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anata no tamenara dokomademo
CDをキャスト目当てで聞き、あんまり気に入ったので、これは漫画も読まなければ!と購入しました。
高千穂さんは漫画で見てより一層かわいさがアップして絵で見るとますますかわいいなぁって思ったのですが、七海はどうしてCDではあんなにときめいたんだろうって思うくらい一切ときめけなかったです。
いや、原作ありきなのに何言ってるんだって感じですが。
どちらかというと七海が好きで、こうゆう飄々としていて何枚も上手で軽やかに振り回す年下とかたまらないいいって思ってたので、びっくりしてしまって、
それでなんでかなって考えたときに、漫画の七海はほぼ真顔で表情が見えないからかなと思いました。
想像では高千穂好き好きオーラ全開で終始ニヤついてると思ってたので。
まあそれは原作ファンからしたらCDデレデレしすぎ七海もっとわかんない感じだから!ってなるのかなとも思うのであれですが。
ただ、私は漫画だけじゃハマらなかったなと思いました。
絵もそんなに好みじゃないのかも?エロいシーンもドキドキしない。
ただ高千穂さんはかわいかったです。
原作ありきなのでこの評価で。他の話も思いのほかよかったし、ストーリーや設定は好きです。
表題作シリーズの他に2作品(1作品はシリーズ物)収録されています。
中村明日美子さんというとシリアスだったり耽美な作品のイメージが強いのですが、この1冊は明るいコメディとエロが詰まっています。
どの作品もそれぞれ色が違って中村さんの作品の幅の広さを改めて感じました。
絵柄もとても好きなのですが、ストーリーも凝っていて先が読めないのがいいですね。
表題作シリーズは詐欺師とその詐欺師を追う刑事の物語。
チャラい男とクールでツンな真面目な男(でも抜けている所もあってオチャメ?)。
詐欺師を捕まえて連行するまでのお話なのですが、予想もしないことが色々起こってとんでもない連行劇(?)になります(笑)。
刑事の高千穂のツンデレ具合も七海のチャラ男具合も私にはいいバランスでした。
番外編平安時代版の2人のお話もかなり好きです。
中村さんの平安貴族が見れるだけでも眼福ものでした。
明日美子先生のラブコメ短編集、とっても可愛くて面白くてきゅんきゅんしました。どちらかというとシリアスな雰囲気の作品が多い先生ですが、こういう爽やかで可愛らしい作品もぴったりですね。ストーリー重視の方には今作はちょっと合わないかもしれませんが、軽いラブコメを明日美子先生の繊細なタッチで楽しみたいという方にはおすすめです。
◆あなたのためならどこまでも(表題作)
結婚詐欺師×刑事。1年も追っていた犯人七海を離島でようやく確保した高千穂。その日にフェリーで帰る予定でしたが、なんやかんやあって無人島に行ったり、東京に帰ってこれたと思ったら嵐にあったり、最後は雪山で心中しかけたり、と次々大変な目に遭います。そんな状況でも高千穂さえいればいいと余裕で構える七海と、毎回激昂して隙を見せてしまい七海にいいようにされる高千穂の掛け合いが面白かったです。刑事で堅物そうな見た目の高千穂ですが、七海の器用さにはまったく敵わず、彼を逮捕するための手錠にいつの間にか自分が捕まっているのが可愛くて。また、七海のちょっと垂れ目な表情や高千穂のスーツの下から現れる華奢な体がとってもエロかったです。笑いながら楽しめる作品でした。
◆マジカル執事
執事×その家を仕事で訪問した営業マン。営業マンが商品を売りつけにきた豪邸の執事は、ちょうど主人を亡くしたばかりで傷心中。なんでも主人に尽くすことを生き甲斐にしているので、誰でもいいから主人がいないと自分の存在意義を見出せないとのこと。執事がなりふり構わず営業マンに新たな主人になってくれと頼むのが笑えました。ギャグ要素多めですが、営業マンの靴を舐める執事に思わず背徳感を覚えたり。今後の2人に想像が膨らむような作品です。
◆のんのんシリーズ
高校の同級生同士。石丸は前々からスキンシップの多い山田が自分のことを好きなのかもしれないと思っていて、山田は山田で、最近不意に自分の前で赤面することのある石丸が自分のことを好きなのかもしれないと思っています。どちらが先に告白するでもなく、2人が同時に「俺のこと好きなの?」と相手に尋ねるのが斬新でした。お互い勘違いだと知り一旦はがっかりするものの、相手のことが気になって仕方なかったのは事実。そこから高校生らしい衝動で、うっかりそういう関係になってしまうのが微笑ましかったです。
大好きな作品で何回も読み返してます。最初は表紙がなんて綺麗なんだろうと手に取りました。
この作品のノリ?やコネタが好きです。
七海の機転がきいてある意味たくましくて器の大きくて包容力があって手が早くて高千穂を好きなところと、高千穂のスキだらけで可愛くて本当は七海を好きなところが読んでてほっこりします。
七海はあっという間に高千穂を脱がせたりあそこを触ってますよね(笑)
冬山で遭難したときに高千穂が本音を見せますがグッと萌えます!あのあとどうなったんだろう。
七海の出所をちゃんと待って指輪を渡します。これってプロポーズ?うふふです。
男子高校生のお話も可愛いですね。お互い相手が自分を好きだと思っての両思いなのかな?でも彼女いたよね。BLでお勉強してるのが面白いです。
耽美な雰囲気の明日美子作品からハマったこともあって、コメディ色の強そうなこちらの作品は長いこと敬遠していたのですが、読んでみるとあら面白い!
