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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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ホントに、これこそBLでしか描けない世界。
最初は、絵にあまり魅力を感じられなくて、随分長いこと1作目に手を出さずにいたのですが、このシリーズ、本当に読んでよかった。
野球部のスター選手の先輩・今井に、なぜか愛されてしまったぱっとしない後輩・引田。
この、引田の不細工さ、「いくら何でもBLでコレはない」レベルなんですが、その不細工であるところこそが、この作品のキモな訳で。
1巻、2巻と進んできて、この3巻目は、今井が卒業して、二人はなかなか会えない遠距離恋愛状態のお話です。
引田は、今井とちょっと物理的な距離があくことで、
男として、男らしい今井に憧れ、追いつきたい自分と
女のように、男らしい今井に、可愛がられ、愛されたい自分の、
両方の気持ちに気付いて揺れ動きます。
この揺れる気持ちを象徴するのが、クラスメイトの女子からもらった、綺麗にラッピングされたヴァレンタインのチョコであり、今井の沖縄土産の、むき出しのままのガラスの花。
このどちらの花も、絵的には、あまり花らしく、綺麗に、華やかに描かれません。
それでも、引田の心の中では、かわいくて、きれいな花なのです。
この、引田の心の動き、
これこそBLでしか描けない世界。
この、究極のBLマンガ
読まずにいたら、もったいないです。
出ました完結編!!
まぁ、出たから1~読み始めたんだけど(。-∀-)ニヒッ
お話は、大学生になった先輩・今井と後輩・引田くんのお話。
これまでは、部活もろもろ距離が近かった二人ですが、先輩が大学生になりちょっと離れてしまう。あ!もちろん気持ちが離れてというわけではなく。
この絶妙な距離感。面白かった。
毎日電話する引田の表情とかしぐさが可愛い。
男らしくなりたいと思う反面、可愛いといってもらえることがうれしくて、女の子みたいに愛されたいと思ってしまう。そんな自分がもどかしいと言う引田。どうしてそんな表現がwwと思うほどちょっと感動した。
なんてイジラシイ。:゚(。ノω\。)゚・。(感激)
野球。これもどこまでやってくれるんだろうと思っていましたが、やり過ぎない程度がちょうどいい。これだけやってるんだから、一花咲かせてくれるのかと思えば、そうでもないw
でもがんばることが大事なんだよね。努力したからの今後だよ。うん。
先輩。逆に先輩が今回またツボでした。なんていうかなぁ、引田からの電話を待つその寂しげな後姿にかるいトキメキを覚えました。
年上なんだけど、先輩なんだけど、あんまりそれを感じさせないというか。
えらぶって見せないのが逆にいいというか。
“たくましくて いじらしいのが おれは好きだよ”
ここのシーンが一番好きです。ずっと可愛い。可愛いといい続けてきた今井のすべてが詰まってる気がする。もぉ、可愛くて仕方ないって気持ちがあふれて見えてしまいました。あんたたち二人ともイジラシイよ。
もう少し先、もう少し大人になった二人の姿が今後見ることができたらすごくうれしいなと思う。
ちゃんと挿入まで行けたのかも気になるところでもありますしwww
(↑結局そこかよ)
読み終えた瞬間に続きが読みたい、その後の2人が知りたいと切に願った作品です。ちょっと成長した二人の姿が最後の方にありますが、全然足りません。10年、20年と追い続けてもらいたいです。どの作品の題名(聞こえない声・見えない星・枯れない花)も素敵だったので4作目があるならどんな素敵な題名になるのか?本当に気になります。何度読み返しても神です。こんな素敵なシリーズはなかなかお目にかかれないと思います。読み返してみて分かるこの作品の素晴らしさ!
