エンドオブザワールド

end of the world

エンドオブザワールド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×23
  • 萌12
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
84
評価数
24
平均
3.6 / 5
神率
29.2%
著者
真行寺ツミコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784877241919

あらすじ

天才教授の姉川には、常人と違う世界が見えている。
それは天才すぎた彼の、幼い頃からの現実逃避の方法。
コミュニケーション不全のまま大人になってしまった姉川に、興味を持って近づいてきたのは教え子の友坂。
人を怖がり小動物のように怯える姉川の手に、友坂は優しく触れる。
その目が言った。
逃げないで、可愛いひと。俺はあなたが好きなんです。

表題作エンドオブザワールド

友坂 英嗣(大学生)
姉川 昴(数学者・大学教授)

同時収録作品ストーミー・マンディ

同時収録作品ウィンクテ

同時収録作品課外授業

皇子
軍の総大将

その他の収録作品

  • いたいけ。
  • ソウル トゥ スクイーズ
  • 4コマ
  • あとがき

レビュー投稿数15

いろいろ短編集

4本のお話。

表題作がいちばん長いです。3話分。
神童がゆえに周囲とのコミュニケーションがとれず妄想クセがついた教授の設定は好きです。
妄想が人の本質が見える特殊能力だったというのもおもしろい。
総一郎がキツネに見えたのは教授への本心を隠して友達に化けていたからというのも好きです。
が、教授がいくら天才で人付き合いできないからって幼なすぎだなぁと思ってしまって。
中身が子どものままだからおかしくはないんですよね。私の好みの問題です。

ストーミーマンディ
このお話がいちばん好きです。
くたびれた吉田が弁当屋さんに惹かれていくのがかわいい。
弁当屋さんが無骨っぽくて無愛想だったのに照れ屋なのも好み。
ハピエンもいい。
やっぱりベタなBLが好きですね。
それを真行寺先生のような画力もお話づくりもお上手な作家さんが描かれるとそりゃいいわと思いました。

あと2本はエロ話。
エロ夢か幻か…現実でした、ていうネタよく見かけますね。

0

ずっと見ていたい(友坂くんと姉川教授)

振り返って読んでのレビューです。
短編集で、ちょっと読もうと出してくると結局最後まで読んでしまいます。
表題作は扉絵がどれもメルヘンチックでかわいいです。
このお話がとても好きです。
同時収録作はジャンルがバラバラな話が入っていますが、どれも味があって面白いと思います。

*エンドオブザワールド・いたいけ。・ソウル トゥ スクイーズ
教授にだけ見えている「自分で作った世界」が上手く表現されていると思います。
子供の頃からずっと退屈と孤独を紛らわせるために、自分一人の世界に生きている教授。
空想の世界に逃げているようで、人の本質はちゃんと表れて見えている。
そんな不思議な世界。
そこへ現れる姿の変わらない、ただ一人の学生の存在。
教授が戸惑って逃げてしまっても、彼だけが真っすぐに向けてくれる心。
やさしい彼がそっと触れてくる事で、世界が終わるのではなく変わっていく。

*ストーミーマンデー
宅配弁当屋の彼と吉田さんの、日常の出会いが心の中でどんどん大きくなってくる話。
不愛想な配達員とおいしい弁当のギャップに彼のことが気になってきて世間話がしたくなるけど…。
こんなふうに胃袋からつかまれるのは結構強力だと思います。

*ウィンクテ
未開の地で洞穴の探索をしていたはずが、気づいたら中尉と部下のソニーは別々の檻の中に。
別世界へ迷い込んだらしい二人が、中尉にだけ行われる奇妙な儀式に困惑する。
話の終わり方がなんとも言えず好きです。

*課外授業
将軍に性的な無理難題を突きつけるドSな皇子。
大人(将軍)がいじめっ子(皇子)にイジワルされても歯向かえず耐えてるのがツボ。
このあとが心配です。

1

鼻水すら可愛いと思えるまさかの中年萌え

一冊の中で前半はメルヘン&キス止まりのほのぼの作品、後半はエロ&監禁&鬼畜ショタ攻めと180度異なっていました。
断然好きなのは表題作シリーズです。後半の収録作【ウィンクテ】が「育成・調教」アンソロジーの収録作、そして最後の【課外授業】が「ドS攻め」のアンソロジー作品で鬼畜ショタ攻めでした。
初読み作家さんでどちらも描ける幅広い作風をお持ちなのは判ったのですが、前半のメルヘン世界はどこ行った?という読後感となってしまい少々、残念…。嫌いじゃないんです、エロ系も。ただショタが苦手なのに次に述べるような勘違いをしたまま読み進んでしまったのでトホホ。

表題作は天才大学教授と教え子というカプで大学が舞台だったので、【課外授業】は表題作の描きおろしなのかと思ってしまい読み進めてしまいました。
表題作の大学教授と【課外授業】の受けの風貌が、中年&ちょび髭&少々気弱な表情で何だか似ているし、攻めはどう見てもショタなんだけど、表題作の大学教授は、人を空想の世界の人物に仕立て上げる癖があるので、このショタももしかしたら教授の空想世界の教え子の仮の姿なのか?!とバカな勘違いをして読み進めたのですが、まったく関係のない作品でした…。勘違いにもほどがある!私のバカ!

