おおみそか
買ってしまったんです。
秋山くんに狂っちゃったんですね。うん。
さて、この「秋山くん1.5」は商業誌では第二話のお話です。
表紙も同じですし、内容も秋山君に柴君初挿入。初めての共同作業です!腐女子の皆様拍手をお願いします!!というお話です。
ともみちゃんに関しては、ED発覚回という苦痛の始まりのお話です(笑)
ただこの1.5の扉絵はいつも二人が使っているジェルwですし、作者さま自らが登場人物紹介を書いてくださってます。(秋山くん、柴くん、ともみちゃんの三人分)
登場人物紹介をチラッと暴露するならば・・・
柴くん・・・・高一。秋山くんを愛してる (←知ってるよw)
秋山くん・・・深夜番組が好き
ともみちゃん・弱い者いじめが好き (←最低だなw)
といったものでした。
おまけページは『秋山くんとともみちゃんのバニーボーイ姿』、『秋山くんの髪型って実はモヒカンなんだよショット』が載っています。
買ってよかった・・・!
昨年私を最も震撼させたアンソロジー、『Baby vol.11 ドドM特集』。粒ぞろいの作品群の中でも1、2を争うほど面白かったのが『秋山くん』です。その続編がこちら。
Babyのレビューのほうには書かなかったのであらすじを書いておきます。
目立たないチビの柴くんは、あるとき不良に絡まれているところをヤンキーの秋山くんに助けられ、それ以来片想いをしています。そして突然の告白に踏み切るのですが、告白の瞬間、柴くんの視界には秋山くんしか見えていなかったものの、実はまわりにその友人たちがいて、なんだこいつとばかりに秋山くんの部屋に連れ込まれてしまいます。秋山くんの部屋で繰り広げられる事情聴取。秋山くんは柴くんのことを覚えていないのですが、柴くんの秋山くんへの一途な想いがわかるにつれ、ほだされてしまいます。
こんなあらすじじゃ全然面白さが伝わらないのですが、とにかくキャラクターがいいんです!!!
柴くんは地味でチビでちょっと卑屈だけど、とにかく秋山くんのことが大好きです。その湿っぽく熱っぽい大好きぶりが読んでいてビシバシ伝わってきます。もう柴くんのモノローグのページだけ加湿器がついてるんじゃないかってかんじです。
秋山くんは秋山くんで、美人ながらも気の抜けた不良で、ずーっと何を考えているのかわからない。けどそこがミステリアスで、かつちょっぴり柴くんに好奇心を覚えた瞬間、受け入れる体勢を作り上げている柔軟性の持ち主なんです。
で、そんな秋山くんの変化についていけない友人たちも普通っぽくてかわいい。柴くんをからかうときはとても残酷だし、柴くんと秋山くんがおっぱじめてしまったあとは気まずそうに目をそらしたりと、リアルな存在なんですね。
続編の同人誌では、これといった話の展開があるわけではないのですが、柴くんと秋山くんが更に歩み寄っている様子が見られます。柴くんは相変わらず秋山くんのことが大好きすぎてテンパりまくりで、そして何をするのかわからない爆弾みたいなかんじです。また、秋山くんの友人の一人が、もしかしてこの二人の影響を受けて・・・?みたいな描写があるので、さらなる続きに期待します!!
この作家さんは、湿っぽく熱っぽい空気感を表現するのが本当に上手です。もじもじとくすぶっている気持ちが、読んでいて全身で体感できるかんじです。この面白さはほんっと読まないとわからないので、今後の注目作家として是非読んでみていただきたいです。
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