「聞こえない声」「見えない星」に続く3作目にして完結作。
シリーズ通して読みました。
物語は多くが
ブサカワ引田くんの行動や悩みなどにより進んでいき
イケメン今井くんは惚れた弱みなのか 振り回される格好になっています。
黙って振り回される今井くん、男前です。
ピュアです。 フツーの10代の恋愛模様です。
部活や恋や人間関係や進路について 悩むのです。
でも
「恋人が男」だと言う事については悩みません。
しかし
「抱かれたいと思う自分」については悩みます。
結局、引田くんの悩みに きちんと向き合ってくれた今井くんが言った一言
「花は・・・キレイでカワイイだけじゃないぜ?」(続きは本を読んでね)
で 二人はより一層 絆を深める感じになり、物語は終わります。
絵は サラリとしていて 好みが分かれるかも知れませんが
それでも今井くんは男前だし(べらんめぇ口調だけど)
きめ細やかな心理描写が とても良かったです。
聞こえない声
見えない星
枯れない花
タイトルだけをとって見ても
素敵です。
今井が卒業する。
ちょこっと女性もからむ。
外見的にはかわらない引田も
確実に心は成長している。
気持ちを受け止めさらに
意識するようになり
その意識の理由を自覚する。
今井はずっとかわらなく見える。
きっとこの作品は今井ではなく
引田のための作品なのかと思ってしまった。
いや、そうじゃないかな。
引田を見守りたい作品かな。
ラストに成人後の2人が描かれているのですが
ゆるやかで優しい時間経過が
心地よい。
今井先輩はやっぱりかっこいいね。
今回は今井さんは大学生、引田くんは高校生なので物理的に距離ができます。
そんな中、引田くんに美術のモデルをお願いした同級生の岡田さんの存在が当然のことながら今井さんにとっては非常に気になる存在にw
引田くんは全然そんなつもりないんですけどね。
もー気になって気になって高校まで見に行っちゃったりしてwww
対する引田くんは今井さんのように男らしく格好良くなりたいという憧れと、今井さんに「可愛い」って言われたい女の子のような心境もあってぐるぐる悩んでます。
二つの相反する気持ちの葛藤が何かリアル。
しかもその悩みが夢にまで出てくる始末。
めちゃくちゃ悩んでいます、引田くん。
悩んで悩んで、今井さんのくれたガラスの花にも劣等感抱いて「オレは花は似合わない(似合えばいいのに…とも思って)」って涙して。
その泣いている姿が痛々しくてたまらなかったです。
でもそこで引田くんは頑張るのです。
野球を一生懸命にやって…自分が憧れる姿に少しでも近づこうと頑張るのです。
華麗に大活躍!なんて夢の様な展開はないけれど…頑張っているのを監督に認められてよかったな…って思います。
野球部を引田くんが引退した後に会った時「たくましく咲いてるいじらしいのがオレぁ好きだよ」って今井さんが伝えた場面にグッときました。
直ぐにこの言葉が出たわけじゃなく、今井さん自身も引田くんのこと色々考えて…その上で出た言葉だからこそ今井さんの考えがしみたし…その上、引田くんがすっごい頑張っているのを見てきたので何かもう涙腺刺激されまくりで大変でした…。
少しずつ少しずつ進んできた2人の関係。
これからも悩みながら歩んでいくんだろうな。
これで最後なのが寂しいくらいです。
すごい作品ですね。野球部ピュアラブストーリー3巻のうちのシリーズ最終巻。
受けの引田はブサかわ受けというか本当に見た目はよろしくない。でも性格はひたむきでいつも一生懸命生きていて、エッチの時はなぜかとても色っぽい。攻めとの体格差があって一歳違いの高校生なのにショタっぽさ半端ない。でも決して美少年ではない。
攻めの今井はそんな引田にベタ惚れなので、先天的ゲイなんだろうな。しかしこの子が見た目も中身もカッコよすぎて「こんなカッコいい野球選手なんている?!」と久々に攻め萌えしてしまいました。恋愛では最初はモダモダしてたけど野球に対しては迷いがないんだよね。大学に入るとますます男前度がアップしていきました。
しかし最初からゲイというわけでもなかった引田は「オレはかっこよくも可愛くもない」と真剣に悩むんですね。男臭い今井に憧れるし自分もそうなりたいって思うけど今井には可愛いって思われたい。でも自分に花は似合わない。その葛藤がこれでもかというくらい繊細に描かれています。その悩みに対して今井が出した答えが泣ける。ぜひ読んで最後に感動して下さい。
引田が頑張って頑張ってそれでもレギュラーになれなかったのは想像はできたけど泣いた。BLじゃなく青春ものとして泣いてしまった。良くある事だけどどうしようもないもんね。でも努力してる姿はカッコよかったのであの同級生女子は本当に引田を好きだったんだと思うよ。あの子はいい子だったので幸せになってほしいな。
その女子の作品に対する今井の大人げない態度も…好き!攻めとして100点満点よ。あの女子がいい子だっただけに本気でヤバいと思ったんだよね。