手錠大好きなのにこんなに萌える手錠BLを読み逃していたなんて。
堅物ぶってるけどツメが甘くて流されやすい刑事・高千穂さんのゆるゆるっぷりはエロくって最高だし、
ボケ(七海)に対するツッコミ(高千穂)のキレの良さは痒いところにしっかり手が届く夫婦漫才みたいで読んでて気持ちいいし、
おふざけノリで終始するラブコメかと思いきやラストには明日美子さんらしい素敵なアンサーが用意されててグッとくる。
エロと笑いと読ませる感じのバランスの良さがなんともいい感じでハマります。
萌えアイテムとしても好きですが、モチーフとして好きな「手錠」。これがストーリーにがっつり絡んでくるのが嬉しいところ。
手錠で繋がってニコイチで過ごしている2人の姿に萌えていたら、いつのまにかそれが“別の輪っか”にまつわる恋愛観のお話になっていて、コメディ読んでたはずなのに「いいお話読んだな〜」なんてまんまと思わされちゃってるのがニクいです。
BLにおける手錠、刺青、ピアスは私的三大萌えモチーフなんですが、男同士だと男女のようには効力を発しないその“輪っか”の代替物として、これらのモチーフが好きなのかもしれないなと本作読んでぼんやり思いました。
全体の1/3は別カプのお話です。
「マジカル執事」
大きなお屋敷にゾーキンを売りにきたセールスマンと、仕える主人を亡くして自分の存在意義を見失いかけていた執事のお話。
清々しいアホエロですw
ツルハミさん(執事)、無事存在意義を取り戻せたようで何よりです^ ^
「のんのん」「のんのんののち」「のんのんのん」
青春と性春でドタバタしてるかわいい学ランDK2人のお話。
距離感は探り探りなのに性欲は先走っちゃう10代のかわいさよ!
明日美子さんのDKはやはり格別です。
表題作が思いのほかヒットで、読み返し率がぐいぐい上昇中の明日美子作品です♪
読んでいる最中に、語彙力とは・・と自虐するほど
思考は「可愛い!カワイイ!」で埋め尽くされてしました。
表題作「あなたのためならどこまでも」の犯人さん×刑事さんも
「のんのん」のノンケ男子高校生CPも
エロというよりはエッチというか、
攻めキャラに「こンのスケベ野郎!」と言いたくなるノリ。
特に「のんのん」は雰囲気に飲まれすぎ・流され過ぎの受けキャラがカワイイ。
同級生のようなゆっくり恋をはぐくむ感じもイイですが
勢いと勘違いに任せて突っ走っちゃうのもまた一興。
■あなたのためならどこまでも/あなどこ番外編~奈落何処絵巻~/あなどこキャラ診断■
七海 洋一(結婚詐欺師・28歳)×高千穂 巧(刑事・32歳)
「わ…わいせつ罪で訴えてやる!」
堅物メガネ美人刑事・高千穂巧は、一年間追い続けたイケメンたらし犯・七海洋一をついに離島で逮捕した!
このまま手錠に繋いで本庁に連行するはずが、なぜか「蜜月旅行(ハネムーン)」(七海談)になっちゃって!?
大幅描き下ろし★ちょ~受難BLラブコメ決定版!!!
犯人×刑事・ぶらり離島逮捕の旅。
「次に会う時はお前を逮捕する(`・ω・´)キリッ」と丸々1ページ使って格好良く宣言した高千穂さん。
ページをめくると頬を染めて「…きゅんときた」と呟く七海さん&吐血する高千穂さん。
いやもうなにこれ。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ
もうねー2人のやりとりが楽しすぎる。
ってか高千穂さん、本庁刑事なのに結構ぬけてる。
それがまたおもしろ可愛い←
刑期を終えた七海さんに指輪を差し出すシーンが素敵です(〃ω〃)
■マジカル執事■
雑巾のセールス(newご主人様)×橡(ドM執事) ※受けの読み方…ツルハミ
立派な屋敷に雑巾の訪問セールスに行ったが、その屋敷の主人は先日亡くなったばかり。
執事から雑巾3箱購入する代わりに「ご主人様になってくださいませんか」と頼まれ?!
