺倒のシンプルな純愛ストーリーなんですが、シンプルな話だけに、「愛玩少年」では無表情で不気味な存在でしかない後藤が、かつては明るい普通の青年だった…という事実に胸を打たれます。後藤は何故人間らしい感情を失ってしまったのか?その理由もこの作品を読めば分かります。笑えるけど切ない、いいお話です。
ジュネットの水上シン単行本は全部読みましたが、個人的にはこの一冊が一番好きでした。耽美系の作品が読みたい人には是非オススメですね。

3

お嘆美怪奇系ロマンBL

江戸川乱歩と怪奇漫画の梅図かずお+水上ワールドのドッキング!!
主人公が異形の男爵に痛みに耐えながら愛を貫く姿は、真のBLの神髄であります。
アルビノといわれる人々は現実に存在しております。私の趣味ではじめた催し物のの関係で、アルビノの女性と知り合いになりました。肌が異様に白く、髪の毛は天然栗毛・・そして物語の男爵と同じく色盲でございました。
昔は、異形なる者として隠れるように暮らしていたのではないでしょうか。
時代設定は戦後間もない頃の日本、おどろおどろしい雰囲気の昭和の時代が堪能できます。登場人物のコスチュームは明治時代を彷彿させますが、それは演出だと思いましょう。
登場人物の元軍人・後藤の過去の悲しいお話し「燃える恋桜」はリアルな戦時下の日本の軍関係の学校を描いています。昔の軍隊は暴力が猖獗極めたのですが、他の作家はここまできちんと描きません。水上さんはきちんと描くのでエライな~と思います。この物語はまだ終わりではないと思います。さらに続編 激戦地ルソン島でのお話がクライマックスになると思うのです。ぜひとも、血肉際踊る戦闘場面と甘いBL場面を交互に見せる、他の作家には描かない分野に挑戦してほしいです。
そして、後藤が新しい恋人と出会うまで、続編を続けて描いてほしいですね。

2

昭和ノスタルジックホラー

戦後のみんな貧乏な時。時代は勉学こそ財産の時代。
まだまだみんなが学校に通えるような時代ではない中で勉学に励みたいのに
義理父のむごい仕打ちで売りに奉公に出された青年のお話です。

一人の少年が一人の男に出会い運命がかわる。
きっとこの出会いがなければセイジは命を落として男爵は本当の愛は見つけられなかったし与えてもらえなかった。

切なくて官能的なお話でした。これ小説だったら私の脳内は大変なことになっていたと思います。
コミックスだからこそ与えられたイメージで楽しめたなぁと文章だとセイジが可哀相で苦しくなって読み終えれない気がしました。

ネタバレいくぜ?







男爵や拾われた美しい男の子たちにめっちゃイカ中尉が住む館へ売られたセイジ
数年前にだっているけどセイジ以外は誰も覚えておらずセイジもだまって仕えることに。
しかし、普通の使用人ではなく性的奴隷を強いられる。
セイジが大切にしているメガネの破片を男爵にみつかりお仕置きされます。
自分のものだったとは知らず痛めつける男爵と男爵との思い出を口にはしないセイジ。
セイジからの愛の告白に戸惑う男爵は案外可愛いぞ!!!!
初恋の相手がこんな猟奇的な男とはセイジのセンスはすごいな。
ラストはリバ!??と思わせる最後でみんなで幸せに暮らしていてよかったーー。


おまけ漫画の中尉のあつかいがなんかギャグだ(笑)と思っていたら
中尉のお話もあったんですねぇ。
セイジと男爵のお話の中で少しだけ触れられた中尉の心の傷がここでわかります。
ちょっとこちらはコミカル仕様。だけどえろさは負けてません(笑)
そしてこの後どうなるかもわかっているので逆に切なくこの時だけは二人とも幸せいてほしいなって思えました。
中尉はスケベですね。セイジにはあんな強烈なお仕置きしといて自分変態やん!
ちょっとお笑いテイストにされてるやん!!と楽しめました。

1

痛さ、苦しさがキました!!

初めて水上シン先生の作品を読ませて頂きました。
絵があまり好みではなかったので、今まで手にしたことがなったのですが…。
何故今まで、読まなかったのだろうと後悔しています。

特に、プレイスタイルがドはまりでこの作品以外のモノを現在収集中です。

特に最初の男爵×清次のお話は無理矢理だとか初めてだとか、最高でした!