大学生になった今井と、高校最後の年を迎えた引田。定期的に今井が引田に会いにきてくれるので、思ったより距離的にすれ違うことはなくて。でも、野球部員として憧れだった同性の先輩と付き合ったことで、引田は様々な感情を抱きます。どんどん逞しくなっていく今井の背中を見て、自分も追いつきたい、男らしくなりたいという気持ち。その一方で、今井に甘えたい、包まれたい、女の子みたいになれればいいのにという気持ちもある。同級生の女子と少しいい雰囲気になるけれど、引田には悲しいほど自信がなくて、彼女に対して男らしく接しようと思っても中途半端になってしまうし、女子の華やかさを持つ彼女に嫉妬もしてしまう。
ほぼ初めてであろう恋愛関係をいきなり同性と持ったわけですから、引田がいろんな感情の狭間で揺れ動くのも無理はないでしょう。そんな彼の繊細な心情が最後まで丁寧に描き出されていて、共感したり切なくなったり微笑ましかったり。誰よりも野球を練習したけれど、彼は今井のように華々しく有終の美を飾ることはできませんでした。けれど、限界まで練習したことに対して後悔はないはず。それって実は誰でも簡単になしうることじゃないと思います。練習に打ち込む引田はかっこよかった。花の美しさは見た目の綺麗さだけじゃない。太陽に向かって伸びゆく姿勢だったり、日陰でも萎れない逞しさだったり、いろいろある。その今井の言葉に、引田は引田でいてくれるだけで唯一無二の存在なんだよって、引田が少しでも自信を持てるようになれれば嬉しいですね。野球部の青春も色濃く描かれた、良質な青春BLでした。
開けるの勿体ないぐらいのラッピングに対抗して買ってくるのが枯れないガラスの花っていうのが今井さんよ、なかなか夢みがちだなって感じで。ひょうひょうとしている彼の愛らしさを垣間見た気がする。ひょうひょうとって言っても引田には全力だし、全力の美しさにも目覚めてるのよね。目覚めさせたのは引田の全力なんだけど。
引田の「オカマになってしまったのか」って物凄いアプローチです。あーそうか、そうだよね、そういう葛藤の方向性だって全然あり得るわ。BL漫画の読みすぎで肝心なところを見失っていた気分。
そこから全力で野球に取り組んで、腐ったりせず、それでも練習試合1打席無安打の引田…今井はもちろん知ってるし、岡田さんも引田の魅力に気づいてしまったんだろうな。自分と同じ教室にいた一人一人に、実はこういう一面があったのかもしれないと思いを馳せてみたり。
最終ページでガンバレと言われるのが今井くんなのが面白いです。ハイスペック男のはずなんだけど、それでもやっぱりこの2人の関係性で応援されるべきは今井くんなのよ。
「すのーふれーくす」に、母校で先生をする引田くんが出てきます。今井ともまだ仲良くしてるかな。
今井がず〜っと引田ラブでブレないのがいいですね。理想の攻めだわ。
花についての今井のセリフがいい。
ヤキモチやら、引田が悩んでいそうなことを考えたり、引田が野球に打ち込むのを邪魔しちゃいけない、でも会いたい…と今井は落ち込んでいたんですかね。それを遠巻きに見守るチームメイトがおもしろかったです。
しつこく合コンに誘う奴に今井が「殺ス」と返信したのもw
沖縄キャンプから帰ってきた今井が引田んちに行って、玄関でちゅうしてしっかり抱き合うとこすごくいい。
更にいいのが、今井が急に引田に会いに来て、引田が今井の「男クサさに興奮を覚えていた」からの「今井さんの体の首や 背中」の大ゴマがめちゃくちゃ色っぽい!
その後の流れも!
京山先生のこういう描写がほんとに好きだと再確認しました。
あとは、引田が岡田さんと付き合うことになったと電話て聞いた時の今井のどデカイ「ハァア?!」ww そりゃそうなりますよね。
引田が電話で本気でレギュラー目指すと言った時の今井の応援するぜとその表情も好き。しっかりずっと岡田さんにヤキモチやくとこも。それをそのまま引田に伝えるとこも。
今井が高校に顔を出した時「そりゃ おまえに会いに来たに決まってるだろ」もいい。よほど会いたかったんだなと思うし、ストレートに言うところがいいんだな。
やっぱりというか、結局のところ、引田のかわいらしさに気づく今井、引田を好きでしょうがない今井がいい。相手を好きすぎる描写が萌えでしかないんですよ(これは京山先生に限らずBL全般においてですが)
それは引田にも言えることで、悩みながらも今井に惚れているからがんばれるし、一緒にいる時の2人の雰囲気がたまらない。
引田がわかりやすくて目がいきますが、今井も引田を好きでいることで成長しているんですよね。引田を尊重してあげるやさしさと包容力がある。
野球部の先輩後輩モノって、めっちゃそそるんだけどどうなるんだろう?しかも京山先生、と思っていたのですが、見事に先生の世界で表現されていてとても好きな作品になりました。
高校生、野球部の男くささなどがBLと融合していました。