執事がエッロイ!
ふざけて「靴舐めろ」と言ったら本当にひざまついて舐めるわ、更には下まで舐め始めるわ!
最初圧倒されてたけど、ご主人様と認めてもらえなければ雑巾売れないと判断したセールスマンは頑張ってSなご主人様を演じるというwww
結構ノリノリである。
■のんのん/のんのんののち/のんのんのん■
山田(高校生)×石丸(高校生)
いつもベタベタさわってくる山田。
いつもぽっぽぽっぽカオ赤くする石丸。
((あれ?もしかしてコイツおれのこと好きなの?!))
山田と一緒に脳内で「脱げ!!」と叫んだのは私だけじゃないはずだ。
けしからん、なんでウェディングドレスの下に体操服着てんたよ(_・ω・)_バァン!!脱げ。
でもその後、山田が脱がそうとしてバタバタしてからのアッー!な展開はドキドキものでございました。
ごちそうさまでございますhshs(*´Д`≡´Д`*)hshs
同級生シリーズの再読をしているうちに、この作品の再読もしたくなったので久しぶりに読みました。
作者様が、小さい頃に読んでいた少年誌にだいたい一つぐらいはHなラブコメがあって、それが好きだったのでBLでもやってみたいと思いこの作品を作った・・・というようなことをあとがきで書かれていたのですが、まさにHなラブコメでした。でも、ただHで面白おかしい・・・というのではなく、色々と小技も効いていて、切ないスパイスもちょこっと入っていたりして読み応えのある作品になっています。
2人のお約束感満載のやり取りも面白かったですし、手錠でつながれたまま2人で逃亡(厳密には合意の上での逃亡ではなく、七海の豆腐棒に高千穂が振り回されているだけ・・・)・・・というシチュエーションにも萌えました。
残された一抹の不安は、真面目な高千穂をどうか裏切らないでよ!!!七海!!!!という事。かなりいい加減そうな七海がこれでちゃんと心を入れ替えてくれることを切望です。
そして、このコミックスには同時収録作品があります。
ショート作品の「マジカル執事」。これはごめんさい、個人的に世界に入り込みにくかったです。
高校生同士の恋「のんのん」、これは個人的にすごく好きな感じのお話でした。高校生同士の、しかも親友同士から恋人へ・・・みたいな流れがこれまた良くて!!!2人で一生懸命Hするための研究をしたり、無理矢理せずに、徐々にステップアップしていく様が好感が持てました。
巻末に、七海と高千穂の平安時代版パロディー(ちなみにこのお話、コミックスになっています。)や、七海と高千穂のプロフィールと、占い師さんによる姓名判断、相性占いが載っていて、そちらも楽しめました。
あと、あとがきのページに、中村先生がお好きだという書生スタイルのイラストがありまして、それが素敵なので、いつかこんな2人のお話を見てみたい・・・と思いました。
結婚詐欺の七海と刑事の高千穂と言う、特殊な設定で、中村明日美子さんの作品だから暗いのかな?暴力あるのかな?とビクビクしながら読みましたが、コミカルなお洒落な作風でした。
あんまり色っぽさは感じられなかった。
最期に高千穂が坊主頭で現れたときは、無理っ!と思ってしまいました。中村明日美子さんの線の細い感じのイラストだと坊主頭が痛々しく感じられちゃいます。癖毛ロングの方が私的にはタイプでした。
最後のお話、「のんのん」の後の話で、山田が石丸に「攻めの反対は?」と聞くと石丸が「守り」と言って、それに対して即効「受けだろ!」というシーンがあるのですが、今ならもれなく私も「受け」と答えてしまうなと思いました。
「同級生」シリーズしか知らない方にとっては
「エロい!」と感じたかもしれません。
でも中村さんは、「R-18」雑誌も
描かれている方なので、
このくらいは当然?なのかもしれませんねー。
でも「同級生」シリーズからしたら、
エロが多いので、
私でも、
「うわー、いいのかなー?」
って思ってしまいます。
それにしてもこの話は、
受けが攻めに流されすぎですね。
こんな頼りない刑事さんで
ホントにいいんでしょうかね?
しかも相手は結婚詐欺師。
ホントに、本気で迫ってくれてるのかなぁって
不安になりますよね。
でも、最後は
結婚詐欺師も本気だったみたいで、
それは良かったです。
でも、攻めがあまりにも
いい加減で、
最後の最後まで信じられなくて、
それが
話の途中途中で
引っかかってしまって、
あまり気分が良くなかったかな…?