表題作【エンドオブザワールド】【いたいけ】【ソウル トゥ スクイーズ】
天才数学者である教授と教え子のお話。教授はちょび髭で鼻水まで垂らすおじさんなんですが、許せるどころか可愛いと思えてしまう。突出した才能の持ち主で周囲の人々を仮想世界の登場人物に仕立てあげて退屈と孤独を紛らわしているコミュ障ぎみの人物の頭の中を垣間見させてもらうようなお話です。そこに教え子が近づいてきて…。彼の世界が壊れるシーンが漫画ならではというか、視覚的な表現を最大限生かした描き方でいいなぁ!と思いました。

関連作の中で【ソウル トゥ スクイーズ】が一番好きです。これは神です。
教授と12歳の時からの学友のお話。教授は学友がずっと頭に葉っぱを乗せたキツネのような姿に見えているのです。
何の秘密を抱えているのだろう。いつか本当に信頼してくれたら葉っぱを取って本当の姿を見せてくれるんだろうかと思い続けていた教授。彼の結婚の知らせを聞いた時はちょっと寂しかったけどようやく秘密を共有できる人が出来たんだと思っていたのに、久しぶりに再会したら相変わらずキツネの姿をしたままだった…。
コミュ障のような教授だけど、人の真実の姿を見る目がある。だけどその秘密の中身が何なのかまでは悟れない。「いつか自分にだけは本当の姿を見せてくれるんじゃないか」と思い続けてきた教授と、見せる事ができなかった学友。この関係性がとても切なかった。そして学友のはめる結婚指輪が棘のついた蔦になって彼の指を締め付ける…。彼は一生この思いを抱えていくのかなぁ。切ない。
その後のメガネエピソードがこれまた萌えました。鼻水だって許す!

ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、こちらの作品です。
ちょび髭の中年はタイプではないはずなのに「いたいけ」な様子にやられました。【ソウル トゥ スクイーズ】良かったです。
教えてくださり本当にありがとうございました。

2

くすぐったくて甘い優しさ

初めて読んだ時はエロさ重視の時期だったせいかあまりのメルヘンさに物足りなく感じていたのですが。

自分の世界に閉じこもったまま、たまに首だけ出してキョロキョロしていた姉川。
世界の広さと冒険に背を向けていたのに、友坂によって壁は壊され差し伸べられた手を掴んでからは新しい事にチャレンジ出来る勇気を持てるようになります。

急がずゆっくりと。
姉川のペースを見守る友坂の包容力。
でも年相応な経験不足な所も可愛らしくくすぐったくなる。
優しに満ちていて温かい気持ちになれます。

個人的にはやはり自分を誤魔化し続ける渡部の未練とそれに付き合う奥様の一触即発な愛あるぴりぴり感に触れてみたい。

他3作品収録。
ほのぼのと可愛らしくお互いに意識するまでを描かれた「ストーミー・マンディ」
「ウインクテ」「課外授業」ではちゃんとしたエロも描ける作家さんだと認識を改めました。

フラットな姿勢で読んでいればとても楽しめる作品ばかりでした。

0

乙女おじ

ツミコさんの乙女おじがかわいい。
自分の創った世界だけで生きてきた姉川教授の前に
初めて 本人の姿のまま登場する、友坂があらわれる。
世界が恐れるのが怖い 姉川は、ともさかと距離を取ろうとするが
ともさかは近づいてくる 。
所々姉川教授 の世界観で描かれていて、
実に ファンタジーテイスト。

恋とは、他人とその人を区別するところからはじまる
と言うのを読んだことがありますが、
これもそういう感じかな と思います。

初キスのシーンなんて 大好きです!
この表現は素晴らしい!
フォーリンラブな感じがよくあらわれていて、
友坂くんがまた紳士で好感が持てます。

ソウルトゥスクイーズ
姉川の同窓生、総一郎のエピソード。
総一郎が友坂に言われて、その後どうしたの かが気になるんですが?