1

シリアス

うっかり再読。

無理やりに身体を開かれ、強引にむさぼられる。
痛みに耐える少年が描かれるのですが、これがイイ(´艸`*)
苦悶の表情で耐える姿が何とも言えない。
最近のBLではめっきり見なくなった耽美な凌辱プレイ。
そして、その抱かれている相手が自分の好きだった人だと知ってからの
行動がまたいじらしくて良いのです。
どんなに酷くされた相手だとしても。
心動かされないといった男爵の~な後半も良かった。


後半に描かれる後藤の過去。
これもまた切ない。感情なんて無さそうに見えた後藤の過去。
忘れることはできないであろう過去と今を重ねるとどうしてもキュンとしてしまうんだよな。

2

異形で猟奇な愛の形

思えば、この作品が私の初・水上シン。
なんでこんなに濃いのから読んでしまったのだろう?
しかしながら、この表紙!
猟奇というか、倒錯というか…なんともおどろおどろしい。
江戸川乱歩、猟奇、怪奇、幻想、エロ/グロ、奇譚、カストリ、横溝正史…そんな世界観。
そして…そういうの大好きなんですよね‼︎もう一気にのめり込みました。

時は終戦後、なのでしょうか。
ある村の少年・清次。父親がアルコール依存で暴力。いつも殴られ貧困で。
そんな時、村はずれの洋館を買い取った不気味な男爵。
数年後、清次は男爵に売られてしまう。
屋敷には不気味な軍人・後藤、フランス人形のような日向と日本人形のような香月がいて。
そして男爵は真っ白な肌と真っ白な髪、紅玉のような瞳…まるで人とは思えぬ魔物のような神のような。
そんな舞台装置の中で、下僕的な清次は男爵に陵辱される。
そしてやってくる「医師」という男。彼は本当に医師なのか?
…というサスペンスもあり、医師・男爵・日向・香月・後藤・清次の酒池肉林…⁇
というか、肉体関係が入り乱れた中での精神的な人間関係、そして周囲から隔絶された屋敷全体の存在感そのもの、そんな深すぎて濃すぎる世界観がこれでもか!と迫ってくる。
登場人物全員の究極の精神状態の綱渡りの上に立つ官能表現に圧倒されます。
そして、こんなギリギリの描写の中に、コミカルな抜けもしっかり描かれている部分が、正に水上シン先生ワールド。

「燃える恋桜」
本編で恐ろしげに描かれている後藤の過去。元は士官学校の鬼教官の後藤中尉。
幹部候補生の清瀬はお坊ちゃんすぎて目をつけられていじめられ。だがそれは愛情の裏返し。

「堕ちた軍犬 出会いの刻」
しかし結局は敗戦なのだ。永遠の残酷な別れは確かにあるのだ。
そしてそれは後藤と清瀬の上にも…
ひとり狂犬となった後藤はこの時男爵に拾われ、全てが始まる…


猟奇、異形、陵辱。
純心、純愛。
シリアスとコミカル、残酷と甘さのコントラスト。
全てが過剰に振り切って、振り落とされないように読むのが精一杯。そんな問題作。

1

愛のちからだ。

あーやっと読めた。
水上さんのでこれだけまだ読んでなくて。だって水上さんの結構内容がハードなものあるから心の準備がw
で予想どうりハード。最初はね。
男爵家に住んでる人たち、とてもとても美しいけど、皆異常なんだよなあ。
最初は心臓に悪かったー。
売られて、いきなり突っ込まれて庭あるかされたり(しかも痛そう・・)、破片で体中傷つけられるわ、もうさんざんだよ。
ただ、ひとつ救いなのは売られた少年の方が男爵に思いを寄せてること。
んで、愛の力で男爵を・・。
途中から、ものすっごく雰囲気が変わるからびっくりしたよww
ひとつ疑問だけど、人間のアルビノってあるの??
他にも腹黒偽医者(この人の育ちも結構かわいそう)がでてきたりします。
最後がいいからもう今までのこと水に流しちゃっていっかと思いましたww
水上さんのような耽美は他の作家さんじゃ読めないので久々面白かった。

1

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