他短編ひとつ。

1

絵本を見ているような感覚。

この作品実は初時は、おじさん過ぎる数学者姉川が嫌で読むのを途中でやめてしまったのです。

読み切っていない事を思いだし数年経過した今読んで見たのですが
ストーリーをしっかり読むうちに
姉川のおじさんかげんは
全く気にならず、むしろ
愛おしいく思え涙してしまいました。

天才数学者の姉川、天才すぎるゆえに周囲とうまく付き合う事ができない。自分が作り出した世界に逃げ込むことで現実世界にどうにかいることができている。

大人になった今もそれはかわらずにいる。
教え子の友坂に出会うまでは・・・

とっても繊細な綺麗なお話でした。個人的には文字で読みたかった。
今からでも読みたいくらいです。

元々漫画を読む習慣が小さい頃なかったせいか、イラストにとても左右されてしまうので、
文章だとイメージしやすい。

小説で読みたい作品でした。

0

かわいいオヤジさん

贔屓にしてる作家さんです。ストーリーやキャラ、世界観が独特で好きです。今回はオヤジメインの1冊でした。ただ、オヤジに求める萌ポイントが根本的に異なることを改めさせられた…。かわいい系のオヤジさんはちょっと違いました…。だもんで、表題作は面白かったけどツボではなかったです。
でも、ひとつの創作物として、真行寺ツミコさんの作品が好きなので、ファンとして大いに楽しめました☆
4組のカップルからなる短篇集です。

■エンドオブザワールド/いたいけ。/ソウル トゥ スクイーズ
表題作カップル。天才と言われる人の脳内をのぞいた感じ。ファンシーだけど奥深いです。かわいい系のオヤジ好きならたまらないでしょう。

■ストーミー・マンディ
一番好きな話。宅配のお弁当屋さんとそのお届け先の話。非エロです。仲良くなりたいんだけど、声かけあぐねちゃう微妙な距離感がステキです。胸キュン。

■ウィンクテ
軍隊の中尉(体育会系のブロンドオヤジ)と部下(黒髪)。どっかの部族に捕まって、儀式のために中尉が射精を強要されるというもの。視姦が主で、二人の絡みはありません。描写はエロいけどあくまで儀式なので、メンタル的なエロさはないです。あとがきでも書いてあるけど、オチがベタです。でも、嫌いじゃない。笑

■課外授業
皇子(見た目こども)×将軍(チョビ髭、オッサン)。皇子がもっともな理由こさえて将軍に性教育を強要し、いろいろするアホエロもの。笑 

表題作以外は1話読み切りの短編ですが、非エロにしろアホエロにしろ、話の完成度が高いです。やはり、もともとのスキルが高い作家さんなのだと。あとがきを読むと、漫画作りに関する考え方がより明確になり、尚更納得できました。ギャグ系(アホエロ)とシリアス系の分類とか共感できる部分が多かったです。
ただ、まーオヤジ萌のツボは異なると…(笑)チョビ髭にはモエねーんだなコレが。ヽ(´▽`)ノアハハー

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★★★・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

1

BL物語の凄さを感じる

以前から ツミコ様の物語は他のBL漫画とは一線を
引いているなと思っていましたが
今回のはそれが花開いたような漫画だったように思います。
とにかく おっさんがかわぃすぎるだろって思ったwww
うん すごくありそうな話で 頭の良すぎる人が大人になったら
確かにこんな人いそうだなってか いて欲しいなって思う。
想像を遥かに超える妄想ができるって感じ。
世間一般の天才といわれる人って、=賢人みたぃな部分があるけど
ぅちは ちょっと変人な人のほうが 天才にみえる。
だからといって 変態がw賢そうにはみえないけどwww
なんか 物語のできが今まで読んできたBL漫画とは
全然違うタイプなので、萌えと神なら 神にしたいのですが
いかんせんBL漫画なので、ちょっともったぃなぃ感じで萌え止まりです。
メンタル部分の雰囲気をだすのがめちゃくちゃ
上手ぃ漫画家さんだと思います。
是非 BL漫画好きの方に一読してほしい漫画だと思います。

1

漫画って凄い!

どの話も好きですがやはり表題作の連作が一番良かったです。

漫画って凄ェーーーー!!凄い、凄いよ!!ホント凄い!!
教授の目から見る世界は一種特殊でその視線で描かれる世界が素晴らしく素敵!!!
いや漫画の魅力は充分分かってるつもりなのですが、改めて再確認せずにはいられんないとです。
漫画の持つ表現力、空間力、世界観の造形、それらを表現する漫画って凄ェー凄ェよーーーー!!!!じたばた!!!
その世界に魅入られてうっとししつつ、鳥肌立てつつ、至福な気持ちでページをめくりました。ぱや~ん。

教授の友人の指輪が棘のある蔓となって指に絡むシーンが切ない。
説明なくてもそれだけで全てが切ない。

そして教授がかわういのなんの!!
うどん食べてるだけでこのかわうさーーー萌え死ぬ。ぱたり。

何度も読み返しては萌え萌えする名作です、ばふー!

1

ちゃんと、まっすぐ、向き合えば

表題作は3連作になっているのですが、主人公の姉川教授がどんどん縮んでいく。
こう、どんどん可愛くなっていくのは、やっぱり友坂目線?
3話目は、雑誌掲載分に友坂と渡部のシーンを書き足したそうだが、この肝になるシーンがなかった雑誌掲載分って、、、

それにしても、このコミックス、充分バラエティに富んでいると思うけど、これでもまとまっていうる方とは、、、
前半のふんわりほのぼのとした、淡い恋話が、何でギャグ調ショタ攻めで終わっちゃったんだろう?